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SW-PBM Scenario#158
銀のしおり

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トマト料理に囲まれて

〜 1 〜


 銀の網亭・個室

はやる気持ちを抑えきれず、ちょっぴりフライングな個室申請を経て、なんとか個室に落ち着いた新たなパーティ。
■ミァ
あうう、ひっさしぶりーなパーティ集めだったからつい、でスヨー!(>x<;
別にべつに、早く個室に入って、早くたんまり料理ぱくつきコース♪なんて考えてませんでしたカラー!

テーブルにはなぜかトマト料理ばかりが並べられ、なんとも色鮮やかだ。
開け放たれた窓から、きれいに晴れ渡った空が見える。今日もいい天気だ。
■おかみ To:ALL
こんなにトマトを消費したのは、銀の網亭開店以来かもしれないわね(^^;
さぁ、冷めないうちにどんどん食べてね。
何か追加注文があれば聞いていくわよ?

■ヒノキ To:おかみ
エールのお代わり。
それから、トマトばっかりで飽きがきた。上等の肉をステーキにして持って来てくれ。
払いはそこのオッサンが持ってくれるらしいから。

と、リュントを指差しながら遠慮なく注文。
■リュント To:ヒノキ&おかみ
誰だ!?おっさんって!?
お前には言いたい事が山ほどある。
でもその前におかみさん、エールをピッチャーで(笑)
そろそろ、飲む気が起きてきたから。

■おかみ To:ヒノキ&リュント
はいはい、エールのお代わりと最上級霜降り牛のロースステーキ500gと、エールをピッチャーで……ってひとりで飲む気?(^^;

■リュント To:ALL&おかみ
他に飲む奴いるか?
いるなら分けてやるぞ??
いないなら、気にしないで一つお願いね(笑)

■おかみ To:リュント
はいはい、了解(^^
でも、リュントはもうベテランなんだから、仕事前に飲み過ぎて酔いつぶれたりしちゃダメよ?

とか言いながら、追加注文にはほくほく顔のおかみだ。
■リュント To:おかみ
さすがに、若い連中を率いているのに、潰れる様な真似はしないよ。
若い頃ならやったかも知れないけど……

■ヒノキ To:リュント
はしゃぐなよオッサン。アンタの事だぜ。
他にオッサンは……いねぇよな。

わざとらしく室内を見回して。
エルフの123歳とハーフエルフの24歳は、種族的にはまだまだ年若い。
■リュント To:ヒノキ
俺がおっさんだったら、この間まで一緒に組んでいたのは50歳超のおじいさんじゃねえか!?
それでもおじいさんとは口が裂けても言わなかったぞ!!

■ヒノキ To:リュント
ンな、私の知らねぇ奴の話されてもな……。
第一、まだアンタの名前知らないんだから仕方ねぇだろ。オッサン以外にどう呼べって?

お兄さん、とか呼ぶ気はないらしぃ。
■リュント To:ヒノキ
人生の先輩と呼びなさい。
若しくは、師匠でも良いぞ?

■ミァ To:リュント
リューちゃん、師匠って呼ばれるの好きでスネー。
こないだもそんな風に丸め込んでませんでしたっけ(=▽=)

■アール To:リュント
めんどくさいので、あんたは今回“通称”「おっさん」でいいよ。
通り名だと思えば?

■リュント To:アール
それは、絶対に却下だ!

■アリス To:アール
おっさんは可哀想だよっ。それに可愛くないし。
せめておっちゃんにしてあげよう!

あまり変わってないのは気のせいではない。
■アール To:リュント>ヒノキ
(考えるのもめんどうだな)よし。おっさん、あんたリーダーね!
そっちのおねぇちゃんもその辺で勘弁してやろうや。
なんせ、ここの食事は全部この人の奢りらしいし、それくらい持ち上げてもバチは当たんないだろ。
なんせ「人生の先輩」だからな。

■ヒノキ To:アール
私は別にどーでもいーけど。
その基準でアダ名決めてくと、アンタは『なんぱ野郎』って呼ぶことになるぜ?

■アール To:ヒノキ>リュント
ふぅ。このオッサンがどーいうふうに声をかけたか知らないが、あの程度で「なんぱ」呼ばわりされるのは辛亥だな。
それとも、実はまともに声をかけられたこともない程「初心」だってことか。
ま、どうせなら「なんぱ野郎」ではなく「おせっかい野郎」にしといてくれ。なぁ「おっさん」…じゃなくて、「リーダー」?

■リュント To:ヒノキ&アール
それは良いかもしれないぞ!
俺はなんぱじゃなくて、説教する為にテーブルへ呼びつけたんだから(笑)
そんでリーダーが俺か!?
リーダーは最年長のジンだろう〜?
俺のような若輩者はつとまらねえぞ?
それに、おっさんは止めろ!
注文が一段落したら、みんな自己紹介すりゃいいだろう?

■アール To:リュント
エルフにむかって、最年長ってのを理由にリーダーにするのは卑怯だなぁ(笑)でも、ジンさんなら賛成だ。

■リュント To:アール
だろう?
なら多数決でジンに決まりだな?

■ミァ To:リュント
多数決って、まだ2人のよーな…

■アリス To:ALL
みんなそれでいいならボクもそれでいいよ。よくわかんないし。

凄く……適当です。
■ヒノキ To:ALL
何でもいーよ。任せる。

考えるのが面倒くさいらしい。
■ミァ To:ALL
あ。リューちゃんに加勢がっΣ(=△=)
うーにー? ミーはそのジンさんっちとはお初なので、どーゆー最年長かも分からないですケドーう。
どんなひと?(首かくり)

■アール To:ミァ
言ったろ。エルフで最年長な人(?)さ。
冷静で頭が回るタイプってとこだ。

■ミァ To:アール
なりほどなりほどー。
それならめっちゃ頼りになりそーですネー。
ならミーもジンさんっちに一票入れるでスヨー(^▽^)

しっかしジンさんっち、て言いにくいでスネー…(−x−)
……えーと……(考)……ジンえるにー!(手ぽむ)これに決めたでスーーゥ♪

ジンのエルフのにーさんの略、らしい。
■ヒノキ To:ミァ
……普通にジンで良いんじゃねーの?

■ミァ To:ヒノキ
ええっ、それじゃつまらないじゃありませんカー!
まったくもう、美学が分かってないでスネー。

■ヒノキ To:ミァ
お前らの美意識ほどアテにならねーモンはねぇ。

きっぱり。
■ミァ To:ヒノキ
そうでスカー?
たまには身を任せてみるのも面白いかもでスヨー?
新天地っぽくて。

■アール To:リュント
リーダーがジンさんなのは判った。
じゃあ、自己紹介が済むまではあんたは「オッサン」だな。

そこへ、ジンが個室の戸を開けて入ってくる。
用を足すだけなのに、肩から腰にぶら下げた「二の腕」大の鎧鉄像を持ち歩いているあたり、意味不明だ。
■ジン To:ALL
ん?なんだ?俺の顔になんか付いてんのか?

■アール To:ジン
その“おしゃれ”具合がリーダーにふさわしいって話をしてたのさ。

前回、鉄像を入手したいきさつを知っているだけに、つい冷やかしてしまう。
■ジン To:アール
仕方あるまい。格好を気にしていては効率が悪い。

■リュント To:ジン
ジンの人となりの話をして、リーダーをお願いしようって話さ(笑)
ジンならまとめられるだろ?

■ジン To:リュント、ALL
ああ。別にかまわんよ。
俺は術を撃ち尽くせば戦力にならん駒だ。
せめて、そのあたりでパーティに貢献させてもらおう。

■リュント To:ALL
んじゃ、リーダーはジンで決まりだ!
宜しくな!リーダー!!

一人で拍手(笑)
■ミァ To:ジン
あっさり駒とか言うんでスネー。えーと、鯖さば系?
ともあれよろしくでスヨー、リーダァ(^▽^)

■ジン To:ミァ>ALL
すまんな。気を悪くしたんなら謝る。
皆を駒扱いする気はない。
基本的に個人で対処できることは個人で対処する。
俺が出るのは、力を合わせなければいけない時、かつその意見が別かれた時だな。
まあ、よろしく頼むよ。

■ミァ To:ジン
んに? 気なんて悪くしてないでスヨー?(きょと)
ただジンえるにーはそゆタイプなんだなぁ、みたいなー?

あとあとっ、リーダーには大事な役目があるでスヨー。
ずばり! 脱線暴走しがちなメンバーをまとめあげること!(>▽<)

ある意味、一番大事かもしれない。
■ジン To:ミァ>ALL
そいつは責任重大だな。
ふむ、おかしいな。だんだん自信が無くなってきた。

さして困った風もなく、残り少なくなったエールを一気に呷るジン
■リュント To:ジン&ALL
ミァが一番脱線しそうな候補ナンバー1だから、ミァさえマークしておけば大丈夫だよ(笑)

■ミァ To:リュント
ふっふふのふー。そう! ミーはなんでもナンバァ1!
リューちゃんには敵わない高みにいるのでスヨー(=▽=)ノ

これみよがしに胸を張る。
■おかみ To:ALL
アールは追加の注文はいいの?
ジンとアリスは?
ミァは……お手柔らかにお願いね、あのひと厨房で泡を吹いて倒れちゃいそうだから。

と言いながら、大口の注文を予測して目元が緩んでいる(笑)
■ジン To:おかみ
ふむ。エールは飽きたな。まあ、奢りなんだから上等なぶどう酒ぐらい頼んでおくか。

■おかみ To:ジン
じゃあ、昨日入荷したばかりの「エシャ・ド・ラ・ロッシュ」をボトルで出しておくわね。
エシャ村特産の赤ワインで、昔の依頼人が特別に差し入れてくれた高級品よ(^^

■ジン To:おかみ
エシャか。不思議と懐かしい響きだな・・・よし、そいつをもらおう。

■ミァ To:おかみ
・・・・・・・え?(・▽・)

ミァはキラキラした目でメニューとにらめっこしている。
■リュント To:おかみ
ミァには質より量のメニューを並べてくれたらいいよ。
何でもおいしく戴けるから(笑)

■ミァ To:リュント
しっつれーな。
ミーはグルメィだから、質も量もぐれいとがいいのでスヨー!(きらん)

■アリス To:おかみ
それじゃ、まず紅茶のおかわりね。
あとは〜せっかくだから、一番高いメニューを頼んでみようかな♪

鬼が居る。
■おかみ To:アリス
そうね……今なら、ザリィ島近辺でとれる幻の魚「アレクラストチョウチョウウオ」のムニエルとかどうかしら。

■アリス To:おかみ
マボロシの魚っ!? じゃあそれがいい!
あと活きのいいきのこがあれば、きのこスープもつけて下さい。

■おかみ To:アリス
本当に「きのこ」が好きなのねぇ(^^;
最近はなんだか暑さのせいか「活きがいい」のは貴重なんだけど、ちょうど今朝仕入れたぴちぴちのがあるから。楽しみにしてね(^^

■アール To:おかみ
エールは分けてもらうからステーキを3人前にしといてくれ。
あとは…果物の盛り合わせも頼む。

■おかみ To:アール
果物の盛り合わせね。今朝市場で見つけたばかりの桃とスイカがあるわ(^^

■アール To:おかみ
悪いが柑橘系の果物メインで頼みます。

■おかみ To:アール
あら、甘い果物は苦手だった?
じゃあ、オレンジとグレープフルーツも入れておくわね。

■ミァ To:おかみ
えーとミーは……
カニのトマトクリームソースパスタ特盛りと、チキンの香草焼きと、ローストビーフとおかみ特製サラダ!
焼きたてパンと絞りたてオレンジジュースもつけて欲しいでスヨー(>▽<)♪

■おかみ To:ALL
わかったわ。いつもたくさん注文してくれてありがとう(^^
それにしても、リュントも後輩たちにおごる立場になったのね。
しっかり食べて、英気を養ってちょうだいね。

とってもほくほく顔のおかみ。
■リュント To:おかみ
おかみさん………
おかみさんまで俺が年寄りみたいな言い方しないでくれよ………
俺はいつまでも駆け出しで居たいのに。

■おかみ To:リュント
何言ってるの。今や銀の網亭、屈指の冒険者なのに(^^
リュントが駆け出しのつもりでも、まわりはそう思ってくれないわよ?
知らない間に目標にされていたり、賞金首にされていたり……

……褒めているつもりらしい。
■ヒノキ To:おかみ
ほー。賞金首ね。
……おかみ、それっていくら?

値段次第では考えようかという顔つきだ(笑)
■おかみ To:ヒノキ
そうねぇ、カボチャ一年分とか、ピーマン一年分とかかしら。

■ヒノキ To:おかみ
……ひょっとして、賞金首にしたのってこの店か?

リュントの首に掛かった【値段】を聞いて呆れる。
■ミァ To:おかみ
そういえばミー、いつも思うんですヨネー。
一年分ってどんぐらいなんだろって。

少なくともミァにとっての1年分ではあるまい。
■リュント To:おかみ&ヒノキ
おかみさんが言うと冗談に聞こえないから勘弁してくれよ〜(泣)
俺を狙おうってのか!?
そう簡単にはこの首はやれないぜ?頭ならやろうか??(笑)

■ヒノキ To:リュント
首も頭も大して変わんねぇだろ〜?
ま、『やる』と言われて素直に貰うタチじゃないんでな。
そのうち実力で奪ってやるさ。

■リュント To:ヒノキ
俺の実力を見て、惚れ直すんじゃねえぞ〜?

■ヒノキ To:リュント
直す以前に、惚れてねぇ!

■リュント To:ヒノキ
ま〜その辺はおいおいな(笑)

■おかみ To:リュント&ヒノキ
あなたたち、これから仲良くお仕事をする仲間なんだから、ケンカばっかりしてちゃダメよ(^^;

兄妹喧嘩をたしなめる親のよう。
■リュント To:おかみ
もちろんだよ。
これもコミュニケーションのうちさ!

■おかみ To:ALL
ふふふ、頑張ってね(^^
じゃ、すぐに持ってくるから、ちょっと待っててね。

■リュント To:おかみ
慌てないでも大丈夫だぞ〜〜

■ミァ To:おかみ
ほいほいほーい!
うきうきワクワク待っているのでスー♪

おかみはVサインを送ると、ぱたぱたと1階へ降りていった。
■ミァ
やたっ、Vサインげーっと(>▽<)

■アリス To:ALL
おかみさんて、なんか可愛いよね〜。
年はいくつくらいなんだろ?

おやじと同じくらいの年齢を想像しているようだ。
■ヒノキ To:アリス
本人の前で口にするなよ?
あの手のタイプは、トシの事を話題にすると怖いぜ。

■リュント To:ALL
おんなのひとの年を聞いちゃ〜いけねえよ。
俺はそれでひどい目を見たから……(遠い目)

■アリス To:ヒノキ&リュント
あれれ〜?
さっきケンカしてたと思ったのに、なんだかもう息が合ってるよね♪

■ヒノキ To:アリス
合いたくねえぇっ!
頼む、頼むからそーいう事を言うなっ!

必死。


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