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SW-PBM Scenario#150
Three? materials

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意外な再会


 温泉街

キュラスとナッシェレを護衛に残し、「天の絹糸亭」を出た一行。
ホェルンは、他のおつかいを済ませてから宿に行くと言って、いったん冒険者たちと別れた。
今にも降り出してきそうな満天の星空の下、夜のとばりに包まれた温泉街を歩く。
オルフェの持つ「ライト」がなければ、もはや足元もおぼつかないが、あたりの酒場からはもれてくる賑やかな声、そして美味しそうな夕食の匂いは、まだまだ途絶えそうにない。
■ミァ To:ALL
お歌ーお歌ー。お歌は気になりり〜〜。
・・・・・・・・・けど!
このおいしそーな匂いは、ミーに飯屋に駆け込めと言ってますヨネー!?
はぅああああ〜〜(じゅる)

■リュント To:ミァ
調査が優先だからな。
仕事が終わればテーブルに載らないくらいのご馳走が待っているはずだから。

懸命に手綱を握ります。
■アリエラ To:リュント&ミァ
そうですね。
さっさとお仕事が終わらせて、ゆっくりご飯にしましょうね。

早くキュラスの元に戻りたいのが見え見え(笑)
■ミァ To:リュント&アリエラ
んにーーー、終わったらご馳走? ご飯ゆっくり??
ぜったいぜったい、ぜーーーーったい!でスヨーー?(>▽<)

ミァが紐にくくりつけ、犬の散歩状態で持っている「逆さTの石」。
それが向かおうとしている方向へ歩いていくと、ほどなくして「猛る熊の鼻先亭」の前にたどり着いた。
看板には、鼻先にハチが留まった猛々しい熊のレリーフが彫られている。
石は、まっすぐ宿の中を指しているようだ。
■リュント To:ALL
ここって俺らが泊まる予定の宿じゃねえか?

■アリエラ To:リュント&ALL
…そうみたいですね…。
ここに「宝」があるんでしょうか?

■リュント To:アリエラ
今まで石は一直線に「宝」へ向かっているからな〜
ここにあると踏んでも良さそうだろう。

■キルリック To:ALL
おまけに、あのひと(風織)もここに居る可能性があるんですよね?

■リュント To:キルリック
そうなんだよ。だから慎重に行かないとな。

■オルフェ To:ALL
わざわざ探しに行く手間が省けて、良かったんじゃないかな?
気がかりを残さなくて済むからね。

■ミァ To:ALL
こりで宿の奥を突き抜けて更に向こう〜とかだったら、とんだ肩透かしですけどネー(にはは)

 猛る熊の鼻先亭

扉を開けて中に入ると、丸太小屋のようなつくりの内装。
木のいい匂いと、温泉のふしぎな匂いが漂ってくる。
受付は広く、木のベンチで座って談笑する冒険者風の客がちらほら見られた。
■受付の女の子 To:ALL
いらっしゃいませ〜。ご予約のお客様ですかぁ?

一行の姿を認め、笑顔で話しかけてくる。
■リュント To:受付の女の子
イェズニカ薬舗のホェルンが予約しに来たろ?
俺らが泊まる客だよ。

■受付の女の子 To:リュント&ALL
は〜い。何か証明できる物は持ってますかぁ?

にこにこ、営業すまいる。
同じくにこにこ(笑)
■リュント To:受付の女の子
これで良いかい?

首にぶら下げていた銀のプレートを見せる。
女の子はそれをまじまじと見て、
■受付の女の子 To:リュント&ALL
はい、確認しましたぁ〜。
お部屋は2階の一番奥、「心の間」と「技の間」です〜。
露天風呂は1階、そちらの廊下の突き当たりです〜。
では、ごゆっくりおくつろぎください〜。

リュントに部屋の鍵を渡し、ぺこりと頭を下げた。
■リュント To:受付の女の子>ALL
ありがと〜
心と技の部屋なんてまるで鍛錬させられるみたいだな(笑)

■受付の女の子 To:リュント&ALL
あ、部屋で暴れちゃだめですよぉ〜
備品を壊したら、ちゃーんと弁償していただきますから〜

釘さし。
■リュント To:受付の女の子
この中に暴れる奴はいないから大丈夫だよ。

言ってるお前が一番危険。
■受付の女の子 To:リュント
それなら安心ですね〜

信じた。
■オルフェ To:受付の女の子
ありがとう、お嬢さん。
私はオルフェというんだ。
良ければ、名前を教えてもらえるかい?

またもや持病が再発したらしい。
■受付の女の子 To:オルフェ
え〜♪ そんなぁ〜。お客さん、困りますぅ〜。

嬉しそうに両手で頬を押さえてにこにこ。
■アリエラ To:オルフェ
あの、オルフェさん、なんぱするんなら、後にしてくださいね。
今はさっさとやるべきことを終わらせちゃいましょう。

いつになく強引にオルフェの腕をひっぱって、受付から離れさせる。
■オルフェ To:アリエラ
名前を聞くくらいは、マナーのうちだと思ったんだけどな。
でもそうだね。今の所は当面の用事を先にすませるとしよう。

乙女パワーにかなわなかったらしく、大人しく受付を離れた。
■ミリスレスカ To:ALL
す、すごい……リエラがいつになく「ヤル気」ですぅ……?

■キルリック To:受付の女の子
二つほどお伺いしてもよろしいですか?

他にも、イェズニカ薬舗の名前で予約している連れが居ると思うのですが、誰か来てますか?
あと、この辺りの温泉宿で、温泉の出が悪くなってるとお伺いしたのですが、こちらはいかがでしょう?

■受付の女の子 To:キルリック
ええと、ホェルンさんはまだですね〜。
スイリンさんはいらっしゃってますよ〜。

こちらの温泉は大丈夫ですよ〜
おかげさまで満室御礼大繁盛ですぅ〜。

にこにこ。
■アリエラ To:受付の女の子
あ、スイリンさん、もう来てるんですか。
後で挨拶に行かないと…。
スイリンさんとホェルンさんの部屋はどこになるんですか?

■受付の女の子 To:アリエラ
2階の、みなさまとは反対側の一番奥です〜。
それぞれ「時の間」と「精神の間」をご用意しております〜。

■リュント To:受付の女の子
スイリンはどっちに入ったか分かるかい?

■受付の女の子 To:リュント
私、ここから動いてませんので〜。

知る由もない。
■リュント To:受付の女の子
ちなみに「時の間」と「精神の間」は隣り合わせなんだよな?

■受付の女の子 To:リュント
そうですけど〜?

変なことを聞くお客さん〜、的な視線。
■リュント To:独り言
ふっふ〜〜ん。

一人で納得の雰囲気
■キルリック To:受付の女の子
どうも、ありがとうございます。

■受付の女の子 To:キルリック
いえいえ〜。
どうぞごゆっくり〜。

チェックインを済ませると、受付から続く、長い廊下の奥の方から、聞き覚えのある声が聞こえた。
■ノール To:レィジナス
何だよ〜! せっかく温泉宿をとってやったのに!
レィジナスのいくじなし!
冒険者はどんな状況にも対応できなきゃだめなんだぜっ!

■レィジナス To:ノール
で、でも…。私、やっぱり嫌です…。

公園で別れた時のままのノールの後ろ姿が、地団駄を踏んでいた。
彼が向き合っているのは、背中まで長い銀髪の女性。
服装や仕草、声の質も含め、オルフェにはレィジーに間違いないように見えた。
ふたりとも、一行に気づいた様子はない。
■ミァ
(………はあ?(=△=)
こりって、やっぱり見間違いじゃーないですよネー?)

ふたりは廊下の突き当たり、露天風呂への入口の前で話しているようだ。
そして、ミァが持っている「逆さTの石」は、まっすぐ彼らのいる方向に向かおうとしている。
■キルリック To:ALL
(目で、)『どうしましょう?』

■リュント To:キルリック
(目で、)『俺は下がるから、声を掛けてくれ』

最前列にいた(つもり)のを、後列へ下がる。
■アリエラ To:ノール&レィジナス
あの、すみません。露天風呂に入りたいんですけど…。
なにかあったんですか?

道を開けて欲しそうに、遠慮がちに話しかける。
■ノール To:アリエラ
ん?
…あーっ!!

ノールはアリエラを見、次にそのうしろのミァとリュントを見る。
■ノール To:ミァ&リュント&ALL
ししょー! ミァっち!!
こんなところで再会できるなんて!
やっぱりおいらとミァっちは運命の赤い糸で結ばれてるんだ〜〜♪

すったかたったったーとミァに走り寄り、がばちょと抱きつこうと。
■ミァ To:ノール
ふっ。動きが甘いのでスヨー!!

すぱこんぱーーーん!
避けた挙句、温泉スリッパで無防備な頭上をはたく。
■ノール To:ミァ
ぎゃふっ!?

よろろと前のめりによろけるノール。
そして避けたミァの先は――やっぱりこの人。
後列に下がったのが災いしたか。
リュントはすかさず足を少しだけ残し、半身になる。
■ノール To:リュント
うわっ!? とと

まるで操り人形のようなあり得ない動きで、無茶な角度から体勢を立て直し、一回転して着地する。
■ノール To:リュント
ちっちっちっ!
そんなちゅーとはんぱな足じゃ、おいらにかすることすらできないぜっ!

後頭部を撫でさすりながら、スリをかわされたときのリュントの真似をする。
■リュント To:ノール
手加減してやったのを気付かないとはお前もまだまだだな(笑)
それより、なんでお前はこんなとこにいるんだ!?
大事な約束ってのは女の子に会う事だったのか??

■ノール To:リュント
ほえ? 女の子っていうか、同業者志望だなっ!
おいら、こいつにわんだふるでびゅちほーな共通語も教えてやるんだっ!

■レィジナス To:ノール
わんだふる、です。

忠実に繰り返す。
■キルリック To:ノール
同業者志望って事は、まだ同業者じゃないって事ですよね?
どうして、一緒に行動する事になってんですか?

■ノール To:キルリック
ん? 昨日酒場で会ったんだ!
仕事を探してるって言うから、パーティ組むことにしただけだけど?
レィジナスは精霊とも話せるし、でびゅーが遅いくらいだぜっ!
何か変か?

きょとんと首傾げ。
■キルリック To:ノール
てっきり、用事をこなす為の仲間かと思っていたので、何で一緒に居るのか疑問に思ったので、聞いてみました。
用事は、つつがなく終わりましたか?

■ノール To:キルリック
用事? 仕事のことか? 仕事はこれから探すんだよっ!

■キルリック To:ノール
そうですか、今からですか・・・
あんまり悠長にしていると、(食費が足りなくて)ミァに見限られちゃいますよ?

■ノール To:キルリック
だ〜いじょうぶさ〜〜♪
ミァっちはそんなにこころのせまいおんなじゃないんだから〜♪

根拠の無い信頼。
■ミァ To:ノール&キルリック
おなかがすいてる時はめっちゃこころが狭いですけどネー(=▽=)

■キルリック To:ミァ
心が狭いというか、えさを求める獣になっていそうで、心配です。

■リュント To:ノール
二人だけか?
それならパーティーじゃなくて、コンビだろ?

■ノール To:リュント
へへへん、甘いぜ、ししょー!
他の仲間は、これから集めるんだっ!

びっと親指を突き出し。
■ノール To:リュント&ALL
おいらたちに足りないのは、戦士、まほうつかい、神官だなっ!
こころあたりないかっ?

■リュント To:ノール
おお! 戦士にまほうつかいに神官!
今日は偶然にも全てに出会ったぞ(笑)

まさか………(笑)
■ノール To:リュント&ALL
おおぅっ! こころあたりあるのかっ!
ぜひ紹介してくれよ、ししょー! みんなっ!

本気だ。(死
■リュント To:ノール
それはお前の努力次第だ(笑)

もったいつけよう(笑)
■ノール To:リュント
ちぇー。けちー。

■リュント To:ノール
盗賊なら分かるだろう。
情報=金だ(笑)

■ミァ To:リュント
リューちゃんリューちゃん。
ひとつ大事なことを忘れてまスヨー。
…――このノールんが、お金を持っていると思いまスカー?(真顔)

■リュント To:ミァ
それはもちろんこれから稼いで出世払いをしてもらわないと(笑)
骨の髄までしゃぶってやる(大笑)

■オルフェ To:リュント
出世ね……グラスランナーはどうやっても出世しなさそうな気がするのは、私だけかい?

■リュント To:オルフェ
いや、俺も同感だよ(笑)
それこそ取る気が無いって事の意思表示かな(笑)

■ノール To:リュント
な〜んだ〜。
金に困ってるなら、おいらが貸してやるぞっ! ししょー♪

他意の無い、純粋な瞳で。
■リュント To:ノール
金は貸すほどあるんだ!
会っていないから返してもらっていないだけだ!!

■ノール To:リュント
ほえ? ダメじゃん、ししょー!
盗賊ともあろう者が、利子も取らずに借り逃げされるなんてっ!

■リュント To:ノール
あの頃は俺も駆け出しだったんだ!
利子とか、請求とかの言葉を知らなかっただけだ!!

■ノール To:リュント
……ししょーにも駆け出しな頃があったのかぁ。

妙にしみじみと(笑)
■リュント To:ノール
あっちゃ悪いか(笑)
みんなには内緒にしていたが、あったんだよ。

■ミァ To:リュント
Σええっ!!!!

あれでナイショにしてたんでスカー(・△・)

■リュント To:ミァ
いや、してないよ。

いたって冷静に(笑)一体どっちなんだよ(笑)
■キルリック To:リュント
冒険者としての話はともかく、芸の磨かれていく様は気になりますね。

■リュント To:キルリック
俺の成長は全て見てきているじゃねえか(笑)
って待てよ?
俺はこのメンバーだから芸が磨かれたのか?
素質じゃなく??

■キルリック To:リュント
いいえ、素質です。(きっぱり)

■リュント To:キルリック
……………

■レィジナス To:オルフェ
…あ、お、オルフェさん。

レィジナスはオルフェに気づくと、居心地が悪そうにうつむいてしまった。
■オルフェ To:レィジナス
やあレィジー、奇遇だね。また会えて嬉しいよ。
言付けも頼まれている事だしね。

■レィジナス To:オルフェ
え? こと…づけって、なんですか?……

おそるおそる顔を上げ、たどたどしい共通語で尋ねる。
オルフェは一瞬考えた後、ニュアンスが正しく伝わるようにエルフ語で話した。
■オルフェ To:レィジー
(エルフ語)リスリスの店長さんが君を追いかけていたのは、店に戻って欲しいからだそうだよ。
配達に遅れたのを少し叱ったら、クビになったと勘違いして君が逃げていってしまったから、誤解を解こうとしていただけらしい。
昼のお店で、給仕の子にそう伝えるように頼まれたんだ。
店長さんが哀れで見ていられないから、ってさ。
あの形相で追いかけられたら、レィジーが逃げたくなった気持ちも分かるけどね。

それを聞いてレィジーは真っ赤になって手で頬を覆った。
■レィジー To:オルフェ
(エルフ語)
そ、そうだったんですか…。
私ったら、てっきりもっともっと怒られると思って…。
それなのに…いきなり逃げ出したりして、すみませんでした。

ずっと気にしていた、という様子でぺこりと頭を下げた。
■レィジー To:オルフェ
(エルフ語)
…ありがとうございます、オルフェさん。
これで少しだけ、肩の荷がおりました。

(共通語)
でも、リスリスには、もどれないんです。
ぼうけんしゃになると、きめたから…。
こんど、店長さんのところに行って、あやまって…きますね。

感謝の笑みを浮かべて言った。
■オルフェ To:レィジー
ああ、君ならきっといい冒険者になれると思うよ。
しかし、なんでまた冒険者になろうだなんて思ったんだい?
私が言うのもなんだけど、街で演奏して暮らしていたほうがずっと気楽だと思うんだけどね。

■レィジー To:オルフェ
それは……。
帰りたいばしょ、あるのですが…今はもう…無理だから……。
せめて、とおくに……。

■ノール To:オルフェ
こらっ! それいじょー聞くなよっ! また、泣いちゃうぞ!!
でりけーとなぷらいべーとってやつだっ!

ぷりぷりと割って入る。
■リュント To:オルフェ
この子がリーダーの言っていたレィジーか?

■オルフェ To:リュント
そうだよ。
共通語にはまだ少し慣れないみたいだけど、笛の演奏の腕の方は私が保障しよう。

■リュント To:オルフェ
リーダーの折り紙付なら相当な腕前だな(笑)

■ミァ To:レィジー
へぇええー。一度聞いてみたいもんでスネー(=▽=)

■レィジー To:ミァ
わ…私なんて、まだまだ未熟で…
のーるさんからいろいろ、教えてもらおうと、思ってるんです。

■ノール To:レィジー>ミァ
おぅっ! おいらがバードのなんたるかを教えてやるぞっ!
ミァっちにも今度、心を込めた「らう゛ばらーど」をぷれぜんとしてやるからなっ!

背中のハープをさっと取り出し、ポロポロン♪とかき鳴らす。
なかなか良い音がした。
■ミァ To:ノール
ほっほーーーう(=▽=)
やれるもんならやって味噌。

■ノール To:ミァ
おうっ! 待っててくれよ〜♪
おいらの思いの丈を歌にするには、5番くらいまで必要だなっ!

ポロポロン♪
■リュント To:ノール
お前は盗賊で吟遊詩人だったのか!?

知らなかった(笑)
■ノール To:リュント
そうだよぅ〜! 昼間に、公園で見せびらかしたじゃないかっ!
ししょーってば、忘れっぽいのか!?

なにしろ数ヶ月前だ(何
■リュント To:ノール
お前の印象が薄いだけだ。
お前の印象はミァへ迫っている印象しかないもんでな(笑)

■ノール To:リュント
ま、それも正しいけどなっ!

あっさり納得。

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