銀の網亭・酒場 |
大ジョッキとパスタと、小皿を持って2番テーブルにやってきたカラレナ。
こころなしか足取りが軽やかだ……。
■カラレナ To:ゾフィー |
ゾフィーさ〜ん、こっちですよ〜。 あ、このパスタ、まだ出来立てですから。 お好きなだけとって召し上がってくださいね。 |
■ゾフィー To:カラレナ |
それはどうも、ご親切なこと。 |
そう言いながらも、素朴なテーブルウェアにやや不安そうだ。
■カラレナ To:ゾフィー |
えと、お話ししたいことは、たくさんあるんですけど…… まずは、お仕事をみつけるために、一緒にパーティを組んでくれる仲間を捜すんですよ〜。 ゾフィーさんは、剣の心得があるんですよね? 私は、精霊たちとお話ができます。あと、アビィさんに教えてもらった、盗賊の技も少し……。 だから、あと必要なのは、魔法使いさんや、神官さんや、野外活動に詳しい人たちです。 |
なんだか生き生きと説明している……。
■ゾフィー To:カラレナ |
剣といってもね、型をかじっただけです、作るためにね。 本職の方々の前では児戯にひとしいでしょう。 とりあえず、それぞれの専門家を集めてグループをつくればいいわけですね。 あなたなら、誰を選びますか? |
■カラレナ To:ゾフィー |
剣造りの方なんですね〜(何やら感動している)。 えっ、ダメですよゾフィーさん、そんなにのんびりしてたら、すぐパーティが決まっちゃって、「あぶれる」っていう、冒険者にとっていちばん恐ろしい状態になっちゃうんです!(真剣) そうすると、しばらくは無収入でレモン水くらいしか飲めなくて、とっても辛い……って聞いたことあります。 知り合いも何人か、カウンターに来てますけど…… あっ、シグナスさんだ。 ちょっと声かけてきますので、ゾフィーさんも、気に入った方がいたら声かけてみてくださいね〜。 |
いそいそとカウンターへ戻って行った。
その後ろ姿に、ゾフィーは小さくつぶやく。
■ゾフィー To:つぶやき |
なにを言っているの、水にレモンを絞る余裕があるうちは大丈夫でしょう。 ひとはね、生きようと思えばなんだってできるのですよ。 自分の子どもだって……いえ、そんな話はお若いあなたには無縁ね。 言っておきますけれどね、わたくしの基準は厳しいですよ。 |
カウンターに来たカラレナは、シグナスの後ろ姿を見付けた。
そして、彼に近づいていく。
■シグナス To: |
さて、後は適当に待ってりゃ余るなり何なりする……と、良いんだが。 何かこう、新しい刺激と言うか何と言うか……ああ、刺激か。 この煮物、ソースにして唐辛子でも入れてパスタに和えると良い感じに成りそうだな。 |
■カラレナ To:シグナス |
刺激って……何か変な料理とか考えてるんですか? |
途中から聞こえていたのか、いきなりツッコミから入った。
■カラレナ To:シグナス |
こんにちは、シグナスさん。 良かったら、また一緒にお仕事しませんか? 実はさっき、戦士風のドワーフの方と知り合って、テーブルに移ってるんです。 |
何やらにこにこしている……
■シグナス To:カラレナ |
ん?よお、カラレナじゃねえか。 いや、なんか味付けは強めにした方が作ってる、って感じがして好みなんだがな。 |
■カラレナ To:シグナス |
えと、料理人が濃い味付けの時は疲れてるって言いますけど、大丈夫ですか?(汗) |
■シグナス To:カラレナ |
ドワーフか、そりゃ珍しい。姐さん以来だな。 あー、なんつーかほら、俺割と穴埋めとかに便利だからさ。 どっかで足りんのが居たら加わろうか、って思ってんだ。 余った時は宜しく頼む、で良いか? |
■カラレナ To:シグナス |
穴埋めなんて……(まわりを見回して)でも、魔法使いの方があんまりいないみたいですから、引く手あまたかも知れませんよ〜。 じゃあ、そのときはよろしくお願いしますね。 |
カラレナは、シグナスに挨拶すると彼の元を去っていった。
別の仲間になりそうな人を捜しに再びカウンターを物色する。
一方その頃、ウリディケ達は次の相談をしていた。
■ウリディケ To:フーテ |
さて、りんごジュースも飲み終わったし……おまたせしました。 それではパーティの形も出来上がってきたみたいですし、2番か、3番テーブルに行きましょう。 フーテさん、どちらが仲間にしてくれると思う? |
■フーテ To:ウリディケ |
私は2番テーブルの方達が気になっているのです。 声をかけてみるのはいかがでしょう。 |
■ウリディケ To:フーテ |
そうかも。 では、2番テーブルに移動して、売りこみに行きましょう。 |
■フーテ To:ウリディケ |
了解しました。 うまく仲間に入れてもらえると良いですね。 |
二人は2番テーブルへと向かった。
そのころ、メイシアスはのんびりと食事をしていたところだった。
■メイシアス To:おかみ |
…はぇ、いつの間にか人が沢山… (はぐはぐむぐむぐ…) あへふぁ…んぐんぐ…ごちそうさまです。 挨拶行ってきますね。 |
のんびりと料理をかみしめていたが、増えてきた人に気付くと急いで残りの料理を詰め込み 席を立った。
軽装のハーフエルフの少女が店内をキョロキョロとしたあと、メイシアスを見つけて近づいてくる。
■カラレナ To:メイシアス |
こんにちは、はじめまして。私、カラレナって言います。(ぺこり) よかったら一緒にパーティ組みませんか? 今、ドワーフの戦士の方といっしょなんです。 草原の妖精族のかたなら、森の冒険とかに詳しそうだなって思って。 あれ? いない??(キョロキョロ) あ、あっちに……さすが、草原の妖精族の方は素早いです〜 |
ぱたぱたと追いかけて行く。
■メイシアス To:カロン |
んぁ、やっぱりです。 こんにちわ〜、カロンさんもお仕事探しですか。 よろしければまた…一緒に組んで頂けないでしょうか。 |
■カロン To:メイシアス |
あ、メイシアスか〜幾日ぶりかな(笑 ギルド内ではちょくちょくあってるけどなかなか一緒に仕事する機会がないし俺はOKだよ。 |
■メイシアス To:カロン |
本当ですね〜。 またご一緒できて嬉しいです。 よろしくお願いします/// |
ふたりが話しているところへ、軽装のハーフエルフがやってくる。
■カラレナ To:カロン、メイシアス |
あの、お話中のところすみません。 私、カラレナって言います。 さっきそちらの方(メイシアスさん)に話し掛けようとしたんですけど、すれちがっちゃって(^^; よかったら、おふたりともご一緒させていただいても良いですか? あ、ドワーフの戦士(&神官)の方もいっしょなんです。 |
■メイシアス To:カラレナ |
あ、はじめまして。メイシアスと言います。こちらはカロンさんです。 …おぉふ、パーティーのお誘いですか。ありがとうございます! 私はお受けしたいのですが… |
じ〜っとカロンさんの顔を見つめてみる。
■カロン To:メイシアス、カラレナ |
ああ、俺も構わないよ。 ひとまずテーブルのほうに集まろうか? |
■カラレナ To:メイシアス、 カロン |
メイシアスさんに、カロンさんですね、よろしくお願いします(^^ 途中から割り込んじゃったのに、仲間になってもらえて嬉しいです〜。 ありがとうございます。 |
ぺこぺことお辞儀。
■カロン To:おかみ |
っとその前に、おかみさん〜さっきの鶏もものトマト煮と追加でトマトサンドとすももとイチジクのミックスジュースをピッチで2番までお願い〜(笑 |
■メイシアス To:おかみ |
あ、ではではついでに私も…えと、地鶏とトマトのピザとプチトマト、野菜ジュースを同じく2番へお願いしま〜す! |
■カラレナ To:おかみ |
あ、私も……えっと、トマトと生ハムのサラダと、エールの大ジョッキ追加でお願いします〜。 |
■おかみ To:カロン&メイシアス&カラレナ |
分かったわ。急いで持ってくるから、少し待ってて。 |