希望なき<生命>


プロローグ          エピローグ

第二〜第六の部屋


 それでは、第二〜第六室までの調査をダイジェストでお届けしよう。
遺跡・第二の部屋

 聞き耳→罠発見→鍵開けという手順を踏んで、パーティは第二室へ入った。
 室内にあったのは、円卓と、棚が二つ。

☆From:シュウ
 みゃみゃん? 今度のへやは、円卓があるる? 一体、何のへやなのかなぁ〜〜?

 棚の一つには食器が並んでおり、もう一つには第一室の棚同様に本が並んでいる。ただし棚の高さは先ほどの半分ほどだ。

☆From:カヴァレス
 ほぉう、コッチの本棚は随分と小せぇじゃねぇか。ちぃと調べさせて貰うとするぜぇ。
 本を調べます。取り出せる状態ならば,一段につき一冊位づつ取り出して調べます。もしも本棚自体が腰まで位の高さなら,本棚そのものをずらす事を試みます。

☆From:ポム
 さっきの部屋より物がなさそうだな〜。
 食器があるって事は、食事をする所だったのか?

 がさごそと部屋の中の探索を始めるパーティ。しかし、この部屋ではこれといった情報を得ることはできなかった。
 本棚に収められた本を(シュウがシーフ技能判定に成功して)取り出し、それをセージ達が寄ってたかって調べてみたが、「魔法生物研究の関連書」ということ以上のことはわからなかった。

 調査地図はこのような状態になっている。

           
           
          
         
          
           
           
           

☆From:ウィードバル
 次はどこにするかな。う〜ん、近いからCの方にしよう(笑)。

☆From:GM
 はいはい。Cの方へ進むと……こんな具合になっている。突き当たりの両側に扉があって……

                
                
              
              
              
                
                
                

遺跡・第三の部屋

☆From:GM
 ええとね。第三室の入り口には、下位古代語で危険! 関係者以外立ち入り禁止と書いてある(笑)。

 さて、中には何があるのか?(^^;)
 幾分緊張したのか、シュウが鍵開けに失敗。

☆From:シュウ To:ポム
 うみゃ? うみゃみゃ? ……あかにゃい……(--;;;;;;;)。 え〜ん、え〜ん。鍵明け失敗しちゃったよぉ……
 とゆ〜コトで、兄弟ぃ〜頼むよぉ〜〜〜(;;)

☆From:ポム To:シュウ
 泣くな兄弟、あたしが何とかするぜ♪
 (かちゃかっちゃかちゃ…ピン!)
 何とかなったぞ(^^;)。

 というわけで、ポムのフォローにより事なきを得たのであった。
 部屋の中は、棚が三列に渡って並んでいる。それぞれの棚には、密閉された容器に入れられた液体やら、実験に用いられるような器材が収納されている。イメージ的には「化学実験準備室」を想像してもらえばちょうどいいだろう。

☆From:カヴァレス
 クク、流石に立ち入り禁止なだけの事ぁあるぜぇ。ヤバそうなモンがいっぱいじゃぁねぇか。

 知識を総動員して薬品のラベルをチェックするセージ達だが、軒並みセージ判定失敗。並んでいる単語はまるでちんぷんかんぷんだった。
 一方器材の方は、シェルナの鑑定の結果、断定はできないものの「魔法生物の生成(合成?)」に使われた可能性のあることがわかった。

 次いで、第三室の向かいの部屋、第四室へ調査の手は伸びる。

遺跡・第四の部屋

 こちらは、部屋の中央に机二つが向かい合わせになっている。引き出しは片方の机に二つついていて、また同じ机の上には埃まみれの紙が一枚置かれてある。他には、本棚が一つ、部屋の片隅にあるだけである。
 調査・鑑定の結果、机の上の紙、本棚の本から得られた情報はやはり「魔法生物関連」止まりであった。
 机の引き出しの上段はシュウが鍵開けに失敗し、ウィードが<アンロック>で開けた(ウィードバル「ふ〜、開いたぜ……。やっぱ、ここぞという時に魔法は役に立つな。なぁカヴァレス(笑)」ポム「これじゃ鍵は開かないんだよな〜(自分が持っているコモンをしげしげと見ている(笑))」)。中身は、第一室で手に入れた通称「スペア・キー」によく似たプレートの欠片、それからクリスタルが1つ(全員が鑑定に失敗したため、何かはわからず)。
 引き出し下段には羊皮紙(白紙)の束とペンが入っていた。もちろん既に風化していて使い物にならないが(笑)。

 第三/第四室の調査を終えたパーティは、引き返してB方向へ進んだ。

                    
                    
                 
                  
                 
                    
                    
                    

遺跡・第五の部屋

 第五室は、机が二つに本棚が一つ。机には二つずつ引き出しがついている。
 それぞれの机の引き出しには魔法で鍵がかけられているらしく、いずれもシュウやポムの力では開けることができなかった。カヴァレスが両方の引き出しに<アンロック>をかけた(この時点で精神力残り3、肩で息状態)。それでも片方の引き出しは開かず、さらにウィードが<アンロック>を使ってどうにか全ての鍵を開けた。
 苦労して開けた甲斐あって、その二つの引き出しからはそれぞれ「スペア・キー」の欠片が。第一室・第四室で手に入れた二つと組み合わせることで、ついに一枚のプレートが完成した。
 そして活躍したのがシェルナ。別の引き出しから出てきた紙束の鑑定で6ゾロ、達成値17をGMに叩き付け、文章中に魔法生物「シミュラクラ」の単語を発見したのである。
 ちなみにシミュラクラとは、「目にした対象の肉体的能力をコピーできる」という特殊能力を持つ魔法生物である(詳細は完全版のルールブックを参照して下さい(^^;;))。
 他には「シュウが本棚から本を取り出そうとして失敗し、文献の装丁がばらばらになってしまった」ということもあったのだが、重要事項ではないので省略(笑)。

遺跡・第六の部屋

 続けて第六室も、調査結果だけをお伝えしよう。
 第六室の中には、机が三つ並んでいるだけであった。本棚はなし。机の引き出しはそれぞれ三つ、一つ、なし、となっている。
 調査だが、クリスタルが一つ発見された他は特筆すべきものなしであった。

 遺跡へ突入後、ここまでで4時間半が経過した。時刻は午前3時といったところである。

☆From:ウィードバル To:カヴァレス
 カヴァレス、大丈夫か? 調子が悪いみたいだな。少し休憩しようぜ。休んで、また腹ごしらえしよう。

 というわけで、リーダーの提案によりパーティはこの第六室で、交互に見張りに立ちながら休息することになった。
 ちなみに、第六室調査終了時点での地図は次のようになっている。

                    
                    
                 
                   
                 
                   
                    
                    

 ……それでは、この先の話はまた次に語ることとしよう。

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