SW-PBM #175
伝説の…

■ 依頼人ジノ ■
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【 銀の網亭 個室 】

おやじが部屋を出て行ってから間もなく。
コン、コン。と控えめなノックの音と共に、扉の向こうから声がした。
■ジノ To:ALL
あの〜。依頼をしたジノですだ。
お邪魔してもいいだか?

■ウルス To:ALL
お、早速おいでになりましたな。皆さん、お通ししてかまいませんな?

■リオン To:ALL
ぼくは良いよ。
というか、その為に呼んだんだしね。
じゃあ、開けるよー

リオンは椅子からぴょんと跳び下り、扉へ向かうと背伸びをしながら開けた。
■リオン To:ジノ
ようこそ。
まぁ、とりあえず入ってよ。

■ジノ To:ALL
は、初めましてだ。オラが依頼人のジノですだ。
あんたたちが、オラを手伝ってくれる人たちだか?

二十歳を少し過ぎたくらいだろうか。
農村の青年らしく日に焼けてがっちりした身体に、朴訥そうな雰囲気が人の良さを思わせる。
■ウルス To:ジノ
ううむ。まだそう決めたわけではないんですがね。
もう少し、詳しい話を伺ってもいいですかね?
…まあ、立ち話もなんですから、そこにおかけ下さいや。

空いている椅子をジノに勧め、空いていそうなカップにコーヒーを(やはりこぼしながら)注いで出す。
■ジノ To:ウルス
あっ、あっ。
こぼれてる、こぼれてるだよっ。
……あちちっ!

慌てて受け取ったカップからあふれたコーヒーが手にかかったようだ。
■クローエ To:ジノ
あらあら、大変。

テーブルの上にあった濡れ布巾でとりあえずジノの手を拭く。
■ウルス To:クローエ、ジノ
あああ、すみませんな…どうもぶきっちょなもんで。
おまけに、ご年配の手を煩わしちまって…。

わたわたしながらくしゃくしゃの手拭いを引っ張り出し、ジノの手をはじめ、コーヒーがこぼれたところをやたらと拭き回る。
■クローエ To:ジノ
ばたばたしてごめんなさいねえ。
そうそう、お話を伺う前に、一応自己紹介はしておいたほうが良いかしら。
わしはクローエと言います。よろしくお願いしますね。

■ジノ To:クローエ>ALL
こ、こちらこそよろしくだ。
えっと、詳しい話というと……何を話せばいいだか?

■ウルス To:ジノ
そうですな…まずは…
探して欲しいという「伝説の武具」の事を教えていただきたいですな。
「伝説の」…だけではあまりに曖昧ですな。どんな伝説に出てくる、どんな武具なんですかね?

■ジノ To:ALL
村のおばば様に聞いた話だけど……。
ずっと昔、オラの村に生まれた人が手に入れた武器だそうだ。
大地を割り、大岩を砕くほどの力があったって聞いただ。

■リオン To:ジノ
何か本当に伝説って感じ
そんな伝説だったら色々と広まっていそうだけど…
うーん………聞いたことないなぁ…

■カラレナ To:ジノ
すごい武器だったんですね〜。
えと……その武器を手に入れたひとのお名前って、伝わっているんですか?
あと、そのひとは武器を手に入れて、何か伝説になるようなことを成し遂げたんでしょうか? 例えば……モンスターを討伐したとか……。

■ジノ To:ALL
おばば様は「スレイ」という名前の青年だったと言っていただ。
村の危機を救ったという話だけども……その危機がなんだったのかは詳しく伝わっていないだ。

■カラレナ To:ジノ>ALL
……スレイ……?
えっと……ポートー村出身のスレイさん……。

あの、もしかすると、数年前にオラン大食い大会で優勝した方、でしょうか?
今は、賢者の学院そばの食堂を切り盛りしているって聞いたことがあります。

■ジノ To:カラレナ
それは多分、スレイじゃなくてスレンダーさんの事だな。オランで食堂をしているって聞いていたし、間違いないと思うだ。
それにスレイの伝説は少なくとも百何十年は前らしいから、年代も合わないだよ。
……同じ村の出身だし、おばば様に勉強を教わっていた人だから。ひょっとしたら何か知っているかもしれないだけども。

話を聞きに行った方がいいかもしれない、などと口の中で呟く。
■カラレナ To:ジノ
えと……じゃあ、他に……武器の名前とか、形とか……魔力とか、何か特徴的なことはどうでしょう?

■ジノ To:ALL
それが、まるっきり何も分からないだ。
手がかりが少なくて、申し訳ないけど……。

■ウルス To:ジノ
ううむ。何とも雲をつかむような話ですな。
だが、この依頼書によると、その伝説の武具のありかを示した地図の半分をお持ちとのことですな?
…その地図の出所は分かってるんですかね?

■ジノ To:ALL
おばば様も詳しくは知らないと言っていただ。
かなり古い地図だから、武器を手にしたその人自身が書き残したんじゃないかって言ってただけども。

■リオン To:ジノ
そういやさ。
半分の地図はあるらしいけど、もう半分は何処にあるかわかるの?

■ジノ To:ALL
それが、全然分からないだ……。
オランみたいな大きな街に来れば、何か聞けるんじゃないかと思ってたんだけども。
だから、それを探すのも手伝って欲しいだ。

■リオン To:ジノ
なるほどねー…確かに大きい街だと情報はいっぱいあるけど…
一番良いのはその半分の地図で場所が判る事だよね?
その半分の地図で見当がつけばいいんだけど…
さっぱり判らないんじゃあ手の着けようがないしね。

■ジノ To:ALL
見つけてみないと何とも言えんだけども……。

そう言いながら、ジノは大事そうに持っていた古い羊皮紙を広げる。
■ジノ To:ALL
これがその地図の半分だ。
オラには良く分からんのだけども、ここがオランだそうだ。
で、これには宝の場所は書かれてないだ。
だから、もう半分の方にその場所が記されているんじゃないかと思うだ。

地図は全体の左半分、その端にオランらしき都市が描かれている。
想像するに、この右半分に描かれたオラン東部のどこかに目指す場所があるのだろうということらしい。
■カラレナ To:ジノ&ALL
半分って……こういう意味だったんですね。これだと、本当にもう半分を見つけ出さないと、難しそうですね……。

■ウルスTo:ALL、ジノ
ふむ。ここがオランで、こう街道が通って…ふむ。
古いが、きちんとした地図ですな。場所の特定は簡単そうですな…後の半分が見つかれば。
しかし、後の半分は今のところ手がかりもなし、っちゅうわけですか。

どうも不確かな話ばかりですな。
一つ聞きたいんですが、他意はないから気を悪くしないで下さいよ?
なんでまた、こんな怪しげな話を、それも、冒険者を雇ってまで追っかけるんですかい?
良けりゃあ、教えて貰えませんかね。

それを聞かれた途端、ジノの顔がぼっと赤くなる。
■ジノ To:ALL
い、今、オラの村は不作で困ってるだ。
領主様に収める税もまともに払えていない状況だ。
もし武器を見つけ出してお金に換えることが出来たなら、少しは村が救われるんじゃないかと……思っただ。

最後の方はしどろもどろになる。
……何かまだ、隠している理由がありそうだ。
■カラレナ To:ジノ
……?
えと、あの、もしかして……。
他にも、理由が……?

なんとなくつられて赤くなりながら、気遣いつつ問い直してみる。
■ジノ To:ALL
じ、実は……シエラのため、なんだ。
シエラっていうのは村長の娘で、その……オラの、幼馴染で……(赤)
けど、税を納めるのを待つ代わりに、シエラを嫁にしたいってウェス様が言い出したんだ。
村の者も、村長も、仕方ない、それしか方法がない、って……。
まるでシエラを人身御供に差し出すみたいな感じになっちまって。
オラ、それが我慢できなくて……。

■ウルス To:ALL
…うーむ。いやはや、何ともとんでもない話ですな。

■カラレナ To:ジノ
そんな、税金の代わりにお嫁に、なんて……ひどい話です!
そういうの、しょっけんらんようっていうんですよっ!

べしべしとテーブルを叩いて怒り出す。
■ウルス To:ジノ
ところで、今し方聞いた話ですが、そちらの村には特産物があるそうですが?
税が払えなくなったというのは、その特産物とやらに何かあったからですかね。

■ジノ To:ALL
ポートー村は昔から「大地の恵み」という酒を特産にしてきただ。
これは大陸でもオラの村でしか作られていない、貴重な酒と呼ばれているだ。
……けど、この10年近く、村はずっと不作続きで……大地の恵みの材料になる、ポト麦が全然収穫できていないんだ。

■ウルス To:ジノ
不作続き…ですかい?
しかし、この辺りで麦がそこまで凶作とは聞いてませんがね。
それほどの不作が続くとは、一体どうしたことなんですかね?

■ジノ To:ALL
ポト麦は、とても育てるのが難しいだ。
ちょっと雨が続いたり日照りが長引くと、もうそれは大地の恵みの材料としては使えねえだ。
なのに、村は何年も天候不順が続いてて……。
そんな時のために、ある程度は大地の恵みの備蓄もしてるんだけど……10年も不作が続くとは思わなかっただから、とうとうその蓄えもすっからかんになっちまっただ。

■カラレナ To:ジノ
そんなに長く、精霊たちが不安定だなんて……
何か、原因に心当たりはありませんか?

■ジノ To:ALL
いいや、さっぱりだ。
もっとも、昔にも何十年かに一度の割合でこんな不作の年が続くことがあったそうだから、今回のもそれで、特に長く続いて運がなかった……てのが、村の年寄り連中の言い分だ。

念のためという事で数年前に村長が街から精霊使いを招いて調査をして貰った事もあるが、不安定ではあるものの異常と呼べるほどではなかったそうだ。
つまり、言葉通りに「運悪く」天候の安定しない年が続いてしまったという事らしい。
■カラレナ To:ジノ
あの、そういえば……探し当てた武具が、本当にその伝説にまつわるものかどうかは、どうやって判断しましょう?
武器の名前や、特徴もわからないままだと、難しいですよね。

■ジノ To:ALL
オランくらい大きい街なら、そういうのを調べてくれる人がいるんじゃないかと思ってただが……違うんだか?

逆に問い返された。
■カラレナ To:ジノ
えと……もしかしたら、礼金が必要になっちゃうかもしれないです。
なるべく、そうならないように、手がかりを私たちの手で集めたいとは思いますけど……。

■ウルス To:ジノ
たしかにオランなら、鑑定料を払えば見て貰える場所もありますな。
それで、もし見つけたブツががらくたで、鑑定料の方が高いくらいの代物だったらどうなさる?
でなきゃあ、そんなモノはないって事が、はっきり分かってしまったら…?

■ジノ To:ALL
そんな事がないのを願うけんど……もしそうなったら、諦めて別の方法を探すしかないだな。

その時のことを想像したのか、苦しそうな微笑を浮かべる。
■カラレナ To:ジノ
あ……もしものお話をしただけなので、気を落とさないでくださいね。

■リオン To:ジノ
うーん、実物を見れば大体の予想は立てれると思うけどね
こればっかりは実際に見てみないと何とも言えないしなぁ…
でも、きっと伝説の武具はあるって!…だって、その方が楽しいし!

あ。そうだ。そういや、ウェス・リキュールって人知ってる?
知ってたらどんな人か教えて欲しいんだけどな。

■ジノ To:ALL
オラの村がある一帯を治めている領主様の息子さんだよ。
なんでも、領地経営の勉強だとかで……三、四年前からポートー村は直接ウェス様が取り仕切ることになっただ。

■カラレナ To:ジノ
あ、あの……ご領主さまのキュール家や、ウェス・キュールさんについて、村のかたたちはどんなふうに見てらっしゃいます?
……良い領主さまでしょうか?

■ジノ To:ALL
領主様は立派な方だ。
いつも領民の事を第一に考えてくれて、以前は良く見回りで村にも来て気安く声を掛けてくれたりしただよ。
けど、ウェス様は……まだ、経験が浅いというのもあるんだろうけども……。

領主に対しては相当の好感を持っているようだが、その嫡男のウェスのことに及ぶと口が重くなる。
■カラレナ To:ひとりごと
お嫁さんを要求するようなかたですもんね……。

嫁の話にこだわっている(笑)
■オスカール To:ジノ
農業のことは分からんが御子息様の領地経営のお勉強中なら、一回“立派な領主様”に村の租税の計算方法とか再検討してもらったほうが良いんじゃないのか?

まあ、平たく言えば“税金取られすぎてないか?”って言いたいんだが、・・・・・その辺も今回はともかく今回の件が落ち着いたら考えてくれ。

初めから嫁取りありきなら?・・・交渉はむしろ危険なので、煽るか鎮めるか悩んでいた。
■ジノ To:オスカール
オラはそういうのは詳しくないだから……。
村に帰ったら、村長に相談してみるだ。

■カラレナ To:ジノ
あ……そういえば、その武器を売る相手というか……買い手はもう決まっているんでしょうか?

■ジノ To:ALL
いや、まだそこまで考えてないけんど……本当にあるのかも分からないだし。
高く買ってくれて、悪用するような人じゃなければ誰でも構わないとは思っていただが。

■カラレナ To:ジノ
そうですよね、伝説というくらいですから……何か強力な魔力を持っていたとしたら、信頼できるひとや、お店……学院とかと取引した方が良さそうですよね……。

■カラレナ To:ジノ
あ、あと……武器を見つけてくるまでの期限、というのはあるんでしょうか?
納税の時期まで、とか……。

■ジノ To:ALL
本当に武器があったとしても、それを見つけるまでにどれくらいかかるか分からないからはっきり言えないだが……。
とりあえず、一ヶ月くらいはしっかり探して欲しいと思ってるだ。
存在が確信できて、一ヶ月では時間が足りないとなったら延長をお願いするかもしれないだ。

その間の費用は……す、すぐには無理だが……村が潤えば、少しずつでも払っていくつもりはあるだ。
それに武器が高く売れれば、そこから分配をすることも考えてるだ。

■カラレナ To:ジノ
い、いえっ。
あまり、無理しないでくださいね。村が落ち着くことが、最優先ですから……。

冒険者たちの質問攻めが一段落したのを見て。
■ジノ To:ALL
他に聞きたい事はないだか?
そしたら、オラのこの依頼……引き受けてくれるかどうか、返事が欲しいだよ。

縋るような目でパーティの面々を順繰りに見ていく。
■カラレナ To:ALL
みなさん、どうでしょう?
私は……ぜひ受けてあげたいと思ってます。

目が「もう一つの依頼よりも」と言っている。
■リオン To:カラレナ、ALL
ぼくとしては伝説の武具の話になればどちらでも…って言いたいところだけど
理由を聞いちゃったからなぁ…手伝ってあげようとは思うけど…

どうやら縋るような目に弱いらしい。
■マリィ To:カラレナ&ALL
気持ちは分かりますが、一応双方の話を聞いてから決定した方がよくありませんか?
……まあ、お話を聞く限りウェス氏がまともな人物かどうかは大体分かるのですが。

それに、もしかするとこちらには無い手がかりがあるかもしれませんし。不快でも話を聞かない手は無いでしょう。

■ウルス To:マリィ、ALL
確かに。あっちの真意や言い分も、自分で直接聞いておいた方が良いと思いますな。
中途半端に待たせるのは申し訳ないですが…晩飯までに返事を出す、って事でどうですかい?

心配そうなジノに目をやり、考え込みつつ一同を見渡す。
■カラレナ To:マリィ&ウルス
そうですね……。
お会いする前にしょっけんらんようを決めつけるのも、失礼ですし……。

■オスカール To:ジノ、ALL
依頼を受ける理由はそれだけじゃ無ぇが、場合によっては何年もの分割になるってところは・・・・快く引き受けにくいところだな。

困った顔をしながら、ついジノを見てしまう。
■リオン To:マリィ、ALL
確かに案外もう一つの地図を持っていたり…とか手がかりを持ってる可能性もあるもんね。
でも実際のところさ、お嫁さんが欲しいからあのお兄ちゃんよりも先に手に入れてしまおうとか。
きっとそういう理由だけで依頼してきたから情報とか持ってなさそうだけどなぁ…
とりあえず、話を聞くだけなら反対はしないよ。

返事に関しては…そうだね。今日中に返事をするって約束の方が良いと思うな。

首の後ろを掻きながら言いつつ、ちらり…とジノを一瞥した。
■クローエ To:ALL、ジノ
それじゃあ、そういうことにしましょうかねえ。
ジノさん。たくさんお話を伺った後で言うのもなんなのですけれど、わしらもお仕事なので、引き受けられるかどうか少し検討させて欲しいの。
今日の夜くらいまで、待ってもらえるかしらねえ?

■ジノ To:ALL
わ、分かっただ。
それじゃ……オラは、ここの宿屋に泊まってるだから。
返事が決まったら来て欲しいだよ。……待ってるだ。

聞くと、二階の一番奥……相談や宴会用途の大部屋ではなく、依頼人などが宿泊するための個室。
その中でも間取りは狭いが、その分安いという部屋に泊まっているらしい。
その場で引き受けてくれるものという期待が多少はあったのか、ぺこりと頭を下げて出て行く姿を見送ると肩を落としてとぼとぼと歩み去っていった。
■ウルス To:ALL
さて…。
おいらもだが、皆さん心情的にはジノさんの依頼を受けたいところでしょうな。
ですが、受けるなら、懐に余裕が要りますな…切実に金が要る、っちゅう人にはお勧めできませんな。みなさん…ぶっちゃけ、そっちは大丈夫ですかい?

まだジノがそこにいるかのように声を潜めて言い、そっと一同の顔を見回す。
■カラレナ To:ウルス&ALL
えと……私は、大丈夫です。

■リオン To:ウルス&ALL
うーん…本音を言えば、ちょっと滞在費が足りないかな…?
この調子だと1ヶ月も生きていけそうにないし…
でも、ぼくの方は大丈夫だよ。

と言いつつ突然、何かを思い出したのか目が泳ぎ始める。
■リオン To:独り言
あー…でも、そういえばギルドに年会費払ってないけど…後でいいか…

■オスカール To:ウルス、ALL
金は間違いなく要るよ。
だが、依頼の良し悪しは別だ、金儲けのために何やってもいいって思ってるうちは仕事じゃねぇからな。

とは言っても決めるのはもう一つの話を聞いてからにしたい。
俺はまだ心のどこかでご子息様は噂に反して実は善人で、やり方は褒められたもんじゃ無ぇが嫁と村を可愛がってくれる御仁なのでないかと根拠も無く勝手に期待している。

その逆で絵に描いたような悪領主ってのも、めいいっきし心配してる。・・・その場合、俺達もジノ側につけば公然と無礼討ち、領主側についても報酬どころか暗殺されちまうかもな。

■リオン To:オスカール
暗殺だけは勘弁してほしいなぁ…
まだ生まれて38年しか経ってないのに…

■ウルス To:ALL
それと…ウェス・キュール卿の話を聞きに行くとして…。
ジノさんのことは、伏せておいた方がいいでしょうな。
ウェス卿が話通りの御仁ですしたら、先々露骨に妨害してくるかもしれませんわ。

■カラレナ To:ウルス&ALL
そうですね……。もしリオンさんの言うとおり、お嫁さん欲しさに武器を確保したいっていう思惑だったら、ジノさんの立場が危うくなってしまいますし。

■オスカール To:ウルス、ALL
俺もそれを心配している。
下種な話だが、嫁取りが済めば村も領主も全部丸く収まっちまうなら、ヘタすると抵抗してるジノ一人が危ないってこともあり得る。

まあ、ご子息様の言い分も聞いてみないと分からんが、口に出さない方が良いだろう。

■リオン To:ウルス、ALL
その通りの可能性があるからね、やっぱり黙っておいた方が良いとは思うな。

ところで、その聞きに行くには皆で行くの?
もちろんその方が良いとは思うんだけど、どうやら冒険者が嫌いらしいし…
ぞろぞろ行っても大丈夫かな?…って思って。

■オスカール To:リオン、ALL
冒険者がぞろぞろしてるのは仕方ないだろ、ウェス・キュール卿には諦めてもらうしかないな。
しかし代表者を決めておいて、質問は建前上は代表者に耳打ちして聞いてもらうってのは、相手の負担軽減になるかもな。
それなら別に構わんぞ。

■ウルス To:オスカール
ウェス卿の目の前でこそこそ耳打ちってのは、どうですかね?
最初に聞いておくことだけ決めておいて、そいつを代表者に聞いてもらって…
後は、聞きたい事があるのが直接聞きゃいいと思いますがね。
行くのはまあ、行きたいのが行けばいいでしょう。冒険者が卑屈になることはありませんや。

■リオン To:ウルス、ALL
確かに耳打ちは失礼になるよね。気になるし。
質問に関しては…とりあえず、ある程度の質問を考えておくといいかも。
全員で聞くとうるさそうだよね。

■クローエ To:リオン、ALL
やんごとない方々は、だいたい皆さんいろいろなしがらみやら気位やらに縛られていますからねえ…
でも、あまり無礼な話し方をしなければ、ウルスさんやリオンさんの言うように聞くことをまとめておくくらいで良いと思いますよ?


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GM:倉沢まこと