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SW-PBM Scenario#158
銀のしおり

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「悪夢」の結末

〜 1 〜


  七風亭

■ヘルドラ To:ALL
それと、アバランは……

ヘルドラはテーブルの下に手を伸ばし、何かを「カチリ」と動かした。
部屋の奥、目を凝らさなければわからないような壁の一部が扉として動き、奥から一人の男性の影が歩み出てくる。
リュントと良く似た背格好だが、若干細身で素早そうな体格。
長い黒髪をひとつに結わえ、とてもバツが悪そうな表情を、心無しか青ざめた顔色の中に浮かべながら、一行の前に立った。
その後ろから、おどおどした様子のリナリアと、いつもと変わらない様子のノールもひょいっと顔を出してきた。
■アバラン To:ALL>リュント
……。
リュント……久しぶり……ふ、老けたな。

ひきつった笑みの中に、強い自省の念を押し殺しながら、アバランは頭を掻いた。
もう片方の手には、古めかしい一冊の本を抱えていた。
■ミァ To:アバラン>リュント
第一声がそれなんでスカー。そんなに老けたんですかネー。

アバランとリュントを交互に見比べてみたり。
■リュント To:アバラン&ノール
誰だ!なぜに笑っている!?
さては夢の中まで笑っていたのはお前だな!!
しかもなんで俺の弟子と一緒なんだ!!

今までの説明を聞いているのかいないのかは定かではない。
■アバラン To:リュント
…………話聞いてないだろ!?
俺はうっかり短剣を拾っちまってガルフェスに乗っ取られてたって説明してたじゃねぇか!?
それに……ムカつくことに俺は全部覚えてるんだ。俺にとってもあれは、悪夢だったんだからな……!

リュントに掴み掛からんばかりの勢いで。
怒っているのか、それとも身体に染み付いたノリのせいなのかは定かではない。
■ヒノキ To:アバラン
ほっほーぅ、記憶はあんのか。

■リュント To:アバラン
俺は昔から人の話は聞かんのだよ。
お前はそんな事も知らなかったのか?
それじゃあ、俺の弟子にはなれないな。
まだ見習いにしておいてやろう。

■アバラン To:リュント
誰が弟子だ!?
俺よりトロいくせに、無駄に偉そうなのは相変わらずだよな〜?

■リュント To:アバラン
誰がトロいだって!?
俺よりも非力で虚弱体質のくせに!!

■アバラン To:リュント
誰が虚弱だ!!? お前が筋肉付け過ぎなんだよ!!
その無駄な自信のせいで、下のやつら……エバンスたちが振り回されて大変だったよな〜?

自分が振り回してた思い出は棚上げ。
■リュント To:アバラン
誰が誰を振り回してたって??
お前の尻拭いをメンバー全員でカバーしてやっていたのを覚えていねえのか!?
この恩知らずめ!

昔を思い出したのか、なぜかちょっとやり取りに嬉しそう
■アバラン To:リュント
誰がいつお前に恩を受けた!?
それに尻拭いだぁ!? 俺は致命的な失敗は何もしていない!!

■リュント To:アバラン
致命的な失敗をしてりゃ今頃ここには居ないだろうに……

呆れた様にため息
■ヘルドラ To:リュント&アバラン
あんたたち、子どものケンカは外でやりなさいね。

生暖かい視線を送りながら(笑)
■リュント To:ヘルドラ
あんたたちってこいつと一括りにしないでくれ!
明らかにこいつは俺より格下なんだから。

■ヒノキ To:リュント
ガキみたいな言い合いしてる時点で、一括りにされて当然だ。
私から見たって程度の低い同レベルだぞ、お前ら。
アバランを格下扱いするつもりなら、もっと大人の対応をしろよ。

■アバラン To:リュント
そうだぞ、早く大人の階段を上って来いリュント。

自分のことは棚上げ(笑)
■ミァ To:アバラン、リュント
どっちもどっちなのでスーーゥ(=▽=)

ふぅやれやれのポーズ(笑)
■リュント To:ALL
まるで俺一人ガキ見たいな扱いをすんじゃねえよ!
こいつに合わせてやったんだからな!!

アバランを指差しながらブツブツと……
■ヒノキ To:アバラン
ところでアバラン。
記憶がちゃんとあるんなら、夢ン中で私がお前に何を言ったかもしっかり覚えてるよな?
後で一発殴らせろ。それが私がお前を許してやる条件だ。

■アバラン To:ヒノキ
……。
わかったよ。一発と言わず何発でも、気のすむまで殴れよ。
俺は殺されても文句が言えないことをしたんだから……。

■リュント To:ヒノキ
なんなら後ろから羽交い絞めにして手伝ってやろうか?
俺の場合、絞めて落としちまいそうだけどな(笑)

無駄に力瘤を誇示してみる
■アバラン To:リュント
断る。お前ならやりかねない。

■ヒノキ To:アバラン
一発でいい一発で。
それ以上は、私らよりもよほど迷惑をかけたユズリハばーさんに謝るんだな。

■アバラン To:ヒノキ
わかってる……謝るくらいじゃ許してくれそうにないけどな。

■アリス To:アバラン
一生顎で使われちゃうんだ……あ〜くん、かわいそ〜♪

まったく可哀相だとは思っていなさそうだった。
■アバラン To:アリス
あ〜くんって言うな。

■アリス To:アバラン
でも、あーくんはあーくんだからあーくんでしょ?
それにアバランって名前は、もうボクの中ではすっかり悪役の名前になっちゃってるから、やっぱりあ〜くんでいいよっ☆

■アバラン To:アリス
好きで悪役やってたんじゃねぇ!?
……わかった、わかったからでかい声で呼ぶなよ、くれぐれも。

■リュント To:アバラン
好きでやっていなくても、十分悪人面だぜ?あーくん?(笑)

■アバラン To:リュント
俺は気持ちわりぃ女装が似合うよーな女々しい顔立ちじゃねえんだよっ!
わかったか変態。

そこはかとなく悔しげに(笑)
■リュント To:アバラン
そう言う事にしておいてやろう(笑)
これ以上言っても分からない奴には分からないからな(笑)
顔立ちが整っている奴はどう変装しても似合うって事が。

勝ち誇ったよう(笑)
■ノール To:リュント
やったぜっ! やっぱりおいら、一番弟子〜♪

その横で小躍りするノール。
■リュント To:ノール
お前はなかなか活躍したからな。
一番弟子の称号はそのまま据え置きにしておいてやろう。
でも失敗すると、二番弟子に格下げするぞ?

■ノール To:リュント
Σ 弟子さばいばるレース!?(がーん)
お、おいらめいっぱい頑張るからなっ! 見ててくれよっ!!

■ミァ To:リュント
てゆーか格下げした場合、一番弟子に繰り上がるのは誰なんでしょうネー?(’’)

素朴な疑問。
ヒノキを指差しながら。
■アール To:ミァ
下の弟子を管理するのは、やっぱりそれより格上の弟子ってことだろうな。

いつの間にかヒノキも弟子扱いw
■リュント To:ALL
待て待て、待ちたまえ。
ヒノキは弟子に取ったつもりはないぞ?

■ヒノキ To:ALL
弟子になった覚えもねぇよ。

■リュント To:ノール
俺に良い所を見せるのもいいけど、ミァに良い所を見せた方が良いんじゃねえか?

■ノール To:リュント
わ、わかってるってししょー! おいらこれでも、100ポイント目指して頑張ってるんだからなっ!

100ポイント貯めると何かが起こると思っているらしい。
■リュント To:ノール
お・俺もお前が100ポイント貯められる様に応援してやっからな(苦笑)

ちょっと引き気味(笑)
■ヒノキ
(ポイントって私が洒落で付けてたやつの事か……?)

何ポイントまでカウントしてたか、綺麗さっぱり忘れているとは今さら言えない(笑)
■ミァ To:ノール
んに?(・▽・)

ポイント云々は聞こえなかったらしい。
……いろんな意味で、がんばれノール(笑)
■アール To:リナリア
やあリナリア。無事でなによりだ。
君の妹さんが待ってるんで、一緒に早いとこ終わらせようか。

アバランとノールは眼中にないようだ。
■ノール To:アール
おいら空気!?(ずがーん)

■アバラン To:アール
……一緒に……?

■リナリア To:アール&ALL
あ……はい。ありがとう、アールさん……。

あの、みなさんのおかげで、あーくんも私も元に戻りました。
目が覚めてからすぐに3人で話し合って、ギルドにすべてを報告するためにやってきたんです。
本当にありがとうございます。

深々とお辞儀。
■ヘルドラ To:ALL
彼らの報告のおかげで、詳しい状況がつかめてきたって訳ね。
念のため捕捉しておくけど、「ナイトメア」の呪いが解けていないのは、この3人も一緒なのよ。
今後は彼らとも協力し合って解決に向けて動いてちょうだいね。

■ヒノキ To:ALL
正直言って、アバランと協力てのは納得いかねぇけどな……。
ま、リナリアとノールには世話になったし。
それに仕事として引き受けるなら、好きも嫌いもないさ。

アバランを指さし
■リュント To:ヘルドラ
こいつも使ってやらないといけないのか〜?姉御〜〜?
俺にやられちまうような奴ははっきり言って足手まといだぜ〜〜?
力も俺より非力だから盾にもならないしな〜〜?

あんまり納得のいっていない様子
■ヘルドラ To:リュント&ヒノキ
気乗りがしないのは解るけど、そうでもしないとアバランの片目片足くらいじゃ落とし前がつけられなくなるのよ。一応ジャックナイフは、アバランも幹部候補の一人として考えていたようだから、最後のチャンスくらいは与えてあげないとね。

■アバラン To:ヘルドラ
……幹部候補……?

■リュント To:ヘルドラ
こ・こんな中途半端な奴が姉御よりも上の幹部に目を付けられていたってのか!?

ズガーーン!!(ノール並の効果音)
■アバラン To:リュント
誰が中途半端だ。

■リュント To:アバラン
お・ま・え(笑)

■アバラン To:リュント
そ・りゃ・ど・う・も(怒)

■ヘルドラ To:リュント
心配しなくても、ジャックナイフはあんたの活躍にも目をつけていたわよ(苦笑)
だからこそ、あたしの報告書にも興味を持ってくれたんだから。

■リュント To:ヘルドラ
何!?
じゃ、一刻も早くジャックナイフ様をお助けしなければ!!

■ヘルドラ To:リュント
……発動体でも持って行ってあげたら喜ぶかもね(苦笑)

■ミァ To:ヘルドラ
ねーねーねー。ミーは?
ユズリハばーちゃん、ミーの活躍にも目つけてくれてたでスカー?(>x<)

幹部になりたい訳ではないが、リュントには負けたくない(笑)
■ヘルドラ To:ミァ
ええ、ちゃんと目を付けていたらしいわよ。
模写の得意なはらぺこぐららんシーフだって、ね(苦笑)
けど、ジャックナイフはふたりの顔は知らなかったようだから、あたしが似顔絵で教えておいたの(微笑)

上手に描けたと思っている……らしい……。
■ミァ To:ヘルドラ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(^▽^)
そ、そうですカー、そりはそりは・・・・・・。
(ユズリハばーちゃん、きっとめっちゃ苦労したんでしょうネー…)

お茶濁し〜。
■リュント To:ミァ&ヘルドラ
言いにくいことはちゃんと言っておいた方が相手のタメだぞ?
姉御の似顔絵じゃ間違いなく俺らの顔は伝わってないぞ!

ヘルドラへ指をビシッ!
■ヘルドラ To:リュント
失礼ねぇ。
ちょっとデーモンに似ちゃっただけよ。

■アリス To:ヘルドラ
すごいやっ。
それって、ある種の才能だと思うな。

割と本気で関心しているらしい(笑)
■リュント To:ヘルドラ
なんで俺がデーモンなんだ(笑)
俺が似顔絵の書き方を教えてやろうか?
間違いなく俺の方が腕は上だと思うぞ?

■ヘルドラ To:アリス&リュント
別にいいわよ、あたしは困ってないから。

困っているのは、主に周りの人々(笑)
■ヒノキ
本人は困らねぇよな、確かに。……うん。



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