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SW-PBM Scenario#158
銀のしおり

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優雅な食堂

★西の館MAP(別枠表示)


  西の館・1階食堂

一方その頃。

ミァ、アール、アリス、そしてリナリアの4人は、ジンの使い魔タークスを連れた状態で、1階キッチンの扉(G)から食堂へと入っていた。
■アール To:
お邪魔しますよ…っと。

誰もいないとは思いながら、ノックと挨拶付きで進入。
アストーカシャみたいなのが他にいないとは限らない(?)し。
■ミァ
へいヨー!
おじゃましますいただきます食堂よいとこ一度はおいでー♪

対照的に、勝手知ったる我が家のように入っていくミァ。
食堂という絶対的(?)なプラスイメージがそうさせるのか。
■リナリア
失礼します〜。

ふたりのあとから丁寧に挨拶しつつ入ってくる。
中の様子は、先ほどアールが覗いた時と変化は無いようだ。
魔法の光で満たされ、長い木製のテーブルが伸び、10脚ほどの豪華な椅子が並んでいる。
テーブルの上の燭台に灯された炎はちらとも揺れていない。すきま風すら無い証拠だ。
左手の壁際に暖炉があったが、火は入っていなかった。
■リナリア To:ALL
誰も……いませんよね。
あっ、リュントさんたちが向かった廊下のほうにも、人気は無いみたいです。

不安げに辺りを見回したあと、ミュゥル視点を報告するリナリア。
■ミァ To:リナリア
なるなる、じゃあひとまず安心でスネー。
報告さんきうでスヨー、リナリアっち(・▽・)ノ

■リナリア To:ミァ&アール
はい。何かあったら、すぐにご報告しますね。

壁には大小さまざまな絵画が並んでいる。森の風景や動物たちを描いたものだ。
いずれも縦横60センチほどの小さなものだったが、ひとつだけ幅1メートル、縦50センチほどの横長の大きな絵画があった。描かれているのは夕焼けに赤く染まった雪山だ。おそらくヤスガルン山脈の一部なのだろう。
よく見ると、最近壁から外された形跡があった。
■アール To:ALL
あの絵がまずあからさまに怪しいな。

■ミァ To:ALL
にはははは、あの絵画がめっちゃ怪しいのは、すっぱりどっきりお見通しでスヨーー!(びし)
あんだけ外された跡があるってことは、つまり裏には……にっしっし。

隠れた宝物を探す子供のように目をキラキラ楽しそうに輝かせながら、絵画へと近づく。
……だが、手が届かなかった。
■ミァ
デジャヴーーーー!?Σ( ̄□ ̄;
のきゃー! なんで絵画ってゆーのは、こう、ミーに届かない高さにあるんでスカー!!

ぴょん、ぴょん、ぴょんっ。
何度もトライするが、指先がかすりすらしない。
■アリス To:ミァ
子供がいたずらできないように、とか〜?

■ミァ To:アリス
Σ ミーはこんなにもすぺしゃるなオトナですのに認められてナイー!?(がーん)

■リナリア To:ミァ
あ、あの。椅子、使いますか? それともだっこしたほうがいいのかな?

椅子の背もたれに手をかけておろおろ。
ちなみにリナリアの身長でも微妙に外すのは辛そうだ(笑)
■アール To:ミァ&リナリア
はいはい…ちょっと、ふたりとも素直に頼むとかしなよ。

ちょっと背を伸ばしながら、絵を取りはずす。
■リナリア To:アール
あ……ありがとうございます。

■ミァ To:アール
…くっ(=△=)………な、なかなかやるではないかねアール君!(=▽=;

ちょっぴり悔しそうだ(笑)
慎重に取り外した絵画の裏を見てみると、ミァの予想通り小さな羊皮紙が真ん中に張り付けられていた。
内容はリビングで発見したものと良く似ているが、文章が一行多いのと、記号の内容が違っていた。


 地下への鍵、覚え書き 
   2/4枚目    
   ■+□=◇    

■アール To:ミァ
さっきのは何枚目とか書いてあったっけ?
これを見ると4つのカギというか、メモがあるみたいだな。
肝心の場所はどこかわからないけど。

■ミァ To:アール
いにゃ、書いてなかったでスヨー。
あの1枚目を書いてる時は続きを書く気がなかったのか、そりとも…?
まぁあと2枚をなんとか探すっきゃないですカネー。
こりだけじゃ、何言ってるか意味プーですシー。

■アール To:ミァ
柄のところが四角とか菱形の鍵を探せってことか?
とにかくもっと部屋を探ってみよう。

壁際を埋める豪華な棚には、小さな壷や飾り食器、細かい装飾が施されたティーセットなどが並んでいる。
アールが部屋を覗いた時には死角になっていて見えなかったが、右手手前の角には、銀色に輝くチェインメイルを着込んだ石像が槍を持った状態で立っていた。
わずかに青みがかった半透明の短いマントを身につけ、剣2本を腰から下げている。
■アール To:ミァ>ALL
なんか、いかにも「お宝」が突っ立ってるんだが…後廻しにしようか。

■ミァ To:アール&ALL
ほんとにゴテゴテ飾りまくりでスネー(>▽<)わくわく♪
んに、じゃあ後にしますカー。
ただ「いかにも」な気配ですし、不用意には近づかないでくださいネー。

■アール To:ミァ
了解!
先輩の言うことには従いますヨ〜。

気持ち、いんとねーしょんなんぞを真似てみる(笑)
■ミァ To:アール
んに、素直でよろしいのでスー(・▽<)-☆

真似されたからか、ちょっとご機嫌(笑)
■リナリア To:ALL
私も変なものに触らないように、じっとしていますね。

メイジスタッフを握りしめてじっとしている(笑)
■ミァ To:リナリア
にはは、手に力入り過ぎんぐでスヨー。

アールはまず部屋全体の探索を試みる。
壁や床、視認できる範囲で天井も含め調べてみると、レンガ造りの暖炉の奥に、ひとつだけ色が微妙に異なるレンガがあることに気がついた。
手持ちのシーフツールを使えば、簡単に取り外せそうだ。
■アール To:ミァ
ミァ先輩!ここが怪しそうであります!

まだ手を出してはいないものの、いつでもはずす準備はOK。
■ミァ To:アール
ほうほう、どーーーれ(=▽=)

同じくレンガに気づいたミァが、鋭いぐららんアイで罠を発見。
不用意に開けようとすると、暖炉の外に向かって爆発が起こるという物騒な仕掛けだ。
■ミァ To:アール
にししし、アール君気づいたかね?
隠したものを発見して気が緩んだところを、どっかん☆
性格が悪い罠によくあるパターンだから覚えておきたまえい。
ここ、試験に出るでスヨー。

ミァは目にもとまらぬ早さで罠を解除し、レンガを外してみる。
そこにはちょうどレンガひとつぶんくらいの空洞が空いており、一本のクォーレルが暗闇の中で横たわっていた。
■ミァ To:ALL
うにょ、1本だけ? ぎょーぎょーしく閉まってありまスネー。

■アール To:ミァ
へぇ〜、さすが先輩。
じゃあ、あっちは?

アールとミァは、槍と剣で武装した石像を警戒して観察する。
またもミァのぐららんアイは、石像に仕掛けられた罠を見抜くことができた。
すぐそばまで近寄ってきた者に対し、槍を突き立ててくる仕掛けだ。
足音や空気の動きで対象を察知しているらしい。
■アール To:ミァ
ミァ先輩、どうですか?いけますか?

後輩モードでお伺い。
■ミァ To:アール
ふっ、全てミーに任せておくがいいのでスー(・▽<)-☆

ミァは後ろからそっと回り込むと、石像の腕に取り付けられていた装置の停止スイッチをすばやく押した。
これで石像の腕が動くことは無いだろう。
■ミァ To:アール&ALL
ほい、かんりょー。ちょろいちょろーい(^▽^)

■リナリア To:ミァ
ミァさん、すごい〜。

ミァの手さばきに見とれている(笑)
■アール To:ミァ
ノールがリュントの弟子なら、俺はミァの弟子になろうかな(笑)

本気とも冗談とも。
■ミァ To:アール
ふっ、ミーの弟子になると多分悲鳴をあげますヨー(・▽・)?

主に財布が。
■リナリア To:ALL
この鎧、すごくきれいな銀色なんですね。やっぱり魔法の品だったりするんでしょうか?
身につけているものぜんぶ、魔法の品なのかな?

それなりに興味があるらしく、控えめに離れつつも観察。
■アール To:リナリア
そうだな…

注意深くそれらを鑑定するも、アールには剣以外は判断がつかなかった。
とりあえず剣2本については、説明を済ます。
■アール To:リナリア
うーん、2本の剣が特殊な魔法の品なのは判ったんだが…
この分なら、他もなにかしら魔法の品なんだろうな。
よかったら、君の知識も貸してくれないか?

■リナリア To:アール
はい。じゃあ……見てみますね。

リナリアは怖々と石像に近づくと、それぞれの装備品を注意深く見てみる。
しかし、しばらくすると振り返って首を振った。
■リナリア To:アール&ALL>アリス
ん……ごめんなさい、わからないです。
もうちょっとでわかりそうな気がしたんですけど……。
ね、アリスちゃんは何かわかる?

似たような年頃のアリスには親近感を抱いているようで、気さくに聞いてくる。
■アリス To:リナリア
う〜ん、この槍は『ルーン・スピア』だと思うな。
武器としてもとっても凄いんだけど、魔法の発動体にもなるっていう優れものなんだよ☆
もうちょっと軽かったら、ボクにも使えたんだけど。

■ミァ To:ALL
あとこのマントは、『プリンセス・ウィンド』ってゆー防御力ぷちあっぷのマントでスネー。
プリンセスだけど男のヒトでも装備可能でスヨー。女装すれば(=▽=)b

さらっと最後に大嘘を混ぜる。
■リナリア To:ミァ
じょ、女装?

両手を口元に当てて、おそるおそるアールの方を見る(笑)
■アール To:ミァ
ふーん、防御力がねぇ。
ミァは攻撃なんかあたらないだろうから、アリスかリナリアが羽織っておくか?
そうそう、俺は使えるモノは持っておくだけじゃなくて、すぐ身につけていていいと思うんだが。
本当の分配は後で考えればいいとして、装備の有効性からも戦力アップってのは毛ほどでも大事だと思うし。
分からないのまで使えとは言わないけどな〜(^^;)

とりあえず自分は(身につける)候補にはないらしい。
ミァの嘘、空振り〜
■ミァ To:アール
……ちぇー(・▽・)

作戦失敗。まあ当たればラッキーくらいだったので悔しさは無い。
■リナリア To:アール&ALL
私、攻撃を避ける技を身につけていないから……
少しでも前に出る可能性のある方が羽織っていた方がいいのかもしれないです。

■ミァ To:ALL
んにー、まあ確かに戦闘前だったらその方が良さそうですけどーーゥ。
今は突然何が起こるかわっかんないし、まだ駆け出しのアリスっちに着ておいてもらうのがいいでしょうかネー。
ほら、アリスっちはまだ冒険ど根性(?)が低いですカラー(・x・)ノ

冒険者レベルのことを言っているらしい。
■リナリア To:ミァ&アリス
そうですね〜。アリスちゃんの雰囲気にも合ってるし。

■アリス To:ALL
それじゃ、これはボクが着ておくね。
あんまり前に出るつもりは無いけど。

■アール To:
そういえば、壺も調べるんだったな…

アールは小さな壷をつかみ取ってひっくり返してみた。
すると、中からふわりと細くて長いものが落ちてきた──不思議な光沢を放つ空色のリボンだ。
装飾品ということで、ことさら目を細めてみるが…それ以上の価値は判らなかった。
■ミァ
Σ ま、また壷から…!
この館のヒトは、よっぽど壷の中に隠すのが好きだったんでスネー( ̄□ ̄;

■アリス To:ALL
このリボン、ひょっとしたらこっちのマントとセットかも?
同じような魔力をもってそうだよ。
ほらっ、色も似てるし。

■ミァ To:アリス
おお! アリスっちナイスちゃくがんてーん!
じゃあセットでリボンもアリスっちが装備するといいのでスー。
お似合いなのでスー♪

■アール To:ミァ>ALL
他の部屋の壺にも入ってるのかな?
しかし、さっきはあのメモで、こっちはリボンで中身が統一されてないね。
メモも4枚揃えられないと、マズイみたいだし。
あまりお宝探しばかりに浮かれていられないね。

■リナリア To:アール&ALL
リュントさんたちが向かったほうにも、似たようなメモがあるんでしょうか?
それとも、2階とかかな……?

■アール To:リナリア
今の向こうの状況はどうだ?
お宝はどうでもいいから、さっきのメモらしきものとか見つかってないか?

■リナリア To:アール
それらしきものは、まだ見つかってないみたいです。
今は……その、お風呂探索を。

何故か頬を赤らめながら報告。
続いて隠し扉が見つかったところまでを正確に皆に伝えた。
■ミァ To:リナリア
んに? なんか真っ赤事件でもありましたカー?

■リナリア To:ミァ
いえ、あの……私が操られていたとき、ここを使っていたのかなぁってちょっと不安になって……(///

■アール To:リナリア
俺たちがキッチンで会った時、どういう基準かはわからないが判断できてたし、風呂に入るぐらいするだろ。
どれ…

丁度良い高さのリナリアの髪を「くしゃくしゃっ」と手で触る。
■リナリア To:アール
……あ、あの…(///

どうしたら良いかわからず、真っ赤になって硬直し、うつむく。
男性から髪をを触られたのが初めてといった様子だ。
対照的にあくまで悪気なく触るアール。
ハンナと良く似たストレートの金髪は、指通り良くサラッとしていた。
こうして近づかないと分からない程度に、ほのかにシトラスの香りが香ってくる。
■アール To:リナリア
大丈夫、きちんと手入れされてるよ。
髪といえば、ハンナもお姉ちゃんに似てるっていわれるのが嬉しいと言ってたな。

■リナリア To:アール
……そ、そう…ですか……(///

恥ずかしさのあまり、アールのセリフが耳に入っているかどうかも謎だ。
■ミァ To:アール
・・・・・・・・・・・・・・(じー)
んに、こりは言いつけ対象でスネー(=▽=)

メモメモ、と羊皮紙になにやら書き付ける。
■アール To:ミァ
ん、なんか言ったか?

■ミァ To:アール
べっつにー?(・▽・)

■アリス To:アール
じー(・▽・)

ミァのような表情になりつつも、何かを納得したかのようにうんうんと頷いていた。
■アール To:リナリア
そうそう、ノールは活躍してるか〜。
ミァに良いかっこ見せられなくて、落ち込んでないか?(笑)

■リナリア To:ALL
ええっと……さっき、ヒノキさんに耳をぎゅ〜ってひっぱられて、怒られてました。

……あっ。あ、あ、危ないっ。
わ、罠が。

リュントが罠を解除できず、ひっかかってしまったことも正確に伝える(笑)
■アール To:リナリア
そうか…ノールも気の毒になぁ(笑)ああ、リュントのことなら別に伝えなくてもいい。
どうせだいじょうぶなんだろ?

見えてないものにはトコトン冷たい(笑)
■リナリア To:アール
ええと、罠はかわせたので大丈夫だったんですが、またヒノキさんに怒られてました〜。

あくまでも正確に伝えるリナリア。もちろん悪気は無い(笑)
■ミァ To:リナリア
ふっ、ミーが見てないからといって失敗してるよーじゃ、らいばるとしてまだまだでスネー、リューちゃん(=▽=)
しっかし……ある意味ヒノキっちが大活躍中ぽい?

主につっこみで(笑)
■アール To:ミァ
そのために向こうに参加してもらってるんだからな(笑)

■ミァ To:アール
んに、実に正しい判断でシター(>▽<)bぐっじょぶ

■アール To:ALL
あとは、あの棚のティーセットとお皿が魔法の品のようだな。
この2つが揃えば、そのままお茶会ができて、いろいろ効果もあるようでなかなかお得だね。
効果は〜(以下略、全部説明しました。)

■リナリア To:アール&ALL
古代王国期の、優雅なお茶会セットだったんですね〜。
あっ、私はいいです。だ、ダイエット中だから……
どうぞ、みなさんで試してみてください〜。

にこにこと、ちょっと楽しそうだ。
■ミァ To:リナリア&ALL
こんな特殊満載なんだから、味の方もきっとかなりスペシャリティ満載なんでしょうネー(=▽=).。o○ほわん
くっくっくっ……めっちゃ楽しそうなのでスー!
美味しそうなのでスーー!!
だいえっとーうなんてもったいなーい(・▽・)

■アール To:ミァ>ALL
リュント達よりはやく探索が終わったら、ご褒美にミァに一番に味わわせてやるから(苦笑)
じゃあ、いただけるものはいただいて、次へ移るか?
急がないと、全部回りきれないからな。

■リナリア To:アール&ALL
はい。1階でまだ調べていない扉は、リュントさんたちの近くの扉(I)だけなので……
私たちは2階に行きましょうか?

■ミァ To:ALL
んに、それがいいでしょうネー。
2階はカボチャが向かった先だから、そこんとこは注意しつつ…。
じゃあさっさか進みまショー!(拳ぐ)

■アール To:ミァ
そうだな。どの部屋に向かうかは、聞き耳した具合にもよるとしよう。
最後は1階で地下の入り口へ向かうとして…か。
部屋数からいくと、上には少なくとも1枚はあのメモがありそうだしね。
聞き耳か…
そういえば、むこうのチームは“西方なまり”って聞き取れたっけ…?

■ミァ To:アール
ノールんが知ってましたっけー…? ミーもよくわっかんないでスネー。
ま、なんとかなるでショー! なんとか(・▽・)b

グラスランナーは楽観的。
■アール To:ミァ
まあ、それでOKか。
今さら心配してもしょうがないし(笑)
あとはお宝を適当に振り分けて、急いで上だな。

入手した装備で効果が分かったのは、剣2本と槍、マントとリボンにとどまる。
あとの未鑑定な装備品はとりあえず「荷物扱い」として、2階へ移動することにした。


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