銀の網亭・個室 |
パーティが結成された後、一行は大量に注文した料理を持って、銀の網亭の二階にある個室に移動した。
■おやじ To:ALL |
さて、まだ食う気なら、早めに言ってくんな! ただでさえ今日は忙しいんだからな。 まあ、いつもより人数は少ないんだがな。 |
■カラレナ To:おやじ |
あっ、じゃあ、エールのおかわりと、ユドーフください〜。 おねぎとしょうがもあると嬉しいです(^^ |
■ウリディケ To:おやじ>ALL |
ユドーフですか、2年ちょっとぶりですね。 あの"選ばれた土地"でしか育たないダイズ豆を、贅沢にすりつぶして煮固めたトウフの料理。 ……昔は、たまには食べたんですけどね。 お出汁で煮たいので、春菊と水菜も追加してください。 そうすると、飲み物はグリーン・ティーが合いそうですね……これもポットでお願いします。 皆さん、お出汁はコンブだけですか?、それとも茸とかもいれます? |
■カラレナ To:ウリディケ |
ええっ……"選ばれた土地"ですか? そんなに高級品だったんだ……お母さん、どこから手に入れてたんだろ……? あっ、うちはいつもコンブでとってました〜。 |
■エルステッド To:ウリディケ |
ユドーフの出汁はコブが良いと聞いたことがあるが…キノコは各自の相性だろうな。 …岩塩があれば文句がないのだが… |
…食べた事があるのか透明エルフ。
■カロン To:ALL |
ユドーフねえ?食べたことないし少しもらおうかな。 あとはいいかな、注文した料理もあることだし。 |
…食べた事がない人。
■カラレナ To:カロン&ALL |
……なんだか私だけ注文してると恥ずかしいです。 |
赤くなって俯いた。
■おやじ To:ALL |
……お前等、マニアックな食い物知ってるなぁ。 良かろう、ちょいと用意してやろう。 少し待ってろ、市場で買い込んでこないと、材料が無いからな。 |
■カラレナ To:おやじ |
あっ……すみません、お手数おかけしてしまって…… ありがとうございます。 |
深々と頭を下げる。
■おやじ To:カラレナ |
おう、任せておけ。 それじゃあ、楽しみに待ってな。 それまでは、今ある食い物を食って待ってるんだな。 |
小一時間して、おやじは戻ってきた。
土鍋の中に、一口大に切られた白い塊(トーフ)が沢山浮いている。
また、新鮮な青菜(春菊と水菜と言うらしい)が隅に固められて煮込まれている。
そして、黒い調味料(舐めると酸っぱかった)が入った取り皿が人数分用意されている。
更に、オランでは珍しいグリーン・ティが用意されている。
どうやら、おやじはかなり頑張ったらしい。
■カラレナ |
わ〜、嬉しい〜、こんな豪華なユドーフ初めてです〜。 |
■ゾフィー To:ALL |
皆様まだお召し上がりになるの?驚いたこと。 頼んだ品は、責任持ってお食べなさいね。 それから、できれば原料の豆の生産地を確認されたほうがよろしくてよ。 "選ばれた土地"を疑似的に作り出し、大量の薬漬けで栽培し始めた連中がいるとかいう噂を耳にしましたから。 結果的に、どこぞの結社の資金調達を助ける形になるなんていうのは……。 ……あら、よけいな話をしてしまいましたかしら、ごめんあそばせ。 |
■エルステッド To:ゾフィー |
…穴蔵生活が長いイキモノは、いちいち食べる物の生産地を確認するのか。 我々エルフ以上のすろーらいふを送ってきたらしいな。 |
■ゾフィー To:エルステッド |
わたくしは、たとえ森林などという場所に長く住まう者達であったとしても、その生活自体をどうこういうような了見の狭さは持ち合わせていないつもりですけれども……。 どこに住まおうと、作られた物の原料の出所を確認するのは、買い手の権利であり、そしてまた義務でもあるのではないかしら。 消費する者の厳しい視点があってこそ、職人……料理人といえども職人には違いないわね……は磨かれるとも申しますよ。 |
■カロン To:ゾフィー&エルステッド |
まあ、おやじさんだからそういったことは大丈夫だと思うけど。 あとで気をつけるように言っておけばいいんじゃない。 |
■ゾフィー To:カロン |
あとで……ね、それがあなたの判断というわけね。 |
■カロン To:ゾフィー |
この店は伯父の紹介で来てるから、あまりそういった心配してなくてね。 |
カロンの「紹介」という言葉に、納得いかなそうに小さく鼻を鳴らすゾフィー。
■カラレナ To:ゾフィー |
そうですよ〜、おやじさんがそんな危険な食材を使ってるわけないです〜。 ……た、たぶん……。 |
「薬漬け」とか「結社」とかいう言葉に反応して、ちょっと怯え気味。
■ゾフィー To:カラレナ |
……わかりやすい娘(こ)だこと。 信じてお頼みになったのなら、もうすこし堂々となさったらいかが。 |
■カラレナ To:ゾフィー |
あぅ……良く兄にもそう言われました…… |
ますますしゅんとするカラレナ。
■エルステッド To:ゾフィー&カラレナ |
…ふむ。これが噂に聞く「シュート・メコンジョー」というものか。 最初に相手を怯えさせるような発言をしておきながら、後は放置という……それはそれは恐ろしいものと聞いてはいたが… |
■カラレナ To:エルステッド |
……めこんじょー…? |
■ゾフィー To:カラレナ>エルステッド |
この御仁はおそらく、メ・コンジョウと発音なさりたかったのでしょう。 われわれ大地に住まう者達は、子らは共に育てますのよ。 だから、その子らがどんな相手をみつけようが、それに対する執拗な感情というのには……無縁ですの。 それと、わたくしの教育方針がどうかという話とは、まったく別ではありますけれどね。 |
■ウリディケ To:ゾフィー、フーテ、ALL |
それでは改めまして。 私、ラーダの守護騎士をしているウリディケ・フェニールと申します。 普段は神殿の図書館で司書の補佐をしたり、神殿で(フィットネス)講座を開いて布教したり、外に繋いである馬…ナナイに跨って要所に手紙を届けたりしてます。 神殿内で守護騎士は『絵本の騎士』とか呼ばれて"へなちょこ"扱いですが、そこそこの腕は持ってるつもりです。 それから、カラレナさんとは前回死戦を潜り抜けた仲で、エルステッドさん・カロンさん・メイシアスさんとは一緒に人狼退治した仲間で、とても信頼してます。 今回はフーテさんに誘って頂いたので、皆さんとご一緒出来ました、感謝してます。 |
■エルステッド To:ALL |
そのウリディケ殿に声をかけられたのがエルステッド=レムガウス。見ての通りのエルフだ。 精霊の声を聞き、野山の知識を得、最近は…古代の知識のほうにも手を出している。 一時の迷いか人間の女性の魔性に取り付かれ、村を出て行った馬鹿親父を探すために冒険者をやっている。 私の顔に似た、ちゃらちゃらしたエルフを見かけたら知らせてくれ。 首に縄つけて村に戻る予定だ。 |
それ用のロープも、ちゃんとあるらしい。
■カラレナ To:エルステッド |
あぅあぅ……何だか胸にぐさぐさ来ます……。 |
「一時の迷いか人間の女性の魔性に取り付かれ、村を出て行った馬鹿親父」とか
「私の顔に似た、ちゃらちゃらしたエルフ」とかいうフレーズが
我が身のことのように感じるのか、五寸釘のように胸に刺さっているらしい。
■エルステッド To:カラレナ |
父親の名がマクスウェルや、ウェーバでない事を願っているよ。 |
■カラレナ To:エルステッド |
あ、いえその、そういうことじゃなくて。 |
何故か顔を赤くして首を振る。
■カラレナ To:ALL |
あ、えと……私はカラレナ・ターベスターン・エクレールです。 カラレナって呼んでくださいね。 精霊魔法の修行をしていたんですけど、兄とアビィさん……前の仲間だった先輩……に倣って、盗賊の修行も頑張っているところです。 ……前回のお仕事で、ずっと探していた父に会えて……それで、冒険者で剣士だった父に憧れて、剣を手に取ってみたんですけど……私には重すぎて。 自分の個性を伸ばした方がいいって父に言われたから……槍を持つことにしました。 まだ、先頭に立って戦うことには慣れてないですけど……みなさんの足をひっぱらないように、頑張りますね。よろしくお願いします。 |
ぺこぺことお辞儀。
■フーテ To:カラレナ |
ちょっと、お耳を拝借。 エルステッドさんは、実は、あなたの生き別れのお兄さんだったのです、OK?。 くすくす。 |
■カラレナ To:フーテ |
……ええっ!? …… って、そんなわけないじゃないですか〜、お父さんの名前、違いますし。 |
とか言いつつ一瞬ドキドキしたらしい。
一方、エルステッドと言えば聞こえない振りをしている。
■ゾフィー To:フーテ>カロン、メイシアス |
あら、とっても興味深いお話ね。 そうなると、エルステッドさんの実力はワイバーンと一対一で………。 …………。 ………………。 あ、いえ……フーテさん、茶々をお入れになるより、あなたも自己紹介をなさったらいかが? カロンさんとメイシアスさんとおっしゃいましたわね、あなた方の話もまだ伺っておりませんわ、おほほ。 |
ゾフィー自身が自己紹介をしていないという事実は、棚に上げられているのか、それとも失念されているのか、端にはさっぱりわからない。
■カラレナ To:ゾフィー |
……えと、何ならゾフィーさんが先にやっても良いと思うんですけど…… |
おそるおそる突っ込んでみる。
■ゾフィー To:カラレナ |
挨拶にも、ここの流儀というものがあるでしょう? しばらく皆様のやり方を拝見させていただくわ、わたくしが何を話すべきか、少し考えさせて頂戴。 |
■ウリディケ To:カラレナ |
それにしても、剣が重すぎる……それは多分腕力の問題じゃないわね。 貴女なら、最高品質にすれば、バスタードソードもハルバードも振れるのですから。 いずれにしても、槍は良い武器よ。同じ槍使いとして歓迎するわ。 |
■カラレナ To:ウリディケ |
あ、えと、盗賊の技で振ろうとすると、重くって……。 私、お父さんみたいに生粋の剣士にはなれそうもないですし……。 はいっ、いろいろ教えてくださいね。 |
■フーテ To:ALL |
えー、というわけで、フーテ・ネクスンといいます。 真実の愛を見つけるために、どこぞの領主様を蛙に変えたり、しつけのお手伝いをするために、早く眠らない子供をさらったり、自主的にお祝いの席へゆき、余興にギアスを披露してみたり、そんな立派な魔法使いに、いつかなりたいです。 いや、あの、退治しちゃいやです。 |
■カラレナ To:フーテ |
……(ぎあす……って何だろ……?) |
■ゾフィー To:フーテ>ウリディケ |
退治されたくないなら、それだけの実力を得られてから発言された方がよろしくてよ。 この世間、冗談が冗談として通用しない事態になることはめずらしくありませんし。 まして本気でしたなら、なおさら……わたしが聞かされた話から思うに、冒険者というのは、あなたのご希望には案外近道かもしれませんけれど。 しかし、お話の内容はまさに「絵本の魔法使い」ね。 さてウリディケさん、『絵本の騎士』殿としては、フーテさんの度胸をどう思われて? |
■ウリディケ To:ゾフィー |
「冗談が黒い(お調子者)」にしても、「度胸がある(大器晩成)」にしても、「本気(宣戦布告)」にしても、今は世の為になって頂きますわ。 あと、信用できなければ仲間にしなければ済む事、低い可能性に目くじらを立てるのは遺憾に思います。 ……『銀の網』亭には、このような男の人が沢山いますわ。 |
■エルステッド To:ゾフィー&ウリディケ |
穴蔵の貴婦人は、話をそのまま増幅するお方なのか。苦労が絶えなさそうだな。 野望を持ち、己を大きく言うのは……若い冒険者の特権か、タダの無謀だろうよ。 |
■ゾフィー To:エルステッド>ウリディケ |
あら、樹海の風来坊に言われたくはございませんわね。 言葉とは、深淵から掘り起こしてこそ、本意が明らかになるというもの。 特権あるいは無謀と見た上で背負い込むあなたこそ、好んで苦労を選ばれていると見えましてよ。 そして聖騎士殿、お答えは「彼を信用している」と解釈させていただいてよろしいかしら? |
■ウリディケ To:ゾフィー |
一応、そう言う事になりますわ。 |
あれ、この「ドワーフの貴婦人」さん、ひょっとして自分のことは棚に上げてる?
などと思ったりもしたが、言ってもパーティを結成するという目的に沿わないので、ウリティケはゾフィーの言葉を聞き流した。
……初対面は信用できないという話なら彼女も同じだ。
■ゾフィー To:フーテ |
……よかったわね、黒魔道士さん。 どうやらあなたは、皆様にかなり評価されておられるようだわ。 |
「わたくしはまだ判断をくだしませんけれどね」とでも言いたいかのように、ゾフィーは再び、小さく鼻を鳴らした。
■カロン To:フーテ>ALL |
てかそんなことやってたら魔術師ギルドとかが捕まえにくるんじゃ(汗 それじゃ続けていこうかね、俺はカロン・ラウリ。見ての通り盗賊兼精霊使いで、このところは実家の姉妹に捕まって精霊使いの修行させられてたから前よりは役に立てると思うよ。 |
■カラレナ To:カロン |
あ、私と一緒ですね〜。よろしくお願いします。 |
同じ精霊使いに出会えて嬉しいらしい。
■カロン To:カラレナ&エルステッド |
こちらこそ、精霊使いとしてはエルスさんやカラレナのほうが腕は上だと思うから参考にさせてもらうよ。 |
■メイシアス To:ALL |
メイシアス・メイズです。 この間までカボチャ求めてふらふらしていたのですが…見つからないものですね、ドングリカボチャ…負けません。 まだまだ好奇心のままに勉強中ですがよろしくお願いします。 |
■カラレナ To:メイシアス |
ドングリカボチャって……「アレクラストドングリカボチャ」のことですよね。 あんな貴重な高級食材を求めていたなんて……楽しそうです〜。 あ、私、一度草原の妖精族の方とお仕事してみたかったので、嬉しいです。 メイちゃんって呼んでもいいですか?(^^ |
■メイシアス To:カラレナ |
はい、「アレクラストドングリカボチャ」です! おかみさんに美味しく料理して頂こうと思ったんですが…うにゅ。 自生地とか時期をみて、またリッベ〜ンジですよ。ふっふっふ〜 にょあ、私も嬉しいです。未熟者ですがよろしくです/// 名前は好きに呼んじゃって大丈夫ですよ♪ |
■カラレナ To:メイシアス |
私も調べてみたいです〜、ドングリカボチャ。 はい、よろしくね、メイちゃん(^^ |
全員が名乗り終えたのを見計らって、ゾフィーは肩をそびやかし、改めて口を開いた。
■ゾフィー To:ALL |
さて、申し遅れましたわね。 わたくしはゾフィー、同名のお知り合いと区別する必要がおありでしたら、ゾフィー・フランベルクとお呼びくださいな。 形だけとはいえ、剣は振れます。あと、そちらのラーダ神官の方にはとうてい及びませんが、僅かなら神の力を借りることもできるわ。 だから、あなたがたの仕事にご迷惑をかけるつもりはなくてよ。 皆様が、その身に不相応な仕事をお引き受けになられない限り、ですけれどね。 |
■カラレナ To:ゾフィー |
何言ってるんですか〜、お仕事何受けるかは、みんなで決めるんですよっ。 ゾフィーさんも、希望を聞かせてくださいね。 人探しだったり、怪物退治だったり、良くわからない陰謀に巻き込まれたり、お仕事にもいろいろあるんですから〜。 |
■ゾフィー To:カラレナ>カロン |
餅は餅屋ね。 剣の目利きならお役に立てるかもしれませんけれど。 仕事選びに関しては慣れた方にお任せするわ。 カロンさん、あなたすでに依頼を見てきた……たしか酒場で、そう言っていましたね。 この店では、冒険者にはどんな話がもちこまれるんですの? |
■カロン To:ALL |
そうだね、さっき見てきたところだと行方不明の捜索・調査の手伝い・荷物の運搬辺りかな、詳しい内容は・・・。 |
と、各依頼書に記述されていた内容を覚えている限り伝えていく。
■カロン To:ウリディケ&エルステッド&メイシアス |
・・・それで調査の依頼人なんだけど衛視隊のファラハさんだったんだよね。 |
■ウリディケ To:カロン、ALL>ゾフィー、フーテ、ALL |
ええ、そうなの。 ここからは個人的な意見ですが、『絵本の騎士』としては過去に知り合った方を優先して助けたいですし、冒険者としては、信用の裏が取れてない依頼主より、素性の知れた依頼主の方が安全よ。 |
■ゾフィー To:ウリディケ>ALL |
つまり、『絵本の騎士』はまず知り合いを優先すると……。 神殿の騎士団にしては珍しい典礼ね。 素性の知れた依頼主としても、なんの仕事であるかまったく書かれていない依頼書というのもね。 それだけ「機密を要する」仕事なんでしょうけれども。 さりげなく、受ける人物を選別しているような……まあ、これは本来の文面を見ていない以上、穿った見方と言われても仕方ありませんわね。 |
■ウリディケ To:ゾフィー |
依頼を解決したはずか、未解決だった……良くある話なので、最期まで責任持たないといけませんわ。 |
■ゾフィー To:ウリディケ |
責任感はご立派、と申しあげたいところですが……。 ……実際のところはともかく、依頼をする側としては「解決したはずが、未解決」が「よくある話」では困りもの、じゃないかしら。 責任を取る取らない以前に、同じ冒険者に依頼しようとは思わないかもしれなくてよ。 「解決した依頼から、別の事件が派生した」という話なら、わかりますけれどね。 |
■カロン To:ALL |
まあ、俺もさっきの依頼の中だと知り合いを優先したいけど。 行方不明ってのも気になるには気になるけど。 |
■メイシアス To:ウリディケ&ゾフィー |
んに〜、難しいことは分からないです。 が、私達に関係のある話なら…不特定な冒険者へ依頼を出すより、最初から私達に声をかけてくるんじゃないでしょうか。 この店に出入りしていることをファラハさんは知っていますし、私達も街でちょこちょこお使いしてますし…? んん…聞けば分かりますよ、きっと♪ |
■ゾフィー To:メイシアス |
でも、これは掲示板に「不特定な冒険者へ依頼」として出ていたのでしょう? さきのカロンさんの話では、そういうことだったようですけれど。 まあ、聞けば判るというのは確かね。 依頼状に具体的な内容が書いていない以上、「聞いてしまったら断れない」たぐいの話かもしれませんが。 |
ウリディケは、「聞いた後に快く断れる依頼は、どれ程あるだろう?」と考えを巡らせていた。