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SW-PBM Scenario#150
Three? materials

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ココナが持っていたのは?


 市場・ココナベーカリー

ふたりは入口側のテーブルに座っていた。
シトラが一生懸命トーベルクーベルをほおばっている。
ラルカはシトラの口のまわりをハンカチで拭いながら、普通に食べている。
■キルリック To:ラルカ&シトラ
お待たせしました。

ラルカとシトラも微笑ましいですねぇ、年の離れた姉妹か、親子の様です(笑)
今日のトーベルクーベルも美味しいですか?

■ラルカ To:キルリック
はい。いつもどおり美味しいです。

「親子」に一瞬微妙な表情を返しながら(笑)
■キルリック To:ラルカ
(・・・一瞬、背筋に寒気が。
何か、また悪い事を言ってしまいましたか?)

■シトラ To:キルリック
ぱぱも〜、早く〜

シトラがばんばんと隣のいすを叩く。
■キルリック To:ラルカ&シトラ
すいません、ちょっと用事ができてしまったので・・・
すぐに戻ってくるので、ここで待っていて頂けますか?

■シトラ To:キルリック
だめ〜!

■ラルカ To:シトラ
ぱぱは大事なお仕事があるんですよ。

店内のやり取りで察したのか、ラルカがシトラの頭を撫でながらなだめる。
シトラはぷっと頬をふくらませて黙り込んだ。

ラルカに、『手間をかけさせてすいません。』といった表情で微笑みかけた後・・・
■キルリック To:シトラ
わかりました。

シトラの横のいすに座り、ポークビーンズのトーベルクーベルを一口(3分の1)。
口を動かしながら、残りを半分にして、もう一口。
残りの3分の1の中から、シトラが一口で食べられる大きさを取り分け。
■キルリック To:シトラ
はい、シトラ、美味しいトーベルクーベルですよ。
あ〜ん。

■シトラ To:キルリック
あ〜。

キルリックが食べているのをじっと見ていたシトラは、素直に大きく口を開けてぱくっとかぶりつく。
甘くないことに一瞬動きが止まるが、もぐもぐしているうちにまんざらでもない表情になった。
■キルリック To:シトラ
野菜のトーベルクーベルも美味しいですね。

満面の微笑で同意を求める。
■シトラ To:キルリック
もっと。

頷く代わりに、キルリックの手に残ったトーベルクーベルに手を伸ばす(笑)
■キルリック To:シトラ
はい、シトラ、良い傾向です。
あぁ〜ん。

■シトラ To:キルリック
あ〜♪

ためらいなく、ぱくっと。

そんなシトラの頭を撫でながら・・・
■キルリック To:シトラ
約束どおり、野菜のトーベルクーベルも食べましたね。
偉いですよ。

もう一つのトーベルクーベルも、美味しいですよ。
お腹に余裕があるなら、食べても良いですよ(笑)

■シトラ To:キルリック
シトラ、もういっぱい。
ぱぱがたべてよいですよ〜

おなかをぽんぽんと叩きながら、足をぶらぶら。
■キルリック To:シトラ
はい、では、用事が終わったら頂きます。

■シトラ To:キルリック
うん♪

オレンジジュースを両手で持って、頷く。
■キルリック To:ラルカ&シトラ
じゃあ、すぐに戻りますので、少しだけ待っていて下さい。

■ラルカ To:キルリック
はい。

■シトラ To:キルリック
いってらっしゃ〜い〜

満足したのか、素直に手を振るシトラ。

にこにこと、笑顔で手を振りながら、ラルカとシトラの元を離れた。
三つ編みの店員は、先ほどと同じように元気良く客引きをしていた。
■キルリック To:ココナ
すいません、主人のお孫さんのココナさんでよろしいですよね?

■ココナ To:キルリック
えっ? あ、はい、そうですけど。
あなたは?

■キルリック To:ココナ
キルリックと申します。
今、仕事でこの町に滞在している冒険者です。

実は、お店の床の模様と同じ模様の石をお持ちだとお伺いしたので。
是非、見せて頂けませんか?

■ココナ To:キルリック
はぁ……良く気付かれましたね、床の模様。わかりにくいのに。

■キルリック To:ココナ
職業柄と言うか、観察が趣味と言うか・・・(苦笑)

■ココナ To:キルリック
観察が…趣味…?

えっと、これです。

若干引き気味になりながら、ココナはエプロンのポケットに手を突っ込んで、取り出したものをキルリックに見せた。
手のひらには小さな丸い石。そして、丸の中に「W」の刻印。
間違いなくレシピに記されていたものと同じ模様が刻まれている。しかも見たところ、かなり精巧なつくりだ。
■ココナ To:キルリック
変な石ですよね〜。
せっかくだからお守りみたいな気持ちで持ち歩いてるんですけどー。

■キルリック To:ココナ
確かに・・・かなり興味深い。

暫く、まじまじと見つめた後に。
■キルリック To:ココナ
(かなり精巧である事以外、私には何も分かりませんねぇ。
他の仲間に見てもらった方がよさそうですね。)

暫く貸して頂く事はできませんか?

■ココナ To:キルリック
ええっ???

いきなり見ず知らずの人に貸してと言われ、びっくり(笑)
■キルリック To:ココナ
あ、ええっとですね。
一応、身分は『イェズニカ薬舗』が保障して下さるかと思います。

『イェズニカ薬舗』のプレートを見せる。
■ココナ To:キルリック
あっ、な〜んだ、イェズニカ薬舗の。

あっさり信用。
■ココナ To:キルリック
貸すのは、別にいいですけどー。ちゃんと返してもらえるんですかー?
きっとまた変な実験に使うんですよねー?
またしっぽが生えたり、耳が生えたりする薬とか?(わくわく)

知るのが当然の権利とばかりに、身を乗り出して尋ねてくる。
■キルリック To:ココナ
はい、今はただ貸して頂きたいだけです。
もし、これ自体が必要になった場合は、改めて交渉に参ります。

実は、何を作るのか私も知らないのです(苦笑)
ただ、人(領主)の役に立つ物であり、害の無いもの、と言う事は、確認させて頂きました。
人となりを見た限りでは、信用できると思ったので今回の仕事に至ったわけです。

■ココナ To:キルリック
はぁ……よくわかりませんけど、セルフィド先生なら大丈夫かな。
はい、どうぞー。

あっさりとキルリックに石を渡す。
■キルリック To:ココナ
ありがとうございます。
ちゃんと信用に応えられる様に致します。

■ココナ To:キルリック
そのかわり、お願い聞いてもらってもいいですかー?
セルフィド先生に、腰痛のお薬をしばらくオマケしてって言っておいてください♪
おじいちゃんの薬なんですけどね。
協力料ってことで♪

にこにこ。
■キルリック To:ココナ
はい、私が責任をもって話しておきます。
きっと、快く承諾して頂けるかと。

にこにこ、にこにこ。
そんな勝手に快諾して良いのか!?
■ココナ To:キルリック
ありがとうございます♪
お仕事頑張ってくださいね。
じゃ、私も仕事に戻りますので、ごゆっくり♪

ココナは満面の笑みでぺこりとおじぎすると、ふたたび賑やかな通路へ走り出ていった。
■キルリック To:ココナ
はい、それではがんばって下さい。
神の良き加護がありますように。

ココナより借り受けた石を、しっかりと仕舞い込み、ラルカとシトラの元に戻った。
■ラルカ To:キルリック
うまくいきましたか?

ラルカはもう食べ終わったらしく、シナモンティーにのんびり口を付けていた。
■キルリック To:ラルカ
はい、おかげさまで。
良い成果だと思います。

本題に入るのは今から何ですけど(苦笑)

■ラルカ To:キルリック
そうなんですか。とりあえず、良かったですね。
──先にいただいてしまってすみません。
ごちそうさまです。

ぺこりとおじぎ。
■キルリック To:ラルカ
いえいえ、私のほうに用事が発生してしまって、待たせている方ですから。
それに、美味しくお昼が頂けたのなら幸いです。

■ラルカ To:キルリック
はい、幸せです。

手を組み、神に祈るラルカ。
美味しいお昼に感謝しているのか、奢られたことに感謝しているのか(笑)
キルリックの席には最後のトーベルクーベルが残されていた。
アイスティーもそのままだ。
シトラは地面にしゃがみこんで、なにやら虫を捕まえようと躍起になっている。
■キルリック To:ラルカ&シトラ
では、公園に行きますか?
それとももう少し、ここでのんびりしますか?

人に意見を聞きつつも、3分の1をパクリ。
■ラルカ To:キルリック
ん〜、キルリックさんが食べ終わるまでは、のんびりしましょう。

と言いつつ、シナモンティーを飲み終える。
■キルリック To:ラルカ
はい、では、もう少しだけ待って頂きましょう。

残りのトーベルクーベルを、2口でたいらげる。
■ラルカ To:キルリック
早いですね……。

■キルリック To:ラルカ
これでも、ちゃんと味わっていますよ。
ただ、こう、日々の食事が戦争なんで、つい。(苦笑)

■ラルカ To:キルリック
はぁ。

間の抜けた相づちを返す。
■シトラ To:キルリック
こーうえん♪ シトラ、ふんすいだーいすき〜

シトラは顔を上げてキルリックの膝にしがみつく。
その手にはミミズが握られていた(笑)

キルリックは、口をもごもごとさせながら、シトラの頭を撫で、それと同時に口の中のトーベルクーベルを胃に送ってから。
■キルリック To:シトラ
ミミズは、豊穣の証です、この辺りの土地は良い土地なのですね。
ただ、ミミズさんが苦しんでいるみたいなので、土の中に返してあげましょうか?

次のシトラの行動に、ちょっとどきどきしながらも、ミミズの開放を提案した。
■シトラ To:キルリック
む〜。くるしい?
ばいばい。

名残惜しそうに、掘り起こした穴の中にそっと戻した。
ラルカが新しいハンカチでシトラの手をせっせと拭った。
■キルリック To:シトラ
良かったですね、ラルカにきれいにしてもらって。

■シトラ To:キルリック>ラルカ
うん♪

おねーちゃんありがと〜

■ラルカ To:シトラ
どういたしまして。

シトラの頭を撫でつつ、ドロドロになったハンカチを仕舞う(笑)
キルリックは、アイスティーを一息で飲み終えて。
■キルリック To:ラルカ&シトラ
はい、大変美味しかったです。
シトラも野菜を食べてくれましたし、名物を食べると言う、命題もこなしました。
ラルカの案内のおかげで、迷うこともありません。

今のところは、すこぶる順調と言った感じですね。
それでは、次は公園に連れて行って頂いても、よろしいですか?

■ラルカ To:キルリック
はい、ご案内します。

■シトラ To:キルリック
しゅっぱつ〜♪

お昼をすませた3人は、ラルカの案内で公園へと向かった。

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