| 旅の途中 | Scenario #92 |
| 宝玉の乙女 |
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| 街道沿い 町 |
オランを出立して早２週間と半分ぐらいか？
一行を乗せた馬車は、最初とほぼ変わらぬスピードを保ちつつ、順調に進んできた。
とても大人しい馬なのだろうか、街道で他の馬車とすれ違う時も、いななき一つ起こさなかった。
一行は、とある小さな町についた。
この小さな村を最後に、明日からは街道から離れ、ランバートの地図を頼りにニンフルサグ村を目指す。
| ■ ルツァー To：ALL |
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ええと……ここが街道沿いの村では最後ですね。 少し早めですが、今日はここの宿に泊まって、明日からの行程に備えましょうか(^^ |
オランよりずっと手綱を握ってきたルツァーではあるが、彼も馬同様ほとんど疲れらしい疲れを表情に出していなかった。
| ■ レジー To：ルツァー |
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そうだな。 目的の場所まではまだ結構な距離なのかい？ 食料もある程度買いこんでおくべきだろうな。 |
| ■ ルツァー To：レジー |
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そうですねぇ。 これ以降はどのぐらい掛かるか判りませんし、地図があるとはいえ、初めて行く場所ですから……多めに買って置いて損はないでしょうね。 |
| ■ ランバート To：ＡＬＬ |
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一応、地図ではこの先から街道を外れて小道に入ることになってます。 ただ、所詮、即興で描いてもらった手書きの地図ですから、残りの行程はどれくらいか見当つかないですねぇ。 |
| ■ソフィティア To:ルツァー |
| 人里離れた偏屈なエルフの村でしょぉ？変なことがあるといけないから各自である程度の保存食は携帯したほうがいいかもしれないわね。 |
| ■エルファ To:ルツァー |
| とはいえ〜、味気ない保存食じゃ・・・食事の楽しみってモンにかけるのよね〜・・・少しデザートっぽいヤツ買っちゃおうかなぁ〜内緒で・・・ |
| ■ フレイム To：ＡＬＬ |
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・・・それに、村まで馬車で行けるとも思えない。・・・手荷物の選別も、しておくべきか。 それに・・・そうだな・・・村まで向かう面子は如何する？今の内に決めておくか？ |
| ■ レジー To：フレイム |
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面子は・・村まではまだ距離があるんだし、道中で相談すればいいんじゃないか？ それともみんなでエルフに変装でもするかい？ もっとも、エレボスには無理な話だろうけどな(笑) |
| ■ エレボス To：レジー |
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変装は無理でもフードで体全体でも隠しましょうか？(笑) でも、どっちにしても相手からは怪しい人に見られると思いますが…… |
| ■ ルツァー To：フレイム |
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変装は、私は大丈夫です。あと、馬車の件も大丈夫でしょう。 明日にでも、荷台を山道でも大丈夫な頑丈なものに交換する予定です。 ただ、多分「荷台」になるので……人が乗っていくのはオススメできないものとなる可能性が高いですけれどね(^^; |
| ■ソフィティア To:ルツァー |
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最後まで馬車でいけるとは思ってないですから(^^; 明日からは歩きになりそうですね。 |
| ■ ルツァー To：ソフィティア |
| まぁ、荷物は大丈夫でしょうけどね。 |
| ■ フレイム To：ＡＬＬ |
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・・・村に入る物と別に、馬車の番も必要とは思うのだがな・・・。 まあ、道中考えるとしよう。 |
| ■ ルツァー To：ALL |
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そうだ。 ここまで山麓までくれば……目立たないでしょうから。 明日にでも私の相棒を皆さんに紹介しますよ(^^ |
| ■ソフィティア To:ルツァー |
| 相棒？目立たないってずっと一緒にいたんですか？(^^; |
| ■ ルツァー To：ソフィティア |
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一緒にいた、というか。ちょっと後から付いてきて貰っていたんですよ(^^ 気のいい、可愛い奴ですよ(^^ |
| ■ エルファ Ｔｏ：ルツァー |
| カワイイの？犬とかかなぁ？ |
| ■ソフィティア To:ルツァー |
| そうですか。それじゃ、楽しみにしてますよ。 |
人間じゃないものを想像してるらしい。
| ■ レジー To：ルツァー |
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人の目に付くとまずい相棒なのかい？あんたの相棒は。 まぁいきなり取って食われない限り俺は誰でも歓迎するけどな。 |
| ■ ルツァー To：レジー |
| とって食う……小柄な人がいないから大丈夫……かな？ |
何やら物騒なことを言う。
本気なのやら、冗談なのやら……
| ■ エレボス |
| 小柄……私は大丈夫かな…… |
それはどうだか、まだわからない……
| ■ フレイム |
| ・・・・・・如何にも・・・可愛いと言う表現と離れていくような・・・・・・。 |
| 森へ |
暢気な話をした次の日。
ルツァーは新しく山道にも耐える荷台を購入したようだ。
今まで乗ってきた馬車部分は、また来るまで預かってもらう約束も取り付けた模様。これで、帰るときも安心だ。
村を出発してしばらく。
人目につかない山道を歩いていると、一羽の鷲がルツァーの近くに寄ってきた。
| ■ ルツァー To：ALL |
| この子です。かわいいでしょう(^^ |
ニコニコとしながら紹介をするルツァー。
クワッ！と威嚇する鷲。あまり「かわいい」と称するには、いささか勇ましいようにも思える。
| ■ ランバート To：ルツァー |
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＜おおっ！鷲＞だ。 ＜大鷲＞ですか？ |
| ■ ルツァー To：ランバート |
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大鷲……まで成長するかな？ ヒナの状態で親からはぐれていたのを拾ったので……どのぐらいまで成長するかは判りません。 でも、まあ。可愛いし。いいかなーと。 |
どうやら、この鷲は孤児(?)らしい。
| ■ エルファ Ｔｏ：ルツァー |
| すっご〜鷲？<ｂｒ> なんか突付かれたらエグレそうなんですケド・・・さわっても大丈夫？ |
さわってみたくてうずうずしているエルファ。恐いもの知らずだ・・・
| ■ ルツァー To：エルファ |
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ん〜。 私以外の人に会わせるのって、今日が初めてなので。 あまり近づかない方が良いかもしれませんね。ちょっと気が立ってるし。 |
| ■ レジー To：エルファ、ルツァー |
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あいつにしてみれば、エルファが「おいしいおやつ」かもしれないぜ？(笑) まぁ、俺は止めないさ。 ルツァーさん、彼・・だか彼女だか分からないけど、名前はないのかい？ |
| ■ ルツァー To：レジー |
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ええ、まだ名前付けてないんですよ。 でも、呼べば来るし……不都合はないかな？って思ってます。 |
| ■ ルツァー To：ALL |
| 今回は顔見せという事で……ほら、いっておいで。 |
手を差し上げ、鷲はまた大空へと羽ばたく。
| ■ フレイム |
| ・・・・・なるほど。・・・確かに、可愛い鷹だ。 |
| ■ソフィティア To:ルツァー |
| よく言うことを聞くのね。 |
| ■ ルツァー To：ALL |
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一応空からあの子に見てもらっているので。集落のようなものがあったら教えてもらえると思います。 ……さて。 まだエルフの村に到達していないので……どうしましょう？ エルフの村が近くになったら、どのように近づいていきますか？ |
| ■ レジー To：ルツァー、ALL |
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そうだな。 とりあえずランバートが交渉役になるのは確定だな。 だが1人では心もとないし、一応危険も考えられる。 せめて後二人は一緒につけたいところだけど・・この際エルフじゃないなら誰でも一緒かもな？ 俺でよければ俺もランバートについて行くが。 |
| ■ ルツァー To：ALL |
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一応魔術の心得があるので……私自身の姿を偽る事も、エルフに変化する事もできるのですが……私だけ付いていっても心細いですし。 やはり、どなたか来て戴きたいですね。 |
| ■ソフィティア To:ALL |
| 話からして、人間がひょこひょこいっても追っ払われるだけみたいね。ドワーフのエレボスは論外として、エルフよりの皆で護衛してもらうのが妥当かな。 |
| ■ フレイム To：ＡＬＬ |
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・・・俺は耳を隠せば、誤魔化せると思うが・・・逆に疑われる可能性もあるな。 少なくとも、彼等の言葉は扱えるのだが・・・。 |
| ■ エルファ To：ALL |
| 私もエルフ語はわかるから、行くんだったらついていくわ〜 |
| ■ ランバート To：ＡＬＬ |
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私が交渉役になるのは構いませんが、何より一番大事なのはルツァーさんの熱意を伝える事じゃないですか？ 我々が「乙女の像」がいくら欲しいと叫んだところで、仕事で雇われた上での話です。 ルツァーさんが心から「乙女の像」を欲している熱意をぶつければ、例えエルフであっても理解してくれるのではないでしょうか？ |
| ■ ルツァー To：ランバート |
| 熱意だけはありますから……とりあえず「欲しい欲しい」という気持ちをぶつければよいのでしょうか？ |
本人。いたって真面目である。
| ■ ランバート To：ルツァー |
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「欲しい欲しい」という気持ちをぶつけるだけでは駄目です。 いかに相手にそれが欲しいかという事を理解してもらうために、言葉巧みに相手の気持ちを自分の方へ引き込まなくてはいけません。 そうですねぇ、例えば、会話の中に巧みに駄洒落を織り込んで、相手をリラックスさせて伝えるとか。 それでも理解してもらえなかった時は、自分の駄洒落の能力がまだまだ低いと言うことです。その時は私と理解してもらえるような駄洒落を言えるようになるまで、１００年くらい修行の旅にでましょう。 |
ランバートもいたって真面目である(^^;;
交渉役は彼らだけに任せるのは不安であろう(笑)
| ■ ルツァー To：ランバート |
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ふむ……駄洒落ですね。 参考にさせていただきます(^^ |
| ■ソフィティア To:ALL |
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普通にぶつけても、御神体みたいなものみたいだから無理そうなんだよねぇ(^^; いっそのこと全員で普通に村を訪問してみない？おなじエルフでも、集落のエルフでないと結果は一緒かもしれないしさ。 それに「アクアマリンの像」を譲ってもらう話はあとにして、まずは普通に情報収集に立ち寄った旨伝えたらどうかな？像があるのを知ってることを始めから伝える必要はないんだしね。 どうかなぁ？ |
| ■ ルツァー To：ソフィティア |
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そうですねぇ。 とりあえず、像getはおいといて、世間話でもしに村を尋ねますかねぇ…… |
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