バイナルの研究室 |
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☆From:賢者バイナル To:オウガ |
(肩を叩いて)久しぶりだな! よく来てくれた。 |
☆From:オウガ To:バイナル |
おぉ! おまえも相変わらず元気でやってるようだな、バイナル。しっかし…その格好だといまだ"やもめ"生活をしてるようだな(笑)。 |
☆From:バイナル To:オウガ |
ふふん、私はこれでも独身主義者だからな(ちょっと寂しそう(笑))。 |
☆From:オウガ To:バイナル |
で、なんだ〜。 遺跡探索の話、くわしいことを聞かせてもらおうか。 |
☆From:バイナル To:オウガ |
相変わらずせっかちなやつだな(苦笑)。実は…… |
賢者バイナルの話によれば、今を遡ること二日前、とある民家の地下で新しい古代遺跡への入り口が発見されたらしい(『発見』といっても、単に地下室の底が抜けてその下に遺跡があっただけの話なのだが(^^;;))。
民家の主は妙な化け物が表に出てきては困るということで、賢者の学院にこの遺跡の調査を依頼。賢者バイナルの元にその仕事が舞い込んだという次第である。
(ウィードバル「民家の地下に古代遺跡ねぇ。……俺達がその遺跡の最初の挑戦者かもしれないわけか。これこそ、俺が求めていた冒険だぜ」)
ところがバイナルにも自分の研究がある。先ほど述べた、あの突拍子もない……もとい独創的な研究だ。
(ウィードバル「単に向き不向きだろ」GM「そこ、ちゃちゃ入れない」)
そこで彼は考えた。前もって遺跡の資料を入手できていれば、自分が実際に現地へ赴き調査する時間を短縮できるのではないか、と。
かくして、バイナルはかつて実験対象として研究室に置いていた(笑)オウガへの手紙をしたため、古代遺跡の事前調査を依頼することにしたのである。
☆From:カヴァレス To:オウガ |
クク,体良く使われるってぇ訳だ。まぁ良いさ,お陰でこっちも金に有り付けるって訳だぜぇ。感謝するぜぇ,偉大な冒険者殿よぉ。クッククク…… |
☆From:オウガ To:カヴァレス |
……… 凸`´) |
☆From:シェルナ To:カヴァレス |
(世の中には言って良い事と悪い事が……(^^;) |
☆From:ポム To:オウガ |
とんだ知り合いだな、じーさん(ポムポムと肩を叩く(笑))。 |
☆From:シュウ To:カヴァレス |
カヴァは相変わらずだね(ころころと笑う)。 |
お〜い、そろそろいいか?
☆From:シュウ To:バイナル |
あ、おじさん初めまして(^^)。あたし、シュウって言うんだ☆ 見ての通りのグラスランナーで、ちょっと前から、オウガのおっちゃんと一緒に仕事してるんだよん♪ んで、この怪しげなヤツがカヴァ。カヴァレスって言うの。なんか、怪しい雰囲気がちゃ〜むぽいんと☆なんだって(笑)。だから、カヴァの言い草は気にしないでね☆ |
☆From:バイナル |
わざわざご丁寧にありがとう、お嬢ちゃん(苦笑)。 ……さて、君たちにはその遺跡の、なるべく詳細な地図と情報とを調査してもらいたいのだ。あくまでも「事前調査」だから、君たちの手に負えない場所やモンスターに出くわした時は、速やかに退去していただいて構わない。 何か質問はあるかな? |
☆From:オウガ To:バイナル |
わかった、わかった。それにしても、ここはいつきても汚いな…(あちこち物色中(笑)) とりあえず金の相談でもしようか、いくらお前とわしの仲でもまさかタダとは言わんよな? 報酬の額と前金の額、あとは遺跡の中に眠る財宝の所有権云々と言ったとこだな。 (振り向いたオウガの手には羊皮紙に羽根ペン&インク、ごつい指には数々のコモンリングが…(爆)) |
☆From:ポム To:オウガ |
いかすぜ、おっさん!ほら、これも♪ (何時の間にかオウガの横にいたポムの手にも何個かリングが…(笑)) |
☆From:シュウ To:オウガ |
あ、羊皮紙はありがたいな♪おっちゃん、持つの手伝うよ(^^) (シュウの目には羊皮紙しか入っていないらしい) |
この後もパーティの暴走は続き(シュウ「兄弟、コモンは任せたぜぃ♪」ポム「おうよ兄弟、任されたぁ♪」)、ラーダ神官のシェルナまでが「せめて、ひとつにしましょうよ」などと言い出す始末。
さらにリーダーとなったウィードバルまでが……
☆From:ウィードバル To:バイナル |
まだ誰も入った事のない古代遺跡かもしれないんだ、当然危険度は高いはずだ。それぐらいは妥当だと思うぜ。 というわけで……オウガのおっちゃん、俺にも分けてくれ。(笑) |
君たち、報酬と経験点がそんなに欲しくないの?(苦笑)
☆From:シェルナ To:ウィードバル |
意外とちゃっかりした人ですね(^^;;;)。 |
☆From:オウガ To:ウィードバル |
リ、リーダー…おまえさん性格変わったな…(^^;;;)。 |
正しくは、「確立される前にねじ曲げられた」である。
☆From:ポム To:シュウ |
あたし達は二個くらい欲しいよな、兄弟(笑) |
☆From:シュウ To:ポム |
(散々笑っていた呼吸を整えて) うにうに☆二個とも言わず、いくつでも♪備えあれば憂いなしってね☆ (と、何時の間に取り出したかリュートをちゃかちゃか奏ではじめる♪) ♪天下無敵のぐららんず ♪その手に光るは何物か? ♪ライトにロックにプロテクション ♪数多の指輪はコモンルーン ♪我らの能力いかすのに ♪欠かせぬアイテムどうしましょ? |
☆From:ポム To:シュウ |
どうしましょ?(ちゃかちゃかと音に合わせて踊っている) |
☆From:シュウ To:バイナル |
とゆ〜コトで、このコモンルーンちょぉ〜らい(^o^) |
☆From:ポム To:バイナル |
ちょぉ〜らい(^▽^)(ハモリながらピタリと踊る足を止める) |
誰がやるかい(苦笑)。
☆From:シェルナ |
(これが噂に名高いグラスランナーのおねだりダンスね(笑)はじめて見るなぁ。しかもツインズ……) |
☆From:バイナル |
君たち……とりあえず、その手に持っているものは全部置いてくれ(苦笑)。 報酬だが、前金で500ガメル、あとは調査報告書次第ということにさせてもらおうか。お前のことだから大丈夫だとは思うが、前金をたんまり払ったあげく入り口付近しか調べていない報告書を渡されて『前金分の元すら取れない』というのも困るんでな(苦笑)。 それから、仮に中で古代の遺物が見つかった場合には、それも考慮に入れよう。 |
☆From:ポム |
チェ、くれないのか〜ぁ(残念そうにリングを見る) |
☆From:シェルナ To:ポム |
そんながっかりした顔しないでよ。……そうね、あった方が便利だし、頼んでみましょうか? |
☆From:オウガ To:バイナル |
ぬ? バイナル、おまえいつからそんな"がめつい奴"になったんだ? 別に「くれ」と言ってるわけじゃないぞ、借りるだけだ(笑)。 ……あ〜わかった。それなら今回の探索が終わったら指輪の金は払う、これでどうだ? 指輪があれば探索作業もよりはかどるはずだ。 おまえにとっても悪い話ではないだろ? |
☆From:シュウ To:バイナル |
そうそう♪なんてったって、このパーティーにはあたしら(ポム&シュウ)がいるからね♪ コモンルーンを借りれたら‥‥大分探索しやすくなると思うけど、どうだい? 悪い話じゃないでしょう(^^) それと。ねぇ、おじさん。よぉ〜っくあたしらの事見てよ。オウガのおっちゃんでしょ、カヴァ、ウィード、シェルナ、ポム、そしてあたし。全部で6人いるよね? なのに前金が500ガメルってのはちぃといただけないんでない? まさか‥‥あたしとポムがちっちゃいからって半人前ずつってのは無いよね〜☆(笑) |
☆From:バイナル To:シュウ |
ぎくっ(笑) |
ここでは冗談で受け流しているが、GM自身も報酬額の少なさに違和感を感じていた。真実は後ほど発覚するのだが……
☆From:シュウ To:バイナル |
そ・れ・と、オウガのおっちゃんが昔の馴染みだから前金ナシってのも無いよね? ね、ねねね? |
☆From:バイナル To:シュウ |
ぎくぎくっ(笑) |
☆From:シュウ To:バイナル |
でさ。その「ちぃと足りない前金」代わりに‥‥って言ったら失礼だけど少しコモンリング貸してもらえません? |
☆From:オウガ To:シュウ |
この馬鹿たれが! "ぎぶあんどていく"という言葉を知らんのか、まったく… (- -; いいか? 前金が500ガメルということは普通に仕事をこなせば5000ガメルということだ。(くるりと向き直って)そうだよな、バイナル?(^^) |
☆From:バイナル To:オウガ |
いや、そんなことは一言も言っておらん(きっぱり)。 |
☆From:オウガ To:バイナル |
5000ガメルなんて仕事はそう転がってるもんじゃない。 ましてや遺跡で見つけた財宝をそれなりの値段で引き取ってくれると言ってるんだぞ。だよな、バイナル?(^^) |
☆From:バイナル To:オウガ |
だから言っておらんと言うに(苦笑)。 |
☆From:オウガ To:バイナル |
しかもコモンルーンの払いは今回の探索が終わるまで待つと言っとる。 これ以上我が儘を言っとると天罰が下るってもんだ! な、バイナル?(^^) |
☆From:バイナル To:オウガ |
しつこい奴だな、まったく(苦笑)。まあそれぐらいは認めてやろう。 |
☆From:ポム To:バイナル |
……???、借りると幾らなんだ?きっと苦労するあたし達の事を考えてくれるよな。 (バイナルに向かって無邪気にニッコリ笑おう(笑)) |
一見無邪気だが、いかにお目当てのものをいただこうかという魂胆が見え見え。
人、これを「悪魔の笑み」という(笑)。
☆From:シェルナ To:バイナル |
オウガさんや、シュウの言う通りです、バイナルさん。 コモンリングがあれば、私達の能力、とくにシュウやポムの能力が最大限に発揮されて、そうすれば、私達はあなたに、より良い成果を報告できると思います。あなたも、それを望んでいるのでは?でしたら、悪い取り引きではありませんよね。 1つか2つでかまいませんから、コモンルーンを貸していただけないでしょうか? |
☆From:バイナル |
……わかった、2つまでなら貸してやろう。ただし「借りたコモンルーンを、依頼完遂後すぐ君たちが買い取ること」が条件だ。それでいいな? 特にオウガ(笑)。 |
☆From:オウガ To:バイナル |
さては……おまえまた女に貢いでいるだろ? おまえがケチ臭くなるときは、決まって女が絡んでいるからな……(遠い目) ま〜それは個人の自由だから深くは触れんが… |
☆From:バイナル To:オウガ |
う……うるさいっ! 今度は絶対OKなんだっ!!(<何が?) |
☆From:オウガ To:バイナル |
ほほ〜ぅ、「今度は絶対OKなんだっ!!」っと φ(。。) |
メモるなよ(笑)。
☆From:オウガ To:バイナル |
で、コモンルーンについてはその辺が妥当だろう。だが報酬と財宝の扱いがきちんとなっとらんぞ? 報酬はいわばわしらの命の値段だ。あまりに分が悪い仕事だと受けることは出来んぞ。 |
この台詞に「納得」させられたGMは報酬の設定を見直し、なんと違うデータを見ていたことに気付いたのであった。すまんオウガ、お前が正しい(苦笑)。
かくしてGMは誤った前金の「全員で500ガメル」から、本来の前金である「一人200ガメル=全員で1200ガメル」へと上方修正。
☆From:バイナル To:オウガ |
そうだな……それでは、過去の例を教えておこう。君たちと同様に賢者の学院から事前調査の依頼を受けた冒険者だが、彼らは最終的に4000ガメルの報酬を獲得していた。ただしこれは、発見された財宝をすべて学院に『買い取って』もらった結果の額だ。従って、財宝の所有権を主張すればその分報酬は減る。 仮に財宝が発見された場合の所有権だが、『民家の主が1/2、賢者の学院が1/3、君たちが1/6』となっている。従って残り5/6の額を支払えば、君たちに正当な所有権が渡るわけだ。 どうだね、これで納得してもらえるかな? |
☆From:オウガ To:ウィードバル |
この条件なら受けても問題ないのではないか? あとはリーダーのおまえさんに任せる。 |
☆From:ウィードバル To:バイナル |
(仲間を一人ずつ見回して、一瞬の間の後頷き、バイナルの方へ向き直る) その条件で依頼を受けよう。きっちりと報酬を用意して待っていてくれ。納得のいく結果を土産に持ち帰ってくるからな。 |
☆From:シュウ To:バイナル |
おいさ♪あたしらが口だけぢゃない事をしっかりと証明するさ☆ 楽しみにまっててねん♪(と、ウィンク☆) |
☆From:ウィードバル To:パーティ |
さぁ、出発だ!!! |
といってそそくさと部屋を出ていく一行(オウガ除く)。
オウガとバイナル、しばし呆然。そりゃそうだわな(笑)。
☆From:オウガ |
……あいつら本気で出発しおったぞ(^^;;;)。 |
☆From:バイナル To:オウガ |
う、うむ……せっかちな連中だ。まだ話も終わっておらんのに(苦笑)。 |
☆From:オウガ To:バイナル |
バイナル、遺跡の場所を教えといてくれ。あと紹介状、それから前金な(^^;;;)。 |
☆From:バイナル To:オウガ |
ああ、ちゃんと用意してある。これを持っていけ(と、地図と紹介状、そして前金の入った袋を手渡す)。 |
☆From:オウガ To:バイナル |
リングは"プロテクション"を借りるとして…そうそう民家に開いた穴の深さはわかるか? ったく、どこまでおめでたい連中なんだ、あいつらは…(- -; |
☆From:バイナル To:オウガ |
(民家の)主人の話によれば、「ランタンをかざせば底を確認できる」、つまり「底まで光が届く」そうだ。せいぜい10メートルと考えていいだろう。 |
☆From:バイナル To:オウガ |
そうか。じゃ、またな。 そうそう、これ(羊皮紙(一掴み)、羽根ペン&インク)は貰っていくぞ〜。使い古しだからこんなもんだろ?(そう言うとバイナルに銀貨を1枚弾いてよこす) これがないと報告書が書けないんでな(笑) あとは大船に乗ったつもりで待っていてくれ(^_-)=☆ |
☆From:バイナル To:オウガ |
調子のいいやつだ(苦笑)。 まあ、せいぜい頑張ってきてくれ。間違っても私の仕事を増やすなよ(笑)。 |
こうしてオウガも鼻歌混じりに退場(オウガ「わ〜しはオウガ〜〜 ぼ〜ぉけんしゃ〜♪」)。正式に依頼を受けた彼らは、前人未踏の古代遺跡へ旅立つことになった。
──本当は、まだ行けないんだけどね。
なあ、カヴァレス(笑)。
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