勇敢なる警備隊隊長殿? | Scenario #74 |
ごぶりんたいじ。 |
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カフラ村 川のほとり |
狩人達から別れてしばらく。
川のせせらぎがだんだんと聞こえてきた。
村からすこぉし離れた場所。村人達からちょっと見えない場所。
そんな場所にはちょっと不釣合いな、小さな仔猫がてふてふ歩いていた。
■レイン To:猫 |
………にゃんこ? |
猫がてふてふ歩いていた事で。周囲に人がいないか見回すレイン。
■フレイム To:ALL |
・・・猫・・・・・だな。 |
同じくフレイム。
人の気配はするのだが。だが、冒険者の目には人らしい影は見えないが‥‥
■エコー To:猫 |
ちょっと呼んでみましょう。・・・にゃんこちゃ〜ん♪おいで、おいで〜〜(^-^) |
■レイン To:エコー |
……もう少し太らせてからの方がいいんじゃないかな………食べるなら。 |
■ナミキ To:レイン |
……さすがレイン、まったくもってその通りね。 |
猫をじっくりと観察し、うんうんと納得するナミキに、
■レイン To:ナミキ |
………ぼくはいらないよ……… |
■ナミキ To:レイン |
あ、そう。遠慮しなくていいのに。 |
後でちと物騒(?)な会話をしている中、ちょっとしゃがんで優しい声で呼ぶエコー。
これこそまさに猫なで声?
てふてふと歩いていた猫。冒険者の姿に気づき、「?」と立ち止まる。
ちなみにというか。幸運というか。
ぼそっと発言したレインやナミキの声は聞こえていないようだ。
■ランス(心の声) |
うーむ、あんな声で呼ばれたら・・・わいやったら一発でお陀仏やな |
こらこらこら(笑)。そこ。なーに関係無いこと思ってるっ(笑)。
エコーが優しい声にて猫を誘惑(?)している横で。既に誘惑されている男がここに一人。
心なしか顔も赤いし‥‥
■ナミキ To:ランス |
……ふむ。 ランスちゃ〜ん♪ おいで、おいで〜〜(エコーの物真似で) |
悪戯するでない(笑)。
■ランス |
・・・・・・。 |
その声に、思わずふらふら〜‥‥とナミキに引き寄せられるランス。
そのままぶつかりそうになるも、
■ナミキ To:ランス |
ほ〜ら、ぐ〜ぱんちよ〜♪ |
ぐーの手でアッパー♪
■ランス To:ナミキ |
ぐはぁぁっ!! (☆3☆) なななななな、なにすんねん〜!? (T◇T) |
■ナミキ To:ランス |
………。 |
わざとらしく顎を押さえナミキに文句も言うも、ナミキの憐れみの表情に迎撃されて‥‥
■ランス(心の声) |
うっ、そ、そんな眼されたら・・・・くぅ、これは罠や! 落ち着け!負けるなランス! |
撃沈しそうな人が一人。
完璧、本題とズレてますなヽ(゜▽、゜)ノ
そんな夫婦漫才(?)が繰り広げられている横で。こちらは真面目に猫の勧誘。
■エコー To:猫 |
ほ〜らほら、こっちにおいで〜♪にゃんにゃんにゃ〜ん(⌒▽⌒) |
相変わらず猫を呼びつづけるエコー。
猫は。少しエコーに興味を持った風ではあるが。何か警戒をしているのか、なかなか近寄ろうとはしない。
■アンリ To:にゃんこ |
にゃんこ〜!!元気してるぅ〜? |
■フレイム To:エコー、ALL |
初見の猫が寄って来るとは思えないが・・・それより、人の気配がする。 ・・・トルートンが居るのはこの辺りだろう。 |
確かに。がさがさと音がしたりはしているが。
その音の主も姿をなかなか現そうとはしないようだ。
■ナミキ To:トルートン |
ねえ、トルートンさんいないの? あたしたち、ゴブリンたちを退治しにきた冒険者なんだけど。 ちょっとお話が聞きたいんだけど〜。いないの〜? 取って食ったりしないから出てきて頂戴〜。 |
■レイン To:トルートン |
ていうか、こんな村はずれを一人でうろうろしてたら危ないよ。どこにゴブリンが潜んでるかも分からないし。 |
がさっ!!とさらに大きな物音一つ。
■声 To:冒険者 |
き、き、キミ達は一体何物なんだっっ! そんな恐ろしいものを連れて‥‥いったいボクに何の用だっっ! |
姿は見せずとも声はする。
薮の中から聞こえた声は。少し神経質な印象を持つ、音の高いものであった。
猫は、といえば。相変わらず冒険者とある一定の距離を保って、ちょこんと座って身繕いを始めたようだ。
■ナミキ To:トルートン |
だから冒険者だって……。 これはあたしたちが捕まえたゴブリン。 離したりしないから安心しなさい。 で、こいつらにはまだまだ仲間がいそうだから、そいつらについて何か知らないかどうかあなたに聞きにきたのよ。 つーか、何でそんなにおびえてんのさ。 |
■トルートン To:ナミキ |
ぼ、ぼ、ぼーけんしゃだって?そんなのパパ‥‥じゃない、父からは‥‥‥えぇと、聞いているなぁ‥‥‥アレ? 本当にそいつは離したりしないんだろうなっっ 絶対だぞぉ!嘘ついたら‥‥針千本なんだからなぁっっ! |
‥‥。
だいぶ神経質そうです(^^;
■エコー |
嘘をついて針を千本も頂けるのでしょうか……? |
ええ。生身な針刺しにされちゃいますけど(素)。
■ナミキ To:トルートン |
はいはい。 ……つーか、とっとと出てこないと離すわよ。 |
■フレイム |
・・・・・なるほど。こう言うタイプか。 |
ええ。こういうタイプです。
がさごそと音を立てながら冒険者達の前に姿を現した男。
ほっそりとした体つきに、少しこめかみがぴくぴくとなっている細めの顔つき。ぱっと見た感じ、30半ばの年齢に思えた。
先ほどまで身繕いをしていた猫は、にゃぁんと一言鳴いてから、トルートンの元へとすり寄ります。
■トルートン To:猫 |
ミィシャー‥‥怖くなかったかい?大丈夫かい? |
すり寄ってきた猫を優しく抱き上げるトルートン。
冒険者に対する態度と大違いです。
■エコー To:トルートン |
…脅かしてはいませんから怖がってはいないと思いますわ(^-^; |
■トルートン To:冒険者 |
‥‥。そ、その。ボーケンシャとかが。そんな恐ろしいヤツ連れてきて。 ‥‥‥ ま、まさかそいつらを使ってボクの村を襲っているとか‥‥そういう悪いコト考えているんじゃないだろうなっっ! |
■ランス To:トルートン |
いや、ちゃうちゃう・・・・その逆やて。 わいらはあんさんとこの村長はんに頼まれて、こいつらをやっつけに来たんや。こいつは、わいらがここに来る道中で襲ってきた連中を返り討ちにしたついでに、色々と話聞こうと思て連れてきたんや。 もう弱っとるさかい、こいつ一匹では何もでけへん・・・・ところで、あんさんはこいつと同じやつを見たことがあるんでっか? |
と、連れてきたゴブリンを指さして説明するも‥‥
■トルートン To:冒険者 |
なに!?違うのか‥‥?‥‥我ながらすぺしゃるな推理だと思ったのにぃ‥‥もぉ‥‥。 って‥‥捕まえて、いろいろと聴けるんなら、そいつ(ゴブリン)に聞けばいいじゃないか。 ボクはそんな気色悪いもの初めて見たっっ。 見せるな、気持ち悪い‥‥。ミィシャも怖がるじゃないかっ |
■アンリ To:トルートン |
だって、わんこ語なんて話せないじゃん。 ねぇ?にゃんこ〜 |
ふにぃ?と首傾げる猫が一匹。
■ナミキ |
(小声で)……なるほど、変な奴だったのね。納得。 |
しかし。怖がっているのはどーみたってトルートンの方です。
猫‥‥ミィシャは、トルートンに撫でられ、喉をごろごろとならしています。
そんなトルートンに対し、てしてしとゴブリンを軽く蹴りながら、
■レイン To:トルートン |
言葉が通じないんだ。 で、これと同じやつ、森の中で見たこととかない? |
■トルートン To:レイン |
うわ、乱暴なヤツだな‥‥‥ 同じやつ‥‥‥しらん。 ぼ、ボクは村の警護を担当しているからな。森になんか入るもんかっ。 |
■ナミキ |
(小声で)あんたじゃ守れんっつーの。 |
突っ込みは。短く簡単なほど、より強い(ぼそ)。
■ランス To:トルートン |
いや、森やのうて・・・・村の方も被害におうてるって事やねんけど。 そういや警護って、どれくらいの時間やってるんでっか? 夜はやってないんでっか? |
■トルートン To:ランス |
村の警備‥‥そうだ、ザクさんとこやグフさんところで家畜の被害が出ているから、ママ‥‥じゃない、母に言われて警備隊を作ったんだ。 ぼ、ボクはその隊長だぞっ。偉いんだぞっ。 ‥‥ 時間帯は‥‥ん〜‥‥みんなが眠くなるまでかな。 夜はもちろんやっているぞ。 星の綺麗な晩なんか。ミィシャが喜ぶからなっ。 |
■ナミキ To:トルートン |
隊長……ねぇ。 |
■アンリ To:独り言 |
うわ!!ママだって!!気持ち悪〜い!! それはさておき、隊長ってホントにエライのかな? |
本人は偉いと思っているようで。
■エコー To:独り言 |
(小声で)なんだか小さな子供さんとお話ししている錯覚に陥りますわ(^-^; |
あながち外れではない。
■トルートン To:ミィシャ |
なぁミィシャ。 お前のそのステキな瞳は。夜の月に負けないぐらいだもんなぁ(^^ |
優しく撫でるトルートンの手に。かなり甘えた感じの猫。
‥‥状況、判ってる?
■ナミキ To:トルートン |
はいはい、お楽しみはあとでふたりっきりになってからにして頂戴。 で、こいつらと同じやつらじゃないってことは、どんなやつだったの? あと、何匹ぐらいだった? |
■トルートン To:ナミキ |
そんなの‥‥みてない(ぼそ)。 盗みにくる連中、とっても賢いんだぞ。おまえらが考えている以上にな。 そう‥‥音もなくやってきて、気がついたら「こっそり」と家畜を盗んでいくんだ。 だから、どんなやつかもボクは見てない。何匹なんかも知るもんか。 |
■エコー To:トルートン&ALL |
…豚は一度に足が全部地面から離れると物凄く騒ぐ生き物ですわ。 それをこっそりと持って行くには、騒がれる前に意識を失わせるとかしているのでしょうね。 と言う事は、ある程度の知能と怪力の持ち主…?(^◇^; |
警備隊はあまり頼りになりなさそうですが。敵はなかなかに強そうです。
■アンリ To:エコー |
意外とそこのヒトが気が付いてなかっただけかもよ♪ あと・・・豚さんが寝てたとか? |
■トルートン To:アンリ |
ふ、ふん。 我らはきっちりと警備していたぞ! ‥‥‥ 昼間に。 |
■レイン To:アンリ |
………惜しい。寝てたのはブタじゃないみたいだよ。 |
そのようで(^^;。
■ランス To:ALL |
・・・・ (-_-) (ため息) ま、ともかく・・・・犯人はゴブリンだけじゃないのは確かくさいな。 家畜だけ集中的に狙うってのが少し気になるけど。 |
■トルートン To:ランス |
あー。そうだ、そうだ。 家畜といってもな。牛とか、馬鹿でかくふとっちまった豚なんかはまだ狙われていないな。 あと、軒下につるしていた野菜なんかも‥‥少し取られたとか言われているが。 基本的に被害は「くいもん」だな。 |
■アンリ To:ALL |
でっかい豚さんとかは狙われてないってことは もしかしたら運べないくらいちっちゃい人って可能性もあるのかな? オレくらいとかもっと小さいとか。わんこってそんなサイズだよね? う〜ん・・・でも、そしたら軒下の野菜には手が届かないから・・・複数? ま、よくわかんないからいいや〜♪ |
■レイン To:ランス |
うーん、でもゴブリンの足跡はあったんだよね。別件かもしれないけど、村のちょっと手前でも見かけたし。 ………家畜泥棒とゴブリンの両方がいる可能性もあるけど。 |
■トルートン To:冒険者 |
あー。うん。他には何かあるのか? ボクだって暇じゃぁないんだ。忙しいんだぞ。こー見えても。 |
どこがどー忙しいのは。
聞かないのが華でしょう。きっと。
■レイン To:トルートン |
わあ、ほんとだ、よくみるととてもいそがしそう。 |
■アンリ To:トルートン |
わぁ、ホントだ〜、よく見るととても忙しそ〜。 にゃんこの世話で。うに?逆かな? |
と、一応の世辞を棒読みで読み上げた後、
■レイン To:ALL |
てわけで、次行こっか。 |
くるり、と踵を返して移動し始めるレイン。
■ランス To:トルートン |
えらい邪魔しまして、すんませんでした。 なんかあったら、わいらにも連絡いれてもらえまっか・・・ じゃ、わいらはこれで失礼します。 |
一応トルートンに礼をするランスに、
■エコー To:トルートン |
…ではまたお会いするまでごきげんよう、ですわ(^-^) |
にこやかに。猫に視線を送るエコー。
ある意味正しい。
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