SW-PBMトップへ Scenario Indexへ |
SW-PBM Scenario#150 Three? materials |
---|
このシナリオのトップへ | ←前のページ 次のページ→ |
---|
まどろみ子ぎつねのしっぽ亭 |
一方、ももんが見物の帰り、そのままキュラスの定宿「まどろみ子ぎつねのしっぽ亭」で愛を交し合った(笑)アリエラとキュラスの二人。
翌朝、二人の傷をアリエラのヒーリングで癒すと、宿の食堂で食事していたアーシリーの元へと向かった。
■アリエラ To:アーシリー |
あ、アーシリーさん、おはようございます。 昨日はありがとうございました。 |
丁寧に頭を下げる。
■アーシリー To:アリエラ&キュラス |
まあ、こちらにお泊まりだったのですね。 おはようございます。 あの後、大丈夫でしたか? |
柔和な笑みを浮かべて問いかけた。
■アリエラ To:アーシリー |
あ、あの後ですか…。 実は……。 |
あの後に起こったことを歌の復活まで含めて簡単に説明する。
■アーシリー To:アリエラ |
この町に、そんな秘密があったなんて……。 偉業を成し遂げたのですね。 ほんの少しだけでも、お力添えができて光栄ですわ。 |
■アリエラ To:アーシリー |
はい、お陰様で助かりました。 あの、お食事中に申し訳ありませんが、アーシリーさんにお願いがあるんです。 |
■アーシリー To:アリエラ |
はい、何でしょう。 |
■アリエラ To:アーシリー |
実は……私たち、結婚しようと思うんです。 |
一瞬、キュラスと目線を交し合った後、アーシリーにはっきりと告げた。
■アーシリー To:アリエラ |
まあ……それは、なんて素晴らしいことでしょう。 おめでとうございます。 |
ふたりの手を取って、祝福した。
■アリエラ To:アーシリー |
ありがとうございます、アーシリーさん。 それで、お忙しいとは思いますが、このトールクーベの地で式を執り行ってもらえませんか? 場所は…礼拝堂をお借りしたいんです。 あと、時期は旅立つ仲間がいるかもしれないので、できるだけ早く、と考えているんですけど…。 |
■アーシリー To:アリエラ |
ええ、わたくしでよろしければ、ぜひ。 末永くマーファのご加護がありますよう、お祈りさせてくださいね。 |
■アリエラ To:アーシリー |
ありがとうございます。 あ、あと、式に必要なもの、手配しないといけないものとか、用意しないといけないものとか、教えていただけませんか? 私たち、お互い田舎の出身なので、良く判らないんです。 |
■アーシリー To:アリエラ |
簡単なものであれば、さほど準備は必要ないのですよ。 まずは礼拝堂に行って…… |
アーシリーは順を追って説明して行く。
■アリエラ To:アーシリー |
ありがとうございました。 また、準備とか終わったら、細かいこととかお伺いしたいので、またこちらに来させていただきますね。 あ、それともマーファの礼拝堂の方に伺ったほうがいいのでしょうか? |
■アーシリー To:アリエラ |
昼はマーファの礼拝堂にも行きますが、この宿が気に入りましたので、しばらくご厄介になるつもりでおります。 また訪ねていただければ、いつでもご相談に乗りますよ(にっこり) |
■アリエラ To:アーシリー |
はい。よろしくお願いします。 |
丁寧に頭を下げる。
キュラスもそれに合わせるように礼を言い、頭を下げた。
■アリエラ To:キュラス |
あの、せっかく教えていただいたので、忘れないうちに手配することとか済ませてしまってもいいですか? |
■キュラス To:アリエラ |
そうだね、準備は早い方が良いし、済ませておこうか。 |
■アリエラ To:キュラス |
はい、お願いします。 |
市場 |
アーシリーに教えられたとおりに、諸々の手配を終えたアリエラとキュラスは、活気あふれる市場に向かった。
多種多様な露天が並び、買い物客で混雑する通りを、はぐれないようにしっかり手を繋いで歩き、お目当ての商品を扱っている店を探す。
最初に見つけられたのは、指輪を扱っているアクセサリーショップだった。
■アリエラ To:キュラス |
あ、指輪売ってる…。 ここなんてどうですか? |
そこは金細工を扱う店らしく、店先のテーブルの上には数々の金製のアクセサリーが並べられていた。
宝石や貴石などの石がついているものは少なく、また、あっても小さい石がついているだけで、細工の魅力を最大に生かす店らしい。
繊細な中にも大胆なデザインのものが並んでいた。
■キュラス To:アリエラ |
センスよさそうだね。見てみようか。 |
■アリエラ To:キュラス |
そうですね。 う〜ん………。 あ、これなんてどうですか? |
しばらく視線を彷徨わせた後、アリエラが選んだのは、一対になっている指輪だった。
継ぎ目のないシンプルな甲丸型のもので、やや小振りで細身の女性用と少し幅広の男性用がセットになっている。
ぱっと見にはわからないが、よく見るとトールクーベ独特の文様が地模様になっているようだ。
■キュラス To:アリエラ |
うん、いいんじゃないかな。 内側に刻印も入れられるみたいだね。 |
■アリエラ To:キュラス |
刻印って、A to K とかですよね。 じゃあ、入れてもらいましょうか? あ、キュラスさんの分は私に買わせてくださいね。 結婚指輪は贈りあう物だそうですから。 |
■キュラス To:アリエラ |
そうなの? 贈るつもりだったけど……じゃあ、そうしよう。 俺からの分は、K to A だね。 |
刻印の内容を店員に告げ、会計を済ませる。
仕上がりは明日以降になるということだった。
■アリエラ To:キュラス |
出来上がりが楽しみですね。 |
■キュラス To:アリエラ |
うん。明日、公園に行く前に受け取りに来よう。 |
■アリエラ To:キュラス |
そうですね。 なんだかうれしいです。 キュラスさんと一緒の予定で未来が埋まっていくのっていいですね。 ずっと一緒にいられるんだっていう実感が出来て……。 |
幸せそうな笑顔をキュラスに向ける。
■キュラス To:アリエラ |
明日もあさっても、10年後も、その先もずっとそばにいるよ。 |
微笑みを返して、やさしく手をつなぎ直す。
■アリエラ To:キュラス |
うれしい。 約束ですよ。 昨日みたいに危険そうなときも、待っててなんて言わずに、一緒に連れて行ってくださいね。 |
■キュラス To:アリエラ |
もちろん。 何があってもひとりにしないって約束するよ。 ……それに、これからは危険なことに巻き込まれない未来を作るんだから。 |
遠い未来を思い描いて、幸せそうな笑顔をアリエラに向けた。
■アリエラ To:キュラス |
キュラスさん……それって……冒険者を引退するってことですか? |
驚いてキュラスを見上げる。
キュラスは笑って首を振って、
■キュラス To:アリエラ |
違うよ。まだ引退する気はないけど、その…… いつか俺たちの間に、新しい家族が増えたら、ね。 |
照れたように指で頬を掻く。
■キュラス To:アリエラ |
そしたら、トールクーベに定住して…… 子どもたちに剣術を教える小さな道場でも作れたらいいなって思ってね。 |
■アリエラ To:キュラス |
よかった〜。 じゃあ、これからしばらくは一緒に冒険者を続けられるんですね。 |
うれしそうに微笑んだ。
■キュラス To:アリエラ |
うん。でも、あんまり危険な仕事は避けるけどね。 まぁ、避けても向こうからやって来るのが危険ってものだけど…… できるときに、いろんな町を見て、いろんな経験をしたいからね。 |
■アリエラ To:キュラス |
そうですね。 色々な町に行って、その土地ならではの物や経験をいっぱいしたいです。 そして子供が出来たらこの町で、家族揃って暮らす…。 剣術を教える道場もいいですね。 とってもキュラスさんらしいです。 キュラスさんに似た、頼もしく優しい戦士が、きっとたくさん育つんですね。 |
うっとりと、遠い未来に思いを馳せる(笑)
■キュラス To:アリエラ |
あはは……。リエラの期待を裏切らないように、頑張るよ(笑) |
ちょっと照れながら。
■アリエラ To:キュラス |
あ、でもその前に。 二人でいろいろな所にも行ってみたいですね。 せっかくオーファンまで行くなら、ついでにテンチルドレンにも行ってみたいです。 |
■キュラス To:アリエラ |
そうだね。何て言ったっけ……氷に包まれる海っていうのも見てみたいし。 どこにでもトラブルの種は落ちているだろうから、行く先々で小さな依頼をこなしながらの旅になるかな。 優雅な旅ではないけど、きっと楽しい旅になるよ。 |
少年のように楽しそうな顔を向ける(笑)
■アリエラ To:キュラス |
本当に楽しい旅になりそうですね。 早く出発したくなってきちゃいました。 でも、その前にしっかり準備もしないといけませんよね。 |
■キュラス To:アリエラ |
うん。じゃ、次のお店を探して歩こうか。 |
■アリエラ To:キュラス |
はい。 |
行く人々で賑わう市場を、しっかりと身を寄せ合って歩く。
次にアリエラとキュラスが見つけた店は、様々な素材のマントが並ぶマント専門店だった。
■アリエラ To:キュラス |
あ、ここ、いろいろなマントがあるんですね。 見てみませんか? |
■キュラス To:アリエラ |
うん。……ちょっと高そうだなぁ(笑) でも、これから長旅になるんだから、いいマント買わないとね。 |
店の中に陳列されているマントをざっと見てから、旅行にも耐えうる丈夫そうなものを探す。
かつ、汚れにも強そうなもの、となると、かなり限られてくるようだ。
■アリエラ To:キュラス |
あ、これ……いい手触り…。 そんなに厚手じゃないのに、あったかそう。 |
アリエラが手に取ったのは、太目の羊毛でしっかりと織られたマントだった。
他の動物の毛も混じっているのか、表面には細い繊維が毛羽立ち、心地よい肌触りになっている。
色は濃い灰色と薄灰色の2色あるようだ。
■キュラス To:アリエラ |
ほんとだ。これから寒い季節になるし、丁度良さそうだね。 リエラはどっちの色がいい? |
■アリエラ To:キュラス |
う〜ん…ちょっと合わせてみてもいいですか? |
マントを2枚とも持つと、キュラスの両肩に一枚ずつ乗せてみる。
■アリエラ To:キュラス |
…キュラスさんには……こっちの濃い色の方が似合いそうですね。 じゃあ、私はこっちの薄いほうかな? |
キュラスの肩から外した薄い色のマントを当ててみる。
■アリエラ To:キュラス |
どうですか? |
■キュラス To:アリエラ |
うん、いいんじゃないかな。可愛いよ(笑) これくらいは、俺から贈らせてね。 |
キュラスは2枚まとめて会計を済ませた。
■アリエラ To:キュラス |
ありがとうございます。 キュラスさんとおそろい、うれしいです。 さっそく羽織っていってもいいですか? |
■キュラス To:アリエラ |
じゃあ、おいで。 |
手を引いて店を出ると、入口前の路地で立ち止まる。
アリエラの肩にふわりとマントをかけて、留め具で前を留めてあげた。
それからふとアリエラの顔を見つめると、おでこに軽くキス。
■アリエラ To:キュラス |
ありがとうござい……。 キュラスさん……。 |
突然のことに驚き、恥ずかしさに真っ赤になりながらも、うれしそうにキュラスを見上げる。
そして、そっと甘えるようにキュラスの腕に手を添えた。
■アリエラ To:キュラス |
あの…ちょっと寒いので、こうして歩いてもいいですか? |
■キュラス To:アリエラ |
うん、いいよ(微笑) そばにいると、あったかいね。…… |
ふいにキュラスが照れたように視線をそらした。
何かのぬくもりを思い出したのだろうか?
■アリエラ To:キュラス |
ほんとにあったかいですね〜。 |
嬉しそうにキュラスの腕に頬を寄せるアリエラは、キュラスの様子に気付かず買い物を続ける(笑)
■アリエラ To:キュラス |
あと、買うものは……。 ……結婚式用のドレスとか、礼装とかもこの辺に売っているんでしょうか? あ、もしよかったら、昨日買い物をしたお店に寄ってみてもいいですか? |
■キュラス To:アリエラ |
うん、いいよ。 行ってみよう。 |
アリエラがキュラスを連れて向かったのは、昨夕ワンピースを買った露天だった。
相変わらず手触りのよさそうな織物の服が並んでいる。
■アリエラ To:刈り上げの店員 |
あの、昨日はありがとうございました。 |
店先から声をかける。
■刈り上げの店員 To:アリエラ |
おっ! いらっしゃい。今日は彼氏と一緒か、うらやましいねぇ。 |
■アリエラ To:刈り上げの店員 |
え、あ、そ、その…。 ま、まあ、そんな感じです。 |
照れながらキュラスを見上げて、微笑を交わす。
■アリエラ To:刈り上げの店員 |
すみません、ウエディングドレスってありますか? |
■刈り上げの店員 To:アリエラ |
ウエディングドレス!? 無いよ、無いよ。 こんな露天で買うようなもんじゃないだろ!? ……ははあ、そういうわけなのか。おめでとさん。 |
ふたりを見て、笑顔。
■アリエラ To:刈り上げの店員 |
ありがとうございます。 じゃあ、あの、扱っているお店、ご存知だったら教えていただけませんか? |
■刈り上げの店員 To:アリエラ |
そうだな……。もっと西よりの、住宅街に近いところに、ドレスや礼服を扱ってる店があるよ。俺の姉貴がやってるんだけどな(笑) |
そう言って道順を説明する。
■アリエラ To:刈り上げの店員>キュラス |
ありがとうございます。 さっそく行ってみますね。 あの、あとで行って見てもいいですか? |
■キュラス To:アリエラ |
うん、いいよ。礼服かぁ……着たことないよ(苦笑) 鎧や旅装しか着たこと無いから。 |
ちょっと照れたように。
■アリエラ To:キュラス |
私もですよ。 家族の結婚式の時には、ちょっといい服、ぐらいでしたから。 ドレスって一度着てみたかったんです。 キュラスさんの礼服姿も素敵でしょうね。 とっても楽しみです。 |
うきうきと。
■キュラス To:アリエラ |
リエラのドレス姿も、楽しみだよ。 ……きっと綺麗だろうね。 |
楽しそうなアリエラの表情に笑みをこぼして、愛しげに髪を撫でた。
■アリエラ To:キュラス |
色々試着してみましょうね。 あ、ベールとかも…。 一生に一度だけのことだから、一番合うもの、見つけたいですね。 |
髪に触れるキュラスの手の心地よさに目を細めながら、幸せそうに笑う。
でも、お互い裕福な家庭ではなかったっぽいので、贅沢はしなさそう(笑)
■キュラス To:アリエラ |
そろそろ、木漏れ日亭に行く時間かな? 太陽も高くなってきたし、お腹も減ったしね(笑) |
■アリエラ To:キュラス |
そうですね、行きましょうか。 また、あとで明日のピクニックのお弁当の材料、買いに来させてくださいね。 |
■キュラス To:アリエラ |
うん。この町は新鮮な食材には事欠かないから、いろいろ回ってみよう。 市場の東側に、野菜の…… |
ふたりの会話が人ごみの中に溶けて行く。
秋の始まりの高い空は、よい天気だ。
見上げると、うろこ雲が遠くまで続いていた。
このシナリオのトップへ | ←前のページ 次のページ→ |
---|
SW-PBMトップへ Scenario Indexへ |
SW-PBM Scenario#150 Three? materials |
---|---|
GM:ともまり |