Sword World PBM #37
可愛い子には旅をさせろ
第1章 旅は道連れ

依頼人からこそこそ

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■銀の網亭 一階

 銀の網亭は一階が酒場、二階から上が宿となっている。 その一階の酒場では、おやじが朝食の準備をしている。 テーブル席には昨夜泊まっていた他のパーティが何組か朝食を取りに来ているようだ。
 ルーイが部屋から降りて来た。
 頭の上にはカルーナちゃんを乗せている。なんだかとても眠そうだ。
■ルーイ To:おやじ
 ふわわわわ〜。おはようございまふ〜。

■おやじ To:ルーイ
 おう、おはよう。どした、眠そうだな? 夜更かしはいかんぞ。

■ルーイ To:おやじ
 あはは、ついつい遅くまでこの子と遊んじゃって(^-^;)
 すみませんコーヒーもらえますぅ? 目が覚めるようなやつ。

 そのとき、もぞもぞと動いたカルーナちゃんはひょいっとテーブルで食事してる人達の方へ滑空していった。
 そしてまたもやテーブルの方で騒動を巻き起こすのであった……。
 そんな騒ぎにまぎれてミルマも起きてきた。
■ミルマ To:おやじ
 ふわわわわ〜。おはよぅおじさん。ミルマにも朝ゴハンちょうだい〜
ところで、ダーナの旦那見なかった?

■おやじ To:ミルマ
 ダーナか? 剣の稽古をしに行くって朝早く出て行ったぞ。
 もうそろそろ戻ってくるんじゃないか?

 シルフの召喚を終えたシェルも裏庭から急いで戻ってきた。
 そこへ、やっとカルーナを捕まえたルーイもやって来た。
■ルーイ To:ミルマ
 あっ、おはようございます。ミルマおねーさん、シェルおにーさん(^^)

■シェル To:ミルマ、ルーイ、マスター
ふ〜、疲れた。
なんとか間にあったぁ〜。
ミルマさん、ルーイ君、おはよ〜(^^)
あ、マスターさ〜ん、ボクにも朝ごはんお願い〜。

 朝っぱらから3時間も魔法の儀式をやったので、目はしっかりと覚めているようだ(笑)
 ミルマは眠たそうにシェルとルーイに手を振って挨拶する。
■おやじ To:ミルマ、シェル
 はいよ、2人ともトーストとハムエッグでいいか?
 飲み物は何にする?

■ルーイ To:おやじ
 あっ、僕も同じのください。
 飲み物はさっき頼んだ通りコーヒーで

■ミルマ To:おやじ
ミルマ、オレンジジュースぅ〜

■シェル To:マスター
ボクはグレープフルーツジュース〜。

■ミルマ To:シェル
シェル君、早起きさんなのねぇ。朝っぱらからなにやってたの?

■シェル To:ミルマ
ん〜とね、シルフを呼び出して仲間になってもらったんだ〜。
今もここにいるよ♪
初めてやった儀式だったから、シルフってばなかなか来てくれなくてさ〜。
呼び出すのに3時間もかかっちゃった(^^;)
早起きしてやってなかったらみんなに置いてかれちゃってたよ(^-^;)

 シェルは肩の弓を示してみせる。
■ミルマ To:シェル
へぇ〜、精霊がそこにいるんだ〜。むむぅ、ミルマには見えないなぁ…。
シェル君にはどんな風に見えるの?

■シェル To:ミルマ
う〜ん、普通は精霊使いにしか見えないから…。
えっとね、シルフは見た目はエルフの女の人だよ。
透き通ってて向こうが見えるんだ。
腰から下は透明だけどね。
今ここで姿みせるとマスターさんに怒られちゃかもしれないから、
オランを出たら見せてあげるよ。

 そんな話をしていると入り口のベルが鳴ってノエルが入って来た。
■ノエル To:おやじ&ALL
 おはようございます。
 今日はすっきりはれて散歩していても気分良かったですよ
 ダーナさんの稽古も少し見せてもらえましたしね(^^)
 えーっと、いつもの朝食セット下さい。飲み物は温かいミルクをお願いします。

 しばらく待っていると注文の品がテーブルに運ばれてきた。

 丁度そのとき、稽古を終えたダーナがビッショリとかいた汗を手ぬぐいで拭きながら入ってきた。
■ダーナ To:ALL
おはよう。
いい匂いにつられて、稽古を中断してきたぞ(笑)。
体を動かしたからハラペコだ。これ食っていいのか?

■シェル To:ダーナ
あ、ダーナさん、おはよ〜(^^)
ダーナさんも早起きしてたんだね〜。
お疲れさま〜。

■ダーナ To:ALL
おはよう!また旅に出ると思うと気合が入ってな(笑)。
しかし、美味そうなものを食ってるな…っと!

サッと手を伸ばし、ミルマの皿のハムエッグを摘み取る仕種をする。
■ミルマ To:ダーナ
だめぇ、それミルマのぉ〜

 皿をかかえて隠すミルマ
■ダーナ To:ミルマちゃん&おやじ
はっはっはっ(大笑)。冗談だよ、冗談。
おやじ、私にも朝食を頼むよ!

■おやじ To:ダーナ
 おお、同じものでいいのか? ちょっと待ってろ、すぐに持ってくるから。

 言葉通りすぐにダーナの前にも朝食セットが用意される。
■ミルマ To:ダーナ
ダーナの旦那ぁ、ちょっと話があるんだけどぉ…

■ダーナ To:ミルマちゃん
ん?はなし?

 ミルマはダーナの旦那に近づきながら、シェルにお願いする。
■ミルマ To:ルーイ、シェル
シェル君、ラウルさんとかレンシオ君が来るまで、ルーイくんと足りなさそうなものチェックしといて〜

■シェル To:ミルマ、ルーイ
あ、うん、わかった。
ルーイ君、今のうちにオラン出る前に買わなきゃなんないものとかまとめとこうよ。
え〜と、野営するんだから…毛布とか食器とかいるよね…
あとは…なにがいると思う?(^-^;)

 シェルはルーイのところにいって、足りないものをラインナップしている。
 その間にミルマはルーイに聞こえないよう小声で、ダーナに以下のことを説明した。
■ダーナ To:ミルマちゃん
ふむふむ…うむぅ……。(暫く考え込む。)
ギルドの情報網に引っ掛かるくらいだ、何だか判らんが
何かが起こってるんだろうな…まぁ、知りたいとも思わんがな。

よし、一応みんなの意見も聞いてみるが、迂回案には私は賛成だ。
地図の手配も早急にしよう。
後で、私とミルマちゃんとレンシオ君で、学院の図書館にでも行くとするか…。


■ミルマ To:ダーナ
うん、わかったの〜。
じゃぁミルマの分のお買い物誰かにしてもらおっと♪

■ラウル To:ALL
う〜っす。みんな早えな。
ああ、おやじさん、オレにもみんなと同じやつ。それと…ツナサラダを頼むわ。

■おやじ To:ラウル
 おお、朝食セットにツナサラダだな。ほらよ。

 おやじはラウルの前に注文の品を置いた。
 既に用意してあったのか妙に早い。
 最後に旅支度を終わらせたレンシオが、扉を開けて入って来た。昨夜は学院の宿舎に泊まっていたらしい。
■レンシオ To:ALL
お〜っす、おはよう。
俺は殆ど準備は終わっているよ。みんなはどう?

買い物済ませてさっさと行こうか?


■おやじ To:レンシオ
 レンシオか、お前は食事はいいのか?

■レンシオ To:おやじ
食ってきたからいらないよ。

■ノエル To:レンシオ&ALL
 あ、ごめんなさい。私まだ2階に荷物置きっぱなし。
 すぐにとってくるから少し待ってて。

 どたばた
■ノエル To:シェル、ルーイ&ALL
 お待たせ〜
 それで、荷物リストは完成したの?
 リストアップしてたりないものを買いに行くことにして、他に忘れ物はない?

■シェル To:ノエル、ALL
ボクが買わなきゃなんないものはだいたいまとまったよ。
あと、忘れ物は……あ、荷物もってくるの忘れてた(笑)
ちょっと取ってくる〜。

 シェルは急いで二階へ上がっていく。
■ノエル To:ルーイ
 そうそう。ルーイ君、旅の間の食事おやじさんに用意してもらってるのよね?
 いまどこにあるのかな?それ忘れたらたいへんなことになっちゃう。

■ルーイ To:ノエル
 あ、食べ物?
 マスターは、出発する時に受け取りに来いっていってたけど……。
 えっと……。買い物のあと、ここに戻らずに出発しちゃうんですか?
 荷物重くなるし、買い物済んだ後に、ここに戻って食料受け取って、それから出発しようかなって思ってたんだけど……。

■ノエル To:ルーイ
 私忘れっぽいから思い出したときにって(^^;
 それに持っていくのは一度戻ってからにしてもいいけど、それからすぐ出発できるように今のうちに中身を確認しておきたいしね。

■ルーイ To:ノエル
 うん。そうだね……準備は大切だよね。

 そういうとルーイはてけてっとカウンターの方へ行きおやじに話をした。
 おやじはひとつ頷くと、おかみさんに声をかける。
■おかみさん To:ルーイ
 もう用意できてるわよ。
 え? 確認したいの? それじゃ、ついて来て。

 そういうとおかみさんはルーイと一緒に奥の小部屋へ向かった。
 ノエルはルーイに見えないようミルマとダーナにウインクすると、ルーイに続いて奥の小部屋へ消えた。
 しばらくしてシェルが荷物をかかえて戻って来た。 既にノエルとルーイの姿はない (笑)
■シェル To:ALL
おまたせ〜
みんなは荷物持ってるの〜?
…あれ?
ルーイ君とノエルさんは…?(¨ )( ¨)

■ミルマ To:シェル
あっ、シェル君、こっちこっち。ちょっと来て〜。
レンシオ君もあつまってぇ〜

■シェル To:ダーナ、ミルマ
なに?
なんかあったの?

■レンシオ To:ミルマ、ダーナさん
ところで、二人して何の相談をしていたんです?
善は急げ、さっさと行きませんか?

■ダーナ To:レンシオ君&ALL
いや、ちょっと待ってくれ。
ミルマちゃんが、ギルドから仕入れて来た情報について、
話しておきたい事が有るんだ。
取りあえず、仲間内だけで相談したかったので、
依頼人には席を外してもらってる。

 そう言うと、ダーナは情報の全てをみんなに話した。
■シェル To:ダーナ
オベロー村……聞いたことないなあ。
けど、そこで何か起きてるんなら、ルーイ君を連れていっちゃまずいよね。
うまくまわり道できればいいんだけど…。

■ミルマ To:ダーナ
……ミルマ、一言もギルドから仕入れたなんて言ってないのに…
どうしてわかっちゃったの?

 ミルマはビックリ目している (@_@) <- こんなの
■ダーナ To:ミルマちゃん
あれ?そうだったか?
思い込みで言ったんだけどな。
まぁ、当たってるなら良いじゃないか(苦笑)。

まぁ、それは置いといてこれからの行動だが…。


■ミルマ To:ALL
だからね、旦那とレンシオ君とミルマで学院に地図取りに行こうって、ダーナの旦那が。

■ダーナ To:ALL
ふむ、そういう事だ。

■レンシオ To:ダーナさん
なるほど、そう言うことが………
面倒は避けていきましょう。
迂回できる道があったら、迂回しましょう。出来なければ、素通りしていくということで。
以前みたいな厄介ごとに巻き込まれるのはもう結構ですからねぇ………(#07の話)

ミルマもそう思わない?


■ミルマ To:レンシオ、ALL
思う〜 (^-^;
それでね、ミルマのお買い物もしてきてほしいの。ミルマ、マントと毛布と食器が欲しいのぉ…

■シェル To:ALL
それって、買い物いく人と学院いく人に別れようってことだよね。
買い物いったあとに学院いってたら時間かかっちゃうし、それでいいんじゃない?
ボクは学院入れないから買い物に行くよ。
ミルマさんはマントと毛布と食器だね。
ダーナさんとレンシオさんは何か買うものあるの?

■ラウル To:ALL
…オレも、買い物についてくよ。
学院についてっても何もできねぇけど、買い物になら荷物持ちくらいできるしな。

■レンシオ To:シェル
じゃあ、俺は毛布と調理器具をよろしく。
他には多分必要ないと思う………

じゃ、行こうか。


■ダーナ To:シェル
私は、毛布と食器を頼もうかな。
食器は「アーリタ村」の、ちょっと良い奴を頼む。

注:「アーリタ村」とはドワーフの村で、質のよい食器を作る事で有名だったりする。
 ダーナは、食器類(陶磁器)に目が無く、収集僻があるらしい。
■ミルマ To:シェル
お買い物よろしくおねがいね〜、シェル君♪

■シェル To:ミルマ
うん。まかしといて〜(^^)

 とレンシオ達(学院組)は出ていった。
■シェル
レンシオさんは毛布と調理器具…
でもって、ダーナさんが毛布と食器で、食器はアーリタ村のやつ…ψ(。。)
…アーリタ村…?
食器の名産地のことかな…。
まあ、いいや。お店の人に聞いてみよ。

■シェル To:買い物組
レンシオさん行っちゃったし、ボクらも買い物行かない?

■ラウル To:シェル
ああ。そだな。ノエルたちが戻ってきたら、出掛けるか。

 そこへ食料の確認を終えたルーイとノエルが戻って来た。
■ルーイ To:残ってる人
 あれ? モモンガのおにーちゃん達は?

■シェル To:ルーイ
モ、モモンガのおにーちゃん…(^-^;;)
ああ、レンシオさんたちなら地図を探しに学院にいったよ。
いくら街道いくったって、旅するんだから地図くらいはないとね。
ボクらはこれから買い物いくんだけど、ルーイ君も来てくれるよね?

■ルーイ To:シェル
 うん(^_^) 行く行く〜♪

 そしてルーイ達も買い物へと出ていった。

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GM:すた(Starlight)
E-mail:sta@green.interq.or.jp