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SW-PBM Scenario#158
銀のしおり

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バラ香る部屋

★西の館MAP(別枠表示)


  西の館・1階浴室

■ノール To:ALL
いってぇ〜…おいらの高い鼻はぶつけるし、耳はのびちゃうし!
鼻のつぶれたエルフになっちゃうぜっ!

床に打ち付けた鼻先と、ヒノキにひっぱられた耳を押さえながら。
■リュント To:ノール
なれたら、精神力の豊富な精霊使いになれんのにな〜〜(笑)

■ノール To:リュント
そしたら、ししょーより強くなれるかっ!?(わくわく)

■リュント To:ノール
強くなれるかもしれないぞ!?(笑)

■ヒノキ To:バカコンビ
懲りない奴らだ……。

どうやらこの部屋は浴室らしかった。
床はつるつるに磨かれたタイルが敷き詰められており、滑りやすくなっている。
ぽたぽたと落ちているのは水滴で、天井に溜まった水滴が床に落ちている音だったようだ。
奥には脚のついた浴槽があり、お湯がはられていた。その中にバラの花びらが何枚も浮いている。良い香りはここからきていたようだ。
■リュント
なんて悪趣味な風呂場なんだ(苦笑)

左手には洗面台があり、髪をとかすブラシやたたまれたタオル、石鹸、香油らしき液体が入っている小瓶があった。壁には大きな鏡がかけられている。枠には上位古代語がびっしりと彫り込まれてあった。
■ヒノキ
……風呂場?
って事は、水音と香りの正体はこれか(脱力)

■リュント To:ヒノキ
これしかなさそうだな……
でも案外調べてみると収穫があるかもしんないぞ?

予想していた最悪の光景とかけ離れた目の前の様子に緊張が抜ける。
が、最低限の警戒は解かないまま、室内をざっと見渡した。
ヒノキは目についた鏡を鑑定するために近づく。
品物の価値はわからなかったが、近づいた時に鏡に映った自分の姿が、「変装していない姿」になっていることに気がついた。
それ以外は普通の鏡と変わらない映りかたをしている。
■ヒノキ
……んんん?

鏡に映る自分の違和感に気付く。
■ヒノキ To:ジン
なんだこりゃ?
おいジン、ちょっと来て見てくれ。
ここにややこしい文字も書いてあるし、アンタなら読めるだろ。

■ジン To:ヒノキ
調査だから仕方ないが、あんまり怪しげなもんに近づいちゃダメだぜ?
魔法の品物の特殊効果が発現する可能性もあるんだから。

■リュント To:ALL
どれどれ、俺も調べてみるか〜

近寄ってみる。
やはりヒノキと同様、リュントも変装している姿ではなく、元のリュントの姿が映っている。
■リュント To:ジン
仮の姿を見破れる鏡かな?
正しい効能はジンしか分からなさそうだな……

■ジン To:リュント、ALL
まあ、大雑把に言えばそんな代物だよ。
「真実の鏡」といってな、鏡に映った者の本来の姿を映し出すのさ。
時価数十万Gはするんだが、なんだって浴室に置いてあるんだろうな・・・?

■リュント To:ジン
風呂上りに自分の姿をみたいからじゃねえか?
女って生き物は自分の姿をやたらと見たがるみたいだしな。

リュントは浴室の探索を試みる。
またも素晴らしい集中力で床、壁、天井……と見ていくと、奥の左手側の石壁にうっすらと隙間ができているのを見つけた。
ちょうど人間がかがんで通れるくらいの隠し扉になっているようだ。
鍵は無く、押し開ければすぐに開く仕様のようだ。
■ノール To:リュント
ししょー、何かみつかった〜?

足のついた浴槽の下を覗き込みながら言う。
同じように探索を試みていたノールは、何も発見できなかったようだ(笑)
ヒノキも探索を試みるが、やはり新たな発見は無し。
■リュント ノール&ALL
見つかったかじゃなくて、見つかるまでまずは探しやがれ(笑)
こんなところに隠し扉があったぞ。

開けるかはは別にして罠がないか調べてみる……が、無いように思った。
■ノール To:リュント
ホント!? おいらにもみーせーてっ!

ひょいっと石壁に近寄って、同じように調べる。
■ノール To:リュント&ALL
うん、罠は無いみたいだぞっ!(びしっ)

■リュント To:ノール&ALL
お前のその根拠のない自信がすんごい不安を煽るんだが……
でもここで立ち往生をしていても仕方がない。
開けて入ってみるか。

隠し扉を押し開けて中を覗き見る
■ヒノキ To:リュント
おい、ンなロクに警戒もせずに……。

■リュント To:ヒノキ
大丈夫大丈夫!

楽観しながら押してみると……
扉はズズズッと石床とこすれる音を立てて動いていく。
中の様子が伺えるほどの隙間ができた瞬間、薄暗い空間から何かが空気を切って飛んできた。リュントにはその罠を発見することができなかったのだ!
■リュント To:ALL
なんかに引っ掛かったみたいだぞ!
みんな伏せろ!!

■ノール To:リュント
Σ ほぇっ!?

しかし、鍛え抜かれたシーフとしての技量のおかげか、すんでのところでそれを回避。飛んできた「矢」は、反対側の浴槽の壁に当たって床に落ちた。
よく見ると矢尻に黒い液体が塗られている。
■リュント To:ALL
危ねえ!
危うく食らうところだったな〜
警戒が弱かったみたいだな……

■ヒノキ To:リュント
自分が罠に引っ掛かるのは勝手だけどよ、少しは周りに気を使えっ。
もしこれがガスの罠だったりしたらどーする気だよ!?

他のメンバーに声も掛けずにいきなり開けた事に憤慨。
■リュント
ぐっ………

何も言い返せない
■ノール To:ヒノキ
まー当たらなかったんだしいいじゃん!
どーせししょーが解除できない罠なら、誰にも解除できないんだからっ!
それよりここ、何があるのっ!?

罠のことは3秒で忘れ、わくわくの瞳で小部屋を覗き込む。
★西の館MAP(別枠表示)

開いた隠し扉からあらためて中を覗き込むと、そこは家具等がなにも置かれていない、狭くて細長い小部屋になっているようだ。
やはり魔法の光で満たされているのか、明るい。
ざっと見た限り何かが動く気配も無いようだ。
床には縦横80センチほどの鉄製のプレートのようなものが置かれているように見える。
■リュント To:ALL
ここも俺が先陣を切って入ってもいいよな?

一応、罠発動が有った直後なのでみんなに聞いてみる。
■ヒノキ To:リュント
却下。
今現在お前さんの信用度は限りなく失墜している。

真顔で。
■ヒノキ To:リュント>ノール
第一、こんな狭いトコにそのガタイで入って身動きが取れなくなっても困るだろ。
ノール、お前行け。
真面目にな。遊ぶなよ。
行動はしっかり査定して、後でみゃーに報告すっからな。

■ノール To:ヒノキ
Σ ええーーっ!! ミァっちにおいらのまーべらすでひろいっくな勇姿を報告してくれるのかっ!?(目がきらきら)

■リュント To:ヒノキ
ノールだといまいち不安が残らねえか?
俺が安全か確認するまでみんなは浴室の出口付近で待機していれば安全かも知れないし?
なんたって隠し部屋だぞ?なんかあって当たり前じゃねえか??

■ヒノキ To:リュント
……まぁ、そこまで言うならそれでもいいけどよ。
だったら、ただ待ってても時間の無駄だし、私らは部屋を出て隣(I)を調べておくか?

あと隠し部屋を調べる前に、ジンにこの鏡はチェックしておいて貰おうな。
なんかヒントが書いてあるのかも知れねぇし。

■ジン To:ヒノキ、ALL
残念ながら、この鏡は「普通の」魔法の鏡さ。さっき言った効能以外はないよ。

■リュント To:ヒノキ&ノール
それなら、こいつも連れて行ってくれ。
こいつの経験は馬鹿に出来ないくらい積んでいるから、技術面で言えば相当あてになるからな。

言い放つと同時に小部屋へ警戒しながら一歩。
小部屋の捜索開始だ。
■ヒノキ To:リュント
んじゃ、私らは隣に行ってるからな。
ナンかあったらすぐ呼べよ。
うし、ノールついて来い。期待してるからな。
ちゃんと働いたら査定にプラスしてみゃーに教えてやろう。

■リュント To:ヒノキ&ノール
ヒノキ達もな。
危険だと感じたら手を出すなよ。

■ノール To:ヒノキ
おぅ! まっかせとけってーーー♪
♪ミァっちに報告、ミァっちに報告♪

シーフツールをくるくると回してやる気200%。
浴室の扉から顔だけ出して、廊下を見渡す。
怪しい気配がないことを確認したのち、ヒノキとノールは扉(I)に向かって移動した。


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GM:ともまり