ヘビって美味しいの?
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■銀の網亭 ルーイの部屋 |
■ルーイ To:ALL |
依頼したいのは、僕の護衛です。 えっと……最初から話しますね…… |
ルーイの話しは、途中でアッチへ寄り道コッチへ寄り道しながらで聞き終わるまでかなり時間がかかったが、話してくれた内容をまとめると、以下のようなものであった。
- 父親は旅の吟遊詩人で、ルーイは両親と一緒に歌を唄ったりしながら旅をしてきた。
- 先日、父に
『お前も一人で稼げるようになってきたから、ここらで父さんたちと別れて一人旅をしてみろ』
と言われた。- 両親は待ち合わせをしている目的地の村(イバーロン)へ先にいって待っている。
- 自分は1週間ほど一人で歌って稼いだりしながら過ごしてきたが、これからいよいよ旅に出るところである。
- 父親の方は純粋な一人旅をさせようとしていたのだが、母親は完全な一人旅には反対して『これを使って護衛の人を雇いなさい』とお金を渡してくれた。
- 『僕は一人でも大丈夫なのに、母さんてば…』とかも思ったけど、本物の冒険者の人達と一緒に旅をするチャンスだということに気がついて、母の申し出を受けることにした。
……ということらしい
■ルーイ To:ALL |
それで、ここで冒険者の人を雇うことにしたんです。 ……ただその……。僕は2〜3人の人を雇うつもりだったけど、ここでは6人パーティが基本だって知らなくて……。慌てて6人分っていうことで、道中の食料とか用意してもらったらもう護衛を雇う予算がほとんど残らなくて……。その報酬に払える額が少なくなっちゃったんです……。 報酬ほんとに少なくて、ごめんなさい。 |
■レンシオ To:ルーイ |
なるほど………依頼人は君の両親、でなくて君、だったのか。 |
■ルーイ To:ALL |
ここの店のおじさん(おやじのこと)に話したら、2週間の生活費が出ることになるんだし、駆け出しのパーティならその額でも受けてくれる人も居るだろうって云われたんで、依頼書を貼ってもらったんですけど……。 皆さん、駆け出し……の方には見えませんけど、本当にいいんですか? あの、僕の依頼……。受けてもらえます? |
最後の方はおそるおそるという感じで皆の様子をうかがう。
うるうるした瞳を見ていると、ここで断ったりしたら泣いちゃいそうだ。
■ミルマ To:ルーイ、ALL |
イバーロンまで片道一週間。 送り届けるのがおシゴトだから、帰り道の分は自腹なのね〜?だとするとぉ… ……う〜ん。それってやぱし赤字覚悟なのね〜♪ |
■ルーイ To:ミルマ |
あっ、もちろん食料は6人分の2週間分ってことで用意してもらいました。 だから帰りの食費まではこちらで持ちます。 でも……6人分の食料って結構かかるんですね……。もう少し報酬として払える分が残ると思ってたんだけど……(;_;)。 |
■ミルマ To:ルーイ |
んじゃ〜、ヒツヨウケイヒはばっちりなのね〜 (^-^) エライぞぅ、ルーイくん。 |
■レンシオ To:ルーイ |
いくつか聞きたいんだけど、君のお父さんというのもバードなんだよね? わりと有名な人なのかな? |
■ルーイ To:レンシオ |
有名……ですか? よく分からないけど、そんなに有名……じゃないと思います。 |
■ノエル To:ルーイ |
名前は? |
■ルーイ To:ノエル |
父ですか? バルドっていいます。 |
■ミルマ |
ふぅん、バルドさんねぇ…… |
■ダーナ To:ルーイ&ALL |
私は聞いた事があるぞ。家の妹が、娘の頃に熱を上げてたっけ。あいつ、渋めの好みだからな(笑)。しかし、その息子の依頼を聞いているなんて、不思議なもんだ。 |
■ルーイ To:ダーナ |
父さんのこと知ってるんですか?(゜゜) えへへっ、父さん結構有名だったんだー(*^-^*) |
実をいうとダーナは偶然知っていただけなのだが(セージチェックのダイスが11)そんなこと知らないルーイは何だかとっても嬉しそうだ。
■ノエル To:ルーイ |
イバーロン村にはルーイ君行ったことあるの? |
■ルーイ To:ノエル |
はい、父や母と一緒に何回か行ったことがあります。 最後に行ったのはえっと……そう2年ぐらい前ですけど。 山の中にある割に大きな村で、お客さんも沢山来てくれるいいところだったのを覚えてます(^^) |
■ノエル To:ルーイ |
ふぅん… (大きいっていう割に聞いたことないなぁ) じゃぁ、今回も公演のためにその村に行くのね? 他にさしたる目的があるわけじゃなくて。 |
■シェル |
イバーロン村…? ボクは聞いたことないな。 |
■ルーイ To:ノエル |
ええ、そこでしばらく歌って旅費を稼いだら、今度は西の土地へ向かうつもりだって父さんはいってました。 |
■ミルマ To:ノエル |
イバーロンといえば、薬草の栽培では名の通ったトコだよ〜ミルマのケンキュウにも役に立つかも♪ 学院では「ズルカマラにおける呪歌の効用」についてケンキュウしてるんだぁ〜 |
■シェル To:ミルマ |
へぇ〜、薬草作ってるとこなんだ。 ミルマさん、物知りだね〜。さすが賢者♪(^^) |
■ルーイ To:ミルマ |
あっ、そうなんですか? 知りませんでした。へー。 ズラマ…ルカマラ…あれっ? あの、それって何ですか? |
■ミルマ To:シェル、ルーイ |
エヘへ…(^^ ズルカマラはヒフ病に良く効く薬草なの。よくお山の上に生えてるから、イバーロンにもあるかもね って言ってもミルマも最初知らなくて、仲間に教えてもらったんだ〜 |
■レンシオ To:ルーイ |
えーと、まぁ、そこら辺はおいといて。 とにかく報酬については食費とかの諸経費は帰り分含めて全て君が払ってくれるんだね。 で、成功したら残りの額を君が払ってくれる、って感じかな? その村までの道のりは安全なんだよね?そこまでの道のりで何か出たことある? |
■ルーイ To:レンシオ |
はい、食費とかは払います。 経費はどうしても必要なものがあれば払いたいと思いますけど……そんなに余裕がないですから、あまり沢山は出せないです。 村までの道ですか……? う〜んそんなに変なものが出た記憶はないですけど……えっと、うんと……。あっ一度道を歩いてたら、蛇が横切っていったことがありました。 僕驚いちゃって……父さんにしがみついちゃって。 でも父さんは笑って、あれは毒のない蛇だから心配ないよっていってましたけど……。 |
■ミルマ To:レンシオ |
ヘビならへいきだね〜。レンシオ君の得意料理だし ♪ |
■レンシオ To;ミルマ |
ふぅ〜ン………食べたきゃ、また作ってあげようか? |
■ダーナ To:レンシオ君 |
あっ…あれをか?わっ、私は昨夜から胃の調子が悪くて…(汗)。 |
■ルーイ To:レンシオ、ミルマ |
ヘビ……料理? お、おいしいんですか(((^-^;) |
ルーイはちょっとひいている。
■ノエル To:ルーイ、ミルマ |
カエルの次はヘビ(--;??? 悪食の人って多いのね(-_-; |
■シェル To:ミルマ、レンシオ |
ヘビ料理〜? う〜ん…(^-^;;) …カエル…ヘビ…あんまし食べたくないなあ…(^-^;;;) |
■ルーイ To:ノエル |
あっ、カエルだったら前に食べたことあるー。 美味しかったよー。鶏肉みたいな感じでプリプリしてて(^^) |
■ミルマ To:レンシオ |
ルーイくんとラウルが食べるってさ♪ よかったねぇ…… |
■ラウル To:シェル |
うん? カエルやヘビ、食べたことねーか? まぁ確かに、見た目はちょっとアレだけどよ。そんなに不味いもんじゃないぜ?(笑) |
■シェル To:ラウル |
う、うん。 ほら、カエルってヌルヌルしてるでしょ? ボク、そういうの苦手なんだ(^-^;;;) |
■レンシオ To:ミルマ、シェル、ラウル |
なんでもいいけど、見た目が悪いものほど意外と美味かったりするんだ。 |
■シェル To:ラウル、レンシオ |
そ、そうなの? じゃあ、ボクも食べてみようかな……。 |
シェルも雰囲気に流されてそう口にする。でも、まだちょっと引いていたりする(笑)
■ルーイ |
それじゃあヘビも、もしかしておいしいのかな? おいしいのなら一度食べてみたいな……。 |
好奇心旺盛なお年頃である。
しかしちゃんとした人が料理すればおいしいかもしれないが、このメンバーに蛇をちゃんと料理できる人がいるのだろうか?
■ミルマ To:ルーイ |
そうそう、何ゴトもケイケンだからね〜 |
どうやら、この旅の間にヘビまたはカエル料理を作ることは決定事項になったようだ。
■レンシオ To:ルーイ |
う〜ン………危険手当分の上乗せも見込めないなぁ………
………ノーリスクで往復分の諸経費込みなら報酬はそんなもんかな。 |
■ルーイ To:レンシオ |
あ、はい。 そうですよね。もし危険な目にあったりしたらこの報酬じゃ少ないですよね……。判りました。そのときは僕も父にお願いしてみます。 |
■ミルマ To:レンシオ、ルーイ |
護衛を頼めって言ったのはママなんでしょう?パパは冒険者がついてくるなんてこと知らないんじゃないの?ルーイくん。 道中何にもなかったなら、パパにはミルマ達がついてきたこと、ナイショにしておいた方がいいんじゃないのかなぁ。危険な事があったならパパには上乗せ交渉したいけど、その時も「ルーイくんに頼まれてオランからついてきました」なんて言わなくても、旅の途中で偶然会ったってことにしたっていいんじゃない? |
■ルーイ To:ミルマ |
あっ護衛を頼むことは、父も知ってます。母が父を押し切って決めたことだから……(^-^;)。 お父さん、お母さんには弱いんです。 でも……こんな大人数を雇うだなんて思ってないだろうからちょっとびっくりはするかも(^-^;) |
■ミルマ To:ルーイ |
そっか〜。よぅし、ビックリさせちゃおう!(^-^ |
■シェル To:ミルマ、ルーイ |
賛成〜(^^) |
■ノエル To:ALL |
じゃぁ、この話はこれで決まりでいいのかな? |
だいたい話も出尽くしたと見たノエルがそういった。
■シェル To:ALL |
ボクはそれでいいよ。 |
■ミルマ To:ALL |
ミルマもいいけど、リーダーとラウルはいいの? |
■ラウル To:ALL |
ああ、オレは構わないぜ。 |
■ノエル To:ルーイ |
それで、いつ出発する予定にしているの? それから、さっきの話だと往復分の食料は準備できているらしいけど、他のものは大丈夫? |
■シェル To:ノエル、ルーイ |
街道沿いっていっても旅するんだから、テントとか野営するための物とかいるよね。 寝床だけあれば他はその場で探すこともできるけどさ。 |
■ルーイ To:ノエル&ALL |
じゃあ受けてもらえるんですねっ(^^)。 僕はいつも旅から旅への暮らしをしてるんで必要なものは大体揃ってます。あとは食料さえあれば大丈夫です。 えっと他に必要なものって何があるかな??? じゃあみなさんが必要なものがあれば朝買い物に行って、明日のお昼頃に出発というのでどうでしょう? |
■レンシオ To:ルーイ |
うん、じゃあ、そういうことにしよう。 今の時点で契約は成立しているからね、護衛代わりにこのモモンガは君に預けておこうかな。 何かあったらこいつに話しかければいいよ、すぐ俺に伝わるから。 じゃあ、お休み〜。 |
と、レンシオはさっさと出て行く。
■ルーイ To:レンシオ |
あっあのっ……。 出ていっちゃった……(^-^;)。 |
ルーイは慌ててがさごそと荷物をあさると、お金の入った袋を取り出して、残っている人に差し出す。
■ルーイ To:残ってる人 |
あのっこれっ。前金ということで半分の300ガメルあります。 これでよろしくお願いしますっ。 |
■ダーナ To:ルーイ&ALL |
ふむ、たまには骨休めに、ノンビリ街道旅もいいだろう。 護衛の間の食いっぱぐれも無いしな(笑)。 よし、この依頼たしかに引き受けた。 |