使い魔ちゃんは大人気
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■銀の網亭 個室 |
モモンガ騒ぎが納まった頃、ドアの向こうから声がかかった。
■少女(?)の声 To:ALL |
ごめんなさ〜い。両手がふさがってるの。誰かドアを開けてくれない。 |
■レンシオ TO;外の人 |
(モモンガをぶら下げながら) あ、どうもどうも。御苦労様。 ………って。よぉやるわ。 |
両手に料理の皿を数皿づつ器用に抱えたハーフエルフの少女(?)が入って来た。
ご存じ釣り合わないとご近所でも評判のおやじの奥さんである。ハーフエルフだから若くみえるがその年齢は誰も知らない。
■シェル |
すご…。 (どうやったら、あんなにいっぱいもってこれるんだろ?) |
■おかみさん To:レンシオ |
あ〜ありがとう はい、注文のたこのマリネ、それからエコノミ焼き。 あとこっちがサイコロステーキに牛タン塩焼き……(中略) それにマッシュポテトとサラダボウルっと。 |
おかみさんは料理をテーブルに並べていく。
それにしても、これだけの皿をよく一人で持てたものだ。芸人になっても食っていけるかもしれない……。
■おかみさん To:ALL |
ところで酒は足りてる? 足りなければ持ってくるわよ。 |
■レンシオ TO:おかみ |
あ、間に合っていると思うよ。 それにこれ以上酒があると、 (モモンガをブラブラさせる) |
■おかみさん To:レンシオ |
あら可愛い(*^^*) このコお酒が好きなの? ちょっと触ってもいい? |
■レンシオ TO:おかみ |
あ、別に構わないけど………。 |
おかみさんはそういうとモモンガを手に取りスリスリと頬ずりした。
感覚を共用しているレンシオにもスリスリが伝わったかもしれない(笑)
■レンシオ TO:おかみ |
くっくっく、くすぐったい(;^〜^) ………酒が好きというより、何にでも興味を示すと言う方が正解だね。 最近使役されたばかりだから。 |
モモンガを回収して肩に乗せるレンシオ。
■レンシオ TO:ALL |
じゃあ俺は依頼書を見に行くよ。 お先に〜(((((((\(^^) |
レンシオは個室を出て階下へ移動した。
その直後、レンシオの怒声が聞こえ、またもや騒ぎが巻き起こったらしいことが部屋に残った者の耳に聞こえて来た。
■ノエル |
回収しに行った方がいいかなぁ……(ぼそ |
■シェル To:レンシオ |
あ、レンシオさん待って〜。 ボクも行くよ〜。 |
■ミルマ To:ノエル |
ミルマも行く〜 |
■ダーナ To:掲示板組 |
もぐもぐ…行ってらっしゃい。 いい仕事を頼むぞ〜。 |
演説が駄目になったショックから立ち直り、ダーナは遅い朝食(?)を平らげながら仲間を見送った。
その横では同じく朝食を食べ損ねていたラウルが、今までの騒動どこ吹く風と夢中で料理をパクついていたりする。どうりで今まで静かだった訳だ……。
■銀の網亭 依頼掲示板 |
レンシオ達は依頼掲示板の前にやって来た。
モモンガのモモちゃん(仮名)は無事回収されて今はノエルの手の中にいる。
■ノエル To:その場にいる人 |
……あんまり残ってないわね。 この子が騒いでいる間にみんなもってっちゃったのかなぁ。 (かるく指でこつん☆) 今あるのは・・・と。子供の旅行護衛? 「勇者様募集」よりは楽かもしれないわね(いろいろと) |
■シェル To:掲示板組 |
ほんとだ〜。 上でゆっくりしすぎたかなあ。 旅行の護衛かあ。 子供って元気だから護衛も楽しいだろうし、オランの外で出られるのは嬉しいな♪ |
■ミルマ To:ノエル |
子供の護衛…。 楽しそうでイイけど、報酬 600 ガメルで 1 週間じゃゴハン代だけでアシが出ちゃうよぅ? |
■レンシオ TO:ミルマ |
「旅行」の護衛だから、食費くらいは出してもらえると思うんだ。
あと、この少額の依頼からして、依頼人は危険を余り予測していないんじゃないかな。 |
■ミルマ To:レンシオ |
うーん、そだね〜。あぶなくないなら、旅行できてかつお金もらえるしオイシイかな。話聞いてみるのはいいかもしれないねぇ。 ね〜、おじさぁん。この依頼した人ってどんな人だった〜?普通の人っぽかったぁ? |
ミルマに呼ばれておやじがやってきた。
■おやじ To:ミルマ |
おう、どの依頼だ? ん? これかあ……。 まあ普通といえば普通だな。依頼人は護衛して欲しいっていう子供本人だよ。ここに泊まっているから、会いたいのならすぐにでも会えるぞ。 う〜ん。しかし、本当ならもっと駆け出しの奴にまかせようと思ってた依頼なんだがなあ……。 まあ、仕方ない、報酬が安いが、その分簡単な仕事だから、チャッチャと片付けてしまえばいい。危険なんかはほとんどないはずだ。 |
■ノエル To:おやじ |
危険がないはずって、どこに行くのか聞いているのですか? よほど大きな街道でなくてはそうまで言い切れないと思いますけど |
■おやじ To:ノエル |
危険がないと言い切れるのかといわれれば、絶対安全などというものはないと答えるしかないな。まず安全だろうと思われるってことだ。 まあ依頼人だって絶対安全などないと判ってるから、護衛を雇おうとしているわけだしな。 |
■ノエル To:おやじ |
でも、冒険者をやとわなくてはいけないようなところなら、どうして子供一人で… なにか旅行以外で込み入った事情でもあるのかしら。 |
■おやじ To:ノエル |
まあ一応ちょっとした事情はあるな。だが心配するようなもんじゃない。 ちと本人がいないと説明しづらいな。この依頼受けるんなら、どうせ本人に話を訊かにゃならんだろうから、そのとき説明してもらうといい。 |
■おやじ To:ノエル |
それから目的地はイバーロンという村だ。 大人なら蛇の街道を3日ほど進んでから、山道に入り2日ってとこだが、子供の足を考慮するともうちょっとかかるだろうが、まあ一週間ほどで大丈夫だろう。 途中に1つ村があってそこを通っていくことになるが、それなりに人の行き来もあるから、山道とはいってもそんなに危険ではないはずだ。 まあ山だから多少は獣ぐらいでるかもしれんが、あの辺でそんなに危険な獣がでたという話は聞かんな。 |
■ノエル To:おやじ |
なるほど。街道の間は人通りもそれなりにあるからいいとして、山道じゃぁ一人じゃ不安ですよね。 こないだのミトラ君も街道からはずれたところで狼に襲われたとか言っていたし。 で、その子供ってどんな感じの子なんですか? |
ミトラ君とはノエルの前回の冒険での依頼人である。詳しくはシナリオ#31を参照のこと。
■おやじ To:ノエル |
みれば判るが凄く可愛い男の子だぞ。 可愛いからって子供に手を出すんじゃないぞ。はっはっはっ |
■ノエル To:おやじ |
いう相手間違ってますよ(^^) |
おやじギャグ(?)を云うおやじ(笑)。さらりと流すノエル。
■おやじ To:ノエル |
そうだな、歳の割りには大人びた感じがするところもあるが、まあ普通の子供だな。好奇心旺盛なようだが、あのくらいの子供はみんなそんなもんだろう。 |
■ノエル To:その場にいる人 |
受けられそうな依頼これしかないし、依頼人の人いるなら今一緒に部屋に行ってみんなで話聞いてみない? |
■シェル To:ノエル |
そだね。 さっそく会いに行こうよ。 |
■おやじ To:ALL |
今会うのか? それじゃ、案内するからついて来てくれ。 |
■ノエル To:モモちゃん |
依頼人にあってもおとなしくしててね(^^) (かるくなでてあげる) |
■シェル To:ノエル |
ノエルさん、モモちゃんあとで抱かせてね(^^) |
ノエルの横にきて、モモンガに微笑みかける。モモちゃん(仮称)大人気。