遭遇 | Scenario #92 |
宝玉の乙女 |
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森の中 |
そんな風に暢気に話をしながら進んでいると……急にルツァーの鷲が舞い降りる。
■ ルツァー To:鷲 |
?どうしたの……ですか? |
きょとん、としているルツァーに対し、鷲は周囲を盛んに警戒している。
ルツァーとエレボス以外の5人は、既に周囲を何者かに囲まれているというのに気付いた。
■ フレイム |
・・・・・ふ・・・ん・・・・・。 |
■ エルファ To:ALL |
ねぇ、気付いてる?囲まれてるみたい・・・もしかして・・・先手打たれちゃったかなぁ |
■ エレボス To:エルファ |
え? どうかしたんですか? |
■ エルファ To:エレボス |
たぶん、行くはずだった村のエルフじゃないかなぁ・・・囲まれちゃったんだよ〜 |
辺りを窺いながら、エルファはとりあえず、弓に手をかけた。
当たりの空気は、エルファが弓に手にかけた事により、緊迫感を増した。
ルツァーの鷲は、怯えるような声を出す。
■ ランバート To:ALL |
うーむ。<エルフ>に囲まれて<ぇる・・・ふ>? |
ちと苦しい。
■ソフィティア To:ALL |
ルツァーさんを守るように、それから武器はぎりぎりまで下ろしておいて。武器構えちゃったら敵対決定だから……。 |
■ 声 To:冒険者 |
(エルフ語) お前達は何物だ!なんのためにここまできた!! |
警告…だろうか。姿を現さぬ声が、あたりに響く。
■ソフィティア To:エルフ語わかる人 |
で、なんていってるの? |
■ ルツァー To:ソフィティア |
ええと…なにやら怒った声で「お前達は何物だ!なんのためにここまできた!!」と言ってますね。 |
■ソフィティア To:ルツァー&エルフに堪能そうな2名 |
まぁ、予想はしていたけどこういう時ってどんな返答が一番いいのかな? |
■エレボス To:ソフィティア |
あまり刺激しない答え方をすれば良いかと思いますが とりあえずは任せますよ(笑) でも、ある意味全員で村に行くチャンスかもしれませんよ |
■レジー To:ALL |
さすがにいきなり攻撃してきたりはしないと思うから、敵意がないことを伝えりゃいいんじゃないか? 村を探してここまで来た、って伝えてみたらどうだい? 最悪、囚われの身かもしれないが村には入れるぜ(笑) |
■ ルツァー To:レジー |
そうですねぇ。案内でもしてもらいましょうか? |
ピリピリとした緊迫感の中。依頼人だけは、いつもの「のほほん」さを失っていなかった。
■ フレイム To:ルツァー&ALL |
・・・変に誤魔化そうとしても、ボロが出そうだ。 下手に密談しては、怪しまれ兼ねんな・・・。 |
そうみなに告げ、フレイムは両手を挙げて声のする方向を向く。
■ フレイム To:声 |
(エルフ語) 我々は旅の者。あなた方が野党の類で無い限り、我々に敵意はありません。 ですが、姿が見えない以上、警戒せざるを得ません。宜しければ姿を現しては頂けませんか? |
■ フレイム To:ALL |
少しは時間も稼げるだろう・・・今の内に、上手い言い訳でも考えておいてくれ・・・。 |
■ 声 To:フレイム |
(エルフ語) ふむ。同朋の言葉を話すかと思えば、なんだ、なりそこないか(嘲笑) こちらの姿を出すかどうかは、こちらが決めること。主如きに指示される所以はない。 さらに、先ほどよりこそこそ、こそこそと話しているではないか。 どうみても打ち合わせ。口裏合わせであろう? そんな怪しい連中を、どう信じろというのだ? |
その警告の声。どうやら、女性のようだ。
■ フレイム To:声 |
(エルフ語) 私を出来損ないと呼ぶ事には、さして否定もしませんよ。貴女方から見れば、そうなのでしょうからね・・・。 打ち合わせ・・・と言うのは正解です。矛を向けられている以上、刺激させるわけにもいきません。 ただ・・・改めて言いますが、敵意が無い事は真実です。信じては頂けませんか? |
■ 声 To:フレイム |
(エルフ語) ふん。打ち合わせをせぬと、刺激してしまうような言葉を発する、とでもいうのか。 やはり、怪しいではないか。 |
フレイムの説明にも、変わらぬ調子で相手する声。
■ ルツァー To:フレイム |
……(^^;。 |
■ エルファ To:声 |
(エルフ語) そういう貴方達も、か〜なりあやしいんですケド 大体、どうして、こんなとこで誰何されなきゃならないのか、教えて欲しいわぁ 私たちはただ、話しながら道を歩いてただけなのに〜 |
■ 声 To:エルファ |
(エルフ語) ここを何処だと思っているのだ?短き命に縛られし者。 お前達、森を勝手に切り開きにでもきたのか? 道を歩いていたとはいえ、ここは人が入り込む所ではない。 それを知っての発言か? |
だいぶじれてきたのか。苛ついた声ともとれるその人物。
すると、また新たな声が聞こえる。
■ 声2 |
(エルフ語) 相変わらず話が平行ね。 少しは落ち着きなさい、モーニー。 |
冒険者達の前に、一人のエルフの女性が現れた。
手には弓を持ち、少し警戒した面持ちである。
■ エルフ2(声2) To:冒険者 |
(エルフ語) 弓を手に持ち失礼するわね。 さて。敵意があるかないかはともかくとして。貴方達、どうしてこの森に入ってきたのかしら? ここは私達エルフの森。ここの森には、狩りに適した動物などもいないし、泉に水を汲みにきたのなら検討違いよ。 |
ちなみに、会話は随時ルツァーが訳している。
■ソフィティア To:声2 |
この先にあるっていうニンフサグという村に向かってるところなんだけど。 |
ソフィティアの言葉をルツァーがそのまま翻訳する。
その言葉に、エルフは驚いた顔をする。
■ エルフ2(声2) To:冒険者 |
(エルフ語) ニンフルサグ…村に何の用なの?教えて貰いたいわ。 |
■ソフィティア To:エルフ2 |
ニンフルサグだったわね。わたし達はアクアマリンで出来た像の情報がその村にあると聞いて向かってるところです。途中何が出るか判らないから武装しているけど、危害を加える気は無いわ。 |
■ エルフ2(声2) To:ソフィティア(ルツァー) |
(エルフ語) …像… そもそも、どうやって村の「場所」を知ったの? 半端者や……人間が……? そこに同胞もいるようだけど、彼は村の出身者でもないでしょう? |
■レジー To:エルフ2、ランバート |
以前この村にいたエルフが教えてくれたのさ。 そうだったよな?ランバート。 |
■ ランバート To:ALL |
うーん、言い駄洒落が思いつかない・・・・ ・・・ん?すみません、考え事をしていたもので(^^;;; |
■ エルフ2 To:レジー&ランバート |
(エルフ語) そう…… |
■ エルフ2 To:エルフ1(モーニー) |
(エルフ語) そう彼らは言ってるけど、どうする? 敵対心があるのなら、私が姿を現した時にすぐに攻撃をしたでしょうし。 私は村長に会わせて、村長に決断してもらうのが一番だと思うけど。 |
■ モーニー To:エルフ2 |
(エルフ語) …信用したわけではないが、同胞よりの確かなる情報によって知ったのなら…来るなとも言えないな。 村長に聞くしかないな。 |
声と共に、また一人のエルフの女性が現れた。
どうやら、彼女がモーニーらしい。
■ モーニー To:冒険者 |
(エルフ語) ……ドワーフまでいたのか… まあいい。ついてこい。 |
心底嫌そうな顔をして一言だけ呟くと、すたすたと森の奥へと進んで行った。
■ エレボス To: |
うぅ……、あそこまでイヤな顔をしなくても…… |
■ フレイム To:エレボス |
・・・仕方あるまい。嫌な顔だけならば、我慢すれば済む事だ |
■ エルフ2 To:冒険者 |
(エルフ語) 一応案内しますけど、馬鹿な考えは起こさないでね。 もし、少しでも危害を加える者と判断されたら。 平穏には帰れないと思ってね。 |
通訳された言葉を聞き、ソフィーはコクリと頷いた。
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