いざベクレル村へ Scenario #141
精霊の泉


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ブラードからの山道 
 ブラードを出発して4日が過ぎた。予定では今日中にもベクレル村に到着するハズなのだが……

 とことこと山道を歩いていると、ぽつん、と立て看板が立てられていた。

『注意!この先入るべからず ベクレル村・村長』
 

■リエラ To:ALL
 あれ? コレって……。
 この先に何かが出るってことでしょうか?

■キルリック To:リエラ&ALL
 そうですね、もしくは、『オラ達の村に近寄るな。』って意思表示ですよね。

■オルフェ To:ALL
 単純に考えれば、この道になにか危険なものが出没している、という事かな。
 だとすれば、ブラードに助けを求められなかった理由も分かる。
 その場合は、どうやってこの立て札を立てたのかが分からないけどね。
 そうでなければ、伝染病でも発生しているか……それなら、冒険者には頼まないだろうけど。

■リュント To:ALL
 それとも、村なのに、領有権の主張かな?

■ミリスレスカ To:ALL
 なんだか、ここの村長さん……文章が、いちいち言葉足らずじゃありませんか?
 そそっかしい人なのかなぁ……?

 なんとなく、周囲の様子をうかがってみる。
■ミァ To:ALL
 まあ長文の看板ってゆーのも、あまり見ませんけドーゥ。
 とりあえず行ってみるしかない?(首かくん)

 一行は看板の周囲を調べ始めようとした。
■オルフェ To:ALL
 ……うーん、特に妙な音とかはしてないようだね。鳥の囀りしか聞こえない。
 足跡は……看板の周辺に少し残っているけど、これは看板を立てた人のだろうね。

■ミァ To:オルフェ&ALL
 んにんに。
 やっぱり、特に物音もしないし誰もいないみたいですヨネー。
 って足跡? ほおほお、何時頃つけられたんでショー?
 ミー、ちょっくら見てみま――――

 ずもっ。
 僅かに残っていた足跡を「盛大に」踏みつけた。
■ミァ To:オルフェ&ALL
 ………。
 …………。
 ………………ふっ、どおやらこの足跡は出来たてホヤホヤみたいでスネー(=▽=;

■キルリック To:ミァ
 そうですか。

 ・・・しかし、どうしました、ミァ?
 微妙にどもっていますよ。

■ミァ To:キルリック
 にはははは、いやでスネー。キーちゃん。
 べつにミーはど、どもってなんていませんヨー?(=▽=;;

■キルリック To:ミァ
 いぇ、なんとなく『いたずらをした子供が必死に何かを隠そうとしている。』
 そんな感じがしたもので・・・まぁ、気のせいなら良いんですけどね。
 はっはっは・・・

■キルリック To:リエラ&リュント
 リエラとリュントなら、精霊から誰か潜んでいないか聞けませんか?

■リュント To:キルリック
 どれどれ〜〜

 立て看板周辺、及び自分達の視界に入る周りを見渡したが、
 精霊のバランスは崩れていないようだ。
■リュント To:キルリック
 精霊バランスの異常は感じられないね。

■キルリック To:ALL
 精霊の見えるリュント達にも分からないんですね。
 じゃあ、誰か潜んでいるかもしれませんし、話しかけてみますね。

 キルリックは、大きく息を吸い込んだ・・・
■キルリック To:その辺り
 誰かいらっしゃいますか?
 私たちは、依頼によりオランから来た者です。
 誰かいらっしゃるなら、村までの案内をお願いしたいのですが!!!!

 キルリックの言葉に対する返答は無かった。
■オルフェ To:ALL
 ……やっぱり、返事はないようだね。
 でも、ここまできたんだ。はいそうですかと帰るわけにはいけないし、先へ進もう。
 なにがあるか分からないから、十分に周囲には注意するんだよ。

 周辺を警戒しつつ、前に進む。
■キルリック To:オルフェ&ALL
 了解です!

 一行は山道を進んでいった。。

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 GM : shuu
 mail: shuuneko@nifty.com