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SW-PBM Scenario#150 Three? materials |
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イェズニカ薬舗 |
ついに3つ──加えて最後のひとつの「材料」を手に入れた冒険者たち。
ふたたびイェズニカ薬舗を訪れていた。
■セヤ To:ALL |
オカエリ! オカエリ!(ばさばさ) |
床に散らばっていたもろもろの残骸は、セルフィドとホェルンによって、だいぶ片付けられていた。
エプロンを身に着けたセルフィドと、ほうきとちりとりを持ったホェルンが、一行の気配に気付いて振り向く。
■セルフィド To:ALL |
お帰りなさい。どうでしたか? ──おや、スイリンは? |
■オルフェ To:セルフィド |
彼女は……帰るべき所へ帰って、歌の復活を待っているよ。 |
■ミァ To:セルフィド&ホェルン |
2人に、「元気で」って言ってたのでスヨー。 |
■ホェルン To:ミァ&ALL |
えっ……?? |
冒険者たちは、崩壊したトンマーゾ薬舗での出来事を話した。
そしていままでのいきさつもすべて。
セルフィドは腕組みをして黙って聞いていた。ホェルンは聞き終わると、ポロポロと泣き出してしまった。
■セルフィド To:ALL |
……そうでしたか。とにかく今は薬を仕上げることが先決ですね。 |
ホェルンの背中を軽く叩きながら言う。
■セルフィド To:ALL |
レシピ序文によれば、煮込む時間は30分ほどで良いそうです。 仕上がったら、私がレィジナスさんと一緒に、馬車を捕まえて急いでヴァイロ様に届けて来ることにしましょう。 みなさんは、その後は宿でゆっくりお休みになってください。 温泉街にいたほうが、奥様の歌が良く聞こえそうですしね。 |
■リュント To:セルフィド |
そうだな〜 今日くらいはゆっくりしたいな〜 でも明日くらいにはお願い事を色々としたいな〜〜 |
■ミリスレスカ To:セルフィド&ALL |
そうですよ〜、お風呂入りなおしたいですし……ボク、このあとナッシェレさんにお呼ばれしてますし……(///) |
■アリエラ To:セルフィド&ALL |
そうですね〜。 申し訳ないけど、先に温泉で休ませてもらいましょうか。 夕食もまだ食べていないことですし。 |
■キルリック To:セルフィド&ALL |
素直にお言葉に甘えます。 正常に戻った時に温泉がどうなるか気になりますから。 |
■セルフィド To:ALL |
ええ、本当にお疲れさまでした。 それにしても……まさかたった一日ですべての材料が揃うとは、思ってもみませんでしたよ。 不肖の弟子ホェルンの選別眼に、間違いはなかったということですね。 |
■リュント To:セルフィド |
多分俺らの誰も一日で解決出来るとは思っていなかっただろうな(笑) でもホェルンの目に狂いが無かったのは事実だな(笑) |
■セルフィド To:リュント&ALL |
ええ、少しだけ弟子を誇りに思うことにしましょう(にっこり) |
大量の料理に怯えて逃げようとしたところを引き留められたという事実を、彼は知らない。
■ミァ To:ホェルン |
ほら、ホェルンっち良かったでスネー。 だからこりからも精進するんでスヨー(^▽^) |
■ホェルン To:ミァ |
……。は、はい……。 |
ごしごしと目をこする。
■オルフェ To:ALL |
さて、もう猶予も残り少ない。 早速薬の調合をしてもらわないとね。 宝をここに。 |
■リュント To:ALL |
おう!そうだったな忘れてた(笑) 俺が持っているのはこれと…… これだな! |
珠と筒をちゃんと渡します。
無くしたなんてここでは言いません(笑)
セルフィドは宝を受け取ると、銀のボウルの上でそれらをひとつずつかざし、指ではじいてみる。
キーンという音とともに、中に収まっている「鍵」が勢い良く回り出し、キラキラと不思議な光を放ちながら粉がこぼれ落ちた。
セーピアの「宝玉」からは、青い粉。フランメグルの「宝筒」からは、赤い粉。
コロールの「宝輪」からは茶色の粉、そして風織り──スィニーの「宝剣」からは緑の粉。
■ミァ To:セルフィド |
おおおー! きれーな色いろ粉が出てきたのでスーーゥ! こんな風に出てくるもんだったんでスネー。 |
しげしげと興味深そうにセルフィドの手元を眺める。
■セルフィド To:ミァ |
う〜〜む、まさか本当に指で弾くで正解だったとは。 |
驚きの表情。
■セルフィド To:ALL |
薬を渡す時に、みなさんのご活躍のことは、ヴァイロ様にしっかりとお話させていただこうと思います。 何か、ヴァイロ様に伝えておきたいことや、お願いしたいことがあれば、薬が仕上がるのを待っていただく間、お手紙にまとめておいていただけますか? きっと、聞き届けてくださると思いますので。 |
そう言うと数枚の羊皮紙と筆記用具をテーブルの上に置き、魔法の粉を持って調合室に引っ込んで行った。
■ホェルン To:ALL |
ぼ、僕ちょっと……頭を冷やしてきます。 |
■リュント To:ホェルン |
大丈夫か?落ち込むなよ?? |
■ホェルン To:リュント |
うう……(泣) |
ホェルンは皆に一礼すると、涙ぐみながらふらふらと外に出て行った。
■オルフェ To:ALL |
さて、では私が代表して手紙を書くことにしようか。 ……何を書く? |
■リュント To:ALL |
俺は廃墟になった塔に住み着いていたノームと約束しちまったんだけど、 塔を再建して、ウラヴィー一家を守り主として住ませたいんだよな。 あとは、フランメグルや風織りが言っていた様に、約束を忘れさせない方法だよな。 |
■ミリスレスカ To:ALL |
リーダーの言われたみたいに、お祭りにしちゃうのがいいですよね、やっぱり? じゃあそのお願いと……あ、あと池にゴミを捨てないように、管理を徹底してもらわないと! 新しく監視員の常駐とかもしてもらっちゃったほうが、いいのかも? |
■キルリック To:ALL |
理想的には、監視員とか居なくても、一人一人が彼らを感じられる事ですよね。 |
■リュント To:ALL |
そうだよな。 やっぱりお祭りにしてもらった方が忘れにくいだろうしな(笑) |
■オルフェ To:ALL |
毎月一度、そんなに大きくなくてもいいから祭りを開くといいと思う。 そして夜に流れてくる歌を聴くところまでをイベント化するんだ。 町興しも兼ねてね。 |
■ミァ To:オルフェ&ALL |
でもそりなら、1年に1度は大祭!みたいな感じで、おっきなお祭りがあると盛り上がりもパワーアップだと思うのでスヨー♪ ほら、そーなった方が、こう、街の人も気合が入って、 出店も気合が入って、 名物料理もおいしいもんがいっぱい出てきて…(=▽、=)(じゅる) |
■オルフェ To:ミァ |
それもいいかもしれないな。 案の一つとして、忘れないように書いて置こう。 |
■キルリック To:ALL |
そうなると、大祭では、何年かに一度でも良いから、順番に実体化してもらえると、お祭りの空洞化も無くて良さそうですね。 |
■オルフェ To:ALL |
それは彼らの気分次第だろうからなあ。 なんなら、彼らの姿を表すモニュメントでも設置してもらうかい? ともかく最優先はその2つだね。 |
オルフェは簡単な挨拶を書いた後、2つの事項を条件を添えて箇条書きにしていった。
■ミリスレスカ To:ALL |
あ、そうだ。えっと……個人的な報酬の希望とかって、書いても大丈夫なんでしょうか? たとえば……えっと。 「何年か後に私塾を開くのに必要な用地と建物、権利関係の認可がほしいです」 とか、ダメでしょうか? なんとなくこの街、気に入っちゃって……実家を建て直せたら、ここに暮らせるように準備しておいてもいいかなって思えてきちゃって……。 |
■アリエラ To:ミリィ&ALL |
あ、いいなぁ、それ。 お家をもらって、この街に住み着いちゃうのもいいかも。 シトラちゃんへのおまじないとか、精霊語の通訳とか、ゆっくりやりたいことも色々あるし…。 じゃあ、私は…。 「この街が気に入ったので定住したいのですが、住む家と、まじない屋をする許可をいただきたいです」 って感じかなぁ? 「まじない屋では、精霊の力を借りて病気の緩和などを行います。また、素質のある人に精霊との関わり方を教えて、この街の精霊たちと話せる人を増やしていきたいので」 とか。 |
■キルリック To:アリエラ&ALL |
それですよ、リエラ! 精霊と語らえる人、その人を増やす為に、精霊使いに対する優遇をしてもらうんです。 リエラがやろうとしている事を、領主直轄でやってもらって、もっと気軽に精霊達の事を学んでもらえば、良いんじゃないですか? そのお願いが通ったら、リエラは初代校長先生とかですかね?(笑) |
■アリエラ To:キルリック |
え? ちょ、ちょっと待ってくださいよ〜。 私、そんな先生みたいなこと、出来ませんよ。 そういうのはミリィの寺子屋とかでやってもらえればいいんじゃ……。 私はどっちかって言うと、数人の弟子でも取って、あとはゆっくりと近所の子供たちに今回のことをわらべ歌にでもして聞かせていこうと思っているんですから。 |
■キルリック To:アリエラ |
そうですか、リエラなら精霊使いの良い学校を作ると思ったのですが、リエラらしいといえばリエラらしいですかね。 |
■ミァ To:アリエラ&ミリスレスカ |
んに? でも定住って…… 2人とも冒険やめてマイホーム大計画なのでスカー(・x・)? |
■アリエラ To:ミァ |
え、あ、その…。 冒険をやめる気はあまりないけど…、このままこの街に留まるのもいいかな〜って…。 この街にはキュラスさんがいるから…。 |
先程のすぃ〜とな夢を思い出したのか、頬を赤らめる。
■オルフェ To:ALL |
よし。叶えてもらえるかは分からないけど、書くだけ書いておこう。 |
■リュント To:ALL |
俺は領主から褒賞かな〜?なんかいいの思いつかないんだけど…… |
■ミァ To:ALL |
ミーは欲ないですから、領主にどうこういうのはべっつにーぃ?? ただお祭りで美味しいもんタダでたんまり食べれる券!とかだったら、うっきうきわっくわくしちゃいますけドーーゥ(>▽<) |
■ノール To:ミァ&ALL |
んじゃ、おいらもそれがいいなっ! でもってミァっちとでぇとしながら、美味しいものを食べ尽くすんだ〜♪ |
脳内妄想でうきうき。
■リュント To:ミァ&ノール |
実はそれが一番金が掛かるんじゃねえか?食べつくすまでタダなんだろう? お前ら二人じゃこの街の財政が破綻するぞ? |
■ノール To:リュント |
こーんなみにまむできゅーとなぐららんふたりを養えないよーな、ざ…ざ…ざいせいじゃ、ダメダメだぜっ! |
偉そうに。
■リュント To:ノール |
お前達二人が特殊だからだよ。 へたすりゃオラン本国でもやばいんじゃないか? |
■ノール To:リュント&ミァ |
ごっくふつーのぐららんだと思うけどな〜?あっ、ミァっちのかわいさは特殊だけどなっ! |
一方的のろけ。
■リュント To:ノール |
ごく普通のグラスランナーがみんな大食らいなのか? |
のろけは無視(笑)
■ノール To:リュント |
というか、にんげんが少食なんだと思うぞっ! |
異常度に気づかず。
■リュント To:ノール |
体と、働きに見合った食事の量にしろよ。 |
何気にきつい一言(笑)
■ノール To:リュント |
ん? おいら、いっつも体の倍以上働いてるぞ〜♪ |
効いていなかった。
■リュント To:ノール |
実の無い動きか…… |
■キルリック To:リュント |
大祭の時限定なら、何とか領主様のポケットマネーの範囲で納まるんじゃないですか? 年に一回ですし。 |
■リュント To:キルリック |
ミァならそのうち月一回にして欲しいとか言い始めるかも(笑) |
■キルリック To:リュント |
そうすると、毎月この町に来る事になって、自由に過ごせません。 その辺りは心配要らないじゃないですか? |
■リュント To:キルリック |
そのうち、あちこち行ってから毎月戻ってくるのはメンドウなんですよ〜 とか言って住み着いたりしてな(笑) |
■キルリック To:リュント |
まぁ、1ヶ月も逗留したら御の字じゃないですか? |
■リュント To:キルリック |
たぶん、無理だろうけどな(笑) |
■キルリック To:リュント |
やっぱり、分かってるんじゃないですか(苦笑) |
■キルリック To:ALL |
私は、全ての礼拝所およびその周りの改修のお願いですかね。 痛みの酷い所だけでもお願いしたいですね。 あとは、ドラウリコがあった場合は、保護、研究活動を、ゆくゆくは栽培にまで漕ぎつけてもらいたいものですね。 |
■リュント To:ALL |
俺からのお願いが思いつかないから、仕方が無い。 みんなで突撃ポーズを取った銅像にしてもらおう! |
■オルフェ To:リュント |
それは断る。 |
言い終わるか言い終わらないかの辺りで即答した。
■リュント To:オルフェ |
ツッコミはやッ! 最後まで言わせてくれよ!! |
■オルフェ To:リュント |
銅像は構わないけど、全員がイロモノだと思われたらどうするんだい? |
■リュント To:オルフェ |
それはそれで面白くない? みんなでかっこいいポーズを取って作ってもらおうよ〜? 良い記念になると思うぜ〜? |
■オルフェ To:ALL |
私はそうだな……特にはこれが欲しいって物は無いけど、今回の件を大勢の人を集めて歌って聞かせる機会があれば嬉しいかな。 |
■リュント To:オルフェ |
その時は特等席を俺らに無償で用意してくれよ? |
■キルリック To:ALL |
今思ったのですが、次世代に向けて冒険者の支援をお願いする必要があるんじゃないですか? また何年後かに薬を使う時に英雄候補生が必要になるんですよね? 英雄を生み出しやすい環境整備は必要だと思います。 |
■リュント To:キルリック |
なかなか良い事を思いつくな〜 さっすがきーちゃん!俺は全面的に賛成するよ。 |
あれこれ悩んだ末、30分後には夢と希望と欲望がたっぷり詰め込まれた領主宛の提案書が出来上がっていた。
オルフェはふと思いついたように、提案書の最後に『レィジナスを楽士として再雇用して頂ける用に願います。』と書き加えた。
そこへ、難しい顔をしたセルフィドが、エプロンを外しながら戻ってきた。
■セルフィド To:ALL |
う〜〜〜む。煮込んだらあっという間にこんな量になってしまいました。 これでは恐らく、一回分でしょうね。 作り置きはできないということのようです。 |
小さな小瓶を指でつまんで、皆の前にかざす。
中には透き通ったピンクの液体が入っていた。
■オルフェ To:セルフィド |
……なんとなく、身体には良くなさそうな色だね。 |
■セルフィド To:オルフェ |
そうですか? いかにもこう、カエルが治りそうな色だと思ったんですが。 |
しげしげと薬を眺める。
■キルリック To:セルフィド |
これが、カエルが治りそうな色ですか・・・ こういう色の薬で、町の皆さんの話題になるわけですね。 |
■セルフィド To:キルリック&ALL |
ええ、町の人に覚えてもらうことも大切ですからね(にっこり) |
■キルリック To:セルフィド |
予定通りということですか(苦笑) |
■セルフィド To:ALL |
……ともかく、薬は完成です。 みなさん、ありがとうございました。 |
セルフィドは破顔一笑して皆を見回し、深々と頭を下げた。
■リュント To:セルフィド |
礼は後でもいいから、一刻も早く領主へ献上してくれよ(笑) 今は時間が黄金より貴重だからな(笑) |
■キルリック To:セルフィド |
そうです、セルフィドさんへのお願いは、明日にでもご相談させて頂きますから。 |
■セルフィド To:リュント&キルリック&ALL |
おっと、それもそうですね。 では、さっそく馬車を…… |
その時、外に出ていたホェルンが、血相を変えて弾かれたように舞い戻って来た。
■ホェルン To:ALL |
た……大変です!! 今、衛視さんから聞いたんですけど、「猛る熊の鼻先亭」の温泉が吹き出し過ぎて水浸し……いや、お湯浸しになっちゃって、どの部屋も宿泊できない状態になっちゃったんですって!? |
声が裏返っていた。
■アリエラ To:ホェルン&ALL |
そ、それって……。 やっぱり宝が出てくる時に穴が広がっちゃったからでしょうか? それとも…石ころコロールさんたちが暴れ始めちゃったんでしょうか? |
■リュント To:ALL |
暴れ始めた方だろうな〜 もう、一時の猶予も無いぞ。 間に合えば良いんだが…… |
■ミァ To:ALL |
石ころりんたち、だいぶ暴れたそうでしたしネー… |
■キルリック To:ミァ&ALL |
確かに。 早口言葉で失敗したら喧嘩を売るなんて、喧嘩する為の適当な理由が欲しいとしか思えませんからね。 |
■セルフィド To:ALL |
そうなると、他の温泉宿も危険ということですね。 |
■リュント To:セルフィド |
温泉どころか、この街自体が危うくなるんじゃねえか? |
セルフィドは小瓶を懐に入れると、すばやく外套を羽織る。
ホェルンに留守を預かるように言い、レィジーを視線で促すと、外へ向かった。
■セルフィド To:リュント&ALL |
では、馬車を飛ばして、できるだけ急いでみます。 申し訳ないですが、今夜の宿は空いているところへ…… |
■オルフェ To:セルフィド |
私達の事は気にしなくて大丈夫。 それより、後はお任せしますよ。 |
セルフィドは力強く頷く。
■レィジー To:ALL |
み、みなさん……のーるさん、いろいろとありがとうございました。 |
慌ただしく一礼する。
■リュント To:セルフィド&レィジー |
くれぐれも安全運転でな(笑) 馬車がひっくり返って瓶を割りましたじゃ、笑えないからな(笑) |
■ミァ To:セルフィド&レィジー |
いってらっしゃいでスヨー。 お歌を待つみんなのために、ちょいやア!と頑張ってきてくだサーーイ(>x<)9 |
■ノール To:レィジー |
もーちょっとちゃんと共通語を教えてやりたかったなー。 レィジナス! 元気でな! |
■レィジー To:ALL |
は、はい。なるべくせーふてぃに、気をつけて……行ってきます。 |
■オルフェ To:レィジー |
そうだ、これは今のうちに返しておこう。 |
懐から髪飾りを取り出すと、それにコモンルーンでライトをかけてから差し出した。
■レィジー To:オルフェ |
…オルフェさん……。 |
■オルフェ To:レィジー |
……これは道中安全に行けるように、ね。 向かう途中で事故にでも遭ったら大変だ。 演奏、楽しみにしてるよ。 |
とたんにレィジーの目に涙があふれ出した。
■レィジー To:オルフェ |
ありが…とう……私、オルフェさんのこと……忘れません……。 私が…この町で出会った、……いちばんやさしい声……です。 |
髪飾りをそっと受け取り、涙声でそう言って微笑みかけた。
そして泣き顔を隠すようにしながら外へ走り出て行った。
■セルフィド To:ALL |
それでは、行ってきます。 |
■キルリック To:セルフィド |
本当に、お気をつけて。 |
セルフィドもそれを追って出て行く。
あとにはホェルンと冒険者たちが残された。
ぽっかりと空いた屋根から見える、満天の星空。
そこをふたたび真っ赤な光の筋が横切ったのが見えた。
心無しか、地面が小刻みに震えているような気もする。
■ホェルン To:ALL |
……あの、留守番は僕ひとりで大丈夫なので……。 |
■オルフェ To:ALL |
じゃあ、我々は天の絹糸亭の様子でも見に行くとしよう。 どうなっているか気になるからね。 あちらでも、きっと心配しているだろうし。 |
■オルフェ To:ホェルン以外 |
今はホェルンを一人にしてあげるのがいいと思うんだ。 天の絹糸亭の事が気になるのも本当だけどね。 |
■キルリック To:オルフェ&ALL |
心強い守り手は居ますが、状況が状況ですからね。 先程の空を横切る光の筋や、この地面の揺れ、風織りはまだ彼らをなだめられない様ですし。 |
■オルフェ To:ホェルン |
ホェルン。 スイリンに何かいいたい事があったなら、夜風に向かって話しかけてみるといい。 きっとどこかで聞いている筈だよ。 気が向いたら、ひょこっと顔を見せに来る事もあるかもしれない。 彼女は本来の居場所に戻っただけで、消えてしまった訳じゃないんだからね。 |
■ホェルン To:オルフェ>スイリン |
……。 は、はい……そうですね。そうですよね。 でも、ちゃんと、言える時に言っておけば良かったなって……。 スイリンちゃーん。 |
試しに叫んでみるが、風は吹かなかった。
■ホェルン To:ALL |
うう……(泣) と、とにかく僕は大丈夫ですから。 天の絹糸亭のこと、よろしくお願いします。 |
■リュント To:ホェルン |
ま〜大丈夫って言う奴が一番危ないんだけどな(笑) お前なら大丈夫だろう(笑) |
■ホェルン To:リュント |
うう、どういう意味ですか……(泣) |
■リュント To:ホェルン |
早まるなよって事だ(笑) 誰しも初恋は苦いもんなんだよ。 |
■ホェルン To:リュント |
そうなんですか……? じゃあ、リュントさんも……? |
■リュント To:ホェルン |
俺も遠い昔に体験したんだよ……… |
遠くを見すぎて真上を見てる。
■ホェルン To:リュント |
りゅ、リュントさんも……意外です。 |
ぽつりと(笑)
■リュント To:ホェルン |
何気に意外ですとかさらっと言うんじゃねえよ。 |
頭を拳で小突く(笑)
■ホェルン To:リュント |
あうっ(TT |
■リュント To:キルリック |
誰だって経験があるもんなんだよ、な〜きーちゃん? |
思わず振ってみた(笑)
■キルリック To:ホェルン&リュント |
はい、そのとおりです。 初恋は往々にしてかなわないと言います。 理由は良く分かりませんが、どうも、世間ではそう言うものらしいです。 かく言う私の初恋は・・・初恋は・・・はつ・・・ ・・・もしも、今、私が抱いているラルカへの想いが初恋だったら、私のこの想いは成就されないという事ですか!? |
■ホェルン To:キルリック |
……ううっ。キルリックさん。仲間ですね〜(涙) |
同士が増えたと思い込んだ(笑)
■キルリック To:ホェルン |
私の方は、まだ結果が出ていません! お仲間にしないで下さい。 |
バッサリ切り捨てた(笑)
■ホェルン To:キルリック |
す、すいませんっ(泣) |
がばっと頭を下げる。
■キルリック To:ホェルン |
あ、すいません。 頭を上げてください。 |
ちょっと強く言い過ぎた、とあたふたしながら。
■キルリック To:ホェルン |
だからと言うわけではありませんが、何かあったら、遠慮なく、天の絹糸亭まで連絡に来て下さいね。 |
■ホェルン To:キルリック |
は、はい、ありがとうございます。 みなさん、気をつけて行って来てください〜。 |
ぺこりとお辞儀。
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GM:ともまり |