SW-PBM Scenario #88 | 目次 |
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幸せの木 1階 |
ランスとナミキが降りていくと、既に依頼掲示板には数人の冒険者がたむろしていた。
2人の姿を見つけ、おやじが声をかけてくる。
■おやじ To:ランス、ナミキ |
お、早速来たな。 あの通りだからな、のんびり朝まで飲んでたら、美味しい仕事は無くなっているかもしれん。 |
■ナミキ To:おやじ、ランス |
ん〜危ないところね。 ランス、とっとと仕事探すわよ。 |
掲示板を見にいくナミキ。
■おやじ To:ランス |
ほら、お前さんもとっとと行かんと。 |
■ランス To:おやじ |
あ、ああ・・・わーってるって。 |
■おやじ To:独り言 |
しかし、美味しいと言えば、さっきの依頼人・・・。 |
おやじは何かを思い出してか、にへら☆と笑った。
■ランス To:おやじ |
なんやぁ、そのやらしい笑いは?(-_-;) しょーもない事考えとって、おかみさんの鉄拳が とんできても知らんでぇ・・・ |
■おやじ To:ランス |
いや、そのな。目の保養になるような依頼人がいた・・・ってだけで、そ、それ以上は・・・。 (キョロキョロ) カミさんには内緒な。 |
おかみさんを警戒して、忍び声になる。
■ランス To:おやじ |
それはともかく依頼、依頼っと。 |
ナミキを追って掲示板の前へ。
■おかみ To:おやじ |
あ・な・た。 ”目の保養”が出来て良かったわね。 |
おやじがはっとして振り向くと、そこには口元だけ笑っているおかみがいた。
■おやじ To:おかみ |
!! |
この後、1人で夜遅くまで洗い物をしているおやじの姿が、複数の冒険者によって目撃されている・・・。
幸せの木 個室 |
その頃の個室・・・。
■アンリ |
あうちっ!!ランス達にご飯を頼むの忘れてたヨ〜!! |
■レイン To:ALL |
今から頼みに行く? |
■アンリ To:レイン |
うにゃ〜・・・いいや、別に♪ ランスが帰ってきたら持ってきて〜っておねだりするから☆ |
■レイン To:アンリ |
帰ってきてから、わざわざまた取りに行かせるの? …まあいいけど。 |
■アンリ To:レイン |
いいの!!だって、ランスはりぃだぁなんだもん♪ |
■イグレッタ To:ALL |
私はこれがあればいいわ 誰の? |
”オウガ・キラー”のボトルを取りあげ、一応聞く。
■レイン To:イグレッタ |
ランスの奢り。 |
■ヴィトリス To:レイン、ALL |
そういうことでしたら、がんがんいきましょう。 |
と、グラスの用意。
■イグレッタ To:ヴィトリス&ALL |
そうね (みかけによらない?) |
流れで確認せず、全員のグラスに”オウガ・キラー”を注ぐ。特に自分のグラスになみなみと…
■アンリ To:ALL |
オレも飲むぅ〜!!入れて入れてぇ〜♪ このおつまみも食べていい〜? |
すでにむしゃむしゃ食べているが確認する。
■イグレッタ To:アンリ |
少しは遠慮なさい |
人の事は言えない(笑)
幸せの木 依頼掲示板の前 |
■ランス |
さぁてと、どんな依頼があるんかなぁ・・・。 |
依頼内容を確認しつつ、ナミキに近づく。
■ナミキ To:ランス |
ん〜……なんか幽霊とか病気関係とかヤバそうなの多いわね。 ちょっとあたし、おやじさんに聞いてくるわ。 |
カウンターまで戻る。
■ナミキ To:おやじ |
ねぇ、おやじさん。なんかオススメの依頼ない? あたしたちのレベルに見合ったやつで。 |
■おかみ To:ナミキ |
ごめんなさいね、今うちの人は忙しいんですって(^^)。 代わりに私が相談し乗るわね。 あら、安心して頂戴。私もちょっと前まではあなた達と同じ冒険者だったんですもの♪ |
おやじを厨房に追いやりつつ、おかみが応対する。すごく楽しそうだ。
■ナミキ To:おかみ |
……な〜るほど。 しばらくはお忙しいそうね(^^)。んでんで? |
おかみさんにちょっと自分に似たものを感じたらしい。
■おかみ To:ナミキ |
―――そうねぇ・・・探し物とか、護衛とかが比較的楽そうで良いんじゃないかしら? |
■ナミキ To:おかみ |
ん〜、ラクなのは儲けも少なそうだからなぁ……。 どっちにしろあたしががんばるわけじゃないしィ〜。 |
■おかみ To:ナミキ |
あら、そうなの? でもランスが頑張るにしろ、危険は少ない方がいいわよ〜。 死んじゃったら困るじゃない。寝覚め悪いし(^^) |
■ナミキ To:おかみ |
だいじょぶだいじょぶ。 あ〜みえて結構頑丈なんだから。(^^)。 |
オイオイ。
と、そこにランスが話に割って入ってきた。
■ランス To:おかみさん&ナミキ |
んじゃ、こんなんはどやろ? |
ランスの手には、いかにも「探し物宜しく」ってな感じの依頼書が握られていた。
■おかみ To:ランス、ナミキ |
どれどれ・・・ そうね、”大事件になる前に取り返してください。” って事は、少なくとも現時点では大事件じゃないって事よね(^^)b。 |
おかみは乗り気のようだ。(いや、おかみが乗り気でも・・・)
■ナミキ To:ランス、おかみ |
どれどれ。 ……よし、これにキメ!! なんか裏がありそうでおもしろそうじゃない? ほかの探すのめんどいし、これでいいわ。ね? |
ランスに同意を求める。
■ランス To:ナミキ&おかみさん |
んー、残量によって報酬が変わるってのが ちょいとひっかかるけど、ナミキも乗気やし これにしとこかな・・・ |
■おかみ To:ナミキ、ランス |
これでいいのね(にこにこ)。 依頼人にはいつ会うつもり? あ・・・それはこっちが聞く事じゃないのかしら??? え〜と、この後どうするのかしら・・・(ちらちら)。 |
厨房のおやじに助けを求めているらしい(笑)
■おやじ To:おかみ |
ご苦労さん、後は俺がやろう。 ああ、わかってるよ。皿洗いは後でちゃんとやるって・・・。 |
■おやじ To:ランス、ナミキ |
この依頼に決定したんだな。 (おっと・・・これは・・・) 依頼人には俺から連絡しとくよ。 明日の朝にここへ来てもらおう。 それとも・・・自分たちで行くかい? 泊ってる場所は教えられるぞ。 |
■ランス To:おやじ |
なんか、尻にしかれとらんか・・? それはともかく、今日は遅いから明日依頼人の所へ お邪魔することにしとくから、泊まってる場所教えてぇな。 あ、それと皆の分の食事を・・・って、注文聞くん忘れてた。 ま、ええか・・・適当になんか見繕ってや。 |
■おやじ To:ランス |
尻に・・・まぁ、そうかもな。さっきの会話、うちのに聞かれてたんだよ。お前さんも気をつけな(苦笑) 泊まり先だったな。 今は”スカルノ邸”と言う貴族の邸に居候させてもらっているらしい。 場所はだな・・・。 |
おやじがランスに説明した所によると、その邸は川向こうの高級住宅地にあるらしい。
白亜の建物で、近くに行けばすぐわかるだろうとの事だった。
■ランス To:おやじ |
ふーむ・・・その依頼人とスカルノってどんな人なんかな? その二人の関係も知ってたら教えてぇな。 |
■おやじ To:ランス |
依頼人はミランダと言う名前の女性でな、キャロリン村から来たと言っていたな。キャロリン村である商品を開発してて、それが盗まれたらしい。 スカルノ夫人てのは彼女のお得意様だそうだ。 依頼が解決するまでの間、夫人の屋敷に滞在しているそうだ。 ま、もっとも、まるっきりタダってわけじゃないだろうけどな。 |
■おやじ To:ランス、ナミキ |
おっと、食い物を忘れるところだった。 シチューでいいか? 豚と豆のトマトシチューに、クレソンとチーズのパスタ、それにカボチャとアーモンドのサラダ、あと、かみさんが焼いたゴマチーズパンだ。 2人で持てるか?そぉっとな、そおっと。 ・・・これ全部、ランスにつけといていいのか? |
ランスに聞いているはずなのだが、なぜか顔はナミキの方を向いている(笑)。
(ナミキの尻にしかれていると思ったのだろう)
■ナミキ To:おやじ、ランス |
うん。 じゃ、ランス。戻りましょ? |
ふたつだけ皿を持ってさっさと部屋のほうへ向かうナミキ。
■ランス To:ナミキ |
おいおい、ちょい待ってぇなぁ〜 |
残りの皿を無理やり持ってナミキの後を追う。
どうみても尻にしかれてるようにしか見えない・・(笑)
幸せの木 再び個室 |
■ナミキ To:ALL |
みんな、おまたせ〜。 依頼とってきたわよ。 |
かくかくしかじかと今のところを知っている情報を話す。
■ナミキ To:ALL |
この依頼でいいわよね? ほかの変なのばっかりだったし。 OKなら、明日『スカルノ』さんていう貴族の家にGOって感じよ。 |
■イグレッタ To:ナミキ |
私はかまわないわ |
■レイン To:ナミキ |
僕も構わないよ。 |
■ヴィトリス To:ナミキ |
楽しみですね。 |
■アンリ To:ナミキ |
面白そ〜!!なんなんだろネ、それ!! |
■ナミキ To:ALL |
よかった、みんなOKみたいね。じゃ、明日からがんばりましょ♪ |
後からランスがよたよたと部屋に入ってきた。
■ランス To:ALL |
おおい、誰か持ってくれぇ〜〜 |
■レイン To:ランス |
ご苦労様。 |
■アンリ To:ランス |
落としたら罰金100ガメルだよ♪ファイト!! |
■ヴィトリス To:ランス |
少々お待ちください。 |
ランスよりふた皿受け取る。
■ナミキ To:ヴィトリス、ランス |
エコーといい、ヴィトといい、やっぱりプリーストっていいヒトばかりなのね。 ランス、よかったわね(^^) |
■ランス To:ALL |
・・・・・(T_T) |
泣きながらテーブルに皿を置く。
■イグレッタ To:ナミキ |
私もマイリーの神官だけど? |
酒を飲みながらちらりと見る。
■アンリ To:イグレッタ |
んじゃ、イグは例外ってコトだね♪ |
■ナミキ To:イグレッタ |
あら? あたしはイグレッタのこともいい人だと思ってるわよ(^^)。 |
■ランス To:ALL |
こうなったら飲むぞぉ!! 皆、仕事前に気合い入れて乾杯や!! |
半分ヤケになってるらしい(笑)
こうしてこの夜はふけて行った・・・。
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