パダ:城壁の外の冒険者の店 |
依頼を受けた冒険者達は支度をしてオランを出発。
パダにて指定された冒険者の店、「土竜亭」に到着した。
ここで「賢者の学院」から派遣される人物と合流する事になっている。
しかし、先方はまだ到着していない様だ。
周囲には他の冒険者とおぼしき連中がたむろしている。
■エル To:ALL |
ハンス氏は学院の方を「同行させる」と仰っていたから、途中も一緒なのかと思っていましたが……。 それとも、こちらにお住まいの方なのでしょうか。 もしそうなら、より詳しい情報を聞けないか期待したいところですが。 |
きょろきょろと物珍しそうに辺りを見回しながら。
■シグナス To:エル、ALL |
ま、詳しい話は向こうさんと合流して……なんだが。 流石にオランより盛況ってのも違うな、現場近くの賑わい方ってのは独特な感じだなやっぱ。 とりあえず、席でも取って何か注文でもしながら待ってみるか? あんまりきょろきょろしても何だしな、俺等も多分先客から値踏みされてるだろーし、ドンと構えとこうぜ。 |
■クラゥン To:シグナス |
う、うむ! だがやはりな、こー、やっぱり、違う空気とゆーのは気になるものでな…っ。 |
きょろきょろ冒険者その2。
好奇心に、長い耳がひょこひょこ揺れている。
■クローエ To:クラゥン、ALL |
ふふふ、とりあえずシグナスさんを見習っておけばきっと大丈夫よ? まあ、休憩ということにしましょうよ。 |
■クラゥン To:クローエ |
なるほどなるほど。 シグナスのよーに、余裕な顔しつつ逆に女性客を値踏みする訳だな。 |
■シグナス |
そんなことシテナイヨ?いやまじでマジでまだやってないよ!? |
■エル To:シグナス |
まだとか言わなくていいです。 そのうちやるつもりなのかと疑ってしまいますよ。 |
■シグナス |
……人生一寸先が闇だったり光ったと思ったら罠だったりする事も無い事もなくもあったりするんだぜ…… |
店のおやじらしき人物が冒険者達に近寄ってきた。
■おやじ To:ALL |
いらっしゃい。パダは始めてか? なんか、ルーキーとベテラン半々っていう、珍しい面子だな。 知ってるかどうか知らんが、この街ではルーキーは城壁の外の店、 ベテランになると城壁の中の店に移動する事になってる。 ここに居る奴らは言っちゃあ何だが、そこまで腕は立たん。 取り敢えず空いてる席に着け。 それから注文は何にする? |
■エル To:おやじ |
お金がありません。 邪魔にならないように、隅っこで保存食をかじっていますのでお構いなく。 |
そういえば、前金をもらっていないのだった。
■おやじ To:エル>その他PT ALL |
切ないやっちゃなあ……。 仕方ねえ、お前には昨日のスープの残りとエールを奢ってやる。 まさか他の奴らも金が無いとか言うんじゃ無いだろうな? |
■シグナス To:おやじ、ALL |
ま、俺は一杯引っ掛ける位は余裕在るさ。 つっても、人待ち中で何時来るか解らねえからな……。 なんか、マスターのお勧めで直ぐに作れるモンで適当に大皿で頼む。後は皆で摘ませて貰うぜ。 |
■おやじ To:シグナス&ALL |
おう、わかった。 お前達人待ちってことは、オランの賢者の学院関係か? 手紙が来てたから話だけは聞いてる。 今日には付くはずだ。 じゃあ、ちょっと待ってろよ。 |
■クローエ To:土竜亭のおやじ |
あら、お店にも話通っていたのね。 それじゃあ待たせていただこうかしら。 |
店のおやじは厨房へ引っ込むと、直ぐに料理を持ってきた。
少し冷めてはいるが、チキンの腿肉ロースト四人前だ。
■シグナス To:おやじ |
おおう、意外と豪勢なの来たな!? |
■クラゥン To:おやじ |
Σ どーんと胃にぼりゅーみーな料理だな…。見ているだけでお腹いっぱいになりそーだ… |
小皿にちょっぴりだけ取り分けてから、大皿をずずいと残り3人(特にエル)の前に押し出した。
■クラゥン To:ALL |
俺様の分は先にいただいたっ。 ささっ、後は存分に食べるがいい! |
■エル To:クラゥン |
おや? クラゥンさん、ずいぶんと少ないようですが。 いけません、こういうものは平等に分けないと。 |
空気を読まず、クラゥンの皿に追加で載せていく。
■クラゥン To:エル |
Σ のぁう?! …はっはっは、何も遠慮することはない。 いつも飢えた目で料理を追っているエルが腹いっぱいになってくれればそれに勝る喜びはないのだぞ、うむ。 とゆーことで、遠慮なく! 俺様のことは気遣いなくっ! |
追加で載せられた肉を、エルの小皿にひょいぽいと移動する。
■シグナス To:ALL |
ま、飯の時間は別に取るとして適当に摘みながら待ってよーぜ。 |
冒険者達が食事をしていると、新しい客がやって来た。
ローブを着た女性で、カウンターのおやじと何やら話をすると、冒険者達の方へ向かってきた。
■??? To:ALL |
失礼、あなた方が「銀の網亭」で依頼を受けた冒険者のみなさんかしら? |
■エル To:女性 |
確かに僕たちは銀の網亭の冒険者ですが……。 ひと口に「依頼」と言われましても、どの仕事のことでしょう。 |
一応、確認の意味を込めて問い返す。
■クローエ To:ローブの女性 |
わしらは賢者の学院の方からの依頼で来たのですけれど。 |
■クラゥン To:ローブの女性 |
お?なんだ、待ち人来るか。 うむ、多分あんたが探してる合流予定の冒険者たちだぞー、と。 |
■エル To:ALL |
……あ。 ボウケンシャという職業は、このくらい呑気でも務まるものでしょうか……。 それとも、これが年長者の精神的な余裕というものなのでしょうか。 |
警戒心のまったく無い対応に唖然。
■シグナス To:ローブの女性 |
おっと、御待ちしておりました。依頼を受けた冒険者、シグナス・ラグスと申します。 すみません、注文もせず待っているのも店に悪かったもので。 御急ぎでなければ、良ければご一緒に如何です?お話を伺いながらお食事でもご一緒に。 |
■クラゥン To:シグナス |
………これが噂のナンパ力…! |
がらりと雰囲気を変えたシグナスを慄きの眼差しで見る。
■ローブの女性 To:シグナス |
お待たせ致しました。 今回の依頼主ハンス導師より、現地でのサポートを承ったニアリースと申します。 依頼の内容は既に聞かれていると思いますので、改めてお話しは致しません。 私はこの宿屋に常駐して、傷の手当てやその他雑用を引き受けさせて頂きます。 一応マーファ神官でもありますので。 |
■エル To:ニアリース |
ちなみに、ナンパの相手というものは雑用に含まれるのでしょうか? いえ、僕ではなく率先してお誘いしているそちらの人なんですが。 |
シグナスの方を指差しながら。
もう一方の手は、クラゥンによって積み上げられたチキンを口に運ぶのに忙しい。
■ニアリース To:エル |
(微笑みながら) あら、私に手を出されるなら責任を取って貰う覚悟が必要ですよ? マーファ様がいい加減な事を許されるはずが無い事はご承知ですよね。 |
■エル To:シグナス |
……だそうですよ、シグナスさん。 |
華麗にスルーパス。
■シグナス To:エル、ニアリース |
そう言われると心苦しいね、俺だってファリス様の信徒だ、不実は好みじゃないさ。 これから同行するにあたって、良好な関係を築こうってだけ……の、つもりなんだけどね、割と毎回、穿たれ過ぎるのは何故だろう。 |
■エル To:シグナス |
……ある意味ではそれを喜んでいるのだと思っていましたが。 違うのですか? |
割とまじめに聞いてみる。
■シグナス To:エル |
……人生泣き寝入るより笑って済ませれりゃ平和じゃね?多分、きっと、メイビー。 |
■エル To:ニアリース |
ハンス導師から大まかな話は伺っていますが、追加で聞いておくべきことなどは何かありますか? 無ければ、今日、明日にでも調査を開始したいと思うので、より詳しい調査ポイントなどを教えていただきたいのですが。 |
■ニアリース To:エル&ALL |
多分、先にあなた方に渡しされている地図にもあると思いますが、 何せ結構大雑把な地図ですから……。 只、知性を持った猫みたいな生物と言う事ですので、発見地点周辺をうろうろしている可能性があります。 ですので、結構お手数を掛ける事になるかもしれません。 |
■エル To:ALL |
う〜ん……もう少し詳しい情報が得られないと、なんともならなさそうな気もしますが。 そのあたり、詳しく聞けそうな人に心当たりなどは無いのですか? |
■クラゥン To:エル&ALL |
まずはとりあえず現地見に行ってみるっつー手もあるぞ。 あれ? そういやこっから発見地点って、行くのにどのくらい掛かるんだっけか? |
■シグナス To:ALL |
……まあ、縄張りみたいなのはあるかも知れないしな。現地で痕跡追うのもアリだと思うぜ? |
■ニアリース To:ALL |
あ、そういえばオランの”ギルド”で紹介状を貰ってきていました。 何方か顔を出せる方が居れば、遺跡にに詳しい人を紹介してくれると思いますよ。 |
■エル To:ALL |
では、そちらに先に行ったほうが良さそうですね。 こういう場合は、全員で顔を出しておいた方が良いものでしょうか? |
先輩方にお伺いを立ててみた。
■シグナス To:ALL |
こっちのギルド……なあ。まあ、俺は顔出しとく方が良いだろーし、行く予定にしとく。 別に全員じゃなくても良いと思うぜ?他に、行って見ときたい場所でもあるなら二手位は別れても大丈夫……じゃねえか? |
■クローエ To:ALL |
やっぱり、あまり大勢でお騒がせするのは良くないと思うのよ? 大型動物用の罠や狩りの方法に知見を持っている狩人さんのつてなんかも、有ればあったにこしたことはないのだけれど…探してみようかしら? 多少の心得はあるけれど、幻獣相手ではね、ちょっと自信がないのよ。 |