#149 月夜に吠える

3-1a マーファ神殿・証人喚問1

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マーファ神殿
冒険者達はマーファ神殿に到着した。
ファラハが来意を告げると、一旦簡素な応接室に通された。
お茶を出されつつ待っていると、マーファ神殿の担当者が現れた。
■ニアリース To:ALL
これはソーダック衛視。お忙しいところご足労を頂きまして。
被害者の皆様は今のところ経過は順調ですわ。
もう、事情聴取も出来るのでは無いかしら?

……それとこちらは「銀の網」亭の冒険者の皆さんですか?
申し遅れました。
わたしは今回被害者の皆さんの治療を任されていますニアリースと申します。

■ウリディケ To:ニアリース
こちらこそ始めまして。
私、ラーダ神殿付属図書館司書補佐を務める、ウリディケ・フェニールと申します。

■ノーブ To:ニアリース
お初にお目にかかるニアリース殿儂の名はノーブ・グオンと申しますじゃ。儂は見ての通りブラキの下っ端神官兼武器職人じゃ(苦笑)

■カロン To:ニアリース
初めまして、カロン・ラウリって言います。

■マイクロフト To:ALL
俺の名はマイクロフト、通称クレージーラクーンドッグ、天才演奏家だ。奇人?変人?
だからなに?

■メイシアス To:ニアリース
初めまして、メイシアス・メイズといいます。
よろしくお願いします!

■アール To:ニアリース
アールです。
まだ駆け出し者の多いパーティで、ご迷惑をかけるやもしれません、ご容赦を。

■ニアリース To:ALL
ご心配なく。
冒険者の皆さんとは良くお仕事を一緒にする機会が多いので、わたしは大丈夫ですよ。
こちらこそ宜しくお願いしますわ。

■ウリディケ To:ニアリース
早速ですが、被害者の方々と面会したいのですが。

■ニアリース To:ウリディケ&ALL
分かりました、こちらへどうぞ。

そう言って、ニアリースは冒険者達を先導して歩き始めた。
カロンは詰め所の時と同じ様に珍しげに周りを眺めつつ。
■カロン To:ALL
神殿の中の方なんて見たこと無かったんだけど色々あるんだね。
メイシアスさんがはぐれないように見ておかないと。

視線の先には、好奇心に目を輝かせたメイシアスの姿が…
どうやら彼女の耳に、カロンの言葉は届いていないようだ。
■アール To:カロン
私がしんがりを歩きますから、大丈夫ですよ。

■カロン To:ALL
それなら安心だね。

ニアリースの足が、しばらくして奥まった一室の前で立ち止まった。
■ニアリース To:ALL
こちらが病室になります。
なるべく静かにしてくださいね。

■マイクロフト To:ALL
そうですよ、みんな、静かにしてくださいね。

■ノーブ To:ALL
やっぱり音も立てるから鎧も脱いだ方がいいのじゃろうか?

ノーブは音をたてずそ〜っと着ていた金属鎧を脱ぎに掛かり始めた。
それを見てカロンは声をかけた。
■カロン To:ノーブ
いくらなんでもそこまでする必要ないと思うけど(苦笑
なるべく静かにと言ってるんだから普通にしてればいいんじゃない。

■アール To:ノーブ
歩き方ひとつでも静かにできますよ。ほら。
金具を鳴らさないように歩くのがコツです。

■ウリディケ To:ノーブ
緊張せずに、ゆっくり歩けば大丈夫ですわ。

そう言うウリディケは甲冑をまとっている割には静かに歩いていた。
ほぼすり足で肩を上下させず、それでいてゆとりのある…いわゆる貴婦人のような歩き方だ。

音を鳴らすまいと努力して必死でよたよた歩くノーブ。
■ノーブ To:ALL
う〜む結構難しいのぅ儂は皆のように盗賊ではないじゃし(汗)

■アール To:ノーブ
見て覚えるのも修行になるよ。ほら、グラスランナーは生まれつきの器用さで、シーフなみの動きをするらしいよ。

■カロン To:ALL
たしかにメイシアスさんの歩き方は上手いからな。
参考にして見るのがいいんじゃない?

二人に言われノーブが振り向くと、メイシアスと目が合う…たしかにメイシアスの歩き方は、自分とは違うようだ。

浮かれた足取りのわりに地面の段差や落ちてる物を器用に避け、彼女の視線は、変わらずふらふら〜っと周囲を彷徨っている。
■ノーブ To:ニアリース
ところで今日はもう日が降りて遅いじゃし、明日、被害者三人とも直接犯行現場に連れて実況見分したいのじゃが、三人の体調は実況見分が出来るのかのぅ?

■ニアリース To:ノーブ&ALL
いえ。まだあと1,2日は回復に掛かりそうですわ。
その間は出来るだけ無理はさせたくありません。

ただ、お話しをできるくらいには回復していますので、こちらでお話を聞く分には構いませんよ。

■ノーブ To:ニアリース
おっそうじゃ三人に会う為、肝心な三人の名前を聞いておらんじゃったわい。
宜しければ三人の名前を教えてもらえんかのぅ?

■ニアリース To:ALL
一人目の方が大店の若旦那ネルドさん。二人目の方が鍛冶屋見習いマークさん。
そして三人目の方が商店の奉公人ソーニさんです。
襲われた順番もこの順番ですわ。
とはいえ、ネルドさんとマークさんは同じ日に襲われたのですが。

■アール To:ALL
いきなり質問して、被害者を驚かせないようにね。
われわれが落ち着かないと、情報もキチンと話してもらえないからな。

■ニアリース To:ALL
さあ、中へどうぞ。

ニアリースはそう言って冒険者達を臨時の病室へ案内した。
そこには粗末な寝台で休んでいる三人の男がいる。
ニアリースは看病していた神官見習い達を下がらせ、話を出来る状態にした。
「ここは正攻法でいくよ」といいながらアールが病室に向かう。
病室に入ると、3人の顔が見える位置に立った。
■アール To:被害者s’
え〜、みなさん、このたびは誠にひどい目にあわれましたようで、心中お察しいたします。
私たちは今回、みなさん方を襲った犯人を捕まえるべく、依頼を受けました。
今から質問させていただきますが、時間はとりませんので、正確にお話ください。(深々と頭を下げる)

被害者たちが顔を見合わせていると、アールの脇からノーブがひょっこり顔をだす。
■ノーブ To:被害者s’
まずは儂から皆様方の二つ三つを聞きたい事がある。どんなに小さな事でも気付いたら是非教えてもらえんかのぅ?
まず、
1)「獣」の背格好は?
2)家族もしくは自身の妬み恨みを買った覚えはないか?
3)「獣」が襲った方向と去っていく方向は?
の3つの問いを。
皆様方には嫌な思いに、再びあわせるような苦痛かもしれんが、記憶をたどって思い出して答えてもらえんかのぅ?

ノーブは被害者s’の目の前に被害現場の位置を記した地図を広げていた。
視線がノーブに移ってる間にカロンは被害者達の精霊力に異常がないか確認しつつ声をかけた。被害者達の精霊力については特に異常が見られない。
ごく普通の精霊力の働き方だ。
■カロン To:ALL
う〜ん、個々の質問はあとにして最初に1人ずつ被害にあった時の状況を一通り詳しく話してもらったほうがいいんじゃないかな?
そのあとで気になったことを質問していったほうがいいと思うんだけど。

■マイクロフト To:ALL>メイシアス
そうですね。カロさんに賛成です。
ノーブ殿の質問はナイスですから、後ほど是非答えていただかなくてはなりませんけれど。
まずは被害者の方に、事の経緯を一人ずつ話していただきましょう。
それとメイちゃんも、確かめたいことがあるんですよね。
後でちゃんとお願いしてみましょう。

■ウリディケ To:ノーブ>カロン&マイクロフト>ニアリース
ノーブさん一度にたくさん聞くと、聞き逃がされますわよ。
聞きたい事は一つづつ、分けて聞くのよ。今からやってみせるから、覚えてね。
ちなみに、口を挟んだら、神殿から放り出します…本気で。
カロンさんもマイクロフトさんも、いくら正しい事を言っていても、質問に言葉を被せないで。
相手に、聞き逃がされますから。

それではニアリースさん、
まず被害者の方々1人ずつ、被害にあった時の状況と経緯を一通り詳しく話してもらって下さい。
その際、他の被害者の方とは別室でお願いしたいです。

■カロン To:ウリディケ
質問に言葉を被せたのはごめん、先に被害にあった時の状況を聞いておいた方がいいと思ったんだよ。

■ニアリース To:ウリディケ
分かりました。私がそれぞれ別室にお連れする、という形で良ければ。
奥の部屋を使いましょう。

そう言うと、ニアリースは冒険者達を奥の部屋に案内し、その後まずネルド氏を連れて入ってきた。
ネルド氏は素人目にもまだ動揺していることが見て取れる。
かなり落ち着かない様子だ。
■ニアリース To:ALL
さあ、何でもお聞き下さいな。

■カロン To:ネルド
じゃあまず、被害にあった時の状況と経緯を一通り詳しく話してもらえますか?

■ネルド To:ALL
俺が家の用事を片づけて、問題の住宅街を抜けて帰ろうとしたときだ。
……月の綺麗な夜だったのは覚えているが。
突然、脇の路地から獣のようなバケモノが現れて、俺が月明かりに移ったそいつの姿に驚いて逃げようとすると、背中からばっさりだ。
こっちは気配すら気付かなかった。

■ウリディケ To:ネルド
次に、「獣」の背格好の見たままを、教えて下さい。

■ネルド To:ALL
あれは、毛むくじゃらで獣臭くて……、どう見ても人間程の大きさの狼だった。
月明かりで目が赤く輝いていた……。

■ノーブ To:ネルド
あと宜しければその「獣」の服装はどんな服装をしたのじゃ?宜しければ教えてくれんかのぅ?

■ネルド To:ALL
服なんか着ていなかった。全身が獣毛に覆われていたが?

■マイクロフト To:ネルド
あわせて、そのときに、声は聞きましたか?

■ネルド To:ALL
うなり声の様な物は聞いた気がする。
少なくとも人間の言葉は聞いていない。

■マイクロフト To:ALL
もし、毛皮のようなものを使ったきぐるみだとしたら、臭いはするだろうと最初から思ってました。
うなり声だけですか・・・、ちょっとあやしいかな?

■カロン To:ALL
どうだろきぐるみだとしたら目が紅く輝いてたってのがおかしいような気がするし、ひとまず考えるのは被害者の証言を全て集めた後にしよう。

■ウリディケ To:ネルド
それから、「獣」がどこから来て、どこへ行ったのか教えて下さい。

■ネルド To:ALL
俺が普通に夜道を歩いていると、突然路地の脇から怪物が現れた。
目があってしまい、慌てて逃げ出そうとすると、背中に一撃を受けて俺は気絶してしまった。
あとは分からない。聞いたところによると、近くの人が騒ぎを聞きつけて助けに来てくれたらしいが……。

■ノーブ To:ネルド
宜しければその時の状況を位置と方向だけでも詳しく教えてくれんかのぅ?

ノーブはネルド氏の目の前で地図を広げて
■ネルド To:ALL
悪い、俺はその辺に住んでるんじゃ無いから地図を見てもよく分からん。
その時はたまたま通りがかっただけだからな。

■マイクロフト To:ALL
えっ、すぐに駆けつけてくれるくらい近くに、人がいたんですか?
ちょっと妙な話ですね。

■メイシアス To:ALL>ネルド
えっと、騒ぎに気づいて駆けつけたんですよね…
ネルドさん叫べました?誰だ貴様〜とか…もしくは何かにぶつかったりして騒音を立てたとか…
助けに来た人達から何か聞いていないでしょうか?

■ネルド To:ALL
いや、恥ずかしい事だが爪で斬りつけられたときにそうとう大きい悲鳴を上げていたらしい。
それが住民の耳に入って、近くの若い衆が出てきてくれたそうな。

■ウリディケ To:ネルド
最後に、失礼ですが自身もしくは家族の妬み恨みを買った覚えはないか、教えて下さい。

■ネルド To:ALL
うちは商売してるがまっとうにやっている。
特に恨まれるような覚えは無い!
失礼な!

■ニアリース To:ネルド
ネルドさん落ち着いてください……!
済みません、まだ被害を受けたときのショックが抜けて無いみたいで。

■ウリディケ To:ネルド
申し訳ありません、侮辱した事をお詫びいたします。

■メイシアス To:ネルド
不愉快な思いをさせてしまいすみません。
えと、他の2人と違ってネルドさんはお酒を飲んでいませんでした。
ですから、ネルドさんのお話はとても貴重なんです!
どうかもう少しお話を聞かせて下さい。お願いします。

(店が大きくなるとそれを妬んだり、逆恨みする方もいらっしゃるかもしれないんですよね…悲しいです。でもネルドさんに後ろ暗いところがないのはきっといい事です!)
んん、胸を張ってゆうんですからきっと素敵なお店なんですね。お客さんもきっと安心です♪

メイシアスは申し訳なさそうに深々と頭を下げた。
それから両手を合わせて嬉しそうに笑った。
■ネルド To:ALL
……あ、ああ。分かってくれれば良いんだ。
もう気にしてないよ。

ネルドは先ほどまでとはうってかわって、落ち着いた表情に戻った。
それを見届けてから、ウリディケが振り返る。
■ウリディケ To:ノーブ>メイシアス
ノーブさん、こう聞くのよ、分かった?
マイクロフトさんじゃないけど、肝心な質問はメイシアスに任せるわ。

■ノーブ To:被害者s’>ウリディケ>メイシアス
真に申し訳ないですじゃでは次の質問はメイシアス殿に任せたのじゃ

■メイシアス To:ウリディケ&ノーブ>ネルド
ほえ?!えと、んんん…いきなり任されても困りますよ〜(焦)

そういえば…ネルドさん、お供の人はいらっしゃらなかったのですか?夜の一人歩きは危険ですよ?

■ネルド To:ALL
いや、常闇通りとかならともかく、普通の住宅街を歩くときに供は付けないよ。
これでも、普通の大人だしな。

■カロン To:ALL
まあ、街中で供を連れて歩いてる人はそういなさそうですしね。

■メイシアス To:ネルド
ネルドさんは他の2人と面識はありますか?
近くで襲われたとお伺いしたので…近所さんなんでしょうか?

■ネルド To:ALL
悪いが、全然面識はないね。
俺はたまたま用事を済ませて家に帰る途中に通りがかったところで襲われたからな。
家はもうちょっと別のところだ。

■メイシアス To:ニアリース
うぅ…今更な質問かもしれませんが…3人の傷口を見て、同一犯…だと思いますか?

■ウリディケ To:ニアリース
ごめんなさい、推理になってしまいましたね。
できれば、傷口を見せて頂きたいのですが、無理でしょうか?

■ネルド To:ALL
ああ……。もう傷はふさがってるけどな。
神官様々だよ。ちょっと待ってな。

そう言って、上半身に巻き付けている包帯をしゅるしゅるとほどいていった。
そこには、明らかに鋭い爪のような物で引っかかれた大きな傷が三本走っている。
傷はほとんど塞がり、うっすらと肉が盛り上がっているのが分かる。
■ウリディケ To:ALL
爪痕は…かなり大きいわね。
これで普通の狼なら、「大きな群のボス」級ね。

■アール To:ネルド>ALL
なるほど、これは酷い傷だな。
確かに大型の獣の爪跡のようだな…。

■カロン To:アール
そうだね、あと残りの二人の傷跡と比べて見て同一犯かどうか確認しておかないと。

■アール To:ALL
どうする?他の人にも状況を聞いて整理したうえで、疑問点があればあらためて質問したほうがいいと思うんだが。
どうせ後から聞きたいことが出たら、またお願いしなきゃいけないだろう?

■ウリディケ To:ALL
そうね、では次の被害者の方には、アールさんの言う通り、まとめた事を誰か一人に代表して聞いてもらう方が良さそうね。
この話の流れの場合、カロンさんにお願いすべきかしら♪

■カロン To:ALL
みんながいいならやりますけど、途中で気になることとかあったら質問とかお願いしますね。

■アール To:ネルド
あっと、忘れてた。すいません。襲われたのが、具体的に何時頃っていうのはわかりますか?
用事を済ませた時間でも結構ですから。

■ネルド To:アール
うーん。まあ夜も結構遅かったかな。
月の昇り具合からして、だいたい21時位じゃないかな?

■アール To:ALL
夜の九時頃…と。
他に質問は、よかったかな?。

■ノーブ To:ネルド
う〜むところで「毛むくじゃら」と「獣臭さ」は分かるのじゃが、何かそれ以外にももっと大きな特徴でもあるのかのぅ?
例えば指輪とペンダントとしていたとか破れていた女性の服を着ていたとか具体的な特徴を思い出してくれんかのぅ?
度々御迷惑かけてすみませんじゃ

■ネルド To:ノーブ
そんなものはわかんねえよ。
俺は冒険者じゃないし、怪物を見てゆっくり観察してることなんて出来ないよ。
……実際一目散に逃げ出したんだし。
済まんが、その質問には答えられないな。

■ネルド To:ALL
それじゃあ、俺に聞くことがもう無ければ戻らせて貰うぞ。

■カロン To:ネルド
それじゃあ、私的な質問で申し訳ないですが大店って武器や防具って取り扱ってますかね?
もしあるなら今度見に行ってみたいので(笑

■アール To:カロン
「みんなで」にしといてくれよ(笑)

■アール To:ネルド>ノーブ
それと、質問じゃないんだけど…(ノーブの方を指して)この人が工房を探してるんだけど、あとで紹介とか、お願いできませんか。
外から来た人間ばかりで、そーいうコネっていうか案内にも、うといもので。

■ノーブ To:ネルド
宜しくお願いしますじゃ(ぺこり)

アールの助け舟に思わず破願して、礼を言うのをタイミングを逃した為に、軽くアールに感謝の意を表す会釈をし、ノーブはネルドの顔色を伺って、丁寧にお辞儀をしていた。
■ネルド To:ALL
うちは単なる穀物商だよ。武器や防具なんか扱っていない。
主要商品は麦やら小麦粉、その他雑穀だ。
済まないがお役には立てない。
悪いな。

そう言うとネルドは席を立った。
■カロン To:ネルド
そうでしたか、ご協力ありがとうございました。

■アール、ウリディケ To:ネルド
ありがとうございました。

■ノーブ To:ネルド
御協力有難う御座いますじゃ

「はあぁ…」アールと、ノーブがため息をつく。
カロンもアールも、ノ−ブも、まったく勘違いしていたのだ。
なるほど、調書の通りの捉え方だった。「大店」の被害者、「鍛冶屋」の被害者、同じ日にすぐそばで被害にあった=店の関係者同士…。

つられた感があるとはいえ、アールは自分の浅慮に深く後悔していた。
■アール To:ノーブ
…今度は間違えないようにするよ。

■カロン To:アール>ALL
別にいいんじゃないかな、ネルドさんの店の取り扱ってるものが何なのかわかったしね。
冒険者なら武器と防具取り扱ってないかって聞いて不自然じゃないし。

■アール To:カロン
カロンさん、次の質問任せたよ。

小さく呟いて、ガックリ肩を落とし、部屋の隅にむかった。
■カロン To:アール>ALL
了解、フォローはお願いしますね。


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GM:teshima