銀の網亭・1F |
”天使の歌声”からガイとクラウディアは戻って来た時、すでに日は暮れかかっていた。
幸せの木にもそこそこ客がいたが、彼らの仲間はまだ戻ってきていないようであった。
店に入ってきた二人に気がついたのか、カウンターの親父が声をかけてくる。
■ 親父 To:ガイ、クラウディア |
おう、しんみりした顔してどうした? |
■ガイ To:親父 |
おぅ、親父!・・・いやぁな、ユリアに聞き忘れたことがあってな、”天使の歌声”に行ってきたんだが・・・そこにはいなくてよう、ていよく門前払いさ(笑) 親父は、エルドリックとユリアの家、知ってるか? |
■ 親父 To:ガイ |
うはは、そのかっこじゃそりゃそうかもしれんな(笑) 二人の家かい? いや、そこまではしらんなぁ(^^; |
■ガイ To:親父 |
そうか、知らねぇか・・・まっ、明日、聞くかっ! |
■クラウディア To:親父 |
ああいう店は、表も裏もお堅いね〜。いい勉強をさせてもらったよ…。 やっぱりあたしは、オープンな店のほうが気楽でいいね。 |
■ 親父 To:クラウディア |
うちの店のが気楽でいいだろう?(笑) |
■クラウディア To:親父 |
ほんと、ほんと。この店にあえてよかったよ。 こんど歌で宣伝しておくね(^^) |
■ 親父 To:クラウディア |
そりゃ、光栄だね(^^ |
と、そこへジェスタがいつもの格好のまま、帰ってくる。
■ジェスタ To:みんな |
ただいま〜☆ ふぅ、疲れた。。暑いね〜。(笑) |
■ガイ To:ジェスタ |
おお、ジェスタ!お帰り。 俺たちも今、帰ったところだ。 |
■ジェスタ To:ガイ |
みんな、どこか行ってたの? そういえば、三人ばかり少ないわね。(^^; |
銀の網を一番始めにギルドへと出ていったジェスタはその後それぞれに仲間達が出ていった知らない。
■ガイ To:ジェスタ |
ああそうか・・ジェスタは知らなかったな。 俺とディアで、天使の歌声に行ってたんだ。 まあ、”収穫”はなかったがな・・・。 |
■クラウディア To:ジェスタ |
お帰り。 しかしまあ、こんな暑いのに、その格好は大変だろ。 他のみんなを待っている間に、冷たいのもでも飲むかい? |
■ジェスタ To:クラウディア&おやじ |
あ、飲みたい〜☆ 冷たいミルクがほしいな。 |
■ 親父 To:ジェスタ |
ミルクか? はいよ。 |
親父はカップにミルクを注いでカウンターの上に置く
■ジェスタ To:おやじ |
ありがと〜☆(ごくごく) |
ジェスタはミルクを一気飲みをしてしまった。(笑)
ジェスタ、ミルクの一気飲みの時はちゃんと腰に手を当てないと(wそして彼女が帰ってくるのに合わせたかのように、店の奥からコリューンが出て来た。
■ コリューン To:おやじ |
・・・・あ〜、儀式魔法は疲れていけないにゃ〜★ おっちゃん、奢って〜☆ |
■ 親父 To:コリューン |
なんだ、部屋でおとなしいと思ったら儀式魔法していたのか(^^; おごってやりたいのは山々なんだがこっちも商売だからな(笑) |
■ コリューン To:おやじ |
みゃ〜 =^;_;^= |
目をウルウルさせながら、おやじを見つめる。
■ 親父 To:コリューン |
そんな目で見るなって(^^; おかみに儂が怒られるんだから(^^; |
しばらく恨みがましい目でおやじを見つめていたが、コリューンは一行に気がつくところっと表情を変える。
■ コリューン To:ALL |
あ、兄貴達、お帰り〜♪ なんか、聞けた? |
■ガイ To:ALL |
いや、だめだった・・・門前払いさ。 しかし、天使の歌声の連中は、ユリアの声が出ないことは知らねぇみたいだったぜ。 |
■ コリューン To:ガイ |
そっか〜・・・まぁ、そりゃそうだろうねぇヽ(´ー`)ノ |
■ジェスタ To:コリューン |
あ、コリューンは儀式魔法してたの? 儀式?? なにかしら?(びくびく) |
ジェスタは儀式魔法と聞いて、なにやら怖い事を妄想中。(^^;
■ コリューン To:ジェスタ |
何って、精霊を召喚する儀式だけど・・・? |
コリューンはジェスタが何を考えているのか分からないらしい(^^;;
いやきっと生け贄を捧げるような儀式を想像してるんだよ(笑)
■ジェスタ To:コリューン&みんな |
わたしの方はね〜………(かくかくしかじか) |
ジェスタはギルドで仕入れてきたの情報をみんなに伝えた。
というかなんて手抜きな・・・・(w
■クラウディア To:ジェスタ&ALL |
ありがとさん。とりあえず、予定外の危険については、さほど気にしなくてもいいってことかね。 後は、学院に行ったアル先生と、神殿に行ったボスか。 調べ物しているとなると、もうちょっと時間がかかるかもしれないね。 |
エレボスは今ごろ家族の幸せって奴を楽しんでます(ぉ
■ジェスタ To:みんな |
……まだ時間あるわね。。ちょっとお買い物行ってくるね☆ 誰か一緒に来る? |
■ガイ To:ジェスタ |
今からか!?・・・そ・そうだな〜お・・俺もちょっと買いてぇのがあるしな〜・・。 よし、俺も一緒にいってやるか! |
と言っているが、ほんとはジェスタが心配なガイ。
どーやら夜の1人歩きは危険♪危険♪と自分に言い聞かせているらしい。
うまく大義名分を見つけましたね、ガイ(笑)
さてラブコメはGMの苦手分野(←特にSGMからの反論不可)ではありますが、できる限り煽らさせてお手伝いさせてもらいますよ(^^)
■ジェスタ To:ガイ |
いいよ〜。一緒に行こ〜☆ |
■ コリューン To:ジェスタ |
一緒に行きたいトコだけど、私、本当に疲れたから御飯を食べたら寝る事にするよ★ スタちゃん、気をつけてね〜☆ |
■ジェスタ To:コリューン |
そっか〜。今度一緒に行こうね〜。 後は誰も行かないみたいね〜。(^^; |
なんと、二人っきりのようだ。(これはデートなのか?(笑)<ジェスタPL)
はい、そうです(きっぱり(笑))
■ コリューン To:ジェスタ→独り言 |
うん! また今度ね〜♪ (やっぱ、邪魔しちゃ悪いもんね☆) |
■ジェスタ To:みんな |
じゃ、いってきま〜す☆ |
■ガイ To:ALL |
じゃ、ちょっと行ってくるぜ! |
■クラウディア To:ジェスタ&ガイ |
気をつけていっといで……まあ、あんたらのことだから心配することもないとは思うけれどね。 あたしらのことは気にしないで、ゆっくりしておいでよ(^^) |
というわけでジェスタとガイは二人で黄昏の街に出ていった。
そしてその二人と入れ替わりで、アルフレッドが賢者の学院から帰ってくる。
■ アルフレッド To:ALL |
たっだいま〜。ヽ(´▽`)ふぃ〜、お腹空いたな。 |
■ 親父 To:アルフレッド |
おう、おかえり。大分歩き回ったのか?(笑い) |
■ アルフレッド To:親父 |
オヤジさん、シチューか何か有る?あと、パンとチーズとワインお願いします。 |
帰ってくるなり晩御飯かい(笑)
遠慮せずクローヴィックと夕食を共にしてくれば良かったのに(w
■ 親父 To:アルフレッド |
シチューは今日はおかみ特製野菜たっぷりのクリームシチューだ。 あとパンとチーズとワインだな。 ちょっと待ってろ、すぐ用意しよう。 |
しばらくしておやじが料理を持ってテーブルまでやってくる。
■ 親父 To:アルフレッド |
ほいよ、待たせたな。 |
■ アルフレッド To:オヤジ |
ありがとう。 |
■ コリューン To:クリームシチュー |
=^*_*^= |
アルフレッドのクリームシチューをじ〜っと見つめている猫が一匹・・・・・。
■ アルフレッド To:コリューン |
ん、どうしたの。食べる?(´▽`) p |
そう言って、アルフレッドはシチューをすくったスプーンを差し出してみる(笑)
■ コリューン To:スプーン |
かぷ |
コリューンはすかさずスプーンに食いつく。恐らく、雷が落ちても離さないだろう(笑)
■ アルフレッド To:コリューン |
くすっ、コリューンもお腹が空いてたんだね。 いいよ、それはあげるからゆっくり噛んで食べるんだよ。ヽ(´▽` ) |
必死にシチューを食べるコリューンを見つめながら、優しく微笑む。
どうやら、田舎の妹の事を思い出している模様。
なぜか頭も撫でている。(笑)
■ コリューン To:アルフレッド |
ごろごろごろごろごろごろごろごろ =^^o^^= |
コリューンはオトナの女を目指しているのだが(コリューンPL遠い目)
でもまあPCはPLの鑑といいますからねぇ(GMさらに遠い目)
うるへ〜っ P(`田´#)(コリューンPL心の叫び)
■ アルフレッド To:おやじ |
オヤジさん、特製シチューもう一つお願いします。 |
■ おやじ To:アルフレッド |
なんだ、コリューンに取られたか(笑) ちょっと待ってな。 |
おやじはすぐにシチューをもう一つ持ってきてくれた。
■ アルフレッド To:ALL |
ああ、そうだ忘れてた。(笑) 学院でレックスの専門の先生にこの地図を見てもらいましたけど、特にに問題は有りませんでした。 あと、行き先のとこから何やら歌が聞こえてくるって言う噂があるみたいですけど、学院からの本格的な調査はされて無いみたいですね。 |
シチューを食べつつ賢者の学院での情報収集の成果を皆に伝えるアルフレッド。
■クラウディア To:おやじ |
そうそう、おやじさん。ひとつ質問があるんだけどね。 ここからレックスに行くとしたら、パダ方面に、乗り合い馬車かなにか出ているかね? あたしらだけなら、歩いていってかまわないんだけど、依頼人もいるしね、期限もあるし……。 出発は明日の朝なんだけど……今からなんとかなる手段を知らないかい? |
■ 親父 To:クラウディア |
ああ、乗り合い馬車なら出ているぞ。 早朝に1便だけだけどな。 今からかい?確か予約制だったはずだからなぁ・・・・。 まあ、この近くだから駄目元で乗り合い馬車の事務所に行ってみると良い。 |
■クラウディア Toおやじ&ALL |
流石おやじさん、いいこと教えてもらったよ、ありがとさん(^^) ……ってわけで、予約が取れるかどうか聞いてくるよ。 空いているようだったら、予約しちまっていいね? もちろん、代金を確認してからだけど。 |
■ アルフレッド To:クラウディア |
あっ、すいません、お願いします。 |
クラウディアは、短い足を精一杯急がせて、乗合馬車の事務所に向かった。
■ コリューン To:おやじ |
おかわり〜☆ |
■ おやじ To:コリューン |
おうっ、たくさん食っとけよ(^^ |
明日の事などお構いなしに食べまくるコリューンだった。
というか払いはアルフレッドか?(w
オラン商業地帯・駅馬車事務所 |
さて、銀の網を後にしたクラウディアの方だが・・・・・
駅馬車の事務所は銀の網から港の方へと入った辺りにあった。
幸運なことに明かりが点いていて、事務員が一人机の前で帰り支度をしていた。
■クラウディア To:事務員 |
……はあ、はあ、はあ。ああ、よかった〜、まだ人がいた〜。 こんばんは。 こんな時間に申し訳ないんだけれど、明日のパダ行きの乗合馬車ってまだ席は空いているかい? 出来ることなら、7人分確保したいんだけれど、間に合うかね? |
■ 事務員 To:クラウディア |
うわっ?! ああ、ビックリした(^^;; 帰ろうかと思ってたところなんだけど・・・・。 まあいいか。ええと明日の駅馬車ですか? ちょっと待ってくださいね。 |
そう言って事務員はぺらぺらと羊皮紙の束をめくっていく。
■ 事務員 To:クラウディア |
ええと・・・・ああ、7人分なら空いてるよ。 予約は前金だけど大丈夫かい? |
■クラウディア To:事務員 |
ああ、よかった。 働き者の担当さんがいてくれて助かったよ(^^) ところで、前払いに依存はないけれど、1人当たり幾らだい? あと、出発時間と集合場所を教えておくれよ。 一応確認した上で、申し込みたいからね。 |
■ 事務員 To:クラウディア |
集合場所は東門前の広場で出発時間は開門と同時だよ。 門が開く前には待っていて欲しいね。 行けば馬車自体は目立つはずだから分かると思うよ。 で、運賃はパダまで片道一人150ガメルで全額前払いなんだけど・・・・今持ち合わせはあるかな? |
■クラウディア To:事務員 |
150ガメルで、7人分だから……1050ガメルだね。 ひい、ふう、みい……と、これでいいかい? |
数えながら1100ガメルを事務員に渡す。
■クラウディア To:事務員 |
余りは、こんな時間に、都合つけてくれた手数料ってことでいいよ(^^) 帰りを遅らせちまって、悪かったね。 それじゃ、宜しく頼むよ。 |
■ 事務員 To:クラウディア |
気を使ってもらっちゃってなんか申し訳ないなぁ(^^; はい、これが明日の馬車の7人分の予約票だよ。 無くすと乗せてあげれないから気をつけて。 |
そう言って羊皮紙にサインしたものをクラウディアに渡します。
■クラウディア To:事務員 |
はい、確かに受け取ったよ。 明日の朝、開門同時に東門だね。ありがとさん。 |
■ 事務員 To:クラウディア |
では明日お待ちしています。 おやすみなさい(^^ |
予約票を大切にしまい込むと、クラウディアは銀の網へと戻っていった。
その数分後、事務所の灯かりも消え、事務員も帰宅の途についた。
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