沈黙の歌姫

潜入!愉快な仲間達のアポ無しリポート

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”墜ちた都市”・外円部「歌姫の宮殿」入り口付近

夕食終了後、準備を整えた冒険者達は今度は全員で遺跡へと向かう。
遺跡は夜の帳の中、先程と変わらず、静かにたたずんでいた。
夜空に浮かぶ満月だけが、この遺跡の在りし日の姿を知っているのだろうか?
■ガイ To:ALL
静かだぜ・・・・おまけに真っ暗で、何も見えねぇな。
隊列はどうする?中は狭いだろうから・・・
1列目が俺とジェスタ、2列目がクラウディアとユリア、3列目にコリューンとエレボス、っていうのはどうだ?

■ジェスタ To:ガイ
わたしはいいよ〜。
誰か明かり持ってる?

ジェスタは辺りを警戒しながら、ゆっくりと進む。少し目が慣れてきたらしい。
■ コリューン To:ジェスタ
松明なら、持ってるよん♪

コリューンはそう言って松明に火を点け、ジェスタに渡す。
辺りに脂のこげる匂いが立ち込めはじめました。
■ジェスタ To:コリューン
ありがと〜☆

■ コリューン To:ガイ,アルフレッド&ALL
ところでサ、赤兄はどうすんの?2列目でディア姉と一緒に、ユリアさんを挟んでもらうのが一番かにゃ〜?

■ガイ To:アルフレッド&コリューン
おっ、アルを忘れてたな、すまんすまん!

■ アルフレッド To:ガイ
あぁ、いいよ気にしてないから。(´▽`)

■ アルフレッド To:コリューン&ALL
うんそうだね、それがイイと思う。
あと、松明一つだけだとアレだから俺のランタンも点けとくよ。

アルフレッドも言って、ごそごそとランタンに火を燈す。
■ アルフレッド To:ALL
あっ、俺が持ってたら魔法が使えなくなっちゃうから誰か持っててくれない?

■ ユリア(筆談) To:アルフレッド
あの・・・私が持ちましょうか?

■ アルフレッド To:ユリア
はい、お願いします。熱くなりますから気を付けて下さいね。[*]ヽ(´▽` )

■ ユリア(筆談) To:アルフレッド
分かりました。

ユリアはアルフレッドから受け取ったランタンを落とさぬようにしっかりと持ちます。
■クラウディア To:ジェスタ
ジェスタ嬢、危ないと思ったらすぐに場所代わるから、言っておくれ。
ま、最初の部屋は、さっきなにもなかったからだいじょうぶだと思うけれど……念のためにね。

■ジェスタ To:クラウディア
うん。わかった。その時はよろしくね☆

■ガイ To:ALL
よ〜し、じゃあ行くぜ!

ガイの号令一発、冒険者達とユリアは遺跡の中へと足を踏み入れた。

「歌姫の宮殿」内・エントランス付近

さて、遺跡の中へと入り込んだ冒険者達。
松明とランタンの淡いオレンジの光に照らし出されたのは、先程と変わらぬ瓦礫の転がる風景であった。
正面の壁には奥へと通じているであろう通路が3つぽっかりと開いていた。
■ガイ To:ALL
通路が3つか・・・・どっから入る?

■ アルフレッド To:ALL
う〜ん、俺の考えが正しければどこから入っても同じ部屋に出ると思うから、さくっと真ん中から行けばいいんじゃないかな?

む、なかなか鋭い(笑)>アルフレッド
■ガイ To:ALL
・・・考えててもしょうがないな!
よ〜し、アルのいうとおり、真ん中から行くか!

■クラウディア To:ALL
通路に行く前に、きちんと向こう側を確認しておくれね。
枯れた遺跡だからって、油断しない方がいいと思うよ。
満月の晩だしね……。

■ コリューン To:胸中
(歌姫がモンスターかもしんないもんね〜★)

コリューンは周囲を警戒しながら、クラウディア達に続いて行く。
■ アルフレッド To:ガイ&エレボス
そうだ、さっき魔法使い過ぎてちょっと疲れてるんだ。
このままだと後のことが心配だし、奥に行く前に少しでいいから回復してもらえないかな?(^^;

■ エレボス To:ガイ&アルフレッド
どちらかと言えばガイさんの方が良いと思うんだけど
ガイさんは先頭に立って戦う事が出来ますが私は魔法での援護しかできませんから
戦闘前に魔法を使いますと戦闘中に疲れてしまって足手まといになってしまうかもしれませんし……

■ガイ To:エレボス&アルフレッド
おぅ、お安いご用だぜ!
じゃあ、行くぜアル!

■ ガイ(神聖語) To:アルフレッド
戦神マイリーよ、彼の者の心の疲れを癒したまえ

ガイはアルフレッドに手を触れ、彼の信ずる神マイリーに祈りを捧げた。
アルフレッドは精神的な疲労がすっと引いていくのを感じた。
■ アルフレッド To:ガイ
ふぅ、ありがとうだいぶ楽になったよ。

■ガイ To:アルフレッド
いいってことよ!

さてさて入り口近くに転がっている瓦礫を避けながら入り口の正面の通路へと向かう7人。
通路はどうやら階段となっていて更に奥に通じているようであった。
■ガイ To:ジェスタ
階段になってるようだな・・・・。
どうだ、ジェスタ怪しいとこはないか?

ジェスタは通路の脇に立ってそっと耳を澄ます。
彼女の耳には仲間の息遣い、そして松明のはぜる音の他は何も聞こえなかった。
特に危険を感じることもない。
強いてあげれば、暗闇に人が持つ潜在的な恐怖だけであろうか?
■ジェスタ To:ガイ&先に遺跡に入った人たち
…………特にないみたい。
この先って、さっき行ったの?

■クラウディア To:ジェスタ
いいや。
満月の晩のことを相談したかったのと、ジェスタ嬢みたいな専門家がいなかったのとで、さっきの部屋をざっと調べただけでもどったのさ。
大丈夫そうならば進んでみようよ。

■ アルフレッド To:ジェスタ&ALL
やっぱり遺跡とかは、ジェスタみたいなプロが居ないと危ないからね。

■ジェスタ To:おふたり
………わたし、実は遺跡初めてなんだけれど。。(^^;;;
まあ、なんとなく判るから、先に進んでみよ〜。

警戒しながら、先に進んでいくジェスタ。時々立ち止まって様子を伺ったりしています。
辺りを調べながら慎重に階段を降りていくジェスタと、その後をこれまたゆっくりと着いていくガイ達。
下へと続く階段は20段ほどで終わりを告げ、代わりに両開きの扉が彼らの行く手を遮った。
■ジェスタ To:みんな
ここは枯れた遺跡だけど、一応調べてみるね。

■ガイ To:ジェスタ
頼むぜ、ジェスタ。

扉のチェックを始めるジェスタ。
特に罠や鍵がかかって形跡はなく、押せば開きそうです。
■ コリューン To:ジェスタ
どう? 開きそう〜?

コリューン最後尾から、背伸びをして覗き込んでいる。
■ガイ To:ジェスタ
どうだ?なにもねぇか?

■ジェスタ To:みんな
特に気配がないから、入るよ〜☆

■ガイ To:ジェスタ
お・・おい、ジェスタ、大丈夫か?

危険を顧みず、どんっ☆ と扉を押して中に入るジェスタ。
扉はすんなりと開き、遮られていたたいまつとランタンの灯が扉の向こうを照らし出します。
ジェスタは慎重に辺りを伺います。
奥の部屋は入り口よりもかなり広い部屋となっているようで、彼らの持つ灯りでは端まで見渡すことはできません。
■ コリューン To:ジェスタ>ALL
スタちゃん、何かある〜?

・・・・・私達も入っちゃおっか?


■ジェスタ To:コリューン&みんな
えと、かなりおっきな部屋みたい〜☆
奥まで光が届かないし。ここが劇場かな??

■クラウディア To:コリューン&ALL>ユリア
いや、もうちょっと待ってみようよ。
ここにきて、詰めを間違えたくはないしね。

ユリアさん、見覚えのある風景に出くわしたりはしていないかい?

ユリアは真剣に扉の向こうの風景を凝視した後で、口を開きます
■ ユリア(筆談) To:クラウディア
暗くてよくわかりませんが・・・・・なんとなく見覚えがある気がします。

■ コリューン To:ユリア&ALL
じゃ、やっぱりココみたいだね〜♪ 歌姫ってどんな人だろ〜?

コリューンはそう言いつつ、一応、左手でマン=ゴーシュを掴み、右手は空けておく。
■ アルフレッド To:独り言&ALL
予想通りかな? かなり広いみたいだね。
ここに居てもなんだし、奥に進もうか?

■ガイ To:ALL
そうだな、よし、中に入ろうぜ。

■クラウディア To:ユリア&ALL
ええと……とりあえず、この広間は、入り口の部屋の3倍ぐらいの奥行きがあるね。明かりの先は……ゆるやかに下っているみたいだ。
一番奥に……舞台らしきものがあるけれど……。
こりゃ、本当に古代王国の音楽堂だね〜。
伝説の場所にあたしらは立っているって訳だ……。

ユリアさん、あんたの夢じゃあ、歌姫はいつもどのあたりにいるんだい?舞台の真ん中かい?

■ ユリア(筆談) To:クラウディア
多分舞台のところだと思います・・・・・。
そこで多くの楽器演奏者の前で、いつも歌っていました。

■クラウディア To:ユリア
ふうん、それなら遅かれ早かれ、あたしらも奥にいかなきゃならないってことだね。

そうそう、あんたの夢じゃ歌姫と楽団の面々は、そこにいて、生きているかのようだったのかい?
それとも幻みたいに見えたのかね。

■ ユリア(筆談) To:クラウディア
歌姫も楽団も・・・・・まるで生きているようでした。

■クラウディア To:ユリア
それで、観客はあんたひとりかい?
そこはやっぱり廃墟だったんたよね?真新しい会場じゃなくて?

■ ユリア(筆談) To:クラウディア
廃虚では無かったと思うんですが・・・・・。

ユリアはちょっと自信無さげに答えます。
■ アルフレッド To:ユリア&クラウディア
じゃあ、今の風景じゃなくて魔法王国時代のものを見ていた事になるのかな?

■クラウディア To:ユリア&アルフレッド
歌姫の思いが届いたのかね……まさか、この遺跡が過去への扉だったりなんてことは……無いとは思うんだけれど……
調べてみなけりゃなんともいえないけれどね。

■ ユリア(筆談) To:クラウディア&アルフレッド
私の夢が古代王国時代のもの・・・・なんですか?

■クラウディア To:ユリア
さてねぇ。
でも、ここが廃墟じゃなかったころの風景を見ていたとしたら、可能性はあるかもしれないね。
でもそれは、いまもさすらう歌姫の記憶……だけかもしれないし……
答えを出すのは、まだ早いとは思うけれどね。

■ ユリア(筆談) To: クラウディア
そうですね・・・。

■ジェスタ To:みんな
………とりあえず、危険はないみたいね。奥に舞台があるの?
ちょっと様子を見てくるね。

■ガイ To:ジェスタ
気をつけろよ、ジェスタ。

ジェスタはステージの方まで慎重に歩いていきます。

「歌姫の宮殿」内・ホール・ステージ付近

■ジェスタ(独り言)
………えと、歌姫さん〜。いますかぁ〜???

恐る恐る声をかけながら、舞台の回りを探索するジェスタ。
もちろん闇からは何の反応もなく、ただ空しく遺跡内にジェスタの声が反響するだけであった。

「歌姫の宮殿」内ホール・扉付近

扉付近で待っていたジェスタをのぞく6人だったが案の定このお方が動き出した(笑)
■ コリューン To:ジェスタ
スタちゃん、私も調べるよ〜ン♪

などといいつつコリューンもジェスタに続いて、舞台の方へ向かう。
どうやら待ってるのにも飽きたらしい(^^;

さてということで5人でホールの入り口付近で待つクラウディア達に、なぜか面白いように舞台を調べているコリューンらの声が聞こえてくる。
地に落ちた後でもこの遺跡の音響効果は失われなかったようだ。

■クラウディア To:ALL
さてと、どうやら奥の方にも危険はなさそうだし、あたしらもあっちへ行かないかい?
確かにここでも聞こえるみたいだけれど、他にお客もいないようだし、せっかくなら特等席で聞きたいじゃないか。
むこうに戻ってもらうより、こちらから合流しようよ。

■ガイ To:ALL
それも、そうだな、じっとしてても、しょうがねぇからな!
舞台に行ってみようぜ。

ガイ達は舞台を調べているコリューン達の所へと移動した。

「歌姫の宮殿」内・ホールステージ付近

さて時間を少し前へともどすことにしよう。
ジェスタとコリューンは舞台とおぼしき場所を丹念に調べていく。
コリューンは何かの舞台装置だろう痕跡を舞台の床に見つけたがどうやって動かすのかさっぱり分からなかった。
■ジェスタ To:コリューン
……ううん、大した物ないねえ。。
歌姫もいないし……今夜、夜通し見張ってるしかないのかなあ……
どうする? みんなのところに戻る?

■ コリューン To:ジェスタ
なんか、舞台装置みたいのがあるけど・・・何が何やら〜ヽ(´ー`)ノ
みんなの所に戻ろ。多分、もう何も無いよ〜★

などと話していたら、残っていたガイ達が二人のところへと移動してきた。
どうやらこちらも帰りを待ちきれなかったらしい(笑)
■クラウディア To:ユリア
……そうそう、ずっと気になっていたんだけどさ。
もしよかったら教えておくれ、あんたいったいなにがあって、声が出なくなったんだい?
普通の人だってたいへんなのに、あんたにとっちゃ生きていく上で、大事な財産だろう?

■ ユリア(筆談) To:クラウディア
・・・・・・。

心の病だと、医師には言われました。
歌を歌うのは好きで、今の自分に誇りを持っていますが、でももしかしたら心の奥底では少し苦痛になっていたのかもしれません。


■クラウディア To:ユリア
……それじゃ、なにか事件や事故がきっかけっていうわけじゃなかったんだ。ある日気が付いたらっていう感じかい?

■ ユリア To:クラウディア
・・・・・・・・・。

ユリアは少し悲しそうな表情で押し黙ってしまいます。
■クラウディア To:胸中
(おや、そういうわけでもなかったのかね。
となると、歌姫の歌だけじゃ問題は解決しないかもしれないってことか……)

■ コリューン To:ユリア
ふぅ〜ん・・・自覚はなかったんだね〜★
やっぱり、お仕事で歌うのと、好きなように歌うのとは違ってて、それで歌うのが嫌になっちったってトコかにゃ〜?
案外、古代の歌姫も同じ事を思ってのかもね〜☆

■クラウディア To:ユリア&コリューン
ま、いいさ。
歌いたくなければ歌わなければいいし、話したくなければ、話さなくていいんだし。
歌なんてもんは、本当に歌いたいときは、自然に出てくるもんさ。
それまでは、“のどの休息もらえて幸運”とでも考えて、気楽にいってもいいんじゃないかと思うよ。

とりあえず今夜は、同じ歌が好きな者同志、歌姫の歌を楽しみに待つとしようかね(^^)

■ ユリア(筆談) To:クラウディア&コリューン
そうですね。
古代の歌姫でもそう思っているのなら、救われるのですけど。

ユリアは吹けば消えそうな薄い笑みを浮かべます。
■クラウディア To:ALL
ところで、肝心の古代王国の歌姫様はご登場となるのかね?
そろそろ開演してもいい頃合いじゃないかとおもうのだけれど……

残念ながら先程拾ったチケットには時間までは書いてありませんでしたしね(^^;
■ガイ To:クラウディア
あせるんじゃんねぇよ・・・必ず歌姫は出でくるさ!

出てくるってそんなお化けみたいに(笑)
■ アルフレッド To:ALL
珍しく客が居るもんだから、衣装をどれにするか迷ってるんじゃないの?

いや、さすがにそんなことはないでしょうよ(^^;
■ ユリア(筆談) To:ALL
私が勝手に夢見てた、なんてことにならないといいのですが・・・・。

ユリアは少し不安そうです。
■エレボス To:ユリア
そんなに心配する事は無いですよ。
それに自分を信じてましょう、信じていれば必ず何かが起こるはずです。

■ ユリア(筆談) To:エレボス
そうですね・・・・。

■ガイ To:ユリア
エレボスの言うとおりだぜ・・・。
きっと歌姫の姿を見た途端に、うそのように”声”が出るさ!

■ ユリア(筆談) To:エレボス
そうだといいんですが。

ユリアは二人が精一杯励ましてくれていると思ったのか、ようやく笑みを見せます。
■ コリューン To:胸中
(歌を忘れたカナリヤは、満月の夜に小舟に乗せて島流し・・なんて歌もあるけどね)

鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスなんですよ、ユリアの店のオーナーは(笑)
■ コリューン To:ユリア
ユリアさんの声が戻るなら、夢でも幻でも同じっしょ。
今は、昔の歌姫さんが出て来る方に賭けてよ〜よ☆

■ ユリア(筆談) To:コリューン
賭け事は嫌いですが、今回だけはそちらに賭けたいですね(^^

そういってユリアは先ほどよりも明るい笑顔で返しました。。

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