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SW-PBM Scenario#150 Three? materials |
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トンマーゾ薬舗 |
風が止み、静けさが戻ってきた住宅街。
暗闇の中に、ライトに照らされたトンマーゾ薬舗の廃墟だけが浮き上がって見える。
木の腐ったような臭いは無くなっていた。拡散したのだろうか。
しかし眠っている人々はまだまだ起きそうにない。
遠くからトンマーゾの間の抜けたいびきが聞こえる。
■リュント To:ALL |
誰かのんびり高いびきの奴を叩き起こしてくんねえか? |
のんびり寝ているのが気に食わないらしい(笑)
■ミリスレスカ To:リュント |
いえ、あの人はあのままでいいと思います……話がややこしくなりそうです(溜息) |
■ミァ To:ミリスレスカ |
んに、そおでスネー。 起こしてギャーギャー騒がれてもうるさいだけなのでスーーゥ(=x=) |
■キルリック To:ミァ&ALL |
確かにそうですが、今のうちに一発入れておきたい気もしますけどね(苦笑) |
■リュント To:ミリスレスカ |
じゃあ、話が全て落ち着いてからだな。 やな奴でも恩は着せておかないといけないからな。 |
■アリエラ To:リュント&ミリィ&ALL |
そうですね〜。 トンマーゾさんはもうしばらく放っておいても大丈夫だと思いますよ〜。 それよりも、みんなの怪我、先に治しちゃいましょう。 レイジーさん、手伝ってもらえますか? |
■レィジー To:アリエラ |
はい……わかりました。 |
■キルリック To:風織り |
『偉大なるラーダ神よ、調和の為にその身を傷つけたこの者の傷を癒したまえ、キュアー・ウーンズ』 |
冒険者たちはそれぞれ傷ついた体を癒し、そして風織りの傷も癒した。
■風織り To:ALL |
う……。 ……? ……何で生きてるんだ? あたし…… |
リュントに抱えられた状態でぼんやりと空を見つめている。
■オルフェ To:風織り |
いや、本当にびっくりしたよ。 リュントの最後の一撃、本当に見事だったからね。 並の人間なら即死している所だ。 |
■リュント To:風織り |
会心の一撃だったからな(笑) 持っていた運に感謝すんだな(笑) |
■風織り To:オルフェ&リュント |
それを言うなら「運良く当たって良かった」だ。 ちぇっ、かわせるかと思ったのに。 |
口を尖らせる。
■オルフェ To:風織り |
ま、聞きたいのはそういう事じゃないとは思うけど。 ……君は我々の協力者なんだよ。これ以上戦う理由は無くなったわけだし、怪我をしたまま放っておく筈が無いじゃないか。 |
■キルリック To:風織り |
それに、約束もありましたし。 『必要な時以外は、あなたに預けておく、必要な時は何時でも貸してもらえる。』 でしたよね?(微笑) |
■風織り To:オルフェ&キルリック |
まぁね。……死んだと思ったからちょっとびっくりしただけ。 |
■オルフェ To:風織り |
まさか、細かい記憶が飛んでるだなんて言わないだろうね? |
■風織り To:オルフェ&ALL |
……ちゃんと覚えてるよ。 新しい約束も、みんなの闘いっぷりも全部。 元気になっちゃったから、もう一戦やろうか? |
悪戯っぽく笑い、リュントの襟首を掴む。
■リュント To:風織り |
まだやりたんね〜のか? また返り討ちになるのがオチだぞ?(笑) |
■キルリック To:リュント |
私が言うのも何ですが、風織りが先程言った様に、かなり『運』が良かったと思いますよ。 まぁ、これもこの町の人達の大きな意思という気もしますが。 |
■リュント To:キルリック |
ま〜な!運も実力のうちだからな(笑) |
■風織り To:リュント&ALL |
なーんて。……でも、そろそろ本当に理性が飛びそうなんだ。 ほら、あいつも限界だってさ。 |
風織りが目線で上空を示す。
星空に、一閃の赤い光が走った。
真っ赤に燃えさかる炎を全身にまとったフランメグル。
パーティの上空をゆっくりと旋回している。
■リュント To:風織り |
フランメグルも我慢してアレだったのか……… マジバトルは勝てないかもな(笑) |
■キルリック To:風織り |
まさか、すぐにでも獲物を見つけて襲いだしたりしますか? |
■風織り To:キルリック |
ううん、あたしたちは人間なんて食べないよ。 野生に帰るから、力の加減が効かなくなるってこと。 突風が吹き荒れれば建造物は壊れるし、温泉だって高温のまま吹き出し続けたら、人の住めない土地になる……そういうこと。 |
■キルリック To:風織り |
すいません、そういう意味では無く。 野生の本能で、少しでも強力な相手と戦う事を求めるのかなぁと、思ってしまったので(苦笑) |
■風織り To:キルリック&ALL |
闘うことが目的じゃない…けど…結果的に野生化したら人間を傷つけてしまうから…… セーピアもコロールも危ない…… 早く……夜が明ける前に…… |
手に力を込めると、リュントからそっと離れる。
宙に浮きながら風を起こすと、宝剣が一行の前にふわりと持ち上がった。
■オルフェ To:風織り |
ああ、夜が明けるまでの猶予って約束だったからね。 剣は預っていくよ。 |
■ミリスレスカ To:風織り |
これを……この剣が、最後の「宝」? |
浮き上がった剣に、静かに手を伸ばす。
ミリィが宝剣をつかみ取った瞬間、長かった刀身は細く短くなり、最初に一行が見た時と同じ短剣へと姿を変えた。
柄の内部でくるくる回っている石はそのままだ。
■風織り To:ALL |
うん、それが、最後の「宝」。 歌い手を助けるための材料…… |
■オルフェ To:風織り |
ところでこの宝、どうすれば薬になるんだい? 調合が必要なのか……それとも、ミァがイェズニカ薬舗で言っていたように、文字通り弾いて、その音を混ぜるって意味でいいのかな? |
■風織り To:オルフェ&ALL |
「鍵」が取り込まれた状態で、指ではじくと、魔法の粉が出てくるんだ。 それを混ぜて、煮込めばいいの。 セルフィドは「指ではじいてみる」って言ってたけど、そのとおり。 |
■ミァ To:風織り |
ほえー。そりが「弾く」の意味だったんでスネー。 見た目からは粉なんて出そうにないのに。 |
■風織り To:ALL |
それと、歌が復活したら、あたしたちはめったに姿を現さなくなるよ。 実体化にはすごいエネルギーが必要で、疲れるんだ。今は暴走寸前だから、みんなこうなっちゃってるけど…… ま、見えなくなっても、風は感じられるし。忘れたりしないよね? |
■ミァ To:風織り |
もっちのろんろん! あんたさんたちのよーなインパクトキャラ、そうそう忘れられまセーーン(・▽・)b でもちょっち寂しくなっちゃいまスネー。 セーピアっちやコロルん戦隊と、もいちど会いたかったなア。 |
■風織り To:ミァ |
あたしも忘れられそうにないぜ、避けるのが下手な草原の妖精なんてねっ。 |
片目をつぶってみせる。
■キルリック To:風織り |
コロールとシトラ、良い友達になってもらえると思ったのですが、ちょっと残念ですね。 今のコロールにあわせても危険なだけでしょうし、何より、歌が復活していない以上、姿を現してもくれないですよね? |
■オルフェ To:ミァ&キルリック |
なに、めったに姿を現さなくなるというだけで、そこにいるのは確かなんだ。 いずれまた会う事もあるだろうさ。 |
■風織り To:オルフェ>ミァ&キルリック |
そういうこと。 歌が復活して平穏に戻っても、気が向いたら実体化してくれるよ。 そのあとは疲れてしばらく仕事をサボるかもしれないけどね。あはっ。 |
■ミァ To:風織り |
にはは、そーでスネー。 そりならまた何かでこの街来た時には遊びに行きますヨー。 やっくそく!なのでスーーゥ(>▽<)ノ |
■風織り To:ミァ |
うん、約束約束。忘れないよ♪ |
■キルリック To:風織り |
少しサボるくらいは良いんじゃないですか、世の中メリハリが必要ですし。 常に想う事も大事ですが、やっぱり直接、労をねぎらいたいのが人の性ですから。 |
■風織り To:キルリック |
ありがと。そのあたりの感覚を、セーピアやフランメグルたちにも教えてやらないとなァ。あいつらはまだまだ頭が固いからね。 |
■キルリック To:風織り |
そのお二方とも直接語らって見たかったですね。 不思議と、頭が固い方の方が話が合いますから(笑) |
■風織り To:キルリック |
頭が固いばっかりじゃ、女にもてないぜ?(笑) |
■キルリック To:風織り |
はい、確かにもてません(きっぱり) でも、最近気になっている方がいらっしゃいまして・・・ |
身の上相談を始めそうな雰囲気をかもしつつ。
■風織り To:キルリック |
あー、オルフェの話に出てきたあれか…… そういう相談はオルフェにしろよ! キルリック! |
思わず、笑いながら。
■キルリック To:風織り |
あ、失礼しました。 そういえば、シトラとセーピアという言葉で思い出しました。 セーピアに特効薬の事をお伺いしたかったのですが、姿を消すまでにお伺いできるタイミングってありますか? |
■風織り To:キルリック |
姿が見えなくなっても、あたしたちはたいていそれぞれの住処にいるし、話しかけてくれれば、ちゃんと聞こえるよ。 ……ん、じゃあ、あたしがこれからひとっ走り池まで行って、話つけて来ようか。 暴走しかけていたら、なだめておかなきゃいけないし…… あたしの理性が先に飛ばない限りはね。 |
■キルリック To:風織り |
お手間を取らせます。 【ドラウリコ】という薬草なんですが、昔はこの辺りの川にも生息していたようなのです、斑点熱という病気の特効薬なのですがなにぶん珍しく貴重な薬草で手に入り辛いのです。 今、この町の湖のや水源でこの草がある所があれば是非、教えて頂きたいとお伝え下さい。 その暁には、お好きな銀貨を、お礼の心と共に、投げ込みますから、とも。 |
■風織り To:キルリック |
わかった。セーピア、喜ぶよ。 あいつは水から動けないけど、あたしが受け取ってセルフィドに届けてあげるよ。 水草くらいなら運べるから。 |
■キルリック To:風織り |
ありがとうございます。 あなたにもお礼を届けないといけませんね(笑) |
■風織り To:キルリック |
あはっ、お礼なんていいよ。 雨の少ない季節に、「風の宿り木」に水でもやってくれれば。 カサカサだと居心地が悪いからさっ。 |
■キルリック To:風織り |
わかりました、この町にいる限り、やり過ぎないように注意して水撒きをします。 でも、『風の宿り木』は、この町のシンボルの一つですから、私などより、町の皆さんに愛されて、私の手出しする隙など無いかもしれませんけどね(笑) |
■風織り To:キルリック |
そうなることを願ってる。 あたしたちがもう二度と、暴走なんてしなくてすむように…… |
祈るような声で、空を見上げて言う。
■リュント To:風織り |
暴走して同士討ちなんてのは止めてくれよ。 俺らじゃ手に負えないからな。 |
■風織り To:リュント |
闘ったりしないよー、あたしたち。 ま、ケンカはあるかもしれないけど。あはっ。 それこそ、みんなが忘れないでいてくれればずーっと大丈夫。 |
■リュント To:風織り |
お前との約束だからな。 忘れなくなるように、今から俺らが一肌、脱いでやるよ。 |
どこまでも恩着せがましく(笑)
■風織り To:リュント |
ありがと、リュント。 |
■ミァ To:リュント |
リューちゃん……裸でふんどしに「また」なるんでスカー?(=△=) |
一肌脱ぐを勘違い。
■リュント To:ミァ |
違うに決まってんだろ。 |
■キルリック To:リュント |
裸踊りで、風織り達の事を伝承させるんですか? それは、止めたほうが良いと思いますよ。 きっと、別の意味で恨まれます。 |
■リュント To:キルリック |
だから違うって! |
■アリエラ To:ミァ&リュント |
それはいやーー! |
脳裏に蘇る悪夢(笑)
■リュント To:アリエラ |
そんなに見たいって言うならほんとにやるぞ!! |
■アリエラ To:リュント |
いやーーー! |
今にもダッシュで逃げ出しそう(笑)
■リュント To:アリエラ |
そこまで拒否しなくても…… |
ちょっと涙目(笑)
■オルフェ To:ALL |
ははは。それは私も見たくないな。 さて。それより、時間も無いことだし急いでイェズニカ薬舗まで戻るよ。 先生が薬を調合する為の準備をしてまっているはずだ。 トンマーゾとあっちに寝てる人達は、衛視にでも伝えて回収してもらえばいいだろう。 |
■リュント To:オルフェ |
俺らじゃ手に負えないしな。 今は急いだ方が良いみたいだし。 |
■オルフェ To:風織り |
君は……どうする? ここまで来たんだ、最後まで見届けるかい? 辛いなら無理にとは言わないけど。 |
■風織り To:オルフェ>ALL |
ううん、あたしはもう行く。フランメグルもなだめておかなきゃ。 みんなでうずうずしながら、歌を待ってる…… |
ふわりと高く浮き上がると、もう一度冒険者たちを見回す。
■風織り To:リュント&ミァ&ALL |
あ……そうだ。 蛇姉にごめんって言っといて。セルフィドとホェルンには、元気でって! |
■リュント To:風織り |
全て正直に話していいのか? それとも会えたけど、説得し切れなかったって言っておくか? どちらにせよ、また戻ってくる道筋は出来るけどな。 |
■風織り To:リュント&ミァ |
風織りはモンスターでした、それでいいよ。 細かい説明は任せたから! |
■ミァ To:風織り |
んに、後は任されましたヨー(>x<)9 でもモンスターは響きがイマイチなのでスーーゥ。 だから、街の守り神だったでいーんじゃないですかネー(^▽^) きっとヘルドラっちはいろいろ判ってくれまスヨー。いーひとでしたカラー。 |
■風織り To:ミァ |
「いいひと」かぁ? まぁいいか。 |
くすっと笑う。
■キルリック To:風織り |
この宝剣はどうするんですか? あなたに渡す約束でしたし、せめて、あなたが委ねたい人を指名して下さい。 あなたが、一番思い入れのある、信用したい人を。 |
■風織り To:キルリック |
難しい質問するなぁ。一番なんて決められないよ。 歌が復活したら、宝は鍵をはじき出してもとの場所に勝手に戻るんだ。 だから、みんなで「風の宿り木」を大事にしてくれれば充分。 |
■キルリック To:風織り |
と言う事は、初めの約束どおりに、なるんですね。 『必要な時以外は、あなたに預けておく、必要な時は何時でも貸してもらえる。』 これは、あなたが始めに人間と交わした約束でも会ったんですね・・・ それから、鍵が弾き出されるなら私の約束の一つも守られそうです。 |
■風織り To:キルリック |
そういうこと。 |
風織りは満足げに頷くと、もう一度皆の顔を見回して微笑んだ。
■風織り To:ALL |
じゃ、またね! |
■オルフェ To:風織り |
ああ、また会おう。 |
■ミァ To:風織り |
んに、またでスヨー!(手ぶんぶん) |
■アリエラ To:風織り |
また、会いましょうね〜。 |
■リュント To:風織り |
たっしゃでな〜(笑) |
■キルリック To:風織り |
次にお会いするのを、楽しみにしてます。 |
風織りは風を身にまとって、はるか上空まで飛んでいった。
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GM:ともまり |