オラン衛視隊詰め所 |
■ノーブ To:ファラハ |
何分急を要する事件なのじゃから、聞き込みの移動にあれば衛視隊の馬と馬の乗り手を貸して頂ける事は出来るのかのぅ? |
馬の鞍に足が届かない事を気にしているノーブは乗り手を頼む事を恥ずかしそうな顔をしていた。
■マイクロフト To:ファラハ |
うんうん、街中だからかっ飛ばすというわけには行かないでしょうが、暗くなれば人通りも減るわけですし、あると便利かもしれませんね。 それに、足をばたばたさせるノーブ殿を是非見てみたいですしね、くすくす。 |
■ノーブ To:マイクロフト>ALL |
儂は見世物じゃないのじゃ! そういえば各自ばらばらの行動をするのじゃが何かあった時にお互いの連絡手段はどうやってするのじゃ? |
■アール To:ノーブ>ALL |
早馬で急ぐことは、ウリディケさんにまかせて、とりあえず歩きましょう。 神殿に移動したあとも、馬で慣れない移動をするつもりなら別ですけど… |
■メイシアス To:ALL |
私も足届きませんよ(苦笑)手綱を放さなければ多分大丈夫ですよ! ナナイさんに乗せて頂こうと思ったんですが…今度にしますね。 |
■マイクロフト To:ノーブ殿>ALL>ファラハ |
いえいえ、ご謙遜なさらずとも、なかなか楽しそうですよ。 くすくす。 非常時の連絡手段ですか? 伝書虫を使うというのはどうでしょうね。 ピンチの時には、虫に伝言を頼んで、メイちゃんに伝えてもらうです。 本とは、馬車が借りられると、移動中にも内緒の話ができて便利なんですけどね。 人数おおいかなぁ。 |
■カロン To:ALL |
アールさんの言う通り神殿の後も乗っていくのは邪魔だと思うよ。 馬を預けたりしてる時間考えると普通に歩いて行った方がいいんじゃない? それに馬って緊急用とかに使いそうだし貸し出してもらえないんじゃない。 |
■ファラハ To:ALL |
馬の手配とかを考えると申し訳ないですが、普通に歩いて行くのが一番早いと思います。 お役所ですから、そう言った手続きには時間が掛かるのですよ。 |
■アール To:ALL |
さあ、みんなで歩きに決定したよ |
みんなで、衛視隊の詰所の出口へむかう。
ひとりだけ(当然)馬に乗って移動するウリディケを、羨ましそうに見る眼が…
ひとり、ふたり…その中から、メイシアスに手を伸ばすウリディケ。
■ウリディケ To:メイシアス |
乗る? |
■メイシアス To:ウリディケ |
ほへ、いいんですか?! えっと…よろしくお願いします/// |
メイシアスは戸惑いながらもウリディケの手を握った。
ウリディケの後ろに乗せると神官衣の中に入り込んでしまうので、前に乗る格好になった。
メイシアスはナナイのたてがみをなでた後、物珍しそうに周囲へ視線を移した。
■メイシアス To:ウリディケ |
ナナイさんもよろしくです。 ふぁ…いつもと風景が違って見えます。何だか新鮮です♪ウリディケさん、ありがとうございます! |
メイシアスのお礼の言葉に合わせて、ナナイが頭を大きく縦に振りながらいなないた。
ナナイも珍しく他の人を乗せたので、少し浮かれ気味に見える。
■ノーブ To:ファラハ |
ところで仮に今回の犯人がワーウルフだったとしてもじゃ。 モンスター化したとはいえ元が人間に代わりは無いのじゃが、もしワーウルフを倒した場合は儂等は殺人罪に問われる場合があるのじゃ? そこら辺をはっきりして欲しいのじゃよ。 |
■ファラハ To:ノーブ&ALL |
その点はご心配なく。 全ての責任は私及び衛視隊にあります。 あなた方に訴追が及ぶことは絶対にありませんのでご安心下さい。 |
■マイクロフト To:ALL |
実は、私が立てていた仮説の中に、ワーウルフに感染したことにして、人を合法的に殺すため、ワーウルフ騒ぎを起こしているというのがあります。 |
■カロン To:ALL |
もう仮説はいいからさ、そろそろ神殿に向かおうよ。 |
歩きはじめても、まだ続けるマイクロフトに、つい口が出る。
■アール To:ALL |
ワーウルフに感染していても、いなくても、殺人には変わりがないんじゃ?… なんか、的はずれな説だね…どっちにしても、私たちは探して捕まえなきゃいけないのだから。 |
■マイクロフト To:ALL |
ワーウルフになって襲ってきたということになれば、殺しても罪に問われるとは思えません。 つまり、こういうことですね。 まず、ワーウルフが町に現れたという事件を起こし、次に、本当の標的を殺す。 それで、本当の標的が、ワーウルフだったということにしてしまえば、罪を逃れ、なおかつ町の事件も解決したことになるので、それ以降事件を起こす必要もなくなります。 どこかでワーウルフの毛を手に入れたため、この計画を思いついたのかもしれません。 現場に証拠として残しておけば、本物のワーウルフの事件として処理されると思ったんでしょう。 留意点としては、我々が街中で待ち伏せをしたとしても、どこか別の屋敷などで惨劇が行われてしまうため、私達のあずかり知らぬところでひっそりと事がはこび、事件解決ご苦労様でした、ということになってしまうことです。 |
■アール To:ALL |
その仮説の疑問点、その他を挙げてみるよ。 まず、本当の事件を起こすために、何度も危険を冒してまで、わざわざ目を反らさなければならなかったか。 衛視隊の目が他に向いたくらいで実行できるなら、ワーウルフのせいにしなくてもいいでしょう?。それくらいの階級の相手なら、屋敷に護衛もいるでしょう。 それに、ワーウルフが普段は「人間」だっていうのは、偽装するには不利ですね。ワーウルフでないとしても、挙動不振ならば、捜査線上に上がります。 次に、もし次の事件が起きてしまったら…犠牲者には気の毒だとは思う。しかし、そこで調査が終わるわけじゃない。 われわれの目標が的外れだとしても、犯人が目的を果たして消えてしまうか、依頼人から依頼を取り消されるか、こっちが根を上げるまでか…。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
もしそうなら、証拠を掴まないと…指を咥える事になるわね。 とはいえ、少なくとも「今回の事件」と関連してるってのが分からないまま容疑者を殺したりすると、ファラハさんに捕まって牢屋行きってことになる訳ですから。 ……そのときは死刑かもね。 |
■カロン To:ALL |
証拠や証言から推理するならわかるけど今のところ憶測に過ぎないんだから仮説立てる意味がなさそうなんだけどな。 |
■アール To:マイクロフト |
それに、あまり仮説ばかり立ててると、調べる前から、失敗したときのいいわけの材料を作ってるみたいですよ。 って、マイクロフトさん、喋りながら歩いてるから息あがってるじゃないですか。 やっぱり、馬借りたほうが良かった?…ごめんね。 |
■マイクロフト To:カロン |
ふっふっふ、カロさん、よく聞きなされ。カロさんは、これから証拠が手に入るという憶測のもと行動しようとしています。 私は、ワーウルフとおぼしきものが、街中で人を襲った、という事実に基づいて、仮説を立てて行動の指針としようとしています。 今、説明した計画殺人説が真実だった場合、全く予想をしていなければ、それこそウリちゃんのいうとおり指をくわえていなくてはなりません。 まぁ、いまのところ、私も確信のもてるような説で無いのは確かですけどね。 アルちゃんのように、依頼遂行至上主義の人もいますけれど、我々は、被害者に向かって「可愛そうでした」で済ますわけにはいかないんです。 そのために、衛視隊ではなく、手段にとらわれない我々のような存在が必要とされるんですからね。 それに、仮説にもとづいて、証拠を吟味するときには、疑いの目で証拠を見ますが、 証拠から推理を導こうとするときは、手に入れた証拠に飛びついてミスリードに惑わされたりしがちです。 冒険者は、過去に起きた事実の解明のためではなく、困っている人の未来を守るために、雇われるんですよ。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
仮説は予断を生むわ、手に入れた証拠に飛びついてミスリードされるわよ。 冒険者は、困っている人の未来を守る為に雇われるのだから、結果が重要なの。 失敗しましたでは、済まされないわ。 後、アールが依頼遂行至上主義って言うのも合ってないわ、別に普通よ。 基本的にマイクロフトさんは、探偵として「へっぽこ」ね。……引出しは役に立ってるけど。 |
■アール To:マイクロフト |
別に、任務を遂行するのに犠牲をいとわないような人ではないですよ? ただ、確実にこなすことで、新しい被害者が減らせるのは確かでしょ。 あと、手段なら、逆に選ぶつもりはないよ? マイクロフトさんの口数の多いところなんか…囮にピッタリそうだしね。 |
一度に複数から攻められ、不利そうな展開になったとたん…
■マイクロフト To:ALL |
こらーガキども!反抗期ですか・・・。 お父さんは、そんな子に育てた覚えはありませんよ。 |
■マイクロフト To:アール |
ぜぇぜぇ、確かに、ちょっと息が・・・。 しかし、これでもプロの端くれ、ひとたび口を開けば、よどみなく、伝説を語ることすら、まだまだできます。 そうですね、折角のネタフリですから、馬にまつわるお話をしてあげましょう。 その昔、当代きっての豪傑がいました。 その豪傑の主君は、一日に千里を走る名馬にのっていたため、豪傑は、その後を一日に千里走って追いかけなくてはいけませんでした。 優しい主君はそれを不憫に思い、彼にも名馬を与えようとしましたが、一日千里を走る名馬など、そう簡単には見つかりません。 八方手を尽くして、ようやく一日に900里を走る馬を見つけ、豪傑に与えました。 豪傑はとても喜び、それからは、一日に900里を馬に乗り、残り100里は、その馬を大切に担いだまま、走って追いかけるようになったそうです。 ・・・あ、何かどっと疲れた気がします。ぜー、ぜー。 |
■カロン To:マイクロフト |
なんか勝手に決め付けてるからいうけどさ、別に証拠が確実に手に入るなんて思ってないって普通依頼受けたら情報集めはするでしょ。 それに、仮説にもとづいて証拠を吟味するときには疑いの目で証拠を見ますがって別に証拠から推理しても全部正しいなんて思ってないよ、マイクロフトさんは俺のこと見下してるだけっぽいし。 あと最後にこれだけ言っておくけど「可愛そうでした」で済ますつもりなんて皆ないって、そんなに俺達の事人でなしと思ってる? |
■ウリディケ To:カロン |
カロンさん、マイクロフトさんは宮廷楽師と同じで、言ってる事に責任なんて持ってないわよ。 貴方の良識は、このパーティの知識部門の「最後の砦」だから、いつまでも振りまわされてるようでは困るわ。 |
■アール To:カロン |
そうそう、マイクロフトさんに突っ込むのはいいけど、余裕を持ってね。 いちいち真面目に反応しすぎると、心労で早死にしちゃうよ。(苦笑) |
■マイクロフト To:カロン |
あ、ごめん、カロさんは、情報収集が大切だと逆説的に言いたかったんですね。 これは不調法をしました。 カロさんも、別に私を見下すために、意味が無いといったわけではないのでしょ? 私は、カロさんを見下したりはしてません。 むしろ、言葉を多く語るのは、その人を認めている証拠です。 |
■カロン To:マイクロフト>ALL |
もう少し言い方を変えてもらうと助かるんだけどね。 あと考え方の違いだと思うんだけどさ、マイクロフトさんの仮説を立てて行動の指針にすることに反論があるわけじゃないんだよ。 その考え方とかをみんなにもさせようとするのが反対なだけ、それぞれ考え方と行動方針があると思うからさ。 |
■アール To:マイクロフト |
ただ、他の人…特に情報を聞き出すときまで、そんな調子じゃ困るってのは確かだから、キャリアに驕らないでしっかりと頼みますよ? あなたのことを許容できる人ばかりじゃないんですからね。 |
■マイクロフト To:アール |
大丈夫ですよ、アルちゃんこそ、口は災いの元ですからね。 |
■ノーブ To:ALL>ファラハ |
ところで儂等がもし万が一にもライカンスロープに傷つけてライカンスロープ病になったらマーファ神殿に治療してその掛かった費用はどうなるのかのぅ? |
■カロン To:ノーブ>ファラハ |
たしかに、もしもの時は神殿でたのまないといけないかも(汗 その辺りはどうなってるんですかねファラハさん? |
■ファラハ To:ALL |
そうならない事を祈っています。 もし最悪の事態になった場合は、報酬が奇跡の依頼料に化けるかもしれません。 何とか予算交渉はやってみますが……。 |
■カロン To:ファラハ |
もしもの時はお願いします(泣 ライカンスロープの治療の場合、高位の方に頼まないと治療は難しいですから。 |