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SW-PBM Scenario#158
銀のしおり

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朝の七風亭

〜 1 〜


  七風亭

翌朝。
無事に目が覚めたことを安心する暇も無く、銀の網亭に迎えに来た七風によって、リュントとミァは再びヘルドラに呼び出された。
ふたりを乗せた七風の愛車──ポチ・タマの馬車は、さわやかな朝日の中をゆったりと抜けて「七風亭」の前に停車する。
■七風 To:リュント&ミァ
ごめんね〜、いきなりさらっちゃって♪
これもアタシのおシゴトだから、許してねン♪

■リュント To:七風
逃げも隠れもしないんだから、報告しに行くまで待ってられなかったのかよ……

早朝に起こされたのでちょっと不機嫌
■ミァ To:七風
ですヨーでスヨー。
ミー、まだ腹2分目くらいしか朝ご飯食べてなかったんでスヨー(>△<。。

■七風 To:ミァ
ああん、まさかアレで2分目だったなんて♪ 泣かないでン♪

七風には充分な量に見えていたらしい(笑)
■七風 To:リュント
って、やーねぇ、文句なら蛇姐さんに言ってよン♪
「大事な話があるから、今すぐ連れてきて」な〜んて言うんだからン。
でも、文句言った後でハザード河に浮かんでも知らないケド〜♪

あくまで陽気に。
■リュント To:七風
姉御に面と向かって文句なんて言える訳がないだろう!
分かっていて言いやがって………

ブツブツと聞き取れないような声で文句を
七風はその横で鼻歌を(笑)
■ミァ To:リュント
にしし、七風ちんの一本勝ちでスネー。
まぁ影の勝利者はヘビドラねー…じゃなかった、ヘルドラねーさんですケドー(=▽=)

■リュント
これは勝負じゃない

七風に促されて奥へと入って行くと、いつもの個室でヘルドラが待っていた。
もちろん、普段通り蛇を肩に巻き付けた状態で。
■ヘルドラ To:リュント&ミァ
ふたりとも、今回はお疲れさま。
全員生きていたようで、良かったわ。アバラン達も含めてね。

■ミァ To:ヘルドラ
へいほーへいほーただいまでスヨー!ヾ(>▽<)ゞびしっ

■リュント To:ヘルドラ
姉御〜〜。
一体誰に仕事を頼んだと思っているんだよ?
俺らは失敗した事なんてなかったろ?
結果は当然だよ。

思い上がりが激しい
■ヘルドラ To:リュント
そうね、最後の戦闘はだいぶ危なっかしかったようだけど。
銀の網亭の良き仲間達に感謝しておくわ(微笑)

■リュント To:ヘルドラ
確かに仲間達の協力が大きいな。
これからも奴らを面倒見てやってくれよ。
ギルドとしてもな。

■ヘルドラ To:リュント
もちろんよ。優秀な人材はギルドの「財産」だもの。
これからも、彼ら……銀の網亭は頼りさせてもらうわ。

ヘルドラの肩に巻き付いたヘビが、何故か一瞬舌なめずりをしたような(笑)
■ミァ To:ヘルドラ
にはは、含みたっぷりーぼりぅむ満点ー(=▽=)b
でもちょっちは手加減してくださいネー。
ほら、ミーやリューちゃんみたいな頑丈さんばっかでもないですシー(・▽<)-☆

■ヘルドラ To:ミァ
それもそうね。あんたたち見てると、すべての冒険者には手加減無用って気になってくるけど、それは錯覚なのよね?

自問自答調で。
■ミァ To:ヘルドラ
(・▽・)こくこく

笑顔で頷いた。
■リュント To:ヘルドラ
俺らが特別なんだからな。
誤解しないように(ビシッ)俺だってまだまだ現役なんだからちゃんと頭数に入れてくれよ?
それとそのお財布はしまっておいてくれないか?

■ヘルドラ To:リュント
そのうち慣れるわよ(微笑)
それに、この子はお財布じゃなくてあたしの護衛だから、脱ぐわけにいかないの。

■ミァ To:ヘルドラ
……「取る」じゃなくて「脱ぐ」なんでスネー。

変なところで感心。
■リュント To:ヘルドラ
護衛って事は攻撃ももちろんしてくるって事だよな?

ちょっと後退
■ヘルドラ To:リュント
ええ、あたしに変なちょっかいをかけてくる輩がいればね。

ヘビの口元から舌がぴろぴろと出ている(笑)
テーブルの前には「アストーカシャの絵本」の最後のページが開かれた状態で置いてあった。
どうやら一晩中見守っていたらしい。
■ヘルドラ To:リュント&ミァ
ジャックナイフは夜明けと同時に目を覚ましたわ。
……腹が立つくらいぴんぴんしているわよ。よって依頼は成功。
報酬はあとで七風に届けさせるわね。
貸し出したアイテムや余った魔晶石も、その時にきっちり返してちょうだい。

本当に良くやったわね。

眠たげな目元を緩めて微笑んだ。
■ミァ To:ヘルドラ
あ、目の下がまっくろでクマー(・▽・)

■ヘルドラ To:ミァ
ミァ、 余 計 な ところまで観察しなくていいのよ(にっこり)

■リュント To:ヘルドラ
その歳で徹夜はお肌に悪いんじゃねえか?
ちゃんと規則正しい睡眠を取らないとあっという間にユズリハのような婆さんになっちまうぜ?

恐れを知らないどこまでも(笑)
■ヘルドラ To:リュント
あら、じゃあお言葉に甘えて、「大事な話」はお流れにしてこれから寝ようかしら。

底抜けの笑顔で(笑)
■リュント To:ヘルドラ
これから寝たんじゃ意味が無いぞ?
ちゃんと規則正しい生活がお肌には良いんだから。
そんな事言ってないで、肝心要の「大事なお話」をそろそろしてくれよ(笑)

誰が話の腰を折っているのかは不明
■ヘルドラ To:リュント&ミァ
いいのよ、あたしはもともと夜行性なんだから。

……「大事な話」の前に、ひとつだけ謝っておくわ。
ジャックナイフの命令とはいえ、あたしはあんたたちにひとつだけ、真実を伝えていないことがあるの。

■リュント To:ヘルドラ
まさか私は男でしたなんてオチはないだろうな!?

■ヘルドラ To:リュント
無いわよ。

普通に突っ込み(笑)
■ミァ To:ヘルドラ、リュント
時々思うんですけど、意外とヘルドラねーさんとリューちゃんって、ボケつっこみの息が合ってますよネー(うんうん)

■リュント To:ミァ
ミァとノールみたいに?(笑)

■ミァ To:リュント
ノールんの場合はミーからというよりも、四方八方からつっこみ波状攻撃がきてる気がするんですよネー(=▽=)

■リュント To:ミァ
それは奴が回り全部からツッコミを受けるようなボケをかますから悪いんだ。

さほど深刻そうでもなくそう切り出したヘルドラの表情は、かなり気恥ずかしそうな苦笑。
■ヘルドラ To:リュント&ミァ
うすうす勘づいているとは思うんだけど。
……2夜目に記憶を失うという副作用、あれは嘘。
ジャックナイフは「全てを忘れた幹部」を装いながら、あんたたちが自分に対し、そして事件に対し、どんなふうに対応するか見極め……

その時。
リュントのミァの背後から、何の気配も感じさせずにのそりと黒い影がわき出てきた。
漆黒のマントを羽織り、あきらかにミスリル銀が縫い込まれたローブを身にまとったユズリハだった。
額に手を当てて天井を仰ぐヘルドラをよそに、音もなくソファーに身を沈める。
■ユズリハ To:ヘルドラ>リュント&ミァ
よっこらしょ……と。
喋りすぎは毒のまわりを早めるぞ、“蛇遣い"よ。

な〜んつってのぅ。呼ばれて飛び出てぼけぼけ〜じゃ。
もう幹部モードの堅っ苦しい喋り方も面倒じゃから素でええわい、素で☆

ユズリハはどこからともなくワインボトルを取り出すと、いつの間にかテーブルに置かれていた人数分のグラスになみなみと注いだ。
■リュント To:ユズリハ
ばーさんがジャックナイフだったんだって?
それを聞いてマジでびっくりだぜ。
なんせこんな耄碌したばーさんがギルドの幹部なんて言うんだから信じられるはずが………

■ミァ To:ユズリハ
Σ 今出てきた瞬間は、ちょっち幹部っぽいキラ度満点でしたのニー!
あーーーーーーうらぎられたでスヨー!?
高級黒マントも、色褪せて見える減点度なのでスーーーゥ!(>△<)

…なんちって(・▽・)

■ユズリハ To:リュント&ミァ
ん〜? なんかゆーたかのぅ?

まぁ、アレじゃ。
おぬしたちが依頼に失敗しとったら、わらわも死んでいた訳じゃが。
手っ取り早く「幹部試験」を行うには丁度良い「難事件」じゃったからのぅ〜。
時間と金と手間をすっぱり節約しただけの事じゃよ。

わらわは今日をもってギルドの第一線から退く。その後継者を捜していたんじゃ。
もう、全部ぶっちゃけ☆

ユズリハは鋭い眼光でリュントを見つめる……そして、グラスランナーであるミァのことも(笑)
■ミァ To:ユズリハ
ギルドって、ミーが思ってたよか軽い部分もあったんでスネー…。
まあ効率じゅーしーと思えば、分からなくもないよーな分かってはいけないよーな…
……って、ににょ?(・x・)

いきなり視線が振られて目をぱちくり。
■リュント To:ユズリハ
それはかなりぶっちゃけ過ぎなんじゃねえか?
しかも自分のカラーで育てた後継を据えるんじゃなくて俺らのような成り上がりを吸えてギルドマスターは納得しているのか?

■ユズリハ To:リュント
ほぅほぅ、成り上がりとの自覚があるだけ、どこかのおぼっちゃん幹部より数倍マシじゃな。
安心せい。だ〜れもおぬしをわらわの椅子に座らせるなどとゆ〜とらん。
わらわは以後、相談役として残る。空いた椅子にはわらわの直属の中堅幹部達がつき、その下もいろいろと「立場」が動く……
おぬしをその流れの一環として、ジャックナイフ直属の新人幹部としての座に迎えたい、というわけじゃ。
いや、おぬしだけでなく、そこなミァとお前たちふたり……

■ヘルドラ To:リュント&ミァ
けど、もちろんギルドは、あんたたちの意思も尊重するつもりよ。
リュントは幹部を目指していたようだけど、本当にこのタイミングでいい?
それに、ミァは今後どうするつもりなのか聞いていないわ。
ふたりとも、どうかしら?

■ミァ To:ヘルドラ、ユズリハ
はいはいはーい! 質問でスー!
幹部になったら、おきゅーりょー増えまスカー?
おいしーものいっぱい食べれまスカー?(・▽・)ノ

お約束(笑)
■ユズリハ To:ミァ
もちろんじゃ!! 喰って喰って喰いまくって喰い放題じゃ!!!
おまけにおきゅうりょうもうなぎのぼりじゃ!! 笑いが止まらんぞ!!!!

■ミァ To:ユズリハ
喰い放題・・・・(じゅる)
いいでスネー! バラ色まんぷく色でスネー!!

■ヘルドラ To:ミァ
……働き次第でね。

冷静に付け足し(笑)
■リュント To:ヘルドラ
この二人ってなんか似たもん同士なんじゃねえか?

冷静にツッコミ(笑)
■ヘルドラ To:リュント
……類は友を呼ぶってことかしら。世も末だわ。

額に手を当ててため息(笑)
■リュント To:ヘルドラ
所詮ギルドの幹部もミァと同レベルだって事か………

■ユズリハ To:リュント
ん〜? 何かキレの悪いツッコミが聞こえたような気がするがのぅ。
まぁ、よいわ☆
ところでリュント、おぬしは密偵を目指しておると聞いておったが、本当かの?
まぁ、現時点では技術的にも経験的にも性格的にもまだまだ無理じゃがのぅ。

いきなりダメ出し(笑)
■ミァ To:リュント
ふっ、言われまくりーでスネー(にしし)
あり、そーいやなんでリューちゃんって密偵目指してるんでしたっけー?
ばーちゃんの言う通り、確かにこう、性格的に向かない気が(・x・)

そして連呼(笑)
■リュント To:ユズリハ&ミァ
俺には適応能力ってもんが生まれつき備えられているんだ。
その場その場で必要な能力を引き出せるようになっているから無用な心配だな。

これも勝手な妄想(笑)
■ミァ To:リュント
なりほど、リュネットとかリュネットとかリュネッ(略)
てかほら、リューちゃんってどっちかってゆーと目立ちたがり☆ぽいですから密偵ってゆー地味んな仕事望むのは不思議でスネーと。

■ヘルドラ To:リュント
なぜ密偵を目指しているのかはあたしも興味があるわね。
まさかとは思うけど、私情が絡んでたりしないでしょうね?

■ユズリハ To:ヘルドラ
別にそれでもわらわは構わんがのぅ。

今回の件で思いっきり私情を絡めてた人。
■リュント To:ALL
ほらだってさ。
盗賊って名乗るよりも密偵って言った方が格好が良いじゃん?

どこまでも安易に(笑)
■ミァ To:リュント
・・・・・・・・・・・・・・Σ( ̄□ ̄;

さすが、リューちゃんはどこまでもリューちゃんなんでスネー…。

なんだかしみじみと頷いた(待て)
■ヘルドラ To:リュント
……………………そんな理由で…………(愕然)

うつろな遠い目をして天井を見つめている(笑)
■リュント To:ALL
まさか本気にしたんじゃないだろうな?(笑)
自分に似合わない仕事もこなせるようになるのが己を成長させる為の近道だろう?

周りが引いちゃったのでちょっと真面目に応えてみる。
■ユズリハ To:リュント
ほ〜っほっほっほ。さすがヘルドラが目を付けただけのことはあるのぅ?
そのいい加減さもとい軽さいやいやどうでもよさ、うむ、気に入ったぞえ〜。

満面の笑みでうんうんと頷く。
■リュント To:ALL
最初に言ったのは冗談だぞ!?
幹部たるもの真に受けんじゃねえぞ!!

みんなの反応にちょっと焦り気味(笑)
■ヘルドラ To:リュント
あんたこそ、これから幹部になるんだからお笑いはほどほどにね。

望み薄でも一応釘さし(笑)
■ミァ To:ヘルドラ
にははは、無理ムリでスヨー。
リューちゃんにお笑いするなってゆーのは、呼吸をするなに等しいですシネー(=▽=)

すぐさまあっさり否定(笑)
■ヘルドラ To:ミァ
そうね、一瞬でも夢を見たあたしが愚かだったわ。

逡巡無く理解(笑)


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