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SW-PBM Scenario#150 Three? materials |
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猛る熊の鼻先亭・露天風呂 |
脱衣所の引き戸を開けると、白い湯気がほかほかと立ちこめる露天風呂に出た。
足元はつるんとした石の床で、うっかりすると滑りそうだ。
混浴のせいかかなり広く、中央に床に埋め込まれた形の湯船があった。
湯の色は白濁しており、深さは分からない。
■ミァ |
わっほほーーい! 今度はお湯があるのでスー♪ |
■アリエラ To:ミァ |
あ、ミァちゃん、あんまりはしゃぎまわると、タオル、外れちゃうよ〜。 |
ミァのあまりの勢いに慌てて声をかける。
そういうアリエラはしっかりとバスタオルを胸元で固定し、念のため手も添えていた。
■ミリスレスカ To:ミァ |
もう、ミァさん危ないなぁ……滑りますよぉ? |
ミリィもバスタオルの胸元を押さえてはいるものの、片手にはミニタオルを巾着風にした包みを二つ手にしている。
入れてあるのは片方には入浴道具、もう片方にはストーン・サーバント用の小石が数個だ。
■ミァ To:ALL |
にははは、ミーのバランス感覚をもってすれば、ちょちょちょー……Σ! ・・・・・・・・・・・・ちょ、ちょちょちょーーいのちょい!でスー(・▽・;) |
ちょっと滑りかけたのは秘密だ。
■ミリスレスカ To:ALL |
うわぁ……見てみて、なんだかすっごく、いい雰囲気のところですよね? |
明かりは、脱衣所へ続く壁に備え付けられた燭台のみ。
薄暗いせいか、頭の上の満天の星空がよく見える。
周りはぐるっと木の柵と樹木で囲われていた。
■ミァ To:ALL |
ほっほーーう。 確かにロマーンティックとゆー感じで、ミリィっちやリエラっちが好きそう? |
■アリエラ To:ミァ |
そうですね。好きですよ〜こういう雰囲気。 これでゆっくり入れるんなら最高なんですけどね。 |
湯船の他に、湯のはられた大きな桶と、湯をすくうための小さな桶がいくつか部屋の隅に並んでおり、そこで体が洗えそうだ。
■ミァ |
さぁってー。ちぇっくちぇっくちぇーく! そしてさっさかきゅーと、早く温泉で遊ぶのでスー♪(わっくわく) |
ミァはさっそくぐららんアイで周囲のチェック。
興奮のせいか(?)あまり集中できなかったようだが、特に怪しげな気配は無いように思った。
■ミァ |
えーと無い、多分無い、きっと無い、……無いといいな(てへ) |
自分でも失敗一歩手前なのは分かったらしい。
続いてぐららんイヤーで怪しげな音を拾ってみるが、夜風に吹かれて木の葉がさわさわと揺れる音、客室から漏れる宴会の声がわずかに聞こえる以外は、怪しげな音は聞こえなかった。
■ミァ |
特に変な音はないみたいでスネー。 「猛る熊の鼻先亭」だから、熊がガオーって怪しく叫んでるかなと思ってましたのニー。 |
周囲をざっと見回す限り、人の気配はない。
そして「逆さTの石」は、まっすぐ白濁した湯船を指していた。
■アリエラ To:ALL |
…誰もいないみたいですね。 よかった〜。 |
■ミリスレスカ To:ALL |
そうですよね〜、塔とか「天の絹糸」亭みたいにヘンなイキモノとか出てきちゃったら、大騒ぎになっちゃいますもんね〜。 |
■ミァ To:ALL |
くっくっく。人がいないとは好都合でスー(=▽=) にしても、うむ。思いっきり温泉指してまスネー。 何か沈んでルーるる? |
じじーっと湯船を観察してみる。
まるでミルクのような乳白色の湯船は、どんなに観察しても底は見えないのだった。
お湯自体におかしな様子はないようだ。
■アリエラ To:ALL |
「宝」はこの中みたいですね。 入ってみましょうか? |
アリエラは探索に向いていないため、湯船に入る気はなかったのだが、温かく気持ちの良さそうな温泉の誘惑に勝てなかったらしい(笑)
バスタオルが肌蹴ないように気をつけながら、そっと湯船に入った。
■ミリスレスカ To |
あ、リエラさんずる〜いっ! 調べ終わってからって言ってませんでしたっけ? ほんとにもう……あ、気持ちいい♪ |
わざとらし〜く抗議しながら、続けて湯船に入る(笑)
その頃、遅れてリュントも風呂場へ入ってくる。ちなみに腰にはタオルを2本使ってふんどしのように巻いてます。これで走り回れる(笑)
■アリエラ To:リュント |
あ、リュントさん……。 い、いやぁぁぁぁあ! |
何気なく振り向いて、リュントの格好を見るや、いきなり悲鳴をあげて目をつぶり、ミリィにしがみついた。
どうやらオトメには刺激が強すぎたらしい(笑)
■ミリスレスカ To:アリエラ |
きゃっ?! リ、リエラどうし……あ゛。 そ、そうだよね……確かに悲鳴あげたくもなるよね、アレじゃあ……。 |
いきなり抱きつかれて驚いたものの、リュントの格好を見た驚きで逆に素に戻ってしまったらしい。
ちなみに「驚いた」だけで、「照れた」り「興奮した」りしたわけではないようだ(笑)
■アリエラ To:ミリィ |
み、ミリィちゃん、なんで大丈夫なの〜? …あ、そうか、お義兄さんで見慣れてるから…? |
■ミリスレスカ To:アリエラ |
え〜そんなぁ! それはたしかに、お義兄さまに比べたらあんなの……じゃ、なくって! お父様がボクや妹たちと一緒にお風呂に入るの、大好きだったんですよぉ。それで見慣れたんだと思います……あのころはみんな、楽しかったなぁ……あ!! |
幼くして死に別れた父に思いを馳せたらしく、やや涙ぐみ……目の前のリュントと泣きそうなアリエラに目がいって、慌てて現実に引き戻されてくるミリィだった。
■ミリスレスカ To:リュント |
リュントさ〜んっ! な、なんですかその格好! せっ、せめてその上からタオル巻くくらい、してくださいよ〜っ! レディの前なんですよっ?! ……ていうか、きもいです(ぼそ) |
■ミァ To:リュント |
なんとゆーか、自らネタに走ってるとゆーか…… でもかなーーり凄い格好な気がするのでスー。 あやしげハレンチ服装選手権で3位くらいに入れそうな。 |
■ミリスレスカ To:ミァ |
1位と2位って、いったい……? |
■ミァ To:ミリィ |
はっはのはー。そりは…… 未来のリューちゃんのために取っておいてるのでスヨー(ふっ) |
■リュント To:ミァ |
1位、2位は空席って事か? そんなもん全然嬉しくないぞ! どうせならお笑い選手権の方がいい!! |
■リュント To:ALL |
なんだ?こんな格好じゃなきゃ、不測の事態に対処出来ないだろう? 腰に巻いているだけで、見えちゃう方がかえって嫌だろう? なんだよ!そんな入浴するような格好は? そんな格好で走り回れるのか?? それより、ちゃんと調べてから入っているんだろうな〜? |
言いつつも警戒しながら湯船へ入る前にセンスオーラ〜〜
光、闇、精神、生命、水、風、火、植物…
特に異常は感じられない。
大地の精霊の気配のみ、自分のパワーストーンから感じる以外には存在していないようだ。
■アリエラ To:リュント |
そ、それはそうかもしれませんけど……。 でも「不測の事態」が起こるまでは、隠しておいてくださいよ〜(泣) |
ミリィにしがみつき、目を閉じたまま懇願する。
リュントの方を見れないらしい(笑)
■リュント To:アリエラ |
どうせ湯船に入っちまえば見えないからあんまり気にすんな。 |
■アリエラ To:リュント |
そ、そういう問題じゃないですよぉ〜。 |
■リュント To:ミァ |
どうせ俺より先に来ているのなら湯船以外は調べたんだろう? |
湯船へゆっくりと入り、中を捜索。
■ミァ To:リュント |
ふっ、そりは当然………って、は!Σ( ̄□ ̄; リューちゃんに驚いてたら、みんなに温泉先越されたっ!!?(ガーン) |
負けてなるものかと、ミァもざぶんと温泉へ。
リュントとミァは、しっとりとなめらかなお湯の中を、慎重に手探りと足探り(?)で調べてみる。
底は、足や手で触った感じでは石を敷き詰めて作られていて、ほぼ平らに加工されているようだ。
特に手(足)に触れるものはなかったが、温泉が湧いている場所を探り当てることができた。
湯船の中央から直接湧き出ていて、そこだけ石と石の隙間が空いているようだ。
やけどするほど熱くはないが、指先程度しか入らない。
そして、ミァの持つお散歩石は、ひっぱられる感覚から、その隙間に入り込もうとしているようだった。
■リュント To:ALL |
この下から源泉が出ているようだが。 石はこの下へ向かっているんだろう? |
■ミァ To:リュント&ALL |
んに。その源泉ラヴみたいで、物凄い勢いで入りたがってるのでスー。 |
■アリエラ To:ALL |
どうしましょうか? トンエルを掘るにしても……ノームくん、いないみたいですし。 |
精神を集中して、ここに働く精霊力を調べた。
しかし、リュントと同じ反応が得られただけだ。
■アリエラ To:ALL |
ここにも、今までみたいに「精霊語を話す何か」いないんでしょうか? ちょっと呼びかけてみましょうか? |
■アリエラ To: |
(精霊語) すみませ〜ん、どなたかいらっしゃいませんか〜? |
立ち上がって、湯煙の向うに声をかけてみる。
■ミァ To:誰か |
居るんだったらさっさと出てきやがれーなのでスヨー! |
精霊語なんて話せないから、もちろん共通語。
さわさわ…葉ずれの音が聞こえただけ。何の気配も感じない。
■リュント To:ALL |
なんの反応も無いみたいだな…… 俺はここを剥がせるかやってみるぞ? |
みんなの反応を待たず、勝手に剥がそうを力を込める。
■アリエラ To:リュント&ALL |
お願いします。 私は土とその精霊ノームくんを探してきますね。 |
一番近いけれども温泉からは遠い植え込みの根元を調べに行った。
■アリエラ To:ALL |
う〜ん、ここならノームくん、いるんですが……力を借りるには遠すぎますね。 |
今いる場所とトンネルを掘りたい亀裂付近の位置を見比べ、諦めてまた、温泉中央付近に戻った。
一方、力を込めて床石を引きはがそうとしていたリュントだったが、しっとりなめらかな温泉の中では踏ん張りづらかったのか、ぴくりとも動かすことができなかった。
■リュント To:ALL |
気合が全然足りなかったみたいだな…… みんなはチャレンジしてみるか? |
他に試してみる人が居れば、場所を譲る。
■ミァ To:リュント |
やっだー。リューちゃんてば。 ヲトメたちに向かって、力仕事だなんてー(・▽・) |
■リュント To:ALL |
誰がヲトメだって?リエラだけじゃねえか?? ミァもミリィも子供みたいなもんだし(笑) |
■ミリスレスカ>○○みりぃ? To:リュント |
うわ、レディもいるのに失礼な! それにリュントさん……ボクもう、コドモじゃないんですよ♪ |
ほつれた後ろ髪をかきあげながら、突然コケティッシュな眼差しでリュントをにらみつけてみたり。
■アリエラ To:ミリィ |
……そういえば、ミリィ、もうヲトメじゃなかったんだっけ……。 |
何かに負けたかのようにガックリとしながらポツリと呟く。
■ミァ To:リュント |
てゆーか、もし床はがして元戻らなかったら弁償…だけじゃなく、今晩の美味しいご飯!もナッシングになっちゃうかもしれないから、なーんか別の方法を考えたい所存なのでスヨー。 |
■リュント To:ミァ |
ぐっ……… そんな事くらい分かっていたよ。 だから剥がす振りだけにしておいたんだろう? |
失敗したとは決して言わない。
■ミリスレスカ To:リュント |
う〜んと……じゃあストーン・サーバントでも呼びますか〜? ムダにぱわふるですよ〜? |
そろそろぼんにゃりしはじめてきたらしい。恐るべし温泉ぱわぁ(笑)
■ミァ To:ミリィ |
・・・・・・石床、陥没しませんカネー(ぽそっと) |
■リュント To:ミァ |
すんだろうな(笑) |
■アリエラ To:ALL |
一応亀裂近辺の精霊力、調べて見ますね。 |
そう言うと、目をつぶってポチャンと温泉に潜り、手で亀裂に触れ、その付近の精霊力を感知するために集中した。
あたたかいウンディーネ(?)の気配に紛れて、わずかなノームの気配を感じる。
かなり細々としたものだが、明らかに隙間の奥にいるようだ。
異常は感じられないが、なんだか弱々しい。
■アリエラ To:ALL |
いたっっ。 |
いきなりザバッとお湯から顔を出す。
■ミァ To:アリエラ |
うににっ? 発見でスカー?? |
■アリエラ To:ALL |
この亀裂の奥にノームくんいるみたいです。 でも、かなり弱っているみたい。 力を借りられるといいんですけど…。 今の状態ではちょっと無理そうです…。 なんとか元気づけることが出来ればいいんですが…。 |
■リュント To:アリエラ |
どうだ?なんなら、水中呼吸の魔法を掛けるか? |
■アリエラ To:リュント |
ありがとうございます、お願いします。 |
リュントはウンディーネに語りかけ、アリエラに水中呼吸の恩恵を与えた。
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GM:ともまり |