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SW-PBM Scenario#163
かわいい絵筆

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おねがい!ぼうけんしゃ



  フェンデ孤児院

■シグナス To:ユーミル
すみませんが、確認させてください。依頼と言うのは、この絵本に書かれた魔法の筆、と言う事で宜しいのですか?
何か……こう、子供達の前で言い辛い補足が在れば、叶う限り汲むつもりですが。

■ユーミル To:シグナス
いえ、……特に補足は無いです。
この物語に出てくる、このドワーフさんが使っている魔法の絵筆を、探して欲しいんです。

■シグナス To:ユーミル、ALL
……正直な所、無茶な話にと言えます……確かにコレは、信用が無ければ依頼にならない。
さっきも話に出ましたが、前書きと後書きから推測すると、創作とは言い切れませんが、在る意味博打だ。
物語に含まれている真実がどの部分か……ひょっとしたら、「絵筆」の表現自体が何かの比喩かも知れない。
後書きが若干訓示めいているし、前書きにしても、宛先が一個人じゃあ、雑把な比喩でも充分、意味が通じる可能性も在るし。

幸い、学院で調べれる面子が多いし、在る程度広範囲での下調べも出来る。
調査、探索に手は抜かないと誓えても、必ず見付け出せるとは言い切れません。
その上で、どの様な結果が出ても、信用して貰えるのなら……この依頼、俺は受けても構わない。皆は?

■ソル To:ALL
子供たちが純粋に欲しがってるものならば、探してみるのには賛成。それが見つかるかは別として。

■イェンス To:ALL
それにハプルマフルと言う方を探せば案外簡単かも知れませんよ。
まぁ、実際に筆の存在がなくてもその物語を作った経緯を知れていいんじゃないですか?

■ゾフィー To:シグナス、ソル、イェンス>ALL
あなた方、ずいぶんと安請け合いなさいますのね。
「ハプルマフル」が個人名なのかどうかもわかりませんのに。
名前だとしても、古代王国時代のじんぶつだとしたらはたして記録が残っているのかどうか。
依頼は「絵筆をみつける」ですから、見つけられなかった場合、もちろんただ働きですわよ。
皆様がそれでも動くというなら、わたくしとしてはなにも申しあげることはございませんが。

■シグナス To:ゾフィー
そりゃあ聞いた感じ、落としどころ自体の目処は付くからね。
……必ず見つけてくれ、言われたら流石に俺も考えざる得ないよ。マジデ。

■ウーサー To:子どもたち
成る程なぁ……それでよ、魔法の絵筆ってえのが見つかったら、ナニか描いてみたいモノでもあるのか?

■ネイビー To:ALL
あのね、毎日たっくさんのごちそうの絵を描くの。食べきれないくらいの!

■ジェスト To:ALL
ぼく、ふかふかのベッドを描くんだ〜。ふゆもさむくないの。

■ウーサー To:ネイビー、ジェスト
うんうん。たしかにメシと寝床は、大事だものなぁ。

■サラ To:ALL
だれかのためじゃないと、かけないんだよね。
だから、みんなのおとうさんとおかあさんを、描いてあげるの♪

■金髪の男の子(アスル) To:サラ
サラは、絵がへたくそだからだめだよ!
ぼくが、みんなのぶんをかいてやる。

■サラ To:金髪の男の子(アスル)
なによー! アスルのばかぁ!

■ウーサー
…………くぅっ!(涙)

あまりにも純朴かつ切ない願いに潤んだ涙腺を、目元を押さえてそっぽを向くことで誤魔化そうとしてみたり。
■シグナス To:ウーサー
落ち着け、冬用に反物は持って来てる。後でこっそり渡しとくよ。

■巻き毛の男の子 To:ALL
雲と太陽をかくの。でもって、「じかさいえん」の上においとくの。
そうすれば、いつだって枯れないでしょ?

■リコリス To:巻き毛の男の子
そっか〜。
(あれ? でも雨降らなくて日照りが続いても作物枯れちゃうよね?)

子ども達の夢を壊さないあえて口にはしないが、なにか釈然としないリコリス。
■リコリス To:ユーミル
ねぇ、本当に「絵筆」を探してくるだけでいいの?
本物そっくりな絵が書けるこのドワーフさんがいなくてもこの子達の夢は叶うの?
リコはこの子達の「夢」は壊したくないの。
もしも絵筆が夢を壊すようなものだったら、どうしたらいい?

子ども達に聞かせないように、こっそりとたずねてみる。
■ユーミル To:リコリス&ALL
……ひとつだけ、約束して欲しいんです。
たとえ絵筆が存在しなくても、……子どもたちにとってがっかりさせるようなものであっても、見つけられなくても……
包み隠さず、子どもたちに結末を教えて欲しいんです。
そういうことも大事だと思うから……。


それに、みなさんの冒険のお話を聞いているだけで、子どもたちも一緒に絵筆を求めてめいっぱい冒険した気持ちになれると思うから。

小声で答えるユーミルだったが、その表情に悲観は無い。
まるで心から冒険者たちを信じている……そんな前向きな表情をしていた。
■リコリス To:ユーミル、ALL
うん、いいよ。
そういうことなら喜んで話すよ。

■ウーサー To:ユーミル、ALL
任せとけ。ありのまんまに話してやらぁな!

■ゾフィー To:ユーミル、ALL
……正しい判断だと思うわ。
その点に関しては約束いたしましょう、なにがあったのかきちんと話すと。

■シグナス To:ユーミル、ALL
無論、俺も異論は在りません。
調査上、初期段階は街中で情報を集める事になりそうですし、その間は報告に来ましょう。

■イェンス To:ユーミル
冒険者がいつも勇者の様に大活躍する訳ではないと言事を、未来の冒険者になる子が知っておくのも悪く無いでしょうね。

■ユーミル To:ALL>子どもたち
ありがとうございます!
……子どもたちががんばって書いた依頼書が、みなさんの手に届いて、本当に良かったです。
とっても楽しみにして、待っています。だから、絶対に無事に帰ってきてくださいね。

みんな、せーのでおねがいしようね。
せーのっ!

■ユーミル&こどもたち To:冒険者たち
よろしくおねがいしまーす!!

元気いっぱいな声とともに、ユーミルと小さな頭たちがぴょこんとおじぎをした。
■シグナス To:こどもたち
えっ、さり気無く大冒険前提!?よ、よーしお兄さん頑張っちゃうぞう!?

■こどもたち To:しぐなす
おにいちゃん、かっこいい〜!

きゃっきゃっと楽しげな笑い声が、広い遊戯室を満たした。
■ウーサー To:ALL
こりゃあ、やっぱり叶わねぇな(苦笑)

■軽やかな女性の声 To:冒険者たち
いらっしゃいませ。

ふいに遊戯室の入口から、鈴を転がしたような美しい女性の声が聞こえる。
見ると、おぼんにお茶セットを乗せた、ひとりの女性。
■軽やかな声の女性 To:冒険者たち
スタッフのリエッタですだ。
よくきてくれただな〜。
なーんもおもてなしできねぇけんども、おら、お茶煎れるのだけはうまいんだぁ。
どうぞゆっくりしていってくんな〜。

突けばころころと転がっていきそうな、丸くふくよかなシルエット。
長いまつ毛が印象的なつぶらな瞳。
見るものをなごませるほっこりした笑顔で、見事な東方なまりを披露しつつ、子どもたちに手伝ってもらいながら、丁寧にお茶を配り始める。
彼女も『soul of Art』のエプロンを身につけていた。
■ユーミル To:リエッタ
リエッタさん、ありがとうございます。
あの、院長先生はまだお戻りじゃないですよね?

■リエッタ To:ユーミル>ウーサー
大丈夫だぁ。今日は確実に、夜まで「画材屋レモネィ」に行ってるはずだっけ。

ど、どうぞ。熱いっけ気をつけてな。

■ウーサー To:リエッタ
おう、ありがとうよ!

リエッタはウーサーにお茶を配るとき、ふとそのたくましい腕と雄々しい顔つきを見て、ぽっと頬を赤らめた……ように見えた。
■ウーサー To:リエッタ
……(にやり)

■リエッタ To:ウーサー
…………な、なんてわいるどな笑顔だべ(///

バラ色の頬を両手で包み込んで、恥じらうリエッタ。
■シグナス To:リエッタ
やあ、コレはご丁寧に。こんにちわ、シグナス・ラグスと言います。お邪魔させて頂いて居ります。

■リエッタ To:シグナス
あんれまぁ、そんなに固くならなくってもいいだよ〜。
りら〜っくす、りら〜〜〜っくすだべ。

にこにこと自らの首(ほとんど見えないが)をぐるぐると動かしてみせる。
■シグナス To:ウーサー
どーする、お土産の方お前から伝えるか?

■ウーサー To:シグナス
いや、オレ様はいいよ……どうにもな、故郷(くに)のオフクロを思い出していけねぇや。
このテの姐さんは落ち着くから嫌いじゃないし、何故か良く好かれるんだがな、つい「ただいま」とか言っちまいそうで困るんだよ(苦笑)

ウーサーに対して軽く肩を竦めて返すシグナス。
■シグナス To:リエッタ
これでも、気は抜かせて頂いて居りますよ。
そうだ、道中に有志の方から、僅かですが物資の届けを預かっています。宜しければお受け取りください。

■リエッタ To:シグナス
あんれまぁ、有志の方っていったい、どちらさまだべな?
おらたち困っちまうだな〜。なーんもお返しできねえっけ。
お名前ぐらい名乗ってけろって、伝えてもらえると嬉しいけんども。
ほんじゃ、ありがたくちょうだいしますだ〜。

(神聖語)
ヴェーナーさまヴェーナーさま、心お優しき名も知らぬお方に祝福を与えたもう。

目を閉じて声だけ聞いていれば、絶世の美女の祝詞と勘違いすることうけあいな良く通るきれいな声で、祈りを捧げるリエッタであった。
■イェンス
そこだけ標準語になるからですね…。

■シグナス To:リエッタ
其処はそれ、言わぬが華のドラマチックかと。
……例えばそう、実は身近に居るマッチョいのとか。

■リエッタ To:シグナス>ウーサー
……や、やんだぁ、それってひとりしかいねぇでねぇか(///
ほ、ほんとに、戦士さまがそったら優しい真似してくれただか?

つぶらな瞳の中に星くずを宿して、うるうると感激の熱いまなざしをウーサーにまっすぐに向けている。
■ウーサー To:リエッタ、シグナス
え? いやオレ様はファリスの神官戦士サマじゃああるめぇし、別に物資とかは……なあ?

■シグナス To:リエッタ
それ以上は無粋と言うもの。要は、品物の質量ではなく、そこに心が在るかどうかですよ。

■リエッタ To:ウーサー&シグナス
んだなぁ。おら、田舎者だっけ、気が利かなくて恥ずかしいだ。
ろまんすは心の中だけにしまっておくだよ(///

■ゾフィー To:リエッタ
ゾフィーと申します。
この絵本を見つけてこられたのがあなただと伺いまして。
お尋ねしてもよろしいかしら、この院の書庫の本はいつからここにあるものかご存じですの?

■リエッタ To:ゾフィー
ようこそですだ。
そういえば、その絵本の絵筆を探しにいかれるってことだっただな〜。
書庫にある本はぁ、おらのとっちゃ……院長先生が若ぇときから集めていたものだべ。
その絵本に関しちゃ、レモネィの店主さんから譲ってもらった、とか言ってたような気がするだな〜。
あそこの店主さん、変わった本とかがらくたとか、集めるの趣味なんだべ。

■ゾフィー To:リエッタ
そうですか、画材屋さんから……それは何年位前の話かご存じですか?

■リエッタ To:ゾフィー
ん〜、おらが譲ってもらったって話を聞いたのは、つい最近だけんども。
いつ譲られたのかは、聞いてなかっただな〜。
役に立たなくて、すまねぇだ。

■ゾフィー To:リエッタ、ユーミル、ポフト
となると、本の由来から調べようとしたら画材屋さんに尋ねることになりそうですわね。
院長先生は何時ぐらいまで「レモネィ」にいらっしゃいますの?
わたくしたちがその店に足を運んだ場合、依頼に関してあなた方や子ども達より先に伝える形になってしまうかもしれませんが、問題はございますでしょうか。

■ポフト To:ゾフィー&ALL
夕飯はこどもたちといっしょに、みんなそろって食べますからねぇ、遅くとも日が沈んだ頃には戻って来ると思いますよ。

■ユーミル To:ゾフィー&ALL
依頼に関しては、大丈夫です。
絵筆を探すことを冒険者の方にお願いしようと思っている、ということは、もう伝えてありますし……。

■リエッタ To:ゾフィー&ALL
院長先生は不安なだけだぁ。昔ひどい目にあった経験が衝撃的すぎて、頭から離れねぇんだべ。
一見ぶっきらぼうだけんども、こどもたちが好きで好きで仕方ねぇひとだかんな、こどもたちがもし自分みたいに裏切られたら……って、怖いんだべ。
んだから、みなさんのような、気持ちの入ったひとたちもいるんだって、教えてやって欲しいくらいだべなぁ。

子どもたちに聞こえないように小声で話すリエッタ。
横でユーミルとポフトもこくこく頷いていた。
■シグナス To:ALL
さて、んじゃとりあえず、ここで一回別れるか?
俺は学院の方に調べに行きたいし、向こうは時間制限在るから一直線に行った方が良いんだわ。
ここで調べ続けるなら……占い屋の方も任せてえな。なんか、偶然か怪しい気がしないでもない気が無くも無い。

■リコリス To:ALL
リコは画材やさんに行こうかな?
院長先生って冒険者が嫌いなんだよね。
剣とか鎧とか誰かに預けていけばただの魔法使いに見えるかな?
あ、ウサギも誰かに預けて良い?

■ウーサー To:リコリス、ALL
あー、まあ子リスなら適任だわなぁ、うん。
学校の教材買いに来たとか、ペットのウサギの絵を描いてみたくなったとか言やあ済みそうだしなぁうん(笑)
まあでも、気をつけろよ? 先生だの師匠だのってのは、ガキの嘘見破るのが何故か上手いモンからよ!

■ゾフィー To:シグナス&ALL
では、わたくしは占者のところに向かうといたしましょう。
いずれにせよ、「忘れもの」は届けないといけませんしね。
別行動するとなりますと、再集合場所は銀の網亭でよろしくて?

■シグナス To:ゾフィー、ALL
如何すっかな。夕飯時に一回ここに集まってってのも在りだとは思ったけど、流石に泊まる訳にも行かんし。
宿の方に戻るんで良いとは思う。俺はどの道、寝るなら学院にまた戻るけど。

■リコリス To:ALL
待ち合わせは銀の網亭でいいと思うよ〜。
ここだとその時間には院長先生帰ってきちゃうかもしれないし。
リコ、夜はおにいちゃん家に帰るけど。

■ウーサー To:ALL
よし、じゃあオレ様は保存食だのなんだのの買出しと……あとはそうだな、買い物だけってのも時間余っちまうだろうし、ゾフィーの姐さんと一緒に占い師の婆さんの所に寄ってみるか。
なんだか、面白そうだしな。

■イェンス To:ALL
ではわたしは魔術師学院に行ってみたいと思います。
それくらいしかお役に立てそうにありませんし…。



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