正式な依頼
■ヘルドラ To:ALL
|
さて、それじゃ……正式な依頼の話をしましょうか。
依頼内容は、「ジャックナイフを生かして悪夢から救出すること」。これが最優先よ。
仮に悪夢を打ち砕いたとしても、ジャックナイフが死んでいたら依頼は失敗。報酬は半分とさせてもらうわ。
次に、あんたたちが全員無事に戻って来ること。……これはあたしからの条件。
これが守れなくても報酬は変わらないけど……ま、将来有望な人材を失うわけにはいかないってところね。
報酬はひとり4000ガメル。何か質問ある?
|
■ジン To:ヘルドラ
|
それは剛毅なことで。張り紙に報酬額を書けないわけだ。
|
■ミァ To:ヘルドラ
|
んに、文句なしですヨーーゥ。
そりだけたんまりあれば、あれもこれもフルコース食べ放題…(じゅる)
|
■ヒノキ To:ヘルドラ
|
そうそう、リュントが持ってる魔剣だけどさ。
あれ、別口で受けた依頼の報酬って事で、現時点だとパーティの共有財産なんだ。
リュントに持ち逃げされると私らの懐に1ガメルも入らない事になるから、なんとかできないか?
ギルドで買い上げてくれて、その金を頭割りとか出来れば楽なんだけど。
|
■ヘルドラ To:ヒノキ&リュント
|
買い取るのは構わないけど、リュントはそれでいいの?
見たところ売価6000ガメルってところね。
|
■リュント To:ヘルドラ
|
全然構わねえよ。
今は約3,000ガメル持っているから担保にして姉御に渡してもいいけど?
みんなに600ずつ渡しておくか?
依頼を成功させれば残り400渡すでも良いけど?
|
■ヒノキ To:リュント
|
ややこしくなるから、ンな面倒な計算すんな。
自分で剣を持ってたいなら、値段分の補填をしてくれりゃそれでいいよ。
だからきっちり仕事して稼いでくれな。
|
■ヘルドラ To:リュント&ALL
|
担保なんていいわよ。ちゃんと帰ってくれば問題ないでしょ。
ま、そのあたりはみんなで話し合って決めてちょうだいね。
他に質問は?
|
■リュント To:ヘルドラ
|
俺らが夜寝る時の寝室は?
|
真顔です(笑)
■ヒノキ To:リュント
|
貸与アイテムの持ち逃げを防ぐつもりなら、ギルド内で寝かせてもらうのが一番確実だけどな(苦笑)
|
■ヘルドラ To:リュント&ALL
|
眠るのは銀の網亭で構わないわよ。現実世界ではとりあえず、あんたたちに危険が迫っているわけではないんだしね。
用心するつもりなら独房を貸しても良いけど?
|
本気なのか冗談なのかは謎(笑)
■ミァ To:リュント
|
リューちゃん、ヘルドラねーさんから借りたら、きっともれなくヘビっち付きの独房でスヨー。
|
■ヘルドラ To:ミァ>リュント
|
あら、よくわかったわね。
選りすぐりの可愛いヘビたちが床も壁も埋め尽くしててね……
|
微笑を浮かべながら説明を開始(笑)
■リュント To:ミァ
|
それは絶対に嫌だ!
それなら、街中で飲んだくれて寝た方がよっぽどましだ!
|
■ヘルドラ To:リュント
|
失礼ねぇ、こんなに可愛いのに。
|
肩に巻き付いているヘビが、リュントをつぶらな瞳で見ている(笑)
■リュント To:蛇
|
そのヌメヌメの体がダメなんだ………
お前のビックサイズなんて出てきたら間違いなく俺は戦力外だな……
|
■ヘルドラ To:リュント
|
その弱点は幹部になる前に治しておきなさいね(微笑)
|
■ジン To:ヒノキ、ヘルドラ>ALL
|
アイテムを持ち逃げしたって、ナイトメアの呪いから逃れられなければ宝の持ち腐れだ。
ガルフェスに仲間がいないなら、こちらで襲われることもあるまい。
まあ、いつもの寝床でいいんじゃないか?
|
■アール To:ジン
|
あとはどこの場面からハナシに入るか…だが。
まずは学院で調べるほうが先か。
手に入れた情報と入る場面次第でいくらでも有利にも不利にもなるからな。
|
■ミァ To:アール、ALL
|
んにに。まだ時間もあるっぽいし、学院で出来るだけ調べてきまショー。
|
■ヒノキ To:ALL
|
そっちは私は役に立ちそうにないから任せるよ。
代わりに買い出しに行ってくる。何か欲しいのがあるなら一緒に買ってくるぞ。
みゃーは……菓子だよな。
|
■ミァ To:ヒノキ
|
★゜.:*:.ヽ(>▽<)ノ。.:*:.゜★
さすが! ヒノキっちー! 分かってるのでスー!!(ぱぁぁあ)
ミー、ファリスまんじゅうたべたい食べたいのでスヨー♪
|
■ヒノキ To:ミァ
|
ありゃアノスの名物だろ。オランには売ってねぇよ。
オラン名物「ラーだんご」ってのなら聞いた事あるけどよ。
|
果たして嘘か真か。
■ミァ To:ヒノキ
|
ラーだんご!? ミー初耳だったのでスーゥ。
ヒノキっち詳しいのでスヨー!(きらきら)
|
尊敬のまなざし(笑)
■アール To:ヘルドラ
|
どこまで期待していいのかな…そのしおりの効果。
いろいろ不確定…というか、謎がまだ多いし。
そもそもどこからどこまで干渉できるんだ?
極端なコトを言えば、入る場面が選べるなら、一旦開放されて再び操られる前にスノードラゴンの目の前に現れることができれば、【鎖】から開放できないか?とかね。
いや、もっと言えばアバラン=ガルフェスより先に館を攻略するとか。
|
都合の良い事ばかり並べているのは十分承知の上だが。
■アリス To:アール
|
あっ、それならゼムリャんも助けてあげられるかも。
でもそれだと、ガルフェス退治もやりなおしになったりするのかなぁ?
|
■ヘルドラ To:アール&アリス&ALL
|
絵があるシーンならどこからでも入り込めるわよ。
ただしガルフェスはもういないから、ガルフェスがいたはずのシーンに入り込むと、その時点で物語が再び大きく変わってしまうわね。
それらの出来事が影響し合って、ガルツァークや彼が率いる魔術師軍団、スノードラゴンの動きも変わってくる可能性もあるわ。
最悪遭遇すらできずに朝が来て、夢が終わってしまうかもしれないわね。
|
■ミァ To:アリス、ヘルドラ
|
うににに〜〜〜〜…。
ゼムリャんを助けたいのはやまやまですけど、そりでお話が思いっきし変わっちゃうのはでんじゃらすぃんぐ〜…(ーxー;)
|
ヘルドラは、最後から2番目のシーンが描かれたページを開いた。
ユズリハが塔に乗り込もうとしている絵だ。
■ヘルドラ To:ALL
|
結末を変えることだけに絞るなら、ここから始めるのが確実かつ最速かしらね?
|
■ミァ To:ヘルドラ、ALL
|
…なるる、確かにそうでスネー。
危険な橋を渡ってる余裕は無いとなると、やっぱしここでしょうカー?
|
■アール To:ヘルドラ
|
なるほど。
少しでも無茶は避けないといけない…ね。
|
■アバラン To:ALL
|
じゃあ、俺たちはそろそろ行くぜ。
こっちはこっちで必要そうなことを調べたり、装備を整えたりしなきゃな。
|
アバランは銀のしおりを手に取ると、ピクシー村が襲われかけているページを開き、しおりを置いて念じた。
次にリナリアも同様に念じる。
■アバラン To:ALL
|
これで良しと。
……あー、それから、もしかしたら万が一にもこれが今生の別れになるかもしれないし、先に言っておく。
悪かったありがとうな。
|
がばっと頭を下げると、そのまま顔を見られないようにしながら足早に立ち去ろうとする。
■ヒノキ To:アバラン
|
コラ待て。縁起でもない事言うんじゃねぇ。
第一、私はまだお前に約束した一発を返してないんだぜ?
……必ず帰って来い。そしたら、利子つけて殴ってやる。
|
アバランはドアの前でぴたっと止まった。
「好きなだけ殴れ」と言ったことはもう忘れている(笑)
■アール To:ヒノキ>アバラン
|
おいおい、そこは許してやるってのがパターンだろうが(笑)
まぁ、ヒノキらしいか。
おい、アバランさんよ。あんたが死ぬのは勝手だが、いっしょにリナリアを巻き込むのは許さないよ。
男ならここは「必ず帰ってくる」って言うもんだ。
そんなんじゃ、いつまでもリュントに追いつけないよ。
|
■アバラン To:アール
|
んなセリフ吐いたら、逆に戻って来れねぇみたいじゃねぇか!?
そもそもリュントに抜かれてねぇ!!
……。
心配しなくても、リナリアのことだって死ぬ気で守りきるよ。
俺の大事な……仲間だからな。
|
■リナリア To:アバラン
|
えっ、死ぬ気じゃだめだよ〜、あーくん。
|
どこかズレていた。
■ミァ To:ALL
|
ほら、あれでスヨー。
アバランはツンデレで照れ屋さんなんでスヨー。
誰かさんとおんなじ属性だから余計に反発するんでしょうかネー(’▽’)
|
■アバラン To:ミァ>リナリア
|
誰がいつどこでデレた!?
ああもういい、行くぞリナ!
|
ドアを蹴り開ける(笑)
■リュント To:アバラン
|
お前が戻ってこなくても俺は必ず戻るからな〜(^_^)/~
お前さえ戻ってこなけりゃ幹部の椅子は自動的に俺のものになるから戻ってくるなよ〜〜(笑)
|
■アバラン To:リュント
|
………………絶対に戻ってきてやる。
帰ってきたら決闘だ。首を洗って待ってろよ!!
|
ビシッと指差しをすると、走り去って行った。
■リュント
|
ガルフェスの力を借りても俺に勝てなかったくせに。
|
仲間の力が有った事はすっかりと忘れ去っています
■リナリア To:アール
|
あ、あの……アールさん。
今、ハンナに会ったら、決心が揺らいじゃうかもしれないから……。
事が片付くまで、銀の網亭で預かってもらってていいですか?
……全部終わったら迎えに行くから、心配しないで……って、伝えておいてください。
|
■アール To:リナリア
|
余計なことは話さないでおくよ。明日になれば会えるんだからね。
頑張ってアバランのケツでもひっぱたいてやってくれよ。腕前はともかく、こんな気構えだとこっちも安心できないっての。
|
■リナリア To:アール
|
……はい、わかりました。
でも大丈夫です、たぶん、私……不思議と安心してるんです。
今度は本当の意味でみんないっしょだから……。
|
にっこり微笑んだ。
■リナリア To:ALL
|
それじゃ、私も失礼します。
また、夢の中で逢いましょうね〜。
|
いつものように丁寧にお辞儀。
■ミァ To:リナリア
|
んに、そっちも頑張りやがれでスヨー!
せーぎのみかたモモフラッシュ☆の活躍を期待してるのでスーーゥ(^▽^)
|
■リナリア To:ミァ
|
も、モモフラッシュ……(汗)
|
顔を赤く染めながら、アバランの後を追うようにして出ていった。
■ヘルドラ To:ALL
|
さて、絵本は安全のためあたしが預かっておくから、あんたたちも今のうちしおりで場面指定をしておいてね。
|
■ミァ To:ヘルドラ>しおり
|
ほーい。そいじゃ、ちちんぷいぷいぷいのすけー。
ユズリハばーちゃんのとこ。
ぼっけぼけばーちゃんのとこ。
実はうっかり凄かったばーちゃんのとこ。
塔の前でごっつんこするよーーーーーに!(ー人ー)念
|
■ヘルドラ To:ミァ&ALL
|
……本人の前でぼっけぼけなんて言わないようにね(苦笑)
|
■アール To:ヘルドラ
|
俺達が再会したときに、ばーさんが忘れてるってことはないよな?
|
しおりに触れながら。
■ヘルドラ To:アール
|
夢の中で得た記憶は失わないみたいね。
もっとも、何事にもイレギュラーはつきものだけど。
あんたたちなら何が起ころうとも、上手く対処してくれると信じているわよ(微笑)
|
物語の続きを約束した冒険者たちは、ヘルドラと七風に見送られながら、「七風亭」をあとにした。
|