テントでごはん

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テントでごはん

 テントではユリとイスカが部屋を調査にいった一行を待っていた。
 ユリはイスカと一緒でうきうきの筈だが、先程のマイキーの時に(ユリの主観によると(笑))イスカがつめたかったのをまだ根に持っているらしい。

■テント小屋
☆From:イスカ To:ユリ
さてと、ミュンさんとヴィクター君の首尾はどうだろうね。
ところでユリ、食事の後はどうする?すぐ寝てしまうの?

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:イスカ
 イスカ様は、銀の網亭に用事があるんでしょ?私、付いてってあげる。(ちょっと刺がある言い方で)
[そう簡単に許して上げないんだから。ぷんぷん。]

■街外れのテント小屋
☆From:イスカ To:ユリ
ああ、そうだった。盾とマントを取りに行かなくてはね。もう届いているといいが。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:イスカ
 そうね。届いていると良いわね。(そっけなく)
[もう、本当にド・ン・カ・ンなんだから。]

 ぷぃ、とあらぬ方向を向いてしまう。ふと聞きたい事を思い出して座長の側へ近づいた。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:座長
[そう言えば、バティさんも行っちゃったんだ。お風呂何処か聞こうと思ったのに、座長さんなら知ってるかな。]
 座長さん、オランの大衆浴場の場所って知ってみえますか?

■街外れのテント小屋
☆From:座長 To:ユリ
 お風呂かい?古代王国の扉亭から南へ向かって商業地域に入るあたりにあったと思うよ。

■街外れのテント小屋
☆From:イスカ To:ユリ
お風呂に行くの? それなら私も行っておこうかな。

 そこへミュンが戻ってきた。ドリーンが座長に報告しに行った。

■テント小屋
☆From:ドリーン To:座長
 戻りました。あら、みんなもう食事に行ったんですか?

■テント小屋
☆From:ミュン To:イスカ&ユリ
いま、それぞれの部屋を調べおわったところです。人間や街での暮らしかたが良く分からないので、あまりたいしたことはわかりませんでしたが。

■テント小屋
☆From:イスカ To:ミュン
ああ、お帰りなさい。途中でルタードさんに会ったでしょう。 聞いたと思うけど、こっちもそれほど収穫はなかったよ。
で、どんな様子だった?

 うながされてミュンは静かに成果を話し始めた。

■テント小屋
☆From:ミュン To:イスカ&ユリ
まずジェービスさんとエルヴィラさんの部屋ですが、普段着が何枚かとポーチがなくなっているくらいでした。それ以外の服やアクセサリなんかは残ってありました。

■テント小屋
☆From:イスカ To:ミュン
なるほど。長旅をするつもりで出かけたわけではないんだね。

 イスカが情報を整理しながらミュンの話を聞く。

■テント小屋
☆From:ミュン To:イスカ&ユリ
次にロビンさんの部屋ですが、なにがなくなっているのかはよくわかりませんでした。 でも衣類はたくさんありましたよ。ああ、そうだ、このようなメモがありました。

 出されたメモを受け取ってなにげなく視線を落としたイスカは思わず声を上げた。

■テント小屋
☆From:イスカ To:ミュン
えっ、何だって? 「幸福の銀貨亭」!
すごい、これは有力な手がかりになるよ。 いなくなった人たちはこの店によく行っていたらしくて、今バティさんたちが聞き込みに向かっているんだ。 これならきっと何か見つけて帰ってくるだろう。
ありがとう、それにしてもよく見つけたね。

 イスカの礼の言葉にすこし戸惑ってミュンは彼女をじっと見つめる。

■テント小屋
☆From:ミュン To:イスカ
いえ、これは僕が見つけたのではなくてヴィクターさんが見つけたものです。

 横から覗き込んでいたユリがメモに手をのばし座長へ声をかけた。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:ミュン&座長
 あ、メモちょっと貸して下さい。
 あの。座長さん、この字どなたが書いたかわかりませんか?

 メモを受け取ってじっくり見る座長。

■街外れのテント小屋
☆From:座長 To:ユリ
 ん?どれどれ・・・。ふむ・・・見た覚えが無いなぁ・・・

 座長にイスカ達の注意が向いている間にいつものミュンに戻った。座長の言葉を聞き、ドリーンと同じ事を言っていると思いながら、次の部屋の報告に移った。

■テント小屋
☆From:ミュン To:イスカ&ユリ
次はニコラスさんの部屋ですが、衣類やなんかは残ってましたね。それとニコラスさんの財布もおいてありました。

■テント小屋
☆From:イスカ To:ミュン
うーん、そうすると彼らは自発的に出ていったのではなく、帰りたくても帰ってこられなくなったという可能性の方が、ますます高くなってきたな。

■テント小屋
☆From:ミュン To:イスカ
財布に関しては、ただ単に忘れていったという事もありますが。 いずれにせよ街にいる限り、お金が必要になってくると思いますので、それを取りに戻ってこないということはその可能性が大きいですね。

■テント小屋
☆From:ミュン To:イスカ&ユリ
最後にダーナさんの部屋ですが、外出用の衣類がいくつかなくなってました。それと、 ぬいぐるみが並んでいたのですが、そのうち子供の頃から持っていたくまのぬいぐるみ がなくなっていたそうです。なんでも抱えて寝ると良く眠れるモノだそうですが。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:ミュン
ぬいぐるみ!!
ねぇ、ねぇ。かわいいのあったんですか?どんなのがあったの?
いいなぁ。私も欲しいな。
(目にお星様が輝いてたりする。きらきら。)

 期待に満ちた目でミュンをみつめる。

■街外れのテント小屋
☆From:ミュン To:ユリ
動物のです。

 ミュンのそっけない返事に一瞬目がつりあがる。背後からエネルギーボルトを飛ばしかねない勢いだ(笑)。

■テント小屋
☆From:イスカ To:ユリ
何かほしいのがあったら買ってあげようか?

 一瞬にしてイスカの優しい言葉で目に星が宿る。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:イスカ
 え、本当? 本当に買ってくれるの。
(再び、おめめがお星様に。(^^))
 きゃは。(^^)
(機嫌が直ったらしい。あ、あのね。(^^;)

■街外れのテント小屋
☆From:イスカ To:ユリ
さあ、なんでも言ってごらん。明日にでもひまがあれば ぬいぐるみを売っているところに寄ってみよう。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:イスカ
 ほんとに!? ほんとに良いの?
 きゃは。
(さっきまでの事は棚に上げて、頬に手お当てて大喜び)

■テント小屋
☆From:イスカ To:ミュン
では、そろそろ食事の用意が出来たみたいだから行きましょうか。
ところでヴィクター君はどうしたのかな?

■テント小屋
☆From:ミュン To:イスカ
ヴィクターさんは、ルタードさんと一緒に「幸福の銀貨亭」です。
食事の用意って、ああ、もうそんな時間なんですね。

■テント小屋
☆From:座長 To:イスカ
 よいようなら食事の場所へ移動しましょう。外にテーブルが用意してあるのでそこまで行きましょう。

 ドリーンが先頭を切って歩き出す。イスカとユリがそれについていく。少し遅れてミュンと座長が並んでテントを出た。
 外はもう暗くなっていて星がちらほら見えてきている。

■テント小屋
☆From:ミュン To:座長さん
すみません。ちょっと確認しておいてもらいたいことがあります。このサーカスのお金がなくなっていないか確認してもらえますか。 特に”一人一人貯めている分”がなくなっていないか確認していただけないでしょうか?

 ミュンが座長に小さな声で話し掛ける。座長はひどく驚いて思わず立ち止まった。

■テント小屋
☆From:座長 To:ミュン
 なぜ、貯金の事を知っているのです?

 ミュンは歩くように座長をうながし、道すがら説明した。

■テント小屋
☆From:ミュン To:座長さん
約束があるので、なぜ知ったか言うことはできません。この事を知っているのは、僕たちのうちでも、僕と後一人だけです。
もし”貯めている分”に異常がなければ、これ以上誰にも言いませんし僕も忘れる事にします。しかし何か異常があった場合は、他のメンバーに話すことを許してください。

■テント小屋
☆From:座長 To:ミュン
 それについては先程丁度確認したばかりだ。貯金については無くなってはいなかったよ。
 私が君達へ前金を支払う為にすこしばかり借りたのでね。

■街外れのテント小屋
☆From:ミュン To:座長
そうですか。関係なさそうですね。それでは僕は忘れることにします。ありがとうございました。

 テント小屋と隣接するような形で小さな小屋が立っている。そのすぐ側に大きなテーブルがしつらえてあり既に沢山の人が食事を始めている。

■テント小屋
☆From:キャシー To:ドリーン
 今日はめずらしく遅いじゃない?
 あ、後ろにいる人達が冒険者さん達ね。今、みんなにお話聞いてたところだったのよ。とりあえず座って。今、お皿もってくるから。

 栗毛にダークブルーの瞳の少女がうきうきした様子で声を掛けてくる。まだまだ子供らしさの抜けないくらいの年頃だ。
 瞳は好奇心でキラキラしている。

■テント小屋
☆From:ドリーン To:キャシー
 ありがとう。後ろの人達の分も持ってこなくちゃいけないから手伝うわ。

 イスカ達を席まで案内すると、彼女達の分の食事の用意をする。

■テント小屋
☆From:ミュン To:イスカ&ユリ
あれ、あのひと(キャシー)は?確か先程僕が居た時はいなかったひとですよね?

■テント小屋
☆From:イスカ To:ミュン
ん? 私も会うのは初めてだよ。 さっき買い出しに行ってた子じゃないかな。
ところで今日のメニューは何だろう?

 ミュンは食事が運ばれる様を静かに見ている。
 メインディッシュはシチューでベーグルとポテトが添えられている。飲み物は安いワインと水が用意されているようだ。
 ドリーンとキャシーは他の仲間の近くに行って座った。
 食事のテーブルにはあかりが灯され、人々のおしゃべりと食器の音が途絶える事なく響いている。

 シチューの皿を空けた頃にキャシーがミュンの側に寄って来た。
 ミュンが座っているのより少しだけ高い位置に顔がある。にっこりと微笑んで顔を覗き込む。

■テント小屋
☆From:キャシー To:ミュン
おかわりはいりますか?まだ今なら残ってますよ。

 ミュンはやさしく首を振り微笑み返して、彼女の好意に感謝の意を示す。
 キャシーはうなづいて隣に座るユリのところへ行こうと身を反転させたところへ、思い付いたように呼び止めた。

■テント小屋
☆From:ミュン To:キャシー
えっと、キャシーさんでしたっけ。いなくなった5人について、 何か気が付かれたた事とかありませんか?

 キャシーはくるくる動く瞳を輝かせて振り返った。

■テント小屋
☆From:キャシー To:ミュン
うふふっ。
私にもやっと聞いてくれたのね♪
みんなジジョウチョウシュもらったって言ってたの。 答えたら私にもそのジジョウチョウシュってものもらえる?
えっと、ロビンさん達が消えたことについて・・・よね。 う〜んと、気が付いた事?えっと、ちょっと待ってね、今考えるから。
あ、ちがう、思い出すからっ。
えっと、えっと、そう!一昨日はロビンさん達は夕食を食べる時間に来なかったわ。それってすごい情報でしょ?
あとね、ニコラスさんはあんなに身体が大きいのに、にんじんが食べられないのよ。 うふふ。いつも私がよけてお皿に盛ってあげるの。だから私には頭が上がらないのだわ。ばれたらロビンさんに怒られるって言ってたもの。
え〜っと・・・これはすごいヒミツよっ!
座長さんはねぇ(キョロキョロっと辺りをみまわす)お魚がだめなの。どう?役に立つでしょ?

ミュンは姿勢の良い姿のまま、まじめな顔で返事を返す。

■テント小屋
☆From:ミュン To:キャシー
なるほど、魚ですか。いろいろ教えていただいてありがとうございます。 また何か思い出された事がありましたら教えてくださいね。

 丁寧に礼をいわれ、にっこり笑うキャシー。まだ何か言いたげだったがユリの方へと離れていった。

■テント小屋
☆From:キャシー(独り言) 
きっとジジョウチョウシュは足りなくなってしまったんだわ。

 ユリとイスカにお替わりが必要かを聞いている。ユリはつけあわせのポテトをつついている。
 良く見ると彼女の皿のまわりにはポテトのかけらがころころと転がっている。2人ともお替わりはいらないようだ。
 皿が下げられ一息ついた頃にユリがイスカに声を掛けた。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:イスカ
 ねぇ。イスカ様。
 食事が終わって、お風呂に行く前に、動物達の檻の周辺をちょっと調べてみたいのですけどよろしいですか?

■街外れのテント小屋
☆From:イスカ To:ユリ
檻? なるほど、招待されざる客が動物たちに手土産を 持ってこなかったかどうか調べようというの? それはいいね。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:座長さん
 荷物を置きたいもので、食事の後で、お貸しいただけるお部屋に案内してもらえませんか?

■街外れのテント小屋
☆From:座長 To:ユリ
 ああ、いいよ。部屋に案内しよう。
 あ、1部屋しか空いてないのだが、構わないだろうか?
 マチルダに案内させよう。

 食後にくつろいでいるマチルダを呼びよせ、冒険者達を部屋へ案内するように頼む。

■街外れのテント小屋
☆From:マチルダ To:座長
 荷物部屋に案内すればいいのかい?
 舞台装置がテントに移動しているから6人くらい余裕で入れるスペースあるものね。
 わかったわ。案内するわ。

■街外れのテント小屋
☆From:マチルダ To:イスカ&ユリ&ミュン
 さっ、ついておいでよ。こっちよ。

 そういうと、さっさとテントの裏の方へ歩き出す。
 部屋は舞台裏と接する形で置かれている荷馬車の荷台の様だった。ガラガラと大きな音を立てて扉を開いた。

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:マチルダ To:イスカ&ユリ&ミュン
 移動の時はここに荷物を詰めて車輪をつけるのさ。ちょっと床が堅いかもしれないけど、そこらにある布とか使ってベッド作っていいから。
 あとで毛布を人数分運んでおくよ。 

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ユリ To:マチルダ
(得に意味はないけど、笑顔で。通称のう天気ともいふ。(^^;)
 ご案内、ありがとうございました。
 あの、ここの荷物部屋の鍵ってありませんか?
 大事な荷物が取られちゃうと困りますから....。

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:マチルダ To:イスカ&ユリ&ミュン
 鍵かぁ、この部屋の鍵は外から掛ける鍵だけど・・・それ使う?

 といってユリは錠前を手渡された。扉を良く見ると合わせの部分に鍵を通す部分があり、そこに鍵をかけるようになっている。

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ユリ To:マチルダ
(マチルダから錠前を受け取って。)  ありがとうございます。
 でも、鍵はなくさない様にしないといけないですね。

 荷台の中は奥の方にテント布の予備や梯子、木箱等が転がっているが程々の広さがあり、6人位ならなんとか横になって眠れそうだ。
 マチルダが部屋を出た後、イスカは2人の方を向いた。

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:イスカ To:ユリ&ミュン
さてと、出かけた人たちが帰ってくるまでまだ時間があるね。
ユリはお風呂に行くんだっけ?なら、私も行ってみようかな。ミュンさんはどうします?

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ユリ To:イスカ
 はい。行く、行きます!!

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ミュン To:イスカ
お風呂?って?・・・ああ、水浴びの事ですね。でもここに来る途中に見た川は それ程水浴び向きとは思えなかったのですが?

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ユリ To:ミュン
(恥ずかしさと腹立だしさで耳たぶまで、真っ赤にして。)
 な!! バ、バッカじゃないの。
 女の子があんな人前でしかも大勢の前で裸になれるわけないじゃない。
 んもう。ほんとに、男の人ってデリカシーの欠片もないんだから。プンプン

 ユリの剣幕にミュンはキョトンとした顔になる。

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ミュン To:イスカ
それよりも僕は、「幸福の銀貨亭」に様子を見に行きたいです。ちょっと帰りが遅いみたいなので・・・

 ユリはせっせとお風呂へ行く用意をしている。

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ユリ To:ミュン
 ちゅうちゅうたこかいな....。これで20ガメルっと。
(ミュンの話を聞き、お風呂に行く準備の手を休め、ちょっと目を細めてから。)
 お風呂に入らないつもり?信じらんない。
 そんなことじゃ一生、女の子にもてないわよ。

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ミュン To:ユリ
それがどうかしましたか?

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ユリ To:ミュン
 ふっ。
(握り拳を作って怒りに耐えている。ぷるぷるぷる。←腕が震えている。(^^;)
 [何時か必ず殴ってあげるから。]

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:イスカ To:ユリ&ミュン
まあまあ、そう怒らないで、ユリ。ミュンさんはまじめな顔して 冗談を言うのが好きなんだから。(←それはちょっと違うと思うぞ)
ともかく、私たちはお風呂に行くことにしよう。 そうそう、ついでに銀の網亭に寄って私の荷物を受け取って、 幸福の銀貨亭で全員集合にしようか、そのほうが手っ取り早いね。
じゃあ悪いけど、ミュンさんは幸福の銀貨亭まで先に行って、 私たちも後から行くからって伝えてくれますか。 入れ違いになると困るからね。 それとも、ミュンさんもお風呂に行きたいですか?

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ミュン To:イスカ
いえ、やめておきます。

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:イスカ To:ミュン
では、あとはよろしく。(笑顔で手を振り、足取りも軽く出て行く)

 イスカとユリはお風呂へ向かう途中で動物達の檻の側を通りかかった。ネリーが檻の廻りを掃除している。

■街外れのテント小屋(動物達のお家)
☆From:ユリ To:ネリー
 この子達の様子が変だったと言って見えましたから、何かあるかもしれないので、 ちょっと、この周辺を調べさせていただきますね。

■街外れのテント小屋(動物達のお家)
☆From:ネリー To:ユリ
ん?別に構わないけど、この子達がびっくりしないようにそっとやって頂戴。

 ネリーはちらっと2人に目を向けてそう言うと、また作業を続けている。

 ユリはネリーの邪魔をしないように動物の檻の廻りを調べる。
 しかし、特に何も目をひくものは見つからなかった。

■街中(動物のお家)
☆From:ユリ To:イスカ
 イスカ様。何か変わった所はありましたか?
 私の方は何も変わった様子はありませんでしたけど。

 イスカも首を振る。

■街中(動物のお家)
☆From:イスカ To:ユリ
特に何も見つからないね。だいたい、私にはこんな近くで 動物を見ること自体、めったにないことだから。 うーん、こうやって見ると、なかなかかわいいものだなあ。

 そう言ってイスカは檻の中のライオンを見る。ライオンは目を細めてプルプルと首を揺すっている。
 2人はネリーに挨拶をすると、頼んである盾とマントを受け取りにまず、銀の網亭へと向かう事にした。

 ミュンは2人と別れた後、方角を確認して酒場へと向かう。途中でドリーンとすれ違った。

■街外れのテント小屋(仮の住居)
☆From:ミュン
それでは、僕の方も行きましょうか。

■街外れのテント小屋
☆From:ミュン To:ドリーン
すみません。僕等はこれから街の方に調査に行って来ます。ちょっとこちらの方は 留守にしますがよろしくお願いします。一応の行き先は「幸福の銀貨亭」です。 では、行って来ますので。

■街外れのテント小屋
☆From:ドリーン To:ミュン
はい。いってらっしゃい。みんなを見つけてくださいね。

■街外れのテント小屋
☆From:ミュン To:
いまは善処しますとしかいえません。

 そういうとミュンはドリーンに見送られて幸福の銀貨亭へ向かった。


幸福の銀貨亭

 リーチの違いか、はたまた道を知っている者の強みか、用事を2つこなしてからのバティの方が先に目的の酒場についてルタードを待っている。
 お腹が空いたのか少しイライラしているのか、机を指ではじいている。
入り口の蝶番が立てる軽い音に、今日、何度目かに振り返ったバティの目にやっと待ち人の姿が飛び込んできた。

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:ジャン=バッティスタ
や、バティどの、もうお着きじゃったか。お待たせしたかの?

 肩にリッキーを乗せたヴィクターも続いて入ってきた。

■幸福の銀貨亭
☆From:ヴィクター To:バティ
あっ、バティ兄ちゃん!オレも来ちゃったよ〜。もうお腹ぺっこぺこだよ!な、リッキー?
(肩の上のリッキーも店の中に漂う食べ物の匂いに我慢しきれないようにはしゃいでいる)

■幸福の銀貨亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:ルタード、ヴィクター
ぉぉぉぉおっそーーーーーーいっっ!!
何で俺様の方が先に着いてるんだ?2ヵ所も寄り道したんだぞ!?
んまあ、そんなことよりさっさっと注文すますとするか。

 といいながらもバティは抜け目なく、店の中を見回してどんな客がいるのかチェックしている。新しく入ってくる人間にも目を配る。

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:ジャン=バッティスタ&ヴィクター&店の主人
そ、そんなに怒らんで下され。ドワーフの歩みが遅いのは、天の摂理でどうにもならんでの。 これでもわしなりに急いできたつもりなのですじゃ。のう、ヴィクターどの。

それはともかく、バティどの、聞き込みに取りかかる前に腹ごしらえをするというのはわしも 大賛成ですぞ。「空腹は万事の敵」というからのう。
(と、言い終わらぬうちに、手を挙げて店の主人らしき人物を呼ぶ)
ご主人、この店のおすすめ料理を2人前、いただけるかな? 飲み物は冷ました香草茶を1杯 ということで。……お二人も、何か頼んだらいかがかの?

■幸福の銀貨亭
☆From:ヴィクター To:ルタード&バティ
あははは、なんでだろうね?きっとバティ兄ちゃんの足が速かったんだよ!
それじゃあオレは・・う〜んっと・・なんにしようかなぁ〜

 (バティの店の中チェック ダイスの目は7・・・)
 夕食時で混雑した店内には人があふれ、人を確認するのも一苦労だ。カウンター近くの壁に見たことのあるポスターが貼ってあるのが目に入る。
 記憶術を駆使して見た顔がいないか探すが、特にピンと来る顔は無い。

■幸福の銀貨亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:店の主人
(はぁ、こんだけ流行っているにも関わらず、今のところ、アタリはなしか・・・)
親父ぃ、とりあえず今日のディナーセットBと適当に飲み物を見繕ってくれ。
ところで、かくかくじかじかな人相の連中を探しているんだが・・・
いや、なにね・・・この前、銀の網亭で出会ってよぉ、楽しく飲んだ連中なんだが そん時、カードでずいぶん負けちまってな。悔しいからリベンジに来たって訳さ。 連中の名前までは覚えていねぇんだけど、最近はここに来るって言ってたからなぁ ・・・
ってことで、連中の居る場所とかなんか知ってたら教えて欲しい訳よ。

 愛想の良い店主がちゃきちゃきと客をさばいている。

■幸福の銀貨亭
☆From:店の主人 To:ジャン=バッティスタ
あいよ。Bセットね。アイリーン!こちらBセットと本日のおすすめ2っつ、と香草茶2杯。そっちのお猿づれの人はまだ決まらないかね?
ん?人を探してる?ふむふむ。それはロビン達だな。彼らならサーカスで明日から公演の予定じゃないか?ほれ、あそこにポスター貼ってるはずだ。
サーカスは街外れの公園近くにテント張ってたと思うよ。

■幸福の銀貨亭
☆From:ヴィクター To:店の主人
(メニューと睨めっこをしている)
これも良いし・・こっちのも捨てがたいし・・
(しばらく悩んでから)
・・それじゃあ、このハンバーグセットにするね。あと飲み物はオレンジジュースが良いな。 あっ、それとレモンパイも欲しいな!・・っと、忘れるところだった。こいつの分も何か出してね!
(と、リッキーを指さしながら言う)

■幸福の銀貨亭
☆From:店の主人 To:ヴィクター
ハンバーグにオレンジジュースね。OK、アイリーン、こっちのテーブル、追加でAセット(ハンバーグ)にオレンジな。

■幸福の銀貨亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:ヴィクター
ヴィクター、やっと注文決まったのか?ゆっくりしてるとルタードなんか食べ終わっちまうかもよ?
それより今夜はリッキーにバナナを食わせるなよ。また投げたバナナが後頭部直撃なんてのはいやだからな・・・

 バティが茶々をいれる。
 他のテーブルから呼ばれて主人は離れて行った。そこでも注文を受けると大声でカウンターの中へ注文を投げる。
 次々と皿がカウンターへ並べられ、忙しそうに主人は皿を手にしてまたテーブルへと戻ってきた。

■幸福の銀貨亭
☆From:店の主人 To:バティ&ルタード&ヴィクター
ほぃ、Aひとつ、Bひとつの本日のお薦め2つね。あつあつだから舌を火傷しないように気をつけてくれ。
オレンジジュースは誰だったかな・・・・と、お猿連れのあんただったな。
そうそう、彼には果物盛り合わせを。こいつはサービスだ。これからもうちの店の常連になってくれよな。

 そういうと店の主人はリッキーにウィンクした。それを真似ようとしてリッキーは両目でまばたきした。
■幸福の銀貨亭
☆From:ヴィクター To:店の主人
ありがと、おっちゃん!親切なんだね。うん、きっとまた来るよ〜!

 バティが世間話の続きのような顔をして主人に話し掛ける。

■幸福の銀貨亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:店の主人
ロビン・・・ロビン、と。どいつだったかな?
んー、あいつか。結構陽気なやつだったな。
そうそう、それで最近はいつごろここに来たんだい?今日も来てくれるとうれしいんだがな。
そうしないと町外れのテントくんだりまで出向かなきゃなんねぇなぁ・・・

■幸福の銀貨亭
☆From:店の主人 To:ジャン=バッティスタ
 最近かぃ?そーだなぁ、一昨日の夜・・・その前かな、その辺に来たよ。
 ああ、一昨日だ。珍しく酒を飲まずに飯だけ食ってったから覚えてるよ。
 そういや昨日は来てないなぁ。明日公演初日の筈だから、今日は来ないと思うよ。
 あれ?あんたはここ来たのは初めてだよな? じゃあ、一昨日はあんたは一緒じゃなかったんだよな。
 ロビンは素人なんだから、いかさまとかには巻き込まないようにしてやっておくれよ。あ、あんたは負けたんだっけ。じゃぁ、大丈夫だな。はっはっは。
 長年客商売やってるとさ、お客の素性なんてものも、ちらっと匂ってくるじゃないか。一昨日一緒にいた奴はちょっと目つきがやばい感じだったね。
 ロビンがカードか・・・。悪い奴にひっかかって、すってないといいけどなぁ。

■幸福の銀貨亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:店の主人
ふーん、一昨日か・・・しかも「目つきのやばい奴」ねぇ・・・
するとおやじさんも知らない危なそうな男とロビンはなにやら話をしていたんだな?そいつどんな顔立ちだった?雰囲気とか何やってそうな感じだったとかいろ いろあるんだろ?おやじさんの長年の「店の主人」としての経験って奴で大体覚えてるんじゃないの?

まぁ、それにしてももう少し付け合わせのポテト多く入れてくれてもいいんじゃん?

 むっとした表情でバティを見る。

■幸福の銀貨亭
☆From:店の主人 To:ジャン=バッティスタ
 量ではかるなんてうちの良さをわかっちゃないね。
 このポテトは味付けが違うんだよ。香草と独特のたれをつけて焼いてるから口に入れた時の豊潤な香りがなんとも言えないって 評判なんだよ。そうそう沢山つけてられないのさ。これなら単品であるから気に入ったら追加で注文しておくれ。
 で、なんだっけ?ああ、ロビン達と一緒だったやつはここら辺ではあまり見かけない男だが・・・ん、思い出してみるとここ一週間近くの間に 3度くらいうちで食事をしていったな。何やってそうって、具体的にどうこうって訳じゃないが、 まっとうな仕事よりは裏の仕事に手を染めてそうな気がしたね。まぁ、見た目にこにこしてるからそんな風に見えないかもしれないが 俺の目はごまかせねぇよ。
 まぁ、うちで食事してってくれる分にはお客だから騒動さえ起こさなけりゃ何もいわんがね。

 おっと、他のテーブルの料理が冷めちまう。

 店主はあたふたとカウンターに戻って行った。

■幸福の銀貨亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:ルタード
ってことだ。おやじさんの話に出てくる「目つきのやばい奴」ってのもあたった ほうがいいかな?
俺様としてはこの情報がビンゴだとおもうんだがな?

 運ばれてきた食事に一心不乱に取りかかっている。瞬く間に一皿平らげ、香草茶で一息つくと、間髪入れずにもう1人前を手許に引き寄せた。
 目の前の料理を片づけることのみに集中しているかのようにみえるが、一応バティと店主の会話は聞いていたようだ。
 店主がテーブルを離れたのを見ていくぶん食事のペースをゆるめつつバティの方へ視線を向けた。

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:ジャン=バッティスタ
ふう、やれやれ、ようやく人心地がついたわい。
えーと、バティどの、その「目つきのやばい奴」というのは、わしもかなり気になるのう。 ご主人の話では雰囲気も危なそうだったということじゃし、なにより座員の5人がいなくなる直前に彼らに接触していたというのが怪しすぎる。是非調べてみねばならんじゃろうの。

 そう言うと、再び皿に目を落とし、スープを口に運ぶ。ほどなくもう一人前も片付き、仕上げとばかりに香草茶を飲み干した。

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード 
さて、本当はのんびり食休みでも取りたいところじゃが、そうもいかんじゃろうな。よっこいせっと。

 髭についた水滴をぬぐうと、椅子から立ち上がりカウンター前で料理が出てくるのを待っている主人の側へ近寄る。

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:店の主人
ご主人、ここのおすすめ料理、なかなかいけましたぞ。あっという間に二皿平らげてしまいましたわい、ホッホッホッ♪
ところで、お忙しいところ申しわけないんじゃけども、少々お尋ねしたいことがありましてな。 そのぅ、先ほど話しておられた、ロビンとやらいう者たちと一緒にいた目つきの悪い男、 その男と話したりしていたことのある人間は、今この店のなかにおりますかのう? あ、「人間」じゃなくてもよいのじゃけど。

 料理を誉められて悪い気はしない。愛想の良い笑顔をルタードに返す。

■幸福の銀貨亭
☆From:店の主人 To:ルタード
 いい食べっぷりだったね。あんた達のお仲間はみんな気持ちの良い食べかたをする。料理を出す方としては一番うれしい客だ。
 さっき言ってた男かい?今日は来てないみたいだが、まだ食事時が始まったばかりだからもうちょっとしたら来るかもしれないな。
 あ、ちがう?その男と話しをしていた男がいないかどうかって事か。誰が誰と一緒にいたかまではさすがに覚えていないなぁ・・・いや、待てよ。
 あの隅のテーブルの2人づれは前に一緒に来ていたような気がするな。
 あれ?あんたらはロビンに用じゃなかったのかい?
 ところで何か追加注文はあるかい? 

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:店の主人
「いい食べっぷり」とは、うれしいことを言って下さる。なかには露骨に「もう少し味わって食べたらどうなんだよ」ってな顔をする店主もおりますからなあ。一番上手な味わい方は、食 べてる当人が最もよく知ってるっちゅうのにのう。……おっと、ご主人に愚痴こぼしても詮無いことですな。失礼いたしましたわい。

例の男はもうじき来るかも知れんのですか。それでは、少し待ってみましょうかの。それと、隅の席の2人が一緒だったと。……ほほう、あの2人連れですな、なるほど。
いや、わしの連れのひとりが、賭事には目がない一方で、いかさまは大嫌いでしてな。「ロビンやらいう男が、怪しい連中にいかさまとかでカモにされたりしたら、以前そいつに盛大に負 けた自分にとっても大恥になる」などと騒いどりますのじゃ。で、その怪しげな連中に目を付けておきたいと、そういうわけで。わしなどは、「何の得にもならんどころか、面倒なことに なるかも知れんからやめておけ」と言っとるんですがの。

追加注文ですか? わしはうまいものを充分にいただいて、満足しとりますでな。戻って、連れの者たちはどうか、聞いてきますわ。

■幸福の銀貨亭
☆From:店の主人 To:ルタード
 そうかい。サービスしとくよ。エールなんてどうだい?
 連れには騒ぎを起こすなら店の外にしてくれと言っておいてくれよ。 

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:ジャン=バッティスタ&ヴィクター
(バティとヴィクターの許に戻ってくる)
バティどの、ご主人の話では、例の「目つきのやばい奴」はもうじきこの店に来るかも知れんとのことじゃ。それと、隅のあそこの席の2人連れが、以前その男と一緒に来ていたらしいん じゃと(と、2人にだけ分かるように、こっそりその席を指差す)。

あと、追加注文はあるかと、ご主人から聞かれたんじゃけど?

■幸福の銀貨亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:ルタード
ってことは今んとこ少なくとも2つの選択肢があるわけだ。
ひとつは、ここでもうしばらく張ってみて、「やばい目つきの男」が来るのを待つ。
もうひとつは、あの二人から攻めてみるかってことだ。
俺様としては本丸を攻める前に堀を埋めておきたいんだが…ただ、いたずらに刺激をして本丸に警戒される可能性もあるなぁ。
そうだ、もし本丸がここに来るようであればそっちを尾行する。こなけりゃあの二人を攻めてみる。欲を言えば本丸があの二人に接触してくれると万万歳なんだ けどな。そんときゃ何話してるのか聞き耳立ててみるって寸法さ?
まっ、あんまり期待しないでここはしばらくお茶しばくか…

■幸福の銀貨亭
☆From:ヴィクター To:バティ&ルタード
はぐはぐ・・もぎゅもぎゅもぎゅ・・ごっくんっと!
(食べ終わってからとても楽しそうに)
・・なんか、すっごいわくわくするよね!オレあの人達に何か聞いてこようか?

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:ジャン=バッティスタ&ヴィクター
わしとしては、例の男が来るのをしばらく待ってみるほうに一票かの。むやみにあの2人を攻めてみて、万一「目つきのやばい奴」に警戒されるようなことになると、取り返しのつかない ことになりかねんからな。もちろん、ただぼーっと待っているのは時間の無駄じゃから、連中の会話にこうして耳をそばだててみたりするわけじゃが。
(と、片手を耳のそばに当てるポーズを取る)

 (ルタードの聞き耳・・・ ダイスの目は9)
 人が多く、席も離れているので二人の会話は聞き取れない。

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:ジャン=バッティスタ&ヴィクター
ヴィクターどの、あの2人に、何の関わりもないそなたが突然話しかけるのは、あまりに唐突のような気がするんじゃけどな。むしろ、なるべく不自然にならないように連中の様子を探っ てきてもらうほうがうれしいかも知れん。例の男がこれからここに来そうかどうかが分かれば最高じゃな。

ところで、追加注文のほうはよいのかな? よければ、ご主人に合図するけども。

■幸福の銀貨亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:ルタード
聞き耳なら俺様の本職だぜ。ここからだとちっと遠いようだが、まっ、何とかなんだろ。

 しかし、バティ達の席から2人組のいるテーブルはちょうど部屋の反対側あたりである。 よく見れば2人組の近くのカウンターが1席空いている。
 そこまでさりげなく歩いて近寄り、座ると軽く姿勢をくずすような形で耳を2人組の方へ向ける。

 (わざとらしく近寄ったりして失敗していないかどうかの判定(笑) 忍び足で判定。ダイスの目は7)
 (続けて聞き耳の判定、かなり近くまで寄った事から達成値は先程よりは低いはずですが・・・。ダイスの目は6。果たして結果は?)

 2人組の声が聞こえる・・・。

■幸福の銀貨亭
☆From:男A To:男B
 昨日は参ったなぁ。クレーの兄貴にすっかりしてやられたよ。

■幸福の銀貨亭
☆From:男B To:男A
 いかさまでもやられたんじゃないか?奴は魔法使いだって噂だぜ。ははは。
 俺が言ってもさまにならねぇが、賭け事は程々にしておけよ。

 ちんぴらっぽい男2人だ。テーブルの上の食事はあらかた食べ終わっている。

■幸福の銀貨亭
☆From:男A To:男B
 そうそう、ボスはつまみと酒買って来いって言ってたな。そろそろ注文しようぜ。

■幸福の銀貨亭
☆From:男B To:男A
 ああ、そうだな。あいつらの分はどうする?持ち帰りで包んでもらうか。

■幸福の銀貨亭
☆From:男A To:男B
 げ、大荷物になるじゃんよ。いいよ、一日や二日食べなくたって死ぬまい?

 男達は店主を呼んで持ち帰り用のつまみと酒の用意と清算を頼んでいる。

■幸福の銀貨亭
☆From:ヴィクター To:バティ&ルタード
(怪しい2人組を見ながら)
ねぇねぇ・・あの人達どっかに行っちゃうみたいだよ?何かしなくて良いの?

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:ヴィクター
何かと言われてものう……。とりあえず、バティどのが何か聞き込んでいるかも知れんから、 戻るのを待ってみんか? 慌てて動くとろくなことにならんような気がするんじゃ。

どうやら追加注文どころではなさそうじゃな。
(椅子から立ち上がり、店の主人に向かって黙って両腕で「×」の印を送る)

 店主はちらっと目をそちらへやった。

■幸福の銀貨亭
☆From:ヴィクター To:ルタード
うん、わかった。じっとしてるよぉ〜
(残念そうに答える)

 バティがカウンターで飲み物の追加をもらって戻ってきた。

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:ジャン=バッティスタ
どうじゃった、バティどの? 何かつかめたかの?

■幸福の銀貨亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:ヴィクター&ルタード
あの二人、いろいろ有意義な情報をくれたぜ。
まず、今まで「やばい目つきの奴」と呼んできた男が「クレー」って名前らしい。 おかげでこっちも呼びやすくなったな。長いんだよ…「やばい目つきの奴」って。
それよりも、やつら今からそのクレーってやつのところに戻るらしい。それで2,3気にになることを言っているんだが…
どうも、飯の買出しらしいが、「あいつらの分はどうする?」って確かに言ってるんだ・これは恐らくロビン達のことだろうな。ただ、その扱いが悪くてな。い まいち、ロビン達の置かれている状況がわからねぇ…自発的に一緒にいるのか、それとも強制的に一緒に居るのか とりあえず、尾行して、ロビン達の状況を把握できたらなぁ

■幸福の銀貨亭
☆From:ヴィクター To:バティ
「クレー」かぁ、覚えやすそうな名前で良かったよね。「デュドゥーイ」とか 「アンデルマット」なんてのだと覚えるの大変だもんね
尾行するの?探偵さんみたいだね。わくわく
あっ、でも一応他のみんなにも伝えた方が良いんじゃないの?あれ、それともバ ティ兄ちゃんだけで行くのかな?

■幸福の銀貨亭
☆From:ルタード To:ジャン=バッティスタ&ヴィクター
ヴィクターどのは尾行術の心得はおありかの? もしわしと同様にないのなら、ここはバティ どのにお任せしたほうがよいじゃろな。心得もない者がのこのこついていっては、邪魔になる だけじゃろうから。

バティどの、というわけで、頼みますぞ。くれぐれも無理と無茶はしないようにの。連中や座 員たちの居所を突き止めたら必ず戻ってきて下され。わしらはここで待っとりますから。

■幸福の銀貨亭
☆From:ヴィクター To:ルタード
むぅ・・つまんないなぁ〜・・オレも何かしたいぃ〜
(むすっと拗ねる)

 男達が持ち帰り用の詰め合わせを受け取っている。それをみてバティはルタードへ目で合図を送るとテーブルに金を置いて、男達より先に酒場の扉をくぐって出ていった。

(バティは追跡! へ。ルタード&ヴィクターはパーティ合流(幸福の銀貨亭) へ続く・・・)

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