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SW-PBM Scenario#150
Three? materials

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温泉のピンチ!


 温泉街の診療所

懐かしい雰囲気にやさしく目を細めていたおかみさん。
ふと何かを思い出したように真顔になる。
■おかみさん To:キルリック&ALL
さっきの話だけど…。
実は、今日で宿をたたむことにしたんだ。

■ラルカ To:おかみさん
えっ? なぜですか?

■おかみさん To:ラルカ&ALL
温泉が出なくなったんだよ。ここ最近、ずっと湯量が減ってきたと思っていたら。
もう、だめだね。代々続いた天の絹糸が切れちゃった。
チャ・ザ様を通じて、恵みを与えてくださるこの大地にも、感謝の祈りを捧げていたつもりだったんだけどねぇ……

寂しげに、しかし覚悟を決めた表情で、微笑んだ。
■ミァ To:おかみさん
お ん せ ん が!!Σ( ̄□ ̄川

ありゃりゃのりゃー……。
じゃあもう温泉入れないでスカー?
うーと、そりともその現象はあんたさんのところだけ?
他は普通に出てるんでスカー?

■おかみさん To:ミァ&ALL
うん、完全に出なくなっちまったのは、どうもうちだけみたいだね。
でも、湯量が少なくなってきたって愚痴ってる宿はほかにもいくつかあるみたいだよ。
まったく、何が起こっているのだか。

■ミァ To:おかみさん>ALL
んーーと。温泉のお湯が少なくなったのは、だいたい何時頃からだったか、ってゆーのは分かりますカネー?
周りも愚痴ってるんだったら、この土地全体的の問題な感じですヨネー。
そーなると、せっかくの「お ん せ ん!」の危機なのでスー!(○△○)カッ

■おかみさん To:ミァ&ALL
いつごろだったか…ちょうど半年前くらいだったかな。
本当に、他の宿も毎日その話題さ。

■キルリック To:おかみさん
温泉がまた出れば、宿を続けるんですね?

それに、温泉が出れば、収入も安定し、シトラの薬も買えますよね?

■おかみさん To:キルリック
まぁ、そうだけど…。そう何もかも、うまくいくもんか。

思わず苦笑を浮かべるおかみさん。
■オルフェ To:おかみさん
楽観的過ぎるのもなんだけど、悲観的過ぎるのも良くないな。
……こういう話がある。
とある女性が、神様から幾つかの贈り物を授かった。
最後の贈り物として、彼女は決して開けてはいけないと言われて箱を渡されたんだけど、ある日彼女はその箱を開けてしまう。
箱の中には様々な災厄が詰まっていて、彼女は慌てて箱を閉めたものの最後の一つを残して全て飛び去った後だった。
だけど、最後にたった一つだけある物が残っていたんだ。
それがなんだか分かるかい?
それは希望さ。どんな災厄の中にも、希望は常に残されている、という事だね。

■おかみさん To:オルフェ
希望…か。

■オルフェ
(ま、本来ならこの解釈は少し間違っているんだけどね。)

■おかみさん To:オルフェ&ALL
あたしからあの人をうばった、最大の不幸の後にも残されているのかな?
シトラさえ無事ならあたしは…。
これ以上望んだら、罰が当たるってもんだよ。

けど…ありがとうね。

おかみさんは思わず手を組み合わせ、チャ・ザに祈りを捧げた。
■キルリック To:おかみさん
では、始めの希望と言えるかどうかは分かりません。
更に、色々とご協力はお願いしないといけないと思いますが、よろしければ私達に調査させてもらえませんか?

■おかみさん To:キルリック
調査って…、うちの宿の風呂場を調べるのかい??

突然の申し出に、かなり驚いている。
■キルリック To:おかみさん
風呂場と言うか、まぁ、源泉とか水脈とかになると思いますが・・・

■ミァ To:キルリック
キーちゃん、どうどうー。
いっくらメロリンきゅーんなシトラっちーのためだからといって、先走りすぎだと思うのでスヨー。
てか、ミーにそんなこと言われるなんて、ぶっちゃけかなーり?
こりが、いわゆる親バカって奴ですかネー(=▽=)ウケケ

■キルリック To:ミァ
(・・・今すぐにこの、ど頭をグリグリして差し上げたい(苦笑)
そもそも、まだ手がかりのつかめていない、第三の材料の可能性が、温泉の源泉にある、と言う事を想定しての行動であるのと言うのに。
確かに、シトラと天の絹糸亭の事も心配である事は否定しませんが、それにしてもこの言い方・・・・(ぎゅっと拳を握り締め)
しかし、説明が必要になってしまうので、あえて否定はしませんが・・・)

■ミァ To:おかみさん
いきなり調査なんていっても、べっつにあやしーもんだとかお金ふんだくろーとかは思ってないでスヨー。
・・・・・おいしい温泉たまごとあったかい温泉なら歓迎ですケドー(てへ)

んとんと。
ミーたち、今お仕事ちゅーの冒険者なんですけどネー。
今回の、その温泉のお湯出なくなっちゃうぞ現象ってゆーのも、もしかすると根っこの何かは同じかもしれないワケでー。
そりなら、シトラっちーに会ったのも何かの縁だし、なによりキーちゃんが父性本能バリバリィに刺激されちゃって、もう!こう、尽力したい気分満載っぽいから、そっちがもし良ければちょっくら調べさせてくんなーい?
――ってゆーオハナシだったのでスヨー。
あーゆーあんだすたん?

ぺらぺらぺらーり。
どうやら湖に潜って、話術が鍛えられたらしい?
■おかみさん To:ミァ&ALL
ば、ばりばりぃ??

…よくわかんないけど、調べるのは構わないよ。
もし、それで何かわかるなら…うちの温泉が回復しないまでも、他の宿を救えるかもしれないからねぇ。

ミァのとーくの勢いに押されながらも、ご近所さんへの気遣いを見せつつ、頷いた。
■ミァ To:おかみさん>キルリック
んにんに、素直に頷くとは良い心掛けなのでスヨー!(・▽・)ノ
あとはミーたちにまっかせなさーーーい。
曇りのち晴れくらいの確率でなんとかなりまスヨー多分っ。
ふっふっふ、キーちゃん見たみたでスカー?
ほーら、ミーの言い方だったらバッチリグゥで許可げっと☆(キラーン)

■キルリック To:ミァ
許可を頂いた事については、素直に関心し、すばらしと思います。
若干、有無を言わせぬ所もありましたが、その辺りは私でも同じ事でしょうから、あえて追求はしませんが。
ただし・・・

ミァを捕獲し、その頭をぐりぐりしながら。
■ミァ To:キルリック
にょ!?Σ(@▽@;
ぼーーりょくはんたーーいぃ。

■キルリック To:ミァ&おかみさん
先程も言ったと思いますが、そう言う説明(父親本能)は、や・め・な・さ・い!(溜息)

一旦、我々で調査を行い、原因らしきものを特定できなかった場合、仲間の精霊使いにも調査に参加してもらいます。
少なくとも、何かしらの手がかりはつかめると思います。

■おかみさん To:キルリック&ALL
ああ、わかったよ。
あたしには手の打ちようがないし、お任せするよ。
ありがとう。よろしくね。

■ラルカ To:ALL
私も一緒に行って良いですか?

思い詰めた表情でラルカが言う。
■おかみさん To:ラルカ>ALL
ん? あたしは構わないけど…。

一同を見回すおかみさん。
■ミァ To:ラルカ
ミーも構わないでスヨー。
てゆーか寧ろキーちゃんつつけ大作戦実行中のミーとしては、むしろ願ったりかなったり…

はいはいはーい!
でもなんで思い詰めたそんな表情してるのか気になるのでスー。
だからチャキチャキ答えるがいーでスヨー!(=▽=)ノ゛(びっ)

■ラルカ To:ミァ
それは……。
この町に来てから、ずっと慣れ親しんでいた宿ですから。
無くなるなんて──さみしいです。

唇を噛んで、自分の足元を見つめた。
■キルリック To:ラルカ&ミァ
ラルカは、善意でお手伝いして下さるんですよ。
それに、源泉の調査ともなれば癒し手は一人でも多い方が安心と言うものです。

問題なければ、是非にでもと、こちらが頭を下げて御同行をお願いする様な場面だと私は思いますよ。

■オルフェ To:キルリック
確かに。
遠出するならともかく、近場だから人数は増えても問題は無さそうだし、地元の人にしか分からない事が有るかもしれないからね。

■ラルカ To:ALL
……ありがとうございます。

頭を下げるラルカ。
■キルリック To:ラルカ
頭を下げるなど、止めてください。
私達が頭を下げたいくらいなのですから。

更なるご協力、感謝します。
そして、よろしくお願いします。

微笑みと、握手を求めるように、片手を差し出す。
■ラルカ To:キルリック
はい。

うつむいたまま手を差し出し、握手を交わす。
顔を上げて微笑みかけたその表情は、ほんとうに嬉しそうだった。
■ミァ To:ラルカ
うにー。そでスカー。
ただミーとしてはぁーーー…

ちょいちょい、とラルカに対してひそひそ話の手招きをしてみる。
■ラルカ To:ミァ

身をかがめてミァのそばに右耳を寄せる。
■ミァ To:ラルカ
Σ(○△○)!!!(クワワッ)

そっちじゃ駄目なのでスー!

問答無用でびしっと指摘してから、グラスランナーの俊足を生かして、一瞬でラルカの左耳側に回りこむ。
そして突然のことに呆然としているラルカの左耳の後ろを狙って、即座に手を伸ばす!
■ミァ To:ラルカ
隙あリィー!

■ラルカ To:ミァ
きゃっ?

小さく悲鳴をあげて思わず身を引くラルカ。
ミァのぐららんハンドは一瞬の隙を逃さず、ひょいと髪をかき上げて首筋ちぇっく!
しかしそこには例のアザはないようだった。
■ラルカ To:ミァ
な、何ですか?

首をさすりながら、目を丸くしている。
■ミァ To:ラルカ
んに? ひそひそ話聞こえなかったでスカー?(・▽・)
んじゃもういちどー。

ただミーとしては、お手伝いしたい理由がキーちゃんを手伝いたいからだったら楽し……じゃなくて、おもしろ……じゃなくて、そう!嬉しいかなーと思ったんでスヨー(にひ)

■ラルカ To:ミァ
違います。

きっぱり(笑)
■ラルカ To:ミァ
私は、おかみさんを助けたいんです。
だから、キルリックさんたちの言葉が嬉しかったんですよ。

ふと我に返ったように顔を赤くして、もう一度首を手でさすってから。
■ラルカ To:ミァ
……首はやめてくださいね。

弱点だったらしい(何
■ミァ To:ラルカ
あ、めちゃくちゃあっさりと(・◇・;)
キーちゃんも哀れでスネー。(よよよ)

あぁだいじょーぶだいじょーぶ、もうしませんヨー。…多分。

へぇ、ほほほーう、弱点なんだー的視線をちらっと送りつつ。
■ラルカ To:ミァ
………………。

首を押さえながら訝しげに見る(笑)
ラルカはミァに対する警戒心を強めた!(首限定で)
■ミァ To:ラルカ
んに! じゃあ助けられるよーがんばりまショーか(^▽^)

■ラルカ To:ミァ
はい、がんばりましょう。

今度はうれしそうな表情に戻って言った。
■オルフェ To:キルリック
そういえば、薬の事なら一度セルフィドさんに相談してみるのもいいんじゃないかな?
在庫があれば例の特効薬を安く提供してもらう手も有るし、他に安価で効果が有る薬草でも知っているかも知れないよ。
その為にも元の仕事も忘れないようにしないとね。

■キルリック To:オルフェ
そうでした、流石リーダー、その手がありました。
駄目ですね、冷静さが足りません(苦笑)

もちろん、信用第一、依頼を無事にこなしてこそ、こちらのお願いも出来ると言うものですしね。

それまで黙々とカルテを書いていたつるつる先生が顔を上げた。
■つるつる先生 To:オルフェ&キルリック
おや、セルフィド先生のお知り合いなんですかな。
この町で、斑点熱の薬を調合できるのは、彼だけですぞ。

まぁ〜なかなか原料自体が貴重で、高価なものじゃからな。
安価にとはいかんじゃろうが…。

後半はおかみさんに聞こえないように声を落として、ふたたび、カルテに戻る先生。
■キルリック To:つるつる先生
その辺り(価格面)は何とかします。

斑点熱の薬の調合ができると言う事は、今すぐにでも、調合できるかもしれないと言うことですか?

■つるつる先生 To:キルリック
材料さえあればの。
オランの市場で手に入っていると良いんじゃがの〜。

■キルリック To:つるつる先生
私達と来た、あの大量の荷物ですね。
後からお伺いしてみます。

■キルリック To:ALL
では、早速、宿の方で調査を始めましょう。

ちなみに、シトラはしばらくここで休む事になるんでしょうか?

■おかみさん To:キルリック
いや、連れて帰るよ。
ひとりにしちゃかわいそうだ。
それでなくても、あたしが忙しすぎて放っておくことが多いんだから…。
よいしょっと。

シトラを抱きかかえる。
■キルリック To:おかみさん
(わたしが、と出しゃばる場面ではありませんね・・・)
シトラに障りますので、風除けを一枚、お使い下さい。

シトラを抱きかかえるおかみさんに、マントを羽織らせた。
■おかみさん To:キルリック
おや、ありがとう。悪いねぇ。
ふふっ、西方の人ってのはみんな優しいのかね?

何かを懐かしむような表情で、嬉しそうに頭を下げた。
■キルリック To:おかみさん
そうですね、親切な人は多いかもしれません。
その方が、みんな幸せになれますから(微笑)

■おかみさん To:キルリック>つるつる先生
ふふ…。ほんと、その通りだね。
それじゃ、先生。ありがとう。

■つるつる先生 To:ALL
うむ。気をつけての。

つるつる先生に見送られ、一行は再び雨の町へ。

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