#181:おねえちゃんをたすけてください

3-4a オラン港工事現場

前のページへ シナリオトップページへ 次のページへ


オラン港・工事現場
一旦港湾事務所組と港組に分かれていた冒険者達は合流し、情報を交換した。
再び手分けして情報収集をする事になった冒険者達は先ず、オラン港の工事現場へ向かう。
工事現場は筋骨逞しい男達が多数働いていて、活気に満ちている。
現場監督らしい男に「バーベラの兄を」と告げると、一人の日焼けした男を連れてきた。
彼がバーベラ嬢の兄らしい。
■ハリー To:ALL
俺がバーベラの兄だけども。
名前はハリー。それで、何を聞きたいんだ?

■ウルス To:ハリー
初めまして。おいらはウルスと申します。
おいら達は失踪者の事件を調査している冒険者でして。
お忙しい所をすみません、妹さんの失踪当時について少しうかがいたいのですが…かまいませんか。

■エル To:ハリー
同じく、調査をさせていただいています、エルと申します。

■ハリー To:ウルス
その事か……。悪いが俺は事件の内容は詳しく知らないぜ。
それでも良ければ。

■ウルス To:ハリー
はいな。よろしくお願いします。
さて、早速ですが妹さんは、毎日同じ時間にお弁当を届けておられたんですかね?
そのとき、どの道を通っておられたかご存じでしょうか?

■ハリー To:ウルス
大体同じ道だとは思う。
でも、時々ふらっと裏道に入ったりする事もあったし……。
ちょっとぼんやりしたところがあってね。

届けてくれる時間は、前後する事があったけれど大体同じ位。
太陽がてっぺんに登る位だね。

■エル To:ハリー
時間的には、お弁当を届けた帰り道で姿を消した、という感じでしょうか。
ほとんど真昼の時間帯なのに目撃者がいないということは、やはり裏道に入ったところを狙われたのかもしれませんね……。
最後にあった時に、何か話をしたりはしましたか?
気になることを言っていたりとか、そういったことは。

■ハリー To:エル
特に何も無かったな。いつも通りだよ。
とは言え、何時もより浮かれていたと言うか、何があったか知らないが、妙に元気が良かったのは覚えている。
その所為で居なくなっちまったかと思うと……やりきれん。

■ウルス To:ハリー
裏道に入られるときがあると…
考え事があると上の空になってしまう質ですかね。それとも興味を引く物を見ると他を忘れてしまうのか…。
ここからご自宅へ帰る場合、大まかにはどの方向へ向かうことになりますかね。

■ハリー To:ウルス
港沿いを通って、商業地区との境目辺りかな?
長屋が建ち並んでいる辺りだよ。

■エル To:ウルス
……新たな情報が得られそうな気がしませんね。
切り上げて、屋台の方に回ってみますか?

■ウルス To:エル
そうですな。一通り話はうかがえたようですし。

■ウルス To:ハリー
いろいろとお話し下さって、どうも有り難うございました。
おいら達は調査を続けます…早く妹さん達が見つかるよう、努力してますので…また何かあったらよろしくお願いします。

■ハリー To:ウルス
宜しく頼みます。
俺じゃ、心配する事しか出来ないんで……。

深々と、二人に礼をするハリー。

前のページへ シナリオトップページへ 次のページへ


GM:teshima