依頼人との会話 | Scenario #141 |
精霊の泉 |
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銀の網亭 個室 |
下の酒場より、キルリックが依頼人を連れて戻ってきた。
ぱっと見た目20代中ば程の青年で、服装に華美なところは見られない。
しかし、使われている布地・デザインなどは落ちついたものであり、趣味は悪くないといったところのようだ。
その他目につくといえば、腰から下げている剣と…指にはめている紋章のついた指輪ぐらいか?
■キルリック To:ALL |
皆さん、依頼人をお招きしました。 |
■青年 To:ALL |
ええと…初めまして。私はナリス・ダールウィンと申します。 …… |
青年は、何を言えばいいのかちょっと困っているらしぃ。
■ミリスレスカ To:ナリス |
あ、あの……こちらこそ、はじめまして……。 ボクは、魔術師のミリィです……よろしくお願いします……。 |
初対面の青年が相手なので、ちょっと引き気味。
■オルフェ To:ナリス |
はじめまして。私はオルフェ、このパーティのリーダーです。 どうぞ、よろしく。 |
■リエラ To:ナリス |
あ、私はアリエラと申します。どうぞリエラとお呼びください。 えっと、さっそくですが、依頼の詳しい内容を教えていただけますか? |
■ナリス To:リエラ |
そうですね… |
いまだその口調は硬い。
■オルフェ To:ナリス |
そう緊張せず、楽にしてください。 ……なんでも、婚約者が誘拐されたとの事でしたが。 |
■リュント To:ナリス |
俺はリュントだよ。よろしく。 突然、依頼の話がしずらいなら、違う世間話からするかい? |
■ミァ To:ナリス |
んに、ミーはミァと言うでスー!(>▽<) いっそ漫才から初めてくれてもいーでスヨー。 気弱青年が婚約者を奪われておろおろするってゆー漫才ー。 |
■ナリス To:ミァ |
え゛…? |
しばし呆然。
キルリックの手がミァの後頭部に振り下ろされる…
■キルリック To:ミァ |
あなたという人は・・・・ |
■オルフェ To:ミァ |
やれやれ、いつもながら君はお気楽すぎだよ。 私達は慣れているからいいけど、ナリスさんは違うんだからほどほどにね。 |
■リュント To:ナリス |
ま〜、あんまり気にしてくれるな。(笑) 話を進めてくれ。 |
■ナリス To:リュント |
判りました。 ええと…。 |
■ナリス To:ALL |
今回お願いするのは、誘拐された婚約者を助け出すお手伝いをしていただく事です。 それで…私、冒険者の方に仕事を依頼するのが初めてなもので…… 後は何をお話すれば宜しいのでしょうか? |
■リエラ To:ナリス |
そうですね…。 まずは、誘拐された方のお名前と年齢を教えていただけますか? |
■ナリス To:リエラ |
はい。 誘拐されたのは、依頼書にも書きましたが私の婚約者で、名前はシャードネ・ホーフマンといいます。 年齢は…… ……年齢は…… |
しばし考える。
■ナリス To:リエラ |
年齢は…私の記憶が確かならば、19歳…だと思います。はい。 |
■キルリック To:ナリス |
誘拐、と言う事は、その現場を見たか、何かそう思わせる様な状況証拠のようなものがあったのですか? |
■ナリス To:キルリック |
現場を見た…のと、あとは状況証拠があったからですね。 シャードネの部屋付きメイドが、その現場を見たという可能性が高いそうなので。 |
■オルフェ |
(どうもはっきりしないな。単に優柔不断なのか、それとも……) |
■ミリスレスカ To:ナリス |
部屋付きのメイドさん、ですか……? えっと、ちょっと待ってください。貴方とシャードネさんのご職業というか、ご身分は……? |
■ナリス To:ミリスレスカ |
? 私は…今は父の手伝いをしています。学者見習い、といった所でしょうか。 シャードネは……うーん……花嫁修行中……は、これは職業じゃないし…… |
想定外の質問なのか、考え込んでしまったようだ。
■オルフェ To:ナリス |
家事手伝い、というところかな? |
■ナリス To:オルフェ |
……有り体に言えば…そうなるのでしょうか? …いやしかし、彼女が家事…… |
いや。そこ悩む所じゃないから。
■リュント To:ナリス |
質問を変えようか? ナリスさんと、シャードネさんのご両親の職業は?または爵位持ち? |
■ナリス To:リュント |
うちの父は確かに爵位ありますね。 シャードネの家は、ただの商家ですよ。 |
さらっと言う。
■リュント To:ナリス |
ただの商家と言っても、爵位を持つ子弟と婚約するくらいなら、 オランでも有数の豪商なんじゃないか?? |
■ミリスレスカ To:ナリス |
部屋付きのメイドさんがいるくらいですし、ね。 あれ? でも爵位持ちの学者って……? |
■ナリス To:リュント&ミリスレスカ |
…?何か変な事でもありますか?? |
今一、二人が変な顔をしているのが判らないらしい。
■リュント To:ナリス |
俺等はこういう稼業をやっていると、爵位を持った人とはあんまり接した事がなくてね。 貴族で学者? 王国の文官か何かを父君はしてるのかい? |
■ナリス To:リュント |
父は元々賢者の学院の教授を勤めておりました。 そして、爵位については母方のものです。 何か不都合でも? |
■リュント To:ナリス |
不都合はないよ。 その線から犯人が探せるかと思ってさ。 |
■ナリス To:リュント |
成る程。 |
■ミリスレスカ To:ナリス |
あと、メイドさんが現場を『見たという可能性が高い』とおっしゃいましたよね? 『見た』のではなく、『見たという可能性が高い』って……どういうコトですか? |
■ナリス To:ミリスレスカ |
それなんですよ。 …部屋付きのメイド…確か名前は……ラキャ…といったかな? 彼女、怯えているのか判らないのですが…一切口を開かないのですよ。 シャードネが連れ浚われた部屋の片隅で震えているのを、家の者が見つけたので、多分シャードネが浚われた場面を見たと思われるのですがね…。 ……彼女の口から、何か情報を得られれば…とは思うのですが… |
無理強いができないタイプなのか。その表情は暗く重い。
■ナリス To:ALL |
…あ。 |
■ナリス To:ALL |
ええと…すいません。最初に確認しておくべきだった事を忘れていました……。 あの、みなさん。私の依頼、受けて下さいますか? |
「まだ依頼を受けるとは決定していない」事実を思いだしたらしい。
■リュント To:ナリス&ALL |
基本的には受けるつもりだけど、絶対に依頼達成が困難なものは断らないとな。 例えば、俺らの力量でドラゴンの退治してくれとか言う依頼だったら断るけどな。 |
■ナリス To:リュント |
…流石に…ドラゴンには誘拐されていないと思いますが……? |
■リュント To:ナリス |
た・と・え・ばの話だから、間に受けないように。 それだけ、話を聞いて、俺らの手に負える仕事かどうか判断したいって事だよ。 |
くそ真面目に取られて、ちょっとやりにくそうである。
■リエラ To:ナリス |
えっと、そうですね…。 仕事に見合った報酬がいただければ、引き受けたいと思います。 申し訳ないのですが、私達も生活していかなければならないので…。 |
■ミリスレスカ To:ナリス |
調査するための情報料とか、もし他の街に連れ去られてるんだったら、そこまでの旅費とかもかかっちゃいますし。 |
■ナリス To:アリエラ&ミリスレスカ |
ああ、そういえば報酬について書いておりませんでしたね。 報酬は一人1,000ガメル支払う予定です。 また、調査費用並びに旅費につきましては、私も同行する予定ですのでその都度請求してください。 |
さらっと。
■リュント To:ナリス&ALL |
条件としては悪くないと思うな。 受ける方向でみんなは良いかな? じゃないと、この先は言えなかったりして? |
■ナリス To:リュント |
ええ。この先の話は仕事を受けると決定してから話たいと思います。 |
■リエラ To:リュント&ALL |
はい。この依頼、受けたいと思います。 |
■オルフェ To:ALL |
元々、そのつもりで来て貰ったんだしね。 条件は文句無しだし、ここまでの話を聞く限り、無理な依頼ということもなさそうだ。 |
■オルフェ To:ナリス |
ナリスさん。この依頼、私達が正式にお引き受けしましょう。 |
■ナリス To:オルフェ |
ありがとうございます。 では「契約書」を作ったほうが宜しいのでしょうか? 前金としては、報酬の1〜2割を考えていますが… |
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