賢者の学院・受付前 |
銀の網からだとほぼオラン市街を横断する場所にある賢者の学院。
三角塔とも呼ばれるその建物は王城と並び、オランの街中でも一際目立つ建物の一つであった。
アルフレッドが三角塔一階の玄関から入ると、受付であろう女性が声をかけてくる。
■ 受付嬢 To:アルフレッド |
学院になにかご用ですか?(^^) |
■ アルフレッド To:受付嬢 |
やぁ、ユーリ久しぶり。 大した用事じゃないんだけど、クローヴィック先生は今日居るのかな? あと、図書館の方にも行くけど、入館帳にも署名しておいた方がいい? |
■ ユーリ To:アルフレッド |
あら?アルフレッドさんじゃないですか。 今日はデートのお誘い・・・・・というわけではなさそうですね(笑) ええと、学院生は記帳しなくてもかまいませんよ。 クローヴィック導師は自室の方におられると思いますけど・・・・・会っていただけるかどうか(苦笑) 一度引きこもったら1ヶ月は出てこられませんからねぇ・・・。 |
どーやらクローヴィックと呼ばれる導師の奇行はかなり有名らしい。
■ アルフレッド To:ユーリ |
ごめんね、今日は冒険者の方の用事でね、ちょと急いでるんだ。ヾ(´▽`;)ゝ そうだよね、あの先生も「引き篭り型」だからね。(笑) 駄目元で行って見るよ、「話しが聞ければラッキー」ぐらいで。 |
おや、アルフレッド君、急いでるという理由だけでデートのお誘いをサボっていいんですか?(笑)
■ ユーリ To:アルフレッド |
あら、めずらしいですね?男性と会えてもラッキーなんですか?(笑) |
ユーリはくすりと笑います。
えくぼが出来てプリチーです(笑)←だんだんGMの趣味に走ってきた
■ アルフレッド To:ユーリ |
あぁ、そうだ。 あと、レックスの周辺部の地図って、図書館の何処ら辺に有るのか解る? |
■ ユーリ To:アルフレッド |
ごめんなさい・・・図書館の方はよく知りません。 司書係の者がいると思いますので、図書館で誰か捕まえた方がいいと思います。 |
■ アルフレッド To:ユーリ |
うっ、言われてみれば確かに。じゃあ、図書館で誰かに聞くね。(´▽`;) |
■ ユーリ To:アルフレッド |
ええ、そうしてください(^^; |
■ アルフレッド To:ユーリ |
ありがとう、今度夕食でもおごるよ。ヽ(´▽`) |
何気に、デートに誘いつつクローヴィック先生の部屋に向います。(笑)
■ ユーリ To:アルフレッド |
期待しないで待ってます(^^) |
その辺をあっさりと受け流すあたりがさすが受付嬢(笑)
賢者の学院・知識の塔7F |
ユーリとの別れを惜しみつつ(?)、アルフレッドはクローヴィックの研究室のある知識の塔の7階を目指します。
だが、研究室の扉は例によって閉められており、神経質な文字で”用無きものの入室を禁ず”と書かれた札がつるさがっています。
■ アルフレッド To:独り言 |
ここだな。コンコン。|ヾ(・・ ) |
一つ咳払いをし服装を正してから、ノックします。
■ アルフレッド To:室内 |
ギャラック導師の弟子アルフレッドと申します。本日はクローヴィック導師の教えを頂きたくこちらに参りました。お時間を頂ければ幸いです。 |
ノックに対する反応はないが、部屋の中には人の気配がします。
しばらくしてアルフレッドが立ち去らないのに気がついたのか、部屋の中から声だけがアルフレッドに届きます。
■ クローヴィック To:アルフレッド |
・・・・・・すまんが今手が離せんのだ。 世界の危機に関するようなことでなければ、また今度にしてくれんか? |
クローヴィックの口調はかなりぶっきらぼうです。
どーやら自分の立てた予定を少しでも乱されるのが嫌なタイプの人間のようです。
■ アルフレッド To:クローヴィック |
そうですか、それは大変ですね。 では、手短に終らせますのでご了承下さい。(-_-;)) |
言いつつ、部屋に入ってぺこりとお辞儀します。(この手の先生の対応にはもう慣れてる。(笑))
むう、なかなか手強いぞ、アルフレッド(笑)
■ クローヴィック To:アルフレッド |
やれやれ、ギャラックも礼をわきまえぬ輩ばかりを教えているものだ。 |
本に埋まった机の向こうから、苦虫を噛み潰したような表情でそう言います。
■ アルフレッド To:クローヴィック |
ある人物からレックスの調査を依頼されたのですが、依頼者から預かったこの地図が、先生がご存知の物と食い違う点が無いかどうか確認させて頂きたいのです。 依頼者は学院の先生にアドバイスを受けたと言っていますので、この地図自体が先生がお持ちの物の写しであれば問題無いのですが・・・・。 |
説明しながら預かった地図を導師に見せ、早口で説明します。
一瞬レックスという言葉に目を光らせたクローヴィックだったが、地図を一瞥すると、途端に興味を失ったようだ。
■ クローヴィック To:アルフレッド |
”歌姫の宮殿”か。 いかにもという感じの適当な地図だが、場所自体はそう間違ってはおらんだろう。 |
■ アルフレッド To:クローヴィック |
そうですか、安心しました。 で、その”歌姫の宮殿”ですが、特に注意すべき点や特徴など何かご存知でしょうか? 私も調査でそちらへ赴きますので、事前にアドバイス頂ければ調査の際に”新たに解った事をレポートの形に纏めてご報告”することも出来るのですが・・・・。 |
クローヴィックの興味を引くように、ご報告の下りを強調します(笑)
でもクローヴィックの方も枯れた遺跡のことにあんまり興味はなかったり(笑)
■ クローヴィック To:アルフレッド |
あそこは枯れた遺跡だ。特にアドバイスすることもない。
いや、そう言えば一つ変わった噂があったな。 |
■ アルフレッド To:クローヴィック |
なるほど、参考になりました。 「噂」と言う事は、まだ学院から本格的に調査したことは無い様ですね。 もし、我々の方で新しい発見が有ればご報告致します。 |
■ クローヴィック To:アルフレッド |
ああ、期待して待っているよ。 出来れば口頭ではなく、ちゃんとしたレポートの形にして提出してくれたまえ。 |
■ アルフレッド To:クローヴィック |
了解しました、その際は後日レポートにして提出致します。今日はお時間を頂き、ありがとう御座いました。 |
■ クローヴィック To:アルフレッド |
ああ、別にかまわんが、次はちゃんと前日までに連絡をするように。 予定が狂ってしまうのはかなわんからな。 |
■ アルフレッド To:クローヴィック |
はい、ご迷惑をお掛けしました。 それでは、失礼致します。 |
礼儀正しくお辞儀をしてから部屋を後にします
■ アルフレッド To:独り言 |
ふぅ、図書館に行っても「あの先生が書いた本」が出てきそうな気がするし、明日の準備もあるからもう帰ろう。あんまり遅くなって、一人で晩御飯食べるの嫌だし。(笑) |
などと言いつつ、アルフレッドは学院を後にします。
いや、まあ、図書館で調べても6ゾロとかだせば、クローヴィックが書いた本以外のを発掘したとしても良かったんですけどね(笑)
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