#149 月夜に吠える

9-1a オラン地下水道・戦闘後

前のページへ シナリオトップページへ 次のページへ


オラン地下水道・アジト
冒険者達は、暗黒神官の一味を撃退することに成功した。
ソロンは降伏し、全員ロープで拘束されて完全に無力化されている。
ノーブは一味の獲物を吟味しながら、ぶつぶつ呟いている。
入り口近くでは、メイシアスが落としたボーラを回収していた。
■ウリディケ To:ALL
死者無し、……奇跡的ですね。

■エルステッド To:ウリディケ
無用な血は、流れぬにこしたことはないからな。

■ファラハ To:ALL
とりあえず、彼らを衛視隊の詰め所まで連行して尋問しましょう。
……その前に、この部屋をもっと調べる必要はあるかもしれませんね。

■アール To:ファラハ
そうですね。あの薬はここの部屋で「発見されたモノ」らしいです。なにかの研究場所だったのか、ただの保管場所だったのか。
ファラハさん、神官の出てきた部屋を調べますよ?

■カロン To:アール
奥の部屋明かりないかもしれないし俺も行くよ。
ソロン達がアジトに使ってたから危険はないとは思うけどね。

■エルステッド To:カロン
何か手伝える事があればやるが?

■カロン To:エルステッド
それじゃあ、探知の魔法でここと奥の部屋調べてもらえますか?奥はアールさんと先に調べておきますから。

アールとカロンは奥の部屋の入り口に近寄り、中を覗いてみる。
地道な探索が苦手なエルステッドは、メイジスタッフを少し弄っているようだ。

暗黒司祭の出てきた部屋は、完全に一人用の私室になっている。
机の上にランプがあるのである程度は明るいが、ライトを使った方が色々確実に調べられるであろう。
アールが古代語を唱えると部屋の中心が明るくなった。

そして、センス・マジックを使ったエルステッドには、机の脇の棚に並べられている小瓶の一つが魔法の反応を示していることが分かる。
古くなって大分見難いが、下位古代語で「ワーウルフ・メイカー」とラベルに書かれている事が読み取れた。

その他にも、机を漁ると、「ワーウルフ・メイカー」についての書き付けも見つかった。
それ以外にめぼしい物は何もなかったし、暗黒司祭とその仲間達の身につけていた装備も特にめぼしい物ではなかった。

ファラハは手早くソロンを尋問し、他に仲間がいないこと、アジトはここだけであること等を聞き出した。
それに、ここを見つけたときには、既に何もめぼしい物はなくて、問題の薬だけが使えそうな唯一の物だったことを聞いた。
ソロンは、命を助ける代わりにこの証言をしているため、信憑性は高いだろう。
■ファラハ To:ALL
どなたか、衛視隊の詰め所まで連絡に言って貰えませんか?
現場の封鎖などを引き継いで貰いますので。
引き継ぎが終わったら私達は詰め所に戻って、報酬の引き渡し等をやりましょう。

今回は、最初に予定していた以上のお仕事をして頂きましたので、少し割り増しで報酬をお支払いしますね。

■アール To:ALL
連絡係か…私が行ってもいいけど、また明かりを点けなきゃいけないかな。

■カロン To:ファラハ
じゃあ、詰め所へは俺が行ってきますよ。
明かりなくても急いでいけますしね。
あと連絡って誰にすればいいですかね?

■ファラハ To:カロン
それではお願いします。
「狼の件」と言えば担当に取り次いでくれると思いますので。
後は、その人が処理してくれます。
よろしくお願いします。

ファラハから引き継ぎの責任者について確認すると詰め所へと向かっていった。

前のページへ シナリオトップページへ 次のページへ


GM:teshima