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SW-PBM Scenario#150
Three? materials

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ムニョスの誘惑


 市場・屋台

ギルド支部をあとにして、腹の虫と好奇心に従い、さっそうと市場へやってきたミァとリュント。
貧民街とはうって変わって、にぎやかな活気に満ちあふれていた。

狭い路地を埋め尽くすように露天が並び、道行く人々とぶつからずに歩くのは至難の業。
めずらしい織物を広げる店、手作りのアクセサリーを軒先にぶらさげる店、カゴからあふれんばかりの野菜をずらりと並べた店などなど。
香ばしい香りを発する何かを手に持った子どもたちが、きゃあきゃあ言いながら路地裏へ駆けていく。
■リュント To:ミァ
想像していたより活気があるんだな〜
とても地方の街とは思えん。
オランの市と遜色ないな〜

■ミァ To:リュント
そおでスネー。
何時間でも遊んでいられそーな感じなのでスー♪

■リュント To:ミァ
でもどうせ遊ぶのなら、まずは腹ごしらえをしてからにしないか?
なんか旨そうな店をミァ自慢の嗅覚で探してくれよ〜
それにしても旨そうな匂いが充満してないか?

■ミァ To:リュント
ふっふのふー。
そりなら任せるのでスヨー!(ぐぐっ)
・・・・・って、んに? 確かにぐっどでデリシャスっぽい、ステッキーな匂いが〜〜

香ばしい香りの発生源はすぐに見つかった。
白いテントの下で、鉄板で焼かれたクレープ状のもの。
黒ひげをたくわえた中年の男性が、鮮やかな手つきでクレープに炒めた肉や野菜を包み、お客に渡している。
東方語で「ムニョス」とかわいく刺繍されたエプロンをつけていた。
■ミァ
Σ うにょ! おいしそーー(>▽、<)

■少年の声 To:黒ひげ店員
おっちゃん、早く早く!
おいら、お腹と背中がくっついて死んじゃうよぅ〜!

3人ほどお客が並ぶ列の最後で、飛び跳ねながら店員を急かす子ども。
よく見ると旅装に身を包んだグラスランナーのようだ。
店員はじめ並んでいるお客全員から「めずらしいいきもの」という視線を浴びている。
■リュント To:ミァ
もうくっついてんじゃねえか(笑)
って、あいつ、ミァのライバルじゃねえか?
人気を二分してしまう。
どう見ても草原の妖精族だよな?

■ミァ To:リュント
んに? 別にミーは人気なんてどーでもよくて、どっちかってゆーと、あの食べ物が食べたいってゆーか…(じゅる)
でもああ、そーでスネー。
めずらしいって割には、結構いるじゃないでスカー。ぐららん。

■黒ひげ店員 To:小人族の少年
ははは、順番だからね。ちょっと待っておくれよ。

店員が苦笑しながら少年に声をかける。
■少年の声 To:黒ひげ店員
早く、早くってばぁ!
ここでおいらがのたれ死んだら、おっちゃんのせいだからな!

お客さんたちが、くすくす笑っている。
次々と客がさばかれ、やがてグラスランナーが先頭に。
■黒ひげ店員 To:ミァ&リュント
そこの旅の方も、どうですかい?
お腹も心も満腹になれる、ボリュームたっぷり自慢のムニョス!
今なら焼き立てを──

ミァに視線が釘付け(笑)
■ミァ To:黒ひげ店員
うよ?(きょとり)

■リュント To:黒ひげ店員
ここにもひもじくて干からびそうなのがいるから、俺らにも2つずつ作ってくれよ!
こっちには大盛2つな!

10ガメルほどおっさんに渡します(笑)
普通2個で4ガメル、大盛(1.5倍)2個で6ガメル計算です。
■ミァ To:リュント
やた! さっすがリューちゃん♪ わかってるのでスー(>▽<)

■黒ひげ店員 To:ミァ&リュント
大盛りかい!?
具を多くしたら、中身があふれてしまうな。ははは。
じゃあ特別に、生地を大判に焼いてやろう。

リュントから10ガメルを受け取って小さなカゴの中に入れ、多めの生地を鉄板に流し始める店員。
■ミァ To:黒ひげ店員
大判!!なんて甘美でびゅーちふるな響きっ(うっとり)
くーー! おいちゃんかっこいいのでスヨー! きゃっほう♪

すっかり有頂天だ。
店員の一挙手一動を、わっくわくと見つめている。
■黒ひげ店員 To:ミァ
ははは。
そんなに叫ばなくても大判は逃げないよ、手元が狂うじゃあないか(笑)

微笑ましげにミァを見ながらも、鮮やかに大判を焼いていく。
■リュント To:ミァ
さすがだな〜
職人芸みたいだな〜
見ていて飽きないだろう?
って、手元見ているか?ムニョスしか見てないだろう(笑)

■ミァ To:リュント
Σ そ、そんなことないでスヨー!(汗たらり)
ムニョスもそりゃおいしそーでクラクラしちゃうですけど、おいちゃんの手さばきも……って、あ、あ! 焼けてきたデスー!!(>▽<)

説得力がないこと、この上ない。
■リュント To:ミァ
コメントが殆どムニョスの事じゃねえか(笑)

同じくムニョスに釘付けになっていた小人族の少年が、ぱっと振り向く。
リュントをチラ見したあと、顔を目線の高さに戻して、ミァをじろじろ。
■小人族の少年 To:ミァ
ふーん。こんなところで同族に会うなんて珍しいな。

■ミァ To:小人族の少年
へろう、ぐっもーにん……じゃなくて、ぐっどらんちたーいむ(=▽=)ノ
なんだかそーみたいでスネー。レアの2ペアなのでスー。
あんたさんは観光?

■小人族の少年 To:ミァ>リュント
観光〜? へっへーん。違うね。
おいらはすぺくたくるとみすてりーとぱっしょんにあふれた冒険を探しにやってきたのさ。
そっちは何だよ? 人間のおとこと「でーと」か?
趣味悪っ!

リュントに向かってべェと舌を出しながら。
■リュント To:小人族の少年
趣味が悪いってなんだ!
あ〜でーとさ!文句あっか!?

同レベルで競い合います(笑)
こっちも舌を出るだけ出す!
■ミァ To:リュント
Σ うにょ。

ちょっと意外だったらしい。
■ミァ To:独り言
ニアリースっちがいるですのに……リィダァに似てきたですカネー。

■リュント To:ミァ
なんか言ったか?んん??

ミァの独り言は聞こえていないらしい。
■小人族の少年 To:リュント&ミァ
ぶっ。ほ、ホントにでーとなの!?
うわ〜。こんなとーへんぼくなひょろ長い奴とつき合ってて楽しいのか〜? お前ってば、変わってるな〜。
おいらなら、自分より背の高い女には興味ないぞ!

えっへんと胸そらし。
■ミァ To:小人族の少年
んに、えーと、リューちゃんは面白いでスヨー?
ボケもボケもツッコミもボケもこなすですシー。

一応褒めてます?
■小人族の少年 To:ミァ
確かに、顔が面白いのは認めてやる!

尊大に頷きつつ。
■リュント To:ミァ&小人族の少年
思いっきり貶してないか?
同族同士、興味があるって事か?
こんなところで愛の告白なんぞするんじゃねえよ!!
こっちが恥ずかしくなるじゃねえか〜
するなら二人っきりになってからにしてくれよ〜〜

■小人族の少年 To:リュント
な、何いってんだよ!? このすっとこどっこい!
いくら愛にあふれたらぶりーぐららんのおいらでも、出会って数秒で連れ合いを決めるほど早まっちゃいないぞ!!
お前こそ、ちっこい同族に惚れるなんて、実はろりこんなんだろ。や〜い、ろりこん!

■リュント To:小人族の少年
おい!俺はリュントって名前があんだ!
とーへんぼくなひょろ長い奴とか、すっとこどっこいとか、ろりこんなんて呼び名じゃねえ!
第一、俺は20歳を越えたぐらま〜な女しか興味がねえんだ!!
ってミァは20歳をとっくの昔に越えていたか・・・

またまた脱線開始?
■ミァ To:リュント
ミーは倍率どんの40歳でスヨー。
で、ふむふむ。リューちゃんはぐらま〜でぼい〜んでうっふーんが好みだと(=▽=)

■小人族の少年 To:リュント>ミァ
おっさんのくせに、ぐらま〜でぼい〜んでうっふーんとかぜいたく言うなよな!
お前なんかろりこんで十分だい!

おい、このろりこんからおいらが助けてやるからな!

使命感に燃えた目で。
■ミァ To:小人族の少年
Σ うよ。……あんたさんが?
出会って数秒なのに、意外と親切なんでスネー(・x・)

■小人族の少年 To:ミァ
あったりまえだぜ! 即断即決即実行っ!
男にしゅんじゅんなしだぜっ!

本当は何事も数秒で決めるらしい。
■リュント To:小人族の少年
それを浅はかとと言う。

冷静な突っ込み。
■ミァ To:リュント
でもリューちゃんも結構、即断即決即実行気質ですヨネー(・x・)

更に突っ込み。
■小人族の少年 To:ミァ>リュント
とーへんぼくのくせに、以外に男らしい面もあるってことか!
なかなかやるじゃんか! 負けないぞっ!

そしてボケる。
■リュント To:ミァ&小人族の少年
おうよ!思い立ったら即行動!
考え無しに突き進む!
それが俺のモットウだからな!

■ミァ To:ノール&リュント
……男らしいってゆーか、頑固一徹おやじぃっぽいってゆーか。
ちゃぶ台返しとか似合いそうですよネー(うんうん)

思わず想像してしまった。
■リュント To:小人族の少年
どうやって助け出すんだ!?チビスケ!!
出来るもんならやってみろ!

完全にだだっこの喧嘩です。
■ミァ To:独り言
てゆーか、もしかしてこれって、ミー取り合い??
こりはいわゆる、『ミーのことで2人ともけんかしないでっ♪』っていう王道台詞を言うべきなんでしょうカー。

真剣に悩み中。
■リュント To:ミァ
さっきからどうした!?
まさかこいつからの告白に動揺しちまっているのか!?!?

独り言をモジモジしているのと勘違いしているらしい。
■ミァ To:リュント
んに?(=▽=)

もじもじしている…顔?(大嘘)
■ノール To:リュント
チビスケじゃないやい! おいらにはノールっていうくーるでせくしーでびゅーちほーな名前があるんだぞっ!
男が強さを見せつける方法はただひとつっ!

ノールはくるっと店員に向き直る。
■ノール To:黒ひげ店員
おっちゃん、おいらも大盛り! いつもの2倍で!

4ガメルを小さなカゴに投げ入れた。
■リュント To:ミァ
何だがあいつ対抗してきやがったぞ!
俺らはサンドイッチにしてもらうか?

変なところで張り合います。
■ミァ To:リュント
えええー!? リューちゃんは、あの大盛ムニョスを食べなくていいと言うんでスカー!!?Σ(○△○)(目クワッ)
ありえない、なんてゆーありえなさ!!
どうせならムニョス食べた後にサンドイッチとか、そゆこといいなサーーーイ!!(ずびし)

めらめらめら。
■リュント To:ミァ
ちゃうちゃう!
「ムニョス」「具だけ」「ムニョス」のサンドイッチにするかって言ったんだ!

■ミァ To:リュント
おおう! そーでしたカー!
んに、そりもちょっち惹かれますけど、やっぱまずは王道の普通ムニョスを味わってからがいーと思うんですよネー。

■リュント To:ミァ
ノールの告白にミァが普通の女の子になっちまってる・・・
どうした!ミァ!!
普段のお前に戻っっとくれ〜〜(泣)

■ミァ To:リュント
やっだなあー。ミーは普通でスヨー?
ほーら。ぷりちぃな、お・ん・な・の・こ☆

・・・・・・・・・げふぅ( ̄□ ̄;

慣れない芸風は辛かったようだ。
■ノール To:リュント&ミァ
うるさいな〜、静かに待てないのかよっ!?
おっちゃんの手元が狂ったらお前たちのせいだぞ!

ぎゃあぎゃあ。
■黒ひげ店員 To:ALL
確かに静かにしてて欲しいがね……(汗)

黙々と大判を焼いていく店員。額に「忍」の字が浮かんでいるかも。
■リュント To:ノール
お前が一番うるさい!

指をビシッ!
■ノール To:リュント
へへんだ、だったら別の店に行けよ!

あっかんべ〜
■リュント To:ノール
俺らが先だからな〜(ニヤッ

完全に幼児化してます。
■ノール To:黒ひげ店員
先に並んでたのはおいらだぞ!

おっちゃん! 男と男のしょーぶがかかってるんだ!
早く、早くしてくれよぅ!

■黒ひげ店員 To:ALL
はいはい、ほら、できたよ……(汗)

職人は平等に3つ、ムニョスを仕上げて差し出した。
ノールにひとつ、リュントにひとつ、ミァにひとつ。
すべて2倍(当社比)である。
■ミァ To:黒ひげ店員
きゃっほーーーーー(>▽<)♪
やたっ! キングサイズむにょーす!!
おいちゃんありがとーなのでスヨー!! ミーはらぺこぺっこりー♪

■黒ひげ店員 To:ミァ&リュント
ははは、喜びすぎて落とさないようにね(笑)
さて。残りふたつはもう少し待ってくれよ。

空になった鉄板に再び生地を流し込む店員。

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