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SW-PBM Scenario#158
銀のしおり

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ある晴れた日に

〜 1 〜


  七風亭・入口前

リュントとミァが七風亭を出ると、入口から少し離れた道ばたに、見慣れた旅装のグラスランナーが人垣の中心にいるのが見えた。
愛用のハープを構え、通行人相手に自慢の喉を披露しているようだ。
■ノール To:通行人
♪流れ流れて 雪の中〜
♪冷気と牙が 勇者を襲う!
♪唸る! 必殺さんだーじゃべりんっ!
♪スノードラゴン ねじ伏せて〜
♪勇者は姫と逃避行〜♪

それなりに面白がられているらしく、石畳に置かれた革袋に次々と銀貨が投げ込まれていた。
歌っている奴に気付いたのか金貨を一枚取り出し狙いを定める
そのままノールへ金貨を一枚投げつける!
■ミァ
あ、ノールん。・・・・・意外と稼ぐんでスネー。

密かにチェック(待て)
■ノール To:通行人
♪めでたし めでたし〜♪

ごせ……ごせーちょーさんきゅーだぜっ!

ノールはふたりの気配にまったく気付いていない様子で、去り行く通行人たちに手をふりふり、愛想ふりまき。
そこで後頭部から飛んでくるナニかに気づいた。
■ノール To:ミァ
お? そこにいるのはマイらぶ☆ミァっちー!!
おいらのすぺしゃるりさいたるを聞きに来てくれたのかっ!?

振り向きざまに飛んできた金貨をすいっと避ける。
リュントの姿は視界にも入っていない(ぉ
■ミァ To:リュント
にしし、師匠敗れたりでスネー(=▽=)

■リュント To:ミァ
これはほんの腕試しさ。

負け惜しみ(笑)
■リュント To:ノール
つか、何でミァより大きくてしかも師匠の俺が視界に入っていないんだ!?

■ノール To:ひとりごと>ミァ
あーっ!? 飛んで来たのって良く見たら金貨だぞっ!
ほーらミァっち、おいらこんなに稼いだんだ〜♪

リュントのセリフに被せる勢いで叫び、落ちていた金貨を懐にしまい込む(笑)
■ミァ To:ノール
何気にちゃっかりさんでスネー(見)

いにゃ、偶然通りがかっただけですけドーーゥ。
それ、こないだのお話でスカー?

■ノール To:ミァ
あっはっは、本当はおいらに会いたくて待ち伏せってたんだろ!?
ミァっちってば照れ屋さんだぜ〜☆

そうっ! 疾風のごとき吟遊盗賊ノールの大・活・躍な冒険譚っっ!
もっちろん、ひろいんはまいらヴ☆ミァっち!
でっきたてのホヤホヤだぜっ!

リュントは出てこないらしい(ぉ
■リュント To:ノール
待て。
俺の話を聞いていないのか!?

弟子に無視されているのがショックらしい(笑)
■ノール To:リュント
ん? ししょー、いつからいたんだっ?

素で気付いていなかった(笑)
■リュント To:ノール
さっきから居たんだよ。

諦め顔
■ミァ To:リュント>ノール
こりはあれですよ、リューちゃんの時代もそろそろ終わりってゆーことでスヨー(=▽=)

でもミーだったら、待ち伏せするくらいなら呼びつけますケドー?
そんな程度が分からないんじゃ、ミァ検定の合格はまだまだでスネー(ふっ)

■リュント
俺の時代は終わりだと!?
俺の時代はいつ来ていたんだ………

切実な疑問
■ノール To:ミァ
Σ 最大の難関ミァっち検定に不合格!?(ずががーん)

哀愁漂うリュントの横で雷に撃たれるノール。
■リュント To:ノール
お前もまだまだだったんだな。
もう少し成長しないといけないと言うことだ。

自分のショックにけなす余裕がない
■ノール To:リュント
ししょーにもざせつってやつがあるんだな……

自分のせいなのは気付いていない(笑)
■ミァ To:リュント、ノール
やーだ、2人して落ち込んじゃっテー。
こりだから男ってゆーのは(=▽=)…

原因を作った張本人がのうのうと。
■リュント To:ミァ
俺は落ち込んでるんじゃない!
ただ、へこんでいるだけだ!

それを一緒と言う
■ノール To:リュント&ミァ
そーいや、ギルドからホーシューもらったかっ?
おいら、頼まれてもいないのに頑張ったからって特別にちけっともらったんだっ!

そう言って嬉しそうに懐から一枚の木札を取り出す。
そこには──
「『疾風の乙女亭』主催 スペシャルケーキハンティング&バイキング大会 ☆飛び込み参加専用ペアチケット☆ 〜オラン中央公園にて」
と書いてあった。
■ミァ To:ノール
ΣΣ すぺしゃるケーキ!? しかもハンティング!!(○△○)クワッ

■ノール To:ミァ
そうともさまいはにー!!
ふだんはお店に出ないよーな「ロヤンのとくせいケーキ」を、れっつ☆はんてぃんぐした奴から喰えるって大会だぜっっっ!
優勝者には景品も出るんだぞっ! 面白そうだろっ?!

■ミァ To:ノール
とくせい!!
嗚呼っ、なんて甘美ですぅいーとな響きでスー…(うっとり)
いいでスネー。腕がわきわき鳴りまスネー♪

おめめキラキラ。
■リュント To:ノール
ここに一枚チケットと言うか、カードがある。
そのチケットよりも大層価値があるカードだがどうだね?交換してもいいぞ?

わらしべ発動(笑)
■ノール To:リュント
Σ ……!?
そ、それって何ができるんだ!?

好奇心がぐららんを略。
■リュント To:ノール
これは魔法のカードでな。
これを握りながら思い人の正面に立って発動させると、あ〜〜ら不思議。
思い人がもう一人増えるって代物だ。

たぶん嘘は言っていない(笑)
■ノール To:リュント
ΣΣΣ な、なんだってーーーーーーーーーーー(バックに雷鳴)
み、ミァっちがもうひとり!? ぷりてぃーきゅーとなまいはにー☆ミァっちがっっっ!?
そ、そんなすぺしゃるでわんだふりゃなことになったらおいら……

ぷるぷるとカードに手を伸ばしながら、今にも鼻血を出しそうな勢い(笑)
■ミァ
(にゃるほど…リューちゃんもなかなかやりまスネー)

カードの効果を知ってるので、言い回しにちょっと感心。
そしてどうやら傍観することに決めたらしい。(ミァ検定の続き??)
■リュント To:ノール
ま〜今回のお前の働きに免じてこれは餞別代りにくれてやろう。
俺からの餞別なんだからちゃんと考えて使うように。

言うやいなや、後ろを向けて拳を挙げながら去っていく
■ノール To:リュント
Σ くれるのか!?
ししょーっ! ありがとぉぉぉぉっ!!
おいら今、猛烈に感動してるぜーーーっ!!

リュントの後ろ姿にぶんぶんと手を振りながら、ちょっと目が潤んでいたり。
■ミァ To:リュント
Σ って、ええ!? リューちゃんいいんですカー!??

太っ腹すぎて見ている方がびっくりしている。
■ノール To:ミァ
よーしっ! カードはあとのお楽しみにとっておくとしてっ!
オラン中央公園でれっつ☆はんてぃんぐデートだぜっ!(うっきうき)

ミァの手を取って引っ張っていこうとする。

・・・・・・・・・・・・が。
■ミァ To:ノール
え?(・▽・)

その手をするりとかわして、たったか前を歩き出す。
■ノール To:ミァ
ぅわぶっ!?(べち)

手を差し出した勢いで近くの街路樹と抱き合う(笑)
■ミァ To:ノール
ああ惜しかったでスネー。
さっきの検定に不合格じゃなかったら・・・・(=▽=)

■ノール To:ミァ
Σ ……!!! ふ、不合格だったのかーーーー!?(ずかーん)
敗者復活戦も無し?! ミァっちってばいけず過ぎっ! 照れ屋さんにもほどがあるぜっっ!

あくまで照れていると思い込んでいる。(哀
■ミァ To:ノール
んにー。そうでスネー。
その大会に優勝したら考えてモー?(・▽・)

考えるだけだが。
■ノール To:ミァ
Σ いよっし! そんじゃさっそくっ、せんとらる☆ぱーくにれっつらごーだっ!

すったかたったったーと駆け出す。やる気200%。
■ミァ To:ノール
・・・・・・・・・・・・・・ふっ(=▽=)

目論見通り(笑)

  オラン中央公園

そんなこんなでチケットを握りしめ、中央公園へとやってきたふたり。
噴水周りにはなごやかな家族連れや、昼間から愛を語らう恋人達で賑わっていた。
きれいに舗装された石畳に落ちた木の実を、小鳥が啄んでいる。
■ノール To:ミァ
いいな〜♪ でーとって感じだよな〜♪
天気もいいし風も気持ちいいしっ!
世界中がすぺしゃるはっぴーなおいらたちを祝福しているようだぜ〜♪

テンションうなぎのぼり。
■ミァ To:ノール
あ! あっちにケェキな匂い発見でスー!(きゅぴーーん)

ノールのたわごとはあっさり無視して、公園の奥に駆けてゆく。
■ノール To:ミァ
Σ おいらケーキの香り以下!?(ずがーん)
待てってばミァっちーっ! 慌てなくてもケーキは逃げないぞっ!

敏捷度22ブーストで追い掛ける。


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