#146 眠れる街

6-1a 賢者の学院・レイバック導師私室

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賢者の学院・レイバック導師私室
オランへの帰り道で、ノヴェルとフォレスの両名を尋問した一行は、
彼らが最初からトベルコを騙して金目の物を奪うつもりだった事を知った。
余談だが、この話を聞いたトベルコは改めて落ち込んでいたようだった。
そしてオランへ帰り着くと同時に賢者の学院へと向かった一行は、すぐにレイバック導師の私室に通された。
■レイバック To:ALL
諸君、今回はご苦労だった。
依頼からあまり日を置くことなく速やかに解決してくれたことを感謝する。
それでは、報告を聞かせてもらえるかな?

■ミァ To:レイバック
ふっふっふー。
なにせミーたちは優秀!な冒険者ですカラー(=▽=)

■オルフェ To:レイバック
それでは、早速聞いて頂くとしましょう。

オランでの情報収集から始まり、宝珠の暴走を止めるまでを説明していく。バードらしく、報告というよりは一つの物語を聞かせるような語り口だが、きちんと要点は押さえている。
■オルフェ To:レイバック
……以上です。
一つ付け加えさせてもらうなら、トベルコ氏は非常に協力的でした。
彼の協力が無ければ、宝珠の暴走を止めるのは困難だったでしょうね。
反省も十分にしているようですし、どうか彼の処遇は、その点を考慮の上で決定しては頂けませんか?

■レイバック To:オルフェ&ALL>トベルコ
そうか……。分かった。
ただ、このままお咎めなしと言うわけには行かないね。
彼は、しばらくの間発動体を持つことを禁止して、無償で学院に奉仕してもらうことにしよう。
それで異存は無いかね?トベルコ君。

■トベルコ To:レイバック
……はい。
寛大な処置に感謝いたします。

■オルフェ To:トベルコ
宝珠の研究はきちんと進められていたんだ。
道を外れず、真面目に研究をしていればいずれ成果を出せるさ。

■リュント To:トベルコ
ちゃんと改心しろよ(笑)
それと盗みをする時にはこれからはギルドに筋を通すように!

■キルリック To:リュント
リュント、間違っていないように聞こえますが、シーフで無い者としては、盗みそのものが、間違っていますから。
でも、ギルドに筋を通されたら、ギルドからの妨害も入るでしょうから、今回の追跡は不可能だったかもしれませんね。

■リュント To:キルリック
そ・そうなのか?(笑)
シーフになる前でも俺は盗みをしていたんだが、それはまずかったんだな(笑)
だからこんなに生活が落ちぶれてしまったのか・・・

常識人かと思いきや、実は非常識人(笑)
■キルリック To:リュント
盗みを推奨する訳ではありませんが、どうしようもない理由があったんですね、きっと。
リュント、落ちぶれてなどいないと思いますよ。
冒険者の事を落ちぶれていると言ったら、みんな落ちぶれている事になっちゃいますから(笑)

■リュント To:キルリック
そうか?
生まれも育ちも俺は悪かったからな〜
オランで生まれてなきゃ、今頃山賊と化していたかも知れないな(笑)

■ミァ To:リュント>トベルコ
リューちゃんってば、やっぱり色々天然…(=x=)

まあトベっちゃんも、こりから性根入れ替えて頑張ってくだサーーイ。
あ、トベっちゃんパパが心配してたから、親孝行もするんでスヨー(・▽・)

■レイバック To:ALL
そして、残る二人についてだが……。
官憲に突き出すのも今回の件が漏れる恐れがあるため、
罪を許す代わりに、当分の間学院の調査などでただ働きをしてもらおうかと思う。
もちろん、しっかりと監視はつけておくがね。
……寛大すぎる処分かとも思うが、これで手打ちにしたいと思う。
彼らには、君たちに支払う報酬分くらいは働いてもらうことになるだろうね。

■ニアリース To:レイバック
これが回収した宝珠です。
念のため、ご確認ください。

■レイバック To:ニアリース&ALL
確かに。
では、約束の報酬をお渡ししようか。
あと、これは早急に解決してくれたお礼として一緒に受け取って欲しい。

レイバック導師は残りの報酬が入った皮袋と、それとは別に小さな皮袋を渡した。
小さな皮袋には、魔晶石が一つ入っていた。
■オルフェ To:レイバック
お気遣いありがとうございます。確かに頂きましたよ。

■リュント To:レイバック
ところでレイバックさんは魔法の媒体を作るのは可能かい?可能なら、うちの魔術師に杖以外のもんを作ってやって欲しいんだが?

■レイバック To:リュント
……残念ながら私にはその能力はないね。
しかし、作れる導師を紹介することは出来るかもしれない。
但し、支払う報酬までは面倒は見切れないが、それでも良ければだがね。
ただ、多忙かもしれないからちょっと確認させてみよう。

レイバック導師はそう言うと、机のベルを鳴らして弟子の魔法使いを呼んだ。
二言三言伝えると、彼は一礼して部屋を出て行った。
■レイバック To:ALL
すまないが、しばらく待ってくれたまえ。
後、他に何か言っておきたいことはあるかな?

■リュント To:レイバック
発動体の件は是非頼みます。
あとは今後盗難に合わない様に、魔法の品は限定エリアで扱う事をお勧めするよ。
万一盗難に有っても俺らをヨロシク!

最後に営業も忘れず(笑)
■レイバック To:リュント&ALL
ああ、了解した。
我々としても、研究品の取り扱いにはもう少し注意を払わせてもらおう。

まあ、もしまた何かあったら仕事を依頼するかもしれないので、そのときは是非とも宜しく頼むよ。
発動体については、時間が掛かるかもしれないので、話がついたら君たちの泊まっている宿に使いを出そう。
今日はゆっくり休息をとるといい。本当に感謝しているよ。
ニアリース君も今日は休息を取りなさい。

■ニアリース To:レイバック>ALL
ありがとうございます。

皆さんも、今回はどうもありがとうございました。

それじゃあ皆さん、行き先は銀の網亭ですよね?
わたしも後から合流させてもらって良いですか?

■アリエラ To:ニアリース
はい。それでは、また後ほど。
お待ちしていますね。


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GM:teshima