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SW-PBM Scenario#150
Three? materials

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歌待つ人々


 天の絹糸亭

夜の温泉街を急いで歩く冒険者たち。
目指すのは「天の絹糸亭」。
町では目立った混乱は起きていないようだ。被害が出たのはまだ「猛る熊の鼻先亭」だけということだろうか。
■アリエラ To:ALL
あんまり騒がしくないですね…。
きっと周りに被害が広がっていないってことですよね、よかった〜。

■キルリック To:アリエラ&ALL
はい、最小限の被害で済んだって事ですね。

「猛る熊の鼻先亭」は、最後までお湯が出ていましたし、一番、温泉の影響を受けているんでしょうね。

■リュント To:ALL
これで一つ解決出来たな(笑)
温泉がまた出るようになったんだから。

■キルリック To:リュント
でも、まだ歌聞こえてきませんけどね(苦笑)

■リュント To:キルリック
大丈夫だって!
そのうち聞こえてくるだろうから(笑)

全然根拠の無い自信(笑)
■ミァ To:キルリック&ALL
そそそ。セっちゃんたちが頑張ってるんだから、どーん!と安心して待ってまショー(^▽^)

はぁ〜〜〜それにしてもおなかがすいたでスーーーゥ(@x@)

きゅるるるる、とミァの腹が可愛らしく鳴った。
空腹感と戦いで疲れた体に鞭打ちながら歩いて行くと、明るい光に包まれた「天の絹糸亭」が見えて来た。
その光は「ライト」によるものらしい。
■キルリック To:ALL
うれしいお迎え(ライト)が出ていますね。

■リュント To:キルリック
これでシトラが玄関で待っていてくれたら嬉しいだろう?(笑)

■キルリック To:リュント
嬉しいですが、シトラは良い子なので夜更かしなんてしません(きっぱり)

■ミァ To:キルリック
うわー。キーちゃん、ぱぱんモード全開なのでスー(=▽=)

■リュント To:キルリック
良い子ほどパパの帰りを待っていたりしないか?
パパに会ってから寝るとか言って(笑)

■キルリック To:リュント
今回に限っては、眠ってから出てきましたし、きっと眠っていますよ(笑)

玄関先まで来ると、はらぺこな胃を刺激する美味しそうな匂いが漂ってきた。煙突からは煙も出ている。
■キルリック To:ALL
これは・・・ちょっと逆らえない匂いですね(笑)

■リュント To:ALL
一番耐えられないのはミァだろうな。

■ミァ To:リュント&ALL
ふっふっふ・・・・・・
リューちゃんよくぞ見破ったのでスー・・・・・

てか、早くミーに何か食わせろでスヨー!!!(@□@)

どうやら我慢の限界を突破したようだ。
■ミリスレスカ To:リュント
あ゛〜、ボクも耐え難いですよ今は……おなかすいた……。

さすがに身体と精神を酷使しただけあって、珍しく空腹にめげてみたり。
■オルフェ To:ALL
食事のあてもついたし、どうやら異常もなさそうだ。
あとは歌の復活を待つばかりだね。

■リュント To:オルフェ
俺は歌の復活を待つよりも、飯を待つ方が辛いな(苦笑)

■キルリック To:リュント
こんな良い匂いがするなら、待つ時間なんてほとんどありませんよ。

戸を開けようとすると、唐突に中からシトラの大きな泣き声が聞こえてきた。
■アリエラ To:ALL
あれ? この泣き声ってシトラちゃんでしょうか?
起きて、キルリックさんがいないから泣いちゃったんでしょうか?

■キルリック To:アリエラ&ALL
きっとそうですね。
ぐっすり眠っていたと思ったのですが・・・。
何かあったのか、偶然目が覚めたのか・・・

どちらにしろ早くみんなの無事な姿を見せてあげましょう。

■リュント To:ALL
何にも問題が起きてなきゃ良いんだけどな……

■アリエラ To:天の絹糸亭の中の人
(トントントン)
すみませ〜ん。

ドアをノックして、中に声をかける。
しばらく反応がなかったが、やがてシトラの泣き声とともにぱたぱたと走る足音が近づいて来た。
カチリと鍵が外れる音がして、扉が開かれる。
■ラルカ To:ALL
──おかえりなさい。

泣きじゃくるシトラをだっこしたラルカが顔を出した。
■アリエラ To:ラルカ
ただいまもどりました〜。

■オルフェ To:ラルカ
ただいま。こっちは全て片付いたよ。

■キルリック To:ラルカ
お待たせしました、こちらも無事で何よりです。

■ラルカ To:ALL>キルリック
はい。みなさん、無事で良かったです。

キルリックさん、タッチです。

キルリックにシトラを差し出す。
■シトラ To:キルリック
ぱぱ! ぱぱ〜〜

目を真っ赤にして泣きはらしたシトラがしがみついてくる。
そんなシトラを、すっと受け取り、一気に高い高いの体制に。
■キルリック To:シトラ
お待たせしました。
ちゃんとお仕事片付けてきましたよ、これで石コロのコロール達とも、きっとお友達になれますよ。

■シトラ To:キルリック
ほんと? おともだち〜!

とたんに笑顔になって、はしゃいだ声を出した。
■リュント To:キルリック
きーちゃんの予想通りで良かったな(笑)

■ミァ To:キルリック
ばっちりしっかり予想を当てるあたりが流石なのでスー(笑)

■キルリック To:リュント
はい、無事で何よりですね。

■ミリスレスカ To:キルリック以外
でも、すっかり「ぱぱ」認識ですね……キルリックさん、どうするんだろう……?

ひしっ!としがみついて泣きじゃくるシトラと、すがりつかれているキルリックの様子を見て、漠然とした不安を抱いてみたりする。
■リュント To:ミリスレスカ
大丈夫だよ。
きーちゃんがこの街で骨をうずめる覚悟をすれば良いだけだし(笑)

■ミァ To:キルリック以外
じゃあ・・・・・・

先程、シトラを抱えて出てきたラルカの姿を思い出しながら続ける。
■ミァ To:キルリック以外&ラルカ
キーちゃんぱぱんと、ラルカままん?(=▽=)

■ラルカ To:ミァ
……へっ?
……
シトラちゃんのままはおかみさんですよ。

一瞬石化しかけたが、自力で解いた(何
■ラルカ To:ALL
いい子で眠ってたんですけど、さっき地面が大きく揺れた時に起きちゃったんです。
私とおかみさんは、食事の用意をしてたので、ナッシェレさんとキュラスさんが音がした方へ様子を見に行ってくれてます。
──女湯の方です。

■アリエラ To:ALL
お、女湯って確か…石ころコロールさんたちがいるってとこですよね?!
キュラスさ〜んっっ!

■ミリスレスカ To:ALL
ナッシェレおねぇさま……おねがい、無事でいて!!

慌てて女湯に向かって駆け出す。
■リュント To:ALL
やっぱ、我慢しきれずに暴れだしたのか……

アリエラの後を追うように走り出す。
■オルフェ To:ALL
彼らが暴れだしたら、押さえるのは難しいよ。
手に負えないと感じたら迷わず逃げるんだ。

■キルリック To:ALL
こちらは、満身創痍ですからね。
何とか話し合いで片を付けたいものです。

■ミァ To:ALL
んにー。お歌が復活するまでの時間稼ぎが出来ればーでスネー。

■ラルカ To:ALL
私も行きます。

■リュント To:ラルカ
大丈夫なのか?
かなり精神を消費しているんだろう?

■ラルカ To:リュント
体は、まだ元気ですし。
それに、待っているだけというのも──精神に悪いです。

行く気満々のようだ(笑)
■キルリック To:ラルカ
ラルカに、お願いしたい事もありますし、助かります。

■ラルカ To:キルリック
はい、何でも──

キルリックの鎧についた血の痕に気付いて表情が陰る。
しかし聞きたいことをぐっとこらえるように頷いた。
■キルリック To:ラルカ
心配をかけてばかりですね(苦笑)

■ラルカ To:キルリック
いえ、キルリックさんの顔が見れたので……もう平気です。

■キルリック To:ラルカ
はい、私も今、ラルカに元気を貰いました。
最後のひと踏ん張り、がんばりましょう。

■ラルカ To:キルリック
はい。

ようやく微笑を浮かべた。
■キルリック To:シトラ
シトラ、今から私は女湯に行きますが、もしかしたらさっきあった石コロのコロール達とは違う、とても怖い石コロ達が居るかもしれません。

でも本当に友達になりたいなら、そんな姿もちゃんと見て、受け入れないと本当のお友達にはなれません。
シトラが本当に石コロ達の友達になる決心があるなら連れて行きますが、どうしますか?

■シトラ To:キルリック
シトラも、いっしょにいく!
シトラ、こわくないよ〜
きいろちゃんたちと、おともだちになるの!

わくわくした瞳で、元気よくお返事。
■リュント To:シトラ
シトラに怖いもんなんてないもんな!
何でも怖くないと思えば良いんだから(笑)

■シトラ To:リュント
うん! シトラ、つおいよ〜

にこにこ。
■キルリック To:ラルカ
やっぱり、シトラも自分の意思で行く事を決めたので、もし、石ころ達が暴れていた場合、入り口に近いところでシトラを見ていて頂けませんか?

■ラルカ To:キルリック
はい、わかりました。

 天の絹糸亭・女湯

女湯の扉は開いていた。
中に駆け込むと、キュラスとナッシェレが対峙している何か大きなモノが見えた。
女湯の湯船はまだ空だったが、その中に石コロがいくつも積み重なって、巨大な四角錐をかたどっているのだった。
■キュラス To:アリエラ
リエラ! 来ちゃだめだ!

振り返ったキュラスが言った瞬間、石コロたちから石つぶてが連射され、キュラスとナッシェレにぽこぽこと命中!
■アリエラ To:キュラス
キュラスさん!
大丈夫ですか!

心配そうな声を上げながら、キュラスの元に駆け寄る。
たいしたことはないようだが、右肩を押さえていた。
■キュラス To:アリエラ
リエラ、あぶな……

■アリエラ To:キュラス
ごめんなさい。
でも、愛するあなたが怪我しているのに、離れて待っていることなんてできません!

手に魔晶石を握り締め、すぐにでもヒーリングがかけられるようにしている。
■キュラス To:アリエラ
……待って、何か言おうとしてる。

アリエラを安心させるように、魔晶石を持つ手をそっと押さえると、積み重なったコロールたちを見た。
■コロールタワー To:ALL
(東方語)
(赤石コロ)もうガマンできないぞッ!
(青石コロ)邪魔するなッ!!
(黄石コロ)燃えたぎるマグマが今ここにッッ!!!

怒っている。そして地面がぐらぐらと揺れた。
■ミリスレスカ>くろみりぃ To:ころーるたわー
よ、よ……よくもナッシェレおねぇさまを!
……
覚悟しろ、石くれども。

杖代わりのハルバードにすがるようにして揺れる足元をこらえつつ、ナッシェレの前に出ようとする。
■オルフェ To:ミリスレスカ
やめるんだ、ミリィ。
彼らも犠牲者なんだよ。

■ナッシェレ To:ミリスレスカ
そうよ、ミリィちゃん、危ないわっ。

■くろみりぃ To:ナッシェレ
どいてナッシェレ、そいつ殺せないっ!!

■ナッシェレ To:ミリスレスカ
あん♪
私の目の前でケガさせたりなんてしないわよっ♪

前に出ようとしたミリィを庇うようにぎゅっと抱きしめた。
■くろみりぃ To:ナッシェレ
……………………ばか。

とたんにおとなしくなるミリィ(黒)。
心の琴線を激しく刺激されたようだ。
■ナッシェレ To:くろみりぃ
いい子ね♪

なでなで(笑)
■くろみりぃ To:ナッシェレ
そ、そんなことしても、ごまかされませんから……子供じゃ、ないんだもん…………。

でも目を細めて、されるがままになっていたりする(笑)
■リュント To:ALL
来ちゃだめだって言ったってもう来ちゃっているんだからな〜
これで逃げるような奴もいないだろう〜〜
それにしても、こいつらは限界まで来ちまったようだな〜?

■キルリック To:リュント&ALL
でも、話し合いで解決できないと、我々もまずいでしょうね(苦笑)

■リュント To:キルリック&ALL
出来る事なら話し掛けて時間稼ぎをしたいとこだな……
これ以上は結構やばめだな(苦笑)

■オルフェ To:ALL
先生が出発してから、どれくらい経った?
もう歌が聞こえてきても、おかしくない時間だと思うんだが……。

■リュント To:オルフェ
1時間経ったか経たないか位じゃないか?
多分もう少しだと思うんだけどな〜

■オルフェ To:コロールタワー
聞いてくれ! 私達は約束を果たしたよ。
宝を集め、歌を復活させる準備は終わっている。
あと少しだけ我慢してくれないか、もうすぐ歌が聞こえてくる頃なんだ。

■アリエラ To:コロールタワー
お願い。心を落ち着けて耳を澄ませて下さい。
きっと、きっと、あなたたちの大好きなあの歌が聞こえてきますから。

■ミァ To:石タワー
そうでスヨー! お歌はあともーちょっとなのでスー!
あんたさんたちが今まで待ってた時間よりも、ずーっとずーっとちょっとの時間。
それこそ、早口言葉を何度かやってるくらいの間に復活ひゃっほーでスヨー!(>△<)b

■コロールタワー To:ALL
(東方語)
(赤石コロ)何ッ!
(青石コロ)それは本当かッ!
(黄石コロ)もうちょっと、もうちょっとかッッ!!

四角錐を形成する石コロたちが、うずうずと回り出した。
■オルフェ To:キュラス&ナッシェレ
あと少し、あと少しで彼らは大人しくなるはずなんだ。
なんとかそれまで耐えてくれ。

言いながら、祈るような気持ちで空を見上げた。
■ナッシェレ To:オルフェ
大丈夫よ♪ こんな程度じゃ死なないわよん♪

■ミリスレスカ To:ナッシェレ
程度の問題じゃありませんっ! ナッシェレおねぇさまが傷つけられたか、そうじゃないかが問題なんですよ〜っ!!

■ナッシェレ To:ミリスレスカ
あん、そんな顔しないでっ♪ 愛してるわ♪(鼻にキス)
ミリィちゃんの前で倒れたりなんて、ぜ〜ったいにしないからっ。

■ミリスレスカ To:ナッシェレ
あ、やだっ……み、みんなが見てますよぉ……♪

■ナッシェレ To:ミリスレスカ
人目なんて、気・に・し・な・い♪

緊迫感皆無。
■リュント To:キュラス&ナッシェレ
これに耐えられれば、晴れてバラ色の………が待っているぞ!

■キュラス To:リュント
ああ、耐えてやるさ。

アリエラを庇うようにしながら、石コロたちを見つめる。
■リュント To:独り言
こう言う時位ぼけてみろってんだ……
真面目に受け答えしやがって………

■キルリック To:石コロ達
あなた達の盟主、風の守護者は、私達の事を認めて、4つ目の宝を私達に与えてくれましたよ。
それでも、まだ信用できないんですか!!

それに、先程、早口言葉でお仕置きを中止したじゃないですか!!
その約束はどうしたんですか!!!

■コロールタワー To:ALL
(東方語)
(赤石コロ)俺たちだってッ!
(青石コロ)我慢したいんだぞッ!
(黄石コロ)でも歌がなきゃ無理ムリむりッッ!!

その時、一陣の風がひゅうっと一同の間を吹き抜けた。
石コロたちはぴたりと動きを止めて、沈黙する。

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GM:ともまり