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SW-PBM Scenario#142 6ガメルのルーシア |
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雑貨屋「金の羽根」 |
すやすや眠っている女とルーシアを、部屋に運び込んだ一行。
ルーシアはカルロの手に戻った。
主人に瓶の中の液体を飲ませると何事もなく目を覚ました。ここで何が起こったのかを説明すると、主人は驚きつつも命を救ってくれたことに感謝し、この部屋を自由に使って良いと言ってくれた。
あたりがだいぶ暗くなってきたころ、学院に行っていたウォルフとシジリカ、迎えに出ていたセイルが戻って来た。
一行は、それぞれの情報を交換し合う。
女は両手両足を縛られたまま、床に寝ている。
■女 |
んん…へへ…ジィジ…もぉ喰えないよ…えへへへへ… |
にへら〜っと笑みを浮かべている。いい夢らしい…
■マーキュリー To:ALL |
どんな夢を見てるんでしょうね。 ウォルフ達が調べてくれた情報の確認もしたいし新しい情報が有るかもしれないし、そろそろ起きてもらいましょうか? |
■カーガッド To:マーキュリー&ALL |
そうですね。 ……まあ、この様子を見るとそんな悪人には見えないですし。 色々新たな情報も分かりましたから、裏を取る意味でも彼女に色々聞くことにしましょ うか。 |
■リールォン To:ALL |
たしかに、腕利きの冒険者のようですケド、どことなく抜けているところが妙に好感を抱きますね(^^; なんだかんだいって、困っている人を見過ごせないような人となりのような気がします。 |
■セイルディア To:リールォン・ALL |
そうですわね、極悪人な印象はあまり… そういう方があのような手段に出られるということは、相当の理由がある、と言うことなのかもしれませんわね。 |
■マーキュリー To:ALL |
悪人ではないと信じたいですね・・ |
■カーガッド To:ALL |
まあ、さっきは結構強硬な手に出られたので、ちょっと焦りましたが。 結果は上々ですし、穏便に情報を聞き出しますか。 |
カルロはルーシアを抱いたまま、遠巻きに女を見ている。
顔を見ても、やっぱり心当たりはないようだ。
■ウォルフ To:店主 |
あ。そうだ、ご主人さん。 鳥の羽であしらった、扇か箒のようなものはありませんか? |
■主人 To:ウォルフ |
ん? ああ、確か商品にそんなようなものがあったな。 たいていのものが揃うのが雑貨屋の強みだからなぁ(笑) ちょっと待ってておくれよ。 |
部屋を出て行く。
■リールォン To:ウォルフ |
……もしかして、ウォルフさん、史上最強最悪な「あの」拷問を行うつもりなんですか。 |
変なトラウマでもあるのか、これ以上ないくらい恐ろしげな表情を浮かべるリールォンであった。
■ウォルフ To:リールォン |
ををっ☆リールさんも“あの”拷問をご存知でしたか☆ 足の裏辺りだったらよいかなぁ、とか思ってたりするんですけど☆(含笑) |
そう言って、ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべるウォルフ。
■シジリカ To:ウォルフ |
あう、ウォルフさん、結構意地悪なんだね(苦笑 ところで・・・この人って、例のマヨカカさんぽくない? |
■ウォルフ To:シジリカ |
そうですねぇ。確かに情報と一致する点はあるんですが‥‥。 わからないのは、“なぜ今なのか?”というところなんですよねぇ。 |
■主人 To:ウォルフ |
お待たせ。こんなんでいいかい? |
鳥の羽でこれでもかというくらい飾られたマダムな扇をウォルフに渡す。
■ウォルフ To:店主 |
ええ☆これなら十分すぎるくらいです☆ |
そう言って、再びニヤリと意地の悪い笑みを浮かべるウォルフ(笑)
■マーキュリー To:ALL |
か、考えただけでも恐ろしすぎる・・{{{( ̄∇ ̄;}}}(w |
■カーガッド To:主人 |
それと、椅子を一つお借りしますよ。 このまま話を聞くのもあんまりなので、彼女を椅子に座らせましょう。 |
■主人 To:カーガッド |
ああ、そこの椅子を使ってくれてかまわんよ。 |
カーガッドは床に転がっている女を再び抱え、椅子に座らせた。
念には念を入れて、後ろ手に縛った手を椅子の後ろ側に回しておく。
■女 |
う…うぅ………………………はっ? |
女の目がぱちっと開く。カーガッドの顔見て、まわりの面々をぐるっと見回して、最後に自分の姿を確認。
■女 |
…な…!! なんだこれ……なんだよ、この扱いはっ!! |
椅子ごと、じたばた。でももちろん無駄な抵抗。
■セイルディア To:女 |
暴れないで、落ち着いて下さいな。 命をとろうというわけではございませんから。 暴れると、ご自分で怪我をなさってしまいますわよ? |
■女 To:セイルディア |
うぐ… 命をとらないってんなら、何をする気なのさ… あたし、まだ嫁入り前なんだからね〜!! |
うなだれてよよよと泣く。(もちろん嘘泣き)
■マーキュリー To:女 |
良い夢は見れましたか?マヨカカさん? 君の事情はどうであれ、君は殺されても文句の言えないことをしたんですよ? それに比べればマシだと思いますが・・ まぁでも、君の出方次第では死んだ方がまだマシだったと思うくらいの状況になるかもしれませんがね♪( ̄∇ ̄)ふふ(w さて、なぜこんな強硬手段に? |
ちょっと意地悪く鎌かけ。
■女 To:マーキュリー |
ふ、ふん。本気で殺すつもりなんてなかったさ。 あたし、殺しだけは生まれてこの方したことないんだからっ! …でも、シロートに手を出したことはあやまる。 …… なんでこんなことしたかって…あたしにとってその猫は、ただの猫じゃないんだ。 仲間なんだよ。 あんたがさっき言ってた、ルシオール爺。 なんだかよくわかんないけど、そのジィジが猫になっちゃったんだよ! |
今度は本気で泣きそうな顔。
■シジリカ To:女 |
やっぱり・・・ さすがというか、なんというか・・・チャイルド・ソードが安置される場所まで行けちゃったのが仇となったわけだね |
■女 To:シジリカ |
! …やっぱり…あんたたちの狙いは、あの剣なんだな。 だからジィジを探してたんだろ? やめてよ! あの剣は…ジィジが最初に手にするって、それを手伝うって決めたんだから!! |
■マーキュリー To:女 |
マヨカカさん・・・で合ってますよね? ルシオールさんが猫になっちゃった時の状況を詳しく教えてもらえませんか? |
女の言葉を聞いてなかったかのように質問を続けるマーキュリー。
■マヨカカ To:マーキュリー |
あ、合ってるよ…あたしの名前も知ってるんだな… …ふん。あたしたちは遺跡に入って、チャイルド・ソードを見つけた。 魔法陣の中央でふわふわ浮いてたんだ。その奥には、石版みたいなものがあった。あたしは盗賊の直感で、まずその石版を調べるべきだって思ったんだけど、ジィジは剣を見たら興奮しちゃって。止める間もなくその柄に手をかけちゃったんだよ。 そうしたら…猫になってた。一瞬だった。ジィジは精神までも猫そのものになっちゃったみたいで、びっくりした様子で逃げ出したんだ。あたしは慌てて後を追ったけど…結局見失っちゃった。 |
マヨカカはカルロの腕の中のルーシアを見つめた。
■カルロ |
ほ、ほんとに…? |
カルロは独り言のようにつぶやいてルーシアの顔を見る。ルーシアはふぁ〜っと大あくび。
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SW-PBM Scenario#142 6ガメルのルーシア |
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GM:ともまり |