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SW-PBM Scenario#150 Three? materials |
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市場 |
はらぺこ娘(?)アリエラとミリィは、キュラスの案内で市へとやってきた。
さまざまな露天と人々でひしめき合っていた通路も、次第にゆったりと広がりを見せ、歩きやすくなってきている。
どうやら公園の方へと向かっているらしく、町並みはわりと整備されていた。
公園に足を運ぶ家族連れやカップルを狙ってか、大通りにはお菓子やアクセサリー、雑貨を売るテントが目立つ。
エプロンドレスの女の子たちがはしゃぎながら商品を選んでいるのが見えた。
■キュラス To:アリエラ&ミリィ |
この大通りをまっすぐ行くと、トールクーベ中央公園。 わりと広い公園だから、初めて行くと迷うかもね。 |
キュラスは大通りの先を指さす。家々の間から、こんもりとした緑が見えた。
■アリエラ To:キュラス |
そんなに広いんですか? でも、緑が一杯で、ステキな公園なんでしょうね。 |
■キュラス To:アリエラ |
うん。野生のリスやももんがに会えることもあるよ。 ももんがは夜にしか会えないけどね。かわいいよ(笑) |
何だか嬉しそうに語る。動物好き?
■アリエラ To:キュラス |
へぇ〜、ももんががいるんですか〜。 見てみたいです〜。 |
■ミリスレスカ To:アリエラ |
リエラさん、自然が大好きですもんね〜。 あ、なんだったら食事のあとで、ちょっと見てこられますか? 調べた情報の報告は、ボクがしておきますから……ね? あ、でも夜の公園にももんがを見に行くのは、ちょっと危ないから…誰かにエスコートしてもらったほうが、よさそうですよね〜?たとえば、そうだなぁ……この街に詳しい、戦士の男性とかに、ですよね……♪ |
なにげな〜くキュラスのほうに目をやりながら、ちょっと悪い笑みをうかべつつ囁いてみたり。
■アリエラ To:ミリィ |
うん、だって、自然の多いところには、お友達の精霊さんも一杯いるし。 でも、夜の公園ってそんなに危なくないと思うんだけど…。 山や森と違って、街中だから危険な動物はいないと思うし…。 |
ミリィの思惑には気付いていない様子。
それ以前に「危険」の認識がちょっとずれてる?
■キュラス To:アリエラ |
リエラ、町中だからこその危険があるんだよ(苦笑) まぁ、何かあっても精霊の力でどうにかなるかもしれないけど、やっぱり夜に女の子ひとりは危ないからさ。 |
ちょっと危なっかしく思ったらしい(笑)
■ミリスレスカ To:キュラス |
そうですね〜、リエラさんの知らない種類の『狼』とか出ちゃうかも……ですもんね? |
にやにや。
■アリエラ To:ミリィ |
え? 街中にでる種類の『狼』がいるの? 野犬とか? |
まったく解っていない様子。
■キュラス To:アリエラ |
ん、まぁ、そういうことさ(汗) |
諦めたらしい(笑)
市場・子山羊の駆け足亭 |
大通りから1本裏路地に入ったところに、その食堂はあった。
1階建てだがかなり広く、開け放たれた板窓から賑やかな声といい匂いが漂ってくる。
「子山羊の駆け足亭」と書かれた看板には、丘を駆け抜ける子山羊たちのレリーフが彫られていた。
■キュラス To:アリエラ&ミリィ |
ここだよ、どうぞ。 |
キュラスがドアを開けてふたりを促した。
店内はさまざまな客層で賑わっていたが、旅人や商人の格好をした人たちが多いようだ。冒険者風のグループもちらほら。
■給仕の娘 To:お客さん |
いらっしゃいませ〜。こちらへどうぞ〜。 |
4人掛けの丸テーブルに案内された。メニューが広げられている。
■キュラス To:アリエラ&ミリィ |
好きなの頼んでね。 俺は挽肉のトマトソースのパスタ、温泉たまごのせで。大盛りね。 |
■アリエラ To:キュラス |
ありがとうございます。 じゃあ、私はキノコのクリームソースのパスタ、温泉タマゴのせをお願いします。 量は少なめで。 |
■ミリスレスカ To:キュラス |
じゃあ、ボクは……あ、この『本日のレディースメニュー』の…… 『フルーツのパスタグラタン、トールクーベ風セット』をお願いします〜。 サイドメニューは「温泉タマゴサラダ」で。 |
とりあえず量が少なめで、おねだんも控えめなセットを選んでいたり。
メイン・サイド・デザートのうち、デザートが一番気に入ったから選んだのはナイショだ!
■キュラス To:アリエラ&ミリィ>給仕の娘 |
ふたりとも小食だね〜。 あと、紅茶をポットで。 |
■ミリスレスカ To:キュラス>給仕の娘 |
え〜、そうですかぁ? だってあんまりたくさん食べちゃうと、デザートが……。 あ、じゃあボク、ノンアルコールのエッグノックもお願いします。 |
■アリエラ To:キュラス>給仕の娘 |
私も、後でトーベルクーベルとかも食べてみたいので、今は少なめです。 あ、私も紅茶をお願いします。 |
■給仕の娘 To:ALL |
は〜い、少々お待ちくださいませ〜。 |
注文を記憶した店員が、ぺこりとお辞儀をして下がっていった。
■キュラス To:アリエラ&ミリィ |
ところで、オランから来たってさっき言っていたよね。 俺、王都には行ったことないんだよなぁ。どんな所? やっぱり、こことは比べ物にならないくらい賑やかなのかい? |
興味津々で尋ねて来る。
■ミリスレスカ To:キュラス |
う〜ん……ラムリアースよりは賑やかですけど、どっちかっていうと「けたたましい」って言うんでしょうか……? みんなすごく早足だし、話すのも早いから、最初はびっくりしました。 キュラスさんはオラン以外で、どんなところに行かれたことあります? |
■キュラス To:ミリスレスカ |
そっか、まさに都会って感じだね(苦笑) 俺はブラード近くの村で生まれて、そのあとはずっとカゾフにいたから、まだ行動範囲は狭いんだ。これから北へ向かってパダを目指すか、オランに行くかで迷っていたとこ。 で、この町が気に入ったから旅立てずにいるってわけさ(笑) パダは遺跡があるし、オランではスケールの大きな仕事に出会えそうだし、どっちも仕事には困らなさそうではあるけどね。 |
楽しそうに未来を語っている。
■ミリスレスカ To:キュラス |
え? じゃあいまは……あ、そのあの。 今、ウェイトレスさんが持ってったドリンクってなんでしょ〜ね〜? あははは、は……。 |
ついうっかり『じゃあ今は、仕事に困ってるんですか?』などと聞きそうになってしまって、あわてて誤魔化してみたり。
■キュラス To:ミリスレスカ |
? トマトジュースじゃないかな? |
気づいていない(笑)
■給仕の娘 To:ALL |
お待たせしました〜。 |
しばらくして注文の品が運ばれてきた。2品のパスタとサラダにはぷるぷると揺れる温泉たまごがぽってりと乗せられていた。
ほかほかしたいい匂いが食欲を刺激してくる。
■キュラス To:ALL |
腹減ったね〜。とりあえず食べようか。 |
■アリエラ To:ALL |
はい。いただきま〜す。 |
■ミリスレスカ To:ALL>謎女性 |
あ、卵おいしそう♪ それじゃあさっそく、いただきま〜す♪ うふふっ♪ スコッチエッグもいい匂…………? |
アリエラとミリィは、ふとキュラスの背後からこちらのテーブルを見つめる人物がいることに気付いた。
4つほどテーブルを隔てたところから、ローブをまとった黒髪長髪の女性がひとり、テーブルに腰掛けた状態でこちらの様子をうかがっているように見える。
しかもこっそりとではなく、あからさまに。
■ミリスレスカ To:謎女性>チャイロン |
…………い? ……。 |
■チャイロン To:ミリスレスカ |
……きゅ。 |
■ミリスレスカ To:アリエラ&キュラス |
……あ、ボクのお料理、まだちょっと熱そうです〜? すこし冷めるの待と〜っと♪ こっちのスコッチエッグは……うん、もう少しかな〜? |
香りを深く楽しむことにしたかのように、ミリィは口元に近づけたカップに目線を移す。
だが、その肩に移動したチャイロンの目が、こちらの様子を窺っている女性に向けられた。
女性の視線には気付いていない風を装いつつ、ファミリアー越しの観察を試みていく。
■アリエラ To:キュラス&ミリィ |
あ、温泉卵、混ぜて食べるとおいしいですね〜。 |
チャイロンの動きに気付いたアリエラは、女性の観察はミリィに任せ、食事に専念することにした。
■キュラス To:ミリスレスカ |
うわっ。びっくりした。 かわいいね〜。ペット連れだったんだ。 |
■ミリスレスカ To:キュラス |
え? ええ、まあ……おひるねの時間だったみたいですけど、匂いで起きちゃったのかな〜? |
何も気付いてない様子のキュラスが、嬉しそうにチャイロンを見つめる。
とても触りたそうである(笑)
■ミリスレスカ To:キュラス |
あ、でも触らないであげてくださいね? びっくりしちゃうから…。 |
さすがに「感覚繋がってますから!」とは、今はちょっと言えない(笑)
■キュラス To:ミリスレスカ |
あ、うん。わかった。 フェレットか〜。間近で見るの初めてだ。 |
釘付け(笑)
■ミリスレスカ To:キュラス |
このへんにはいないんですか? フェレットって…… |
適当に相槌をうちながら、ミリィはチャイロンから送られてくる情報に意識を凝らしていく。
黒髪の女性の装備は、この距離ではよくわからなかった。
テーブルが邪魔して上半身しか見えないが、ローブは上等なもののようで、魔術師らしい雰囲気は十分に感じる。
しかし、見たところ発動体の杖らしきものを持っていない。
■黒髪の女性 To:チャイロン(ミリィ?) |
……♪(にこっ) |
突然、チャイロン──ミリィ?に向かって女性が微笑みかけた。
しかも、頬杖をついたまま小さく手を振っている。
思わずカップと取り落としそうになりながら、ミリィはなんとか精神を集中させて、彼女の素振りに「気付いていないフリ」を決めこみ続けた。
それでも頭の中は、相手の反応から得られる「正体」の予測でフル回転しているのだが。
■ミリスレスカ To:心の声 |
(チャイロンがファミリアーだってことに、気付かれてる?! じゃあまさか、あの人も……!?) |
■猫の声 To:丸テーブルの面々 |
んにゃぁ〜 |
と同時に、丸テーブルにぴょこんと飛び乗るちいさな猫。
やや灰色がかったふわふわの毛並みで、目は好奇心に満ちた琥珀色に光っている。
■ミリスレスカ To:ふわふわ猫 |
こ、こんにちは……ボクとおはなし、したいのかな? |
ミリィはそっと手を伸ばして猫を撫でようとしながら、猫の眼差しの向うに「繋がっている」と予測した女性に対して声をかけるつもりで話しかけてみた。
同時に、チャイロンにも後足で立ち上がらせ、黒髪の女性に向けて片手をちょいちょいと「手招き」させ、彼女の反応を見てみる。
■ふわふわ猫 To:ミリスレスカ |
んにゃにゃん。 |
ごろんと寝転がって、ミリィの差し出された手にじゃれつく猫。
■ミリスレスカ To:ふわふわ猫 |
あ……ふわふわ♪ んふふっ、素敵な手触り……♪ |
■キュラス To:ふわふわ猫 |
あれ? お前… |
キュラスが猫を見つめて、はたと食事の手を止めた。
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GM:ともまり |