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SW-PBM Scenario#142
6ガメルのルーシア

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遺跡へ


 遺跡のある森

マヨカカを新たに加えたパーティは、翌朝、オランを出発した。
エレミア方面へ街道沿いに歩いて1日。そこから北へ向かうこと半日。
道中、特に危険なこともなく遺跡があるという森に辿り着いた。

マヨカカの案内は雑貨屋の主人が言っていた道順、そしてマシュー導師が書いてくれた地図の経路と一致していた。どうやら嘘は言っていないらしい。
■マヨカカ To:ALL
ここからケモノ道をしばらく行けば着くよ。だいじょーぶ? バテてない?

■セイルディア To:マヨカカ
…なんとか、大丈夫ですわ。

■マヨカカ To:セイルディア
がんばってよ〜。もうすぐだからね。

カルロはひーふー言っている。
■リールォン To:カルロ
疲れたらいってくださいね、ここでがんばりすぎていざというときに力が出なかったら、そのがんばりも無駄になっちゃいますからね。

カルロの少し後ろを歩きながら、カルロの様子を気遣うリールォン。
■カルロ To:リールォン
う、うん…ありがと、リールお兄ちゃん。
ぼく、こんなに歩くの初めてだから…でも、だいじょうぶです。

と言いつつ、リールォンのそばへ行って服の裾を握ったり。
やがて太陽が真上から少し傾きだした頃、大きく開けた場所に出た。ざっと見回して、直径50mほどの空き地。その中央には、見上げるほどの立派な大木があった。
幹の太さは3m以上はあるだろうか。まるで巨大な傘のように枝を四方に広げ、一行の上に涼しい影を落としている。木漏れ日がきらきらと差し込んでまぶしい。
■マーキュリー To:カルロ、ALL 
大きい木だなぁ♪(^^)
カルロ、ここからが本番だから少し休んだら?ここ涼しいし♪
みんなもこの木の下でお昼にしませんか?(^^)

■カルロ To:マーキュリー
うんっ。おなかぺこぺこ〜

さっそく足を投げ出して木の根元に座り込む(笑)
■カーガッド To:ALL
それじゃあ、いったんここで休憩にしましょう。
味気ない保存食ですが、腹ごしらえをして遺跡に挑戦した方が良いですね。

■ウォルフ To:カーガッド
大賛成で〜す☆

“マダムな扇”を本来の使い方で扇ぐウォルフ(笑)
一行は木の根元に座り込み、少し遅めの昼食をとった。
小鳥が楽しげに鳴く声と、風が木々を撫でていく音しか聞こえない。
しばし仕事のことを忘れてしまいそうな平和な時間が過ぎた。
■マヨカカ To:ALL
ここ。これ見てよ。

マヨカカは幹を調べていたかと思うと、その一部を指差した。目線ほどの高さのそこには、小さく剣の形の傷がついている。
■セイルディア To:マヨカカ
…これが…確かに、小さな剣の形の傷がありますわ。
これに触れながら、合言葉を言うと入り口が開く…ということでしょうか。

■マヨカカ To:セイルディア&ALL
たぶんね。誰かやってみる?

■マーキュリー To:セイルディア
何も悪いことは起こらないと思うけど万が一ってこともあるから、最初はやっぱり冒険者で盾になれる人がいいんじゃないかな。ダメだったらカルロにやってもらうってことで。

■カーガッド To:マーキュリー&ALL
誰かやってみたい方は居ますか?
誰も居なければ私がやってみますが……。

■マーキュリー To:ALL、カーガット
たしか下位古代語で『チャイルド・ソード』って言うんでしたね。
僕は字は書けるけど発音できないから、リーダーにお願いしたいです(^^)

■セイルディア To:ALL、カーガッド
私も話せますけど、盾という意味では少々不安が残りますわね。
罠などの危険はない、とは思いますけれど…。

■カーガッド To:ALL
となると、私が下位古代語も話せますので適任ですね。
分かりました、やってみます。

カーガッドはルーシアを預かり、ルーシアの脚のあざを剣の形の傷にあて、合い言葉を唱えた。
瞬間、白い光が大木の内側から吹き出すようにあふれ出し、目も開けていられないほどの輝きを放ち始めた。
まるでホーリー・ライトの光のようだ。
あたりから光に驚いた小鳥たちが飛び立つ音が聞こえる。
しばらくして目を開けると、そこには大木の姿はあとかたもなく、石造りの小さな古びた建物があった。
正面に入口がある。中は真っ暗のようだ。
■マヨカカ To:ALL
やった! 開いたね。

■シジリカ
うわぁ・・・ほんとに遺跡が出てきた・・・すごいや〜♪

■セイルディア To:カーガッド
すごい仕掛けですわ……
カーガッドさん、大丈夫ですか?身体に異変はありません?

■カーガッド To:セイルディア
大丈夫、なんともありませんよ。
ご心配してくれてありがとうございます。

■マーキュリー To:カーガット、ALL
わっ♪魔法ってすごいなぁ・・カーガット、上手くいきましたね♪(^^)
中に何が待ってるのか楽しみです♪
さっそく入りましょうか?

そう言うと入口の奥をじっと見つめるマーキュリー。
■リールォン To:ALL
ほんと、古代魔法王国の技術はすごいですね。
いったいどれだけの労力と時間を費やせばこんな建物を作ることが出来るんでしょうねえ……。

■カルロ
夢と…おんなじ…

返してもらったルーシアを抱きしめながら、
記憶をたどるように石の建物を見ている。
■マヨカカ To:マーキュリー&ALL
入る前に、明かりの準備をしようよ。
誰が持つ? あたしが持ってもいいけど。

■セイルディア To:マヨカカ、ALL
私のランタンを使いましょうか。
マヨカカさんには先頭で案内していただきたいですし、持っていただいたほうがよろしいのでは?

■マーキュリー To:ALL
そうですね、僕は武器持つと両手ふさがっちゃうから、マヨカカにお願いしたいですね♪(^^)

■マヨカカ To:ALL
おっけー。でもひとつでいいの?
あたしがもし壊しちゃっても、文句言わないでよぉ。

■カーガッド To:ALL
そうしたら、後持てる人は……カルロ君しか居ないか。
カルロ君、済まないが松明を持ってくれるかな。
大事な役目だから、宜しく頼むよ。

■カルロ To:カーガッド
ぼ、ぼく? …うん、わかった。気をつけて持つね。

びっくりしつつ、多少緊張した様子で答える。
火口箱で火種をつくり、松明とランタンに火をともした。
明かりの準備を終え、いざ遺跡に入ろうかと思ったその時──
■カルロ To:ルーシア
あっ… ルーシア!

突然ルーシアがカルロの腕から飛び出し、遺跡へと小走りに向かう。
そして入り口の前で立ち止まり、カルロのほうを振り返る。
そのまま入り口へ入って行った。
■カルロ To:ルーシア
おじいちゃん! 待って!

■リールォン To:カルロ
あ、カルロくん、一人で先走っちゃ危険ですよ!

駆け出すカルロをあわてて追いかけるリールォン。
■マーキュリー To:ALL
ルーシアが・・夢の話と同じ?夢で振り返ったのはルシオールさんだったけど・・
みんな、ルーシアに続いて行きましょう。

■カーガッド To:ALL
明かりは準備できましたね。
では、急いで追い掛けましょう。
念のため、罠には注意して進みましょうか。

一行は急いで遺跡へと入って行った。

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6ガメルのルーシア

GM:ともまり