『賢者の学院』廊下 |
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☆From:ギャレット |
(呟くように)ふむ……困ったもんじゃのう、相変わらずカヴァレスには「協調性」というものが欠如しておるようじゃ。ワシの躾がなっておらなんだか。いろいろと迷惑をかけておるようじゃて……。 |
☆From:カヴァレス To:ギャレット |
よ…よぉ、爺…師匠じゃねぇ…ですか。 今日は何の…ど、どういったご用で? |
☆From:ポム To:カヴァレス |
どうしちまったんだ? レス?(首を傾げる) |
☆From:シュウ To:カヴァレス |
ふにに? あれ? カヴァがなんか、たじたじしてる……(??)。このカヴァの事を”たじたじっ(^^;”とさせるあの御老体は一体どなたにゃ? |
ここで、室内で交渉の後始末にあたっていたオウガも外へ出てきて、話の輪の中に入ってくる。
☆From:ギャレット To:カヴァレス |
全く主は何も解っておらぬな。主に魔法を授けし時の約束、忘れた訳では有るまい? ワシが先日の冒険についても知らないと思っておるのか? |
と言いつつ、右手をすっと上げて……
☆From:カヴァレス To:ギャレット |
……まさか……おい,そぃつぁ!? 解った、肝に命じる、皆にゃぁ迷惑を掛けねぇ、それは止めてくれ! |
察しのいいカヴァレス君には、ギアスをかけようとしていることがわかったようである(笑)。
☆From:オウガ To:ギャレット |
ちょっと待ってくだされ。 先日のことについて御存知なら、わしらがカヴァレスの魔法によって救われた事実も御存知なはず。 |
☆From:ギャレット To:オウガ |
うむ? お主は先日までバイナル殿の所にいた…… 確かにカヴァレスの働きは知っておる。じゃがそれとこれとはまた別問題。お主もそうは思わんか? |
☆From:オウガ To:ギャレット |
たしかにこいつには「協調性」がない。 そのうえ人の顔を見れば憎まれ口ばかり叩くどうにもいけ好かない奴だ。 だが、仲間として命を預けるに値する人間だとわしは思っている。 |
☆From:ギャレット To:オウガ |
……ほう……。 |
☆From:シェルナ |
(真剣な表情で、オウガとギャレットのやり取りを見ている) |
☆From:ギャレット To:カヴァレス |
……ワシも未だ甘いかのぅ。 されど、カヴァレスよ。次は無いぞ? 肝に銘じていくがよい。 |
☆From:ギャレット |
さて、皆にはこやつが迷惑を掛けておる事は、師であるワシにも責任がある、誠に済まなんだ。 じゃが、もう少しこやつの面倒を見ては頂けまいかのぉ。こう見えても可愛い弟子じゃて……気分を害しておろうが、ワシの顔に免じてここは収めて欲しいのじゃ。 |
☆From:ポム To:ウィードバル |
レスは仲間だ、当たり前だよなウィード(^^)(と、にこやかにリーダーのウィードにふる) あたし達が面倒見てもらう事になるかもしんないし(けらけら)。 |
☆From:シェルナ To:ギャレット |
私達は自分の意志で彼と行動を共にしていますから、ご心配には及びませんわ、導師様。 |
☆From:シュウ To:シェルナ |
ふに。おじ〜ちゃんはカヴァのお師匠さんだったのか☆ これは初めましてなのだ(^^)。 なんか、さっきっから話聞いてるとカヴァに「協調性」ってのがないって言ってるけど……ねぇねぇ「協調性」ってなぁに? |
☆From:シェルナ To:シュウ |
あのね、シュウ(^^;)。「協調性」って言うのは…… |
と、ここでシェルナが微妙にずれた『協調性』の観念を刷り込み始める。
☆From:シュウ To:シェルナ |
へぇ〜♪ 「協調性」ってのは「協和調剤調整性能」の略で、”お互いに心を通わせ仲良くする薬を作る能力”なんだ〜♪ |
おいおい(苦笑)。
☆From:シュウ To:シェルナ |
へぇ〜☆ カヴァってば「ふっ☆ オイラは一匹狼さ♪」みたいな言動してるけど、ホントはみんなと仲良くなりたかったんだね♪ そっか。いままであんまり仲良くなる素振り見せなかったのはそのお薬が出来なかったダケなのかぁ〜♪ ふにふに☆ わかったぁ〜☆ |
☆From:シェルナ To:シュウ |
え〜と…??(なんか違うような気が……ま、いっか) |
お前もいい加減に放置するんじゃないよ(苦笑)。
☆From:ポム To:シェルナ |
ふみ、ふみ。レスはいい人だ、と(笑)。 |
☆From:ギャレット |
では,カヴァレスを宜しく頼みますぞ。 |
ここでギャレット退場、『(第一次?)カヴァレス改造計画』終了である。あとはカヴァレス本人の次第。
そして、『賢者の学院出口』までの道すがら……
☆From:ギャレット |
………………さ、さぁ、行くぜ…行こうじゃねぇかぁ、ご一行様よぉ。 |
☆From:シュウ To:カヴァレス |
うにに?ねぇねぇ、カヴァ〜☆ な・ん・でそんなに冷や汗流してるのかなぁ〜☆ ねねね♪ なしてなして? |
☆From:ポム To:カヴァレス |
なんで?なんで? |
☆From:カヴァレス |
き、気にするな……気にしないでくれ、大丈夫だ。 |
☆From:シェルナ To:カヴァレス |
(歩調を速め、顔を覗き込むように)……ガヴァレスさん? |
☆From:カヴァレス To:シェルナ |
な,何だ? 大丈夫だぜぇ? |
にっこり微笑むカヴァレス。
だがその笑顔は犯罪である(笑)。ローブの陰に隠れていたことが不幸中の幸いというべきか……。
☆From:シェルナ To:カヴァレス |
(暫く間を置いて、にっこりと微笑み返す)それなら、いいです。 |
☆From:シュウ To:カヴァレス |
きゃはは☆ カヴァったら照れてる、照れてるぅ〜♪ こりゃ面白いね♪ 今回の探索は楽しくなりそうだ♪ |
☆From:シュウ To:ウィードバル |
……てはにゃ? ……ねぇねぇウィード……。あたし達どこの家に行って探索するんだっけ………(^^;;;) |
☆From:ウィードバル To:シュウ |
そりゃあ、地下に古代遺跡が見つかった家に決まってるだろ、ついさっき依頼を聞いたばかりじゃないか。 |
おい、そうじゃないだろ(笑)。
☆From:シュウ To:ウィードバル |
いや、地下に遺跡が見つかった家ってのは聞いたけどさぁ‥‥ありりりりり? |
シュウは首を傾げながら、オウガの元へ移動。
☆From:ウィードバル |
どうしたんだ? あいつ。……ん? 待てよ……(沈黙) |
☆From:シェルナ To:ウィードバル |
ほんとに、どこにいけば良かったんでしたっけ? まさか、迷ったりとかしてませんよね、ウィードさん…… |
☆From:ウィードバル |
(長い沈黙)……………………すっかり忘れてた。 |
一同爆笑。
☆From:ウィードバル |
わりぃ、わりぃ。つい、古代遺跡の冒険の事ばっかり考えてた。 |
そんな君に捧げる言葉。
「魔術師は常に冷静に状況を把握し、事態が最も好転するように魔法を有効に使うのだ」
☆From:ウィードバル |
こんなんじゃバレン導師にはいつまでも追いつけない……もっと気を引き締めて遺跡に臨まなければいけないな。 |
と、一人反省するウィードであった。
一方、シュウとオウガは……
☆From:シュウ To:オウガ |
ねぇねぇオウガのおっちゃん。気持ちよく唄ってるトコ悪いんだけどさぁ、あたしらが探索しに行くお家って何処にあるの? ……あたし聞いてなかったからわからないんだ‥‥てへっ☆(^^;) |
ここで彼のごつい指にキラリと輝く(笑)コモンルーンに気付く。
☆From:シュウ |
あ、コモンルーン♪ おっちゃん、依頼人のおじちゃんから借りてきたんだ♪ って、あれ? あのおじちゃん二つ貸してくれるって言ってなかったっけ……(??) あ〜〜っ! しまったぁ〜っ! あのおじちゃんにコモンルーン借りるの忘れてたっ! やばぁ〜〜(^^;;;) あ、あたしもう一つ借りてくるねっ!んじゃ、みんなちょっと待っててねぇ〜〜っ!!! |
☆From:シェルナ |
シュウ、ちょっとッ!……行っちゃいましたね……(^^;) どうしましょう? 帰って来るまで・・・ここでずっと待ってます? |
☆From:ポム To:シェルナ |
あ たしは後を追おう♪ 気になってる事あるんだ(^^) |
こうしてシュウ&ポムはバイナルの研究室へ逆戻り。
いいのか、グラスランナーズを野放しにして(笑)。
☆From:ウィードバル To:シェルナ |
入れ違いにならないように待っていようぜ。 |
☆From:オウガ To:ウィードバル |
うむ。 ……そうだ、これ(前金&地図&紹介状)はリーダーのおまえさんに預けておこう。 気持ちがはやるのはわかるが、もう少し落ち着いて掛からんと命を落とすぞ。 |
……そして舞台は再びバイナルの研究室へ。
バイナルの研究室 |
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☆From:シュウ To:バイナル |
にゃはは〜♪ もぉ〜どりっ!(しゅたっ!) おっちゃん、おっちゃん。ないすみどるなお〜っちゃん☆ またまたこんにちはなのだ♪ |
☆From:バイナル To:シュウ |
ん、何だ。何か忘れ物か? |
☆From:シュウ To:バイナル |
忘れ物というよりも、聞いてなかった事なんだけど…… |
☆From:ポム To:シュウ |
(息を切らせながら)シュウ〜、シュウ! まったく速いな〜。 追付くのが大変だったぞ、兄弟。 |
☆From:シュウ To:ポム |
お、そぃつは兄弟すまなかったねぃ(^^;)。ついつい自分だけで行動しちった(^^;)。 |
☆From:ポム To:バイナル |
(呼吸を整えて)……そうそう、忘れ物だよ賢い人! 聞きたい事いろいろあったんだ(^^) バケモノが出てきたって聞いたけど、どんなバケモノなんだ?(わくわく) |
☆From:バイナル To:ポム |
化け物? そんなこと、私は一言も言っておらんが?(苦笑) |
☆From:シュウ To:バイナル&ポム |
(しゃかしゃかとリュートを弾きながら)どっちも当たりでどっちもズレてる♪ 依頼人は「妙なバケモンが表にでてきちゃ困るから、ちょっくら調査しておくれ♪」ってココに言いに来たんでしょ? でも、どんなバケモンかはまだ見てないからわからないんだよねぃ……☆ |
いや、そもそも「絶対にいる」という保証すらないんだが(苦笑)。
☆From:シュウ To:ポム |
うにうに。いったいどんなヤツらがいるのかなぁ〜♪ なぁなぁ、兄弟♪ちょっとドキドキ、ちょっとワクワクだね♪ |
☆From:ポム To:バイナル |
にょ? 家の地下に穴が開くのは大事だよな、噂になってると思うんだが。どうなんだろう? |
☆From:バイナル To:ポム |
いや、なっとらんよ。そんなことが噂になったら、ハイエナのような冒険者が民家に殺到するのは目に見えているからな。(民家の主人は)あくまで極秘裏に、賢者の学院に調査を依頼してきておるよ。 |
☆From:シュウ |
(小声で)遺跡にゃたっぷり宝があるや♪ 誰も知らない遺跡は何処だ♪ 今までだぁれも知らない遺跡♪ そこには、たっぷりお宝あるや♪ さぁさぁ、探せ 遺跡を探せ♪ みつけりゃ、お宝手に入る〜♪ |
シュウよ。たとえ小声でも、研究室で歌うのはよろしくないぞ(苦笑)。
☆From:シュウ To:バイナル |
うにに? おっちゃん、おっちゃん。今ふと思ったんだけどさ。ハイエナのよ〜な冒険者に知られないために、わざわざ賢者の学院に調査を頼んだんだよねぃ……? ……その依頼を冒険者のあたし達に回して良いの? |
☆From:バイナル To:シュウ |
私はオウガを信用して雇ったんだが……そうか、どうも信用ならんようだから首にするか…… |
もちろん(GMに)そんな意志はない。単に、グラスランナーズの『暴走』に釘を刺しているだけである(笑)。
☆From:ポム To:バイナル |
ふにふに。ハイエナがうろうろするから極秘と…知ってるのは住人と賢者の学院の人だけ。住人は何処かに避難しているのか? |
☆From:バイナル To:ポム |
いや、普通通りに生活している。地下室の床が抜けたといっても、居住空間には何ら支障があるわけではないからな。変に騒ぎ立てると返って怪しまれるから、なるたけ平静を装うように言ってある。 |
☆From:ポム To:バイナル |
住人は我慢強いぞ〜。それであたし達は逢う事が出来るのかな? |
☆From:バイナル To:ポム |
そりゃ、主人が出かけたりしていない限りは会えるだろうな。 |
☆From:ポム To:バイナル |
主人てどんな人? 家族は? 名前は? なぁなぁ(^^) |
☆From:バイナル To:ポム |
だあぁぁぁ、喧しいッ! ぜぇぜぇ……オウガに渡した紹介状を見れば、名前ぐらいは書いてある。後のことは現場に行ってから聞け。 |
☆From:ポム To:バイナル |
そうか〜、オウガが紹介状を持ってるのか〜♪ で、入り口はどんな奴が見張っているんだ? バケモノが出るんだ誰もいないって事はないよな〜(どきどき) |
……だから人の話を聞けというに(苦笑)。
☆From:バイナル To:ポム |
(一言一句噛みしめるように)化け物が、いるかどうかの、保証はない。だ・か・ら、特に誰も置いてはいない。 穴が空いた部分は応急処置を施して塞ぐように言ってある。従って、仮に何かがいたにしても、少なくとも君らが到着するぐらいまでの時間ぐらいは持つだろう。 |
☆From:ポム To:バイナル |
で、家の場所は何処なんだ? |
☆From:バイナル To:ポム |
地図もオウガに渡してある……って、さっきから気になっていたんだが、当然その辺のことはオウガに確認を取った上でここへ来ているんだろうな?(ひくひく) |
☆From:ポム To:バイナル |
なるなる〜オウガが地図を持ってるのか〜♪ この部屋を出てからちょっとあってね、話を聞く暇がなかったんだ。でも、コモンには気が付いたぞ(えっへん) |
威張るなよ(笑)。
☆From:ポム To:バイナル |
それより、なにより、前金はどうなったんだ? 誰かがもらっているのを見なかったような気がするんだ…どうなったのかな?(困ったように見上げる) |
☆From:バイナル To:ポム |
(もはや諦めたように)それも、オウガに渡したぞ。 |
☆From:ポム To:シュウ |
見かけによらず、抜け目ないぞオウガは(感心している)。シーフの才能あるんじゃないか♪(楽しそう) |
☆From:シュウ To:ポム |
そりゃ、オウガのおっちゃんはチャ・ザの神官でもあるからね♪ 前金とかはしっかりしてるさ♪ なんてったって、チャ・ザは儲けてなんぼ♪ 稼いでなんぼ♪ 冒険者稼業も楽じゃない〜♪ |
☆From:シュウ To:バイナル |
んじゃ、前金や行く場所はOKなんだね♪ その口調からしたら、あたし達がハイエナ冒険者じゃないよ〜って証明書(どうやら紹介状の事らしい)も出してくれたみたいだし♪ うににん♪……ってはにゃ? 何か大切な事を忘れていたやうな…… |
しばし沈黙。そして……
☆From:シュウ To:バイナル |
あ、そうそうっ! コモンルーン! おっちゃん、おっちゃん。確か2つまでは貸してくれるって言ったよね? 条件付だけどさ。んで話ってのはその条件なんだけど‥‥もちっと軽くならないかなぁ(^^;) いや、おっちゃんが大まけにまけて出してくれた条件ってのはよぉ〜っくわかるよ。でもさ。もちっと話を聞いてくれない? |
☆From:バイナル To:シュウ |
……まあ、聞くだけ聞いてやろう。 |
☆From:シュウ To:バイナル |
今からあたしらが下調べに行くトコって、古代遺跡なんでしょ?バケモンが出るか出ないかもわからないトコ。そこに行くのに、あたし達の装備でちと心もとないと思うんだ。 だってさ。これは聞いた話なんだけど、大抵の古代遺跡ってガーディアンいっぱい、罠もいっぱい、仕掛けもいっぱい、いっぱい、いっぱいで命がいくらあっても足りない〜ってトコなんでしょ? そ〜ゆ〜トコに行く場合……やっぱり守りのモノって欲しいと思うんだ。 ろくすっぽ罠の場所や仕掛けの場所、ガーディアンの場所も調べられないで逃げ帰ってくるってのは、あたし達も損だしおっちゃんも損でしょ? って、(あたし達に)実力がないってワケじゃないけど‥‥ちょっと心配もなきにしもってトコじゃん。 と・こ・ろ・が。ここにコモンルーンがあると話が別だと思わない? だって、パーティーにはポムとあたし。なな〜んと二人もグラスランナーがいるんだよ? グラスランナーって言ったら脅威の精神力を誇る種族でしょ? コモンルーンも有効にかつたくさん使えるワケじゃん♪ |
……「聞いてやろう」とは言ったが、ちったぁ口を挟む隙を与えてくれ(苦笑)。
☆From:シュウ To:バイナル |
ねねね☆ 貸してもらうコモンルーン。一つはぜぇぇぇ〜〜ったいこの調査が終ったら買い取るから‥‥もう一つは、“借り賃”払うってコトで貸してもらえないかなぁ? まぁ、買い取るだけの報酬を手にいれれたらちゃんと買うけどさ♪ ねねね☆ おっちゃん。タダで持ってくってワケじゃないんだもの悪い話じゃないっしょ? おっちゃん、頼むよぉ〜〜〜(;;) |
☆From:バイナル To:シュウ |
…………ではこうしよう。 既にオウガに渡した『プロテクション』のリングは買い取ってもらう。その上で……(と、机の上の指輪を一つ手に取り)この『エンチャント・ウェポン』のリングは、一日200ガメルで貸すことにしよう。明日中に返せば200ガメル。明後日までかかったら400ガメルだ。 それでいいかね? |
あまりNPCやアイテムには頼って欲しくないんだけどね。いかんせんこの戦力では……というわけで、計二つのコモンリング貸与を承諾。
ああ、甘いなあ、私(苦笑)。
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