#136 訪れたものは

5-1a 古代遺跡内部

前のページへ 次のページへ


古代遺跡内部
冒険者達は、改めて遺跡の内部へと脚を踏み入れた。
遺跡内部は薄暗く、灯りがなければ奥まで見通す事が出来ない。
■ニアリース To:ALL
この奥の方に、地下へと降りる階段があります。
例の珠が置いてあった部屋は、地下に降りてから3部屋ほど行ったところでした。

■ジン To:ニアリース、ALL
結構距離があるんだな・・・
まあいい、とりあえずその珠の部屋に直行しないか?
もちろん、警戒しながらね

■アビィ To:ALL
ニアリース殿が以前そこまで無事に行けたということは、おそらくそこまでは大きな罠などはないだろうな。
とはいえ、宝珠をはずしたことにより、なにか変化がおきていないともかぎらない。
念のため先頭に立とう。

■リュント To:アビィ&ALL
だろうね。罠が今頃あるとも考えにくいね。
後は隠し扉が無いかだけが、気になるけど・・・
俺と爺さんで最後尾を守らせてもらうとするよ。

■シャッケル To:リュント、ALL
んむ。後ろから何かに忍び寄られたりせんように気をつけておくから、心置きなく進むのぢゃ。ひひひ。

それでも慎重に調べつつ、アビィは階段まで進む。
■アビィ To:ALL
とりあえず、階段までは安全そうだ。このまま地下に降りて珠のあった部屋に直行するか?

■ニアリース To:アビィ, ALL
それで問題ないと思います。
先ほども言われてましたが、わたしが入ったときに何も無かったので、わたしが通ったルートには罠は無いはずですからね。

■リュント To:ニアリース&ALL
俺も賛成だよ。
帰りにしっかり探索しておけば、良いだろう。
ただ、警戒はしっかりして行こうな!

■ジン To:リュント、ALL
そうだな。一度通ってるなら問題あるまいが、警戒は解かずに進もう。

冒険者達は、地下への階段を下りた。
特に問題なく地下に降りると、そこは5m×10mの広さの部屋だった。
その部屋には正面に扉がひとつある。
■ジン To:ALL>アビィ
これが1つめの部屋か。特になにもないように見えるが・・・
アビィの目には何かみえるか?

■アビィ To:ジン&ALL
……いや、だが、念には念を入れ……だ。

そう言いつつ、アビィは一通り部屋全体を調べる。
■アビィ To:ALL
部屋自体にも、扉にも、特に問題はないようだ。開けても良いか?

■ジン To:アビィ、ALL
ん、ちょっと待ってくれ。一応念には念を、な。

ゆっくりと周囲を見回した後、短く詠唱し、魔力の目でさらに周囲を見渡すジン。
■ジン To:ALL>アビィ
やはり遺跡内部は大地の精霊力が強く働いているな。
奥に行くほど力強く感じられる。
ただ、魔力が働いている形跡はない。まずは危険はなさそうだ。
じゃあ、頼むよアビィ

(特に反対がなければ)アビィは扉を慎重に動かし、隙間から次の部屋の様子をうかがおうとした。
■ニアリース To:アビィ, ALL
大丈夫だと思います。
以前わたしが来たときは何も仕掛けなんかはありませんでしたから。
専門家のアビィさんが見て大丈夫なら問題は無いと思いますよ。

アビィが少し開けた扉の向こうは、今居る部屋と同じような作りの部屋になっている事が分かる。
正面はそんなに奥行きはないが、右側が広間になっているように思われる。
■アビィ To:ALL
隣りも似たような部屋だ、右に道がある。

■リュント To:アビィ&ALL
取り合えず、進めるところまでは進んでしまおうよ。
台座の間について、事を済ませてから、他の部屋はゆっくり調べれば良い事だし。

■シャッケル To:リュント、ALL
ふむ。まあ、ほかに方策もあるでなし。
危険も見えぬようぢゃからして、行ってみるかね。
……ほれ、なにしちょる。進め進め〜。

扉を開けると、そこはかなり大きな広間になっていた。
右側の方は10mほど先で壁になっている。壁には鉄製の扉がついているようだ。
見る範囲では何かが居るような様子は感じられない。
再度慎重に部屋と扉とを調べていたアビィが、真剣な顔を上げた。
■アビィ To:ALL
(小声で)
罠はない、向こうの部屋は物音ひとつしない。
だが、なにかがいる。
この扉の向こうに間違いなくなにかがいるぞ……。

■ジン To:アビィ
ほう。物音がしないが気配はすると・・・それは興味深いね・・・

■ギャルム To:ニアリース
ニアリースさん、珠のあった場所はこの部屋の中か?

■ニアリース To:ギャルム, ALL
ええ、間違いありません。
わたしが珠を見つけたのはこの扉の奥の部屋です。
わたしが入ったときは何もいませんでしたけれど……。

■シャッケル To:ニアリース、ALL
…ニアリースさんや。以前にここを退去する折に、この扉を閉めて出られましたかな?
だとすればこの向こうに居るのは、少なくともこうやって扉を開けて…

爺ぃは扉を開けるしぐさをしてみせた。そしてそれを閉めるしぐさを続ける。
■シャッケル To:ALL
閉めるだけの知能を持っておる何かであることになるな。
もちろん、知られていない出入り口があったという可能性もあるわけぢゃが。

■ニアリース To:シャッケル, ALL
皆さん方の常識からすると一度開けた扉は開けっ放しなんでしょうけど……
わたし、ここから帰るときに全部締めてきてしまいました。
済みません……。

それを聞きながら爺ぃは、構わん構わん、という風に首を振りつつ、灯りをともした杖をかかげて地面を見ていたが…
■シャッケル To:ALL
ふむ、先ほどから見ておったが、扉の入り口の前に残っている足跡は、今アビィが残した物の他は、埃の具合からしておそらく以前ニアリース殿が訪れた時に残されたものがあるだけのようぢゃな。
ということは…

■リュント To:ALL
すると、中には誰も居ないか?
取り合えず表から歩いて入った奴は。
それ以外なら可能性はあるって事だな。
でも、嫌だな〜 コカトリスを支配、若しくは問題にしない奴が居るって事だろう?

■アビィ To:ALL
音がしないということは、生命力のある存在ではないかもしれぬ。
出入りをしていないとなるとなおさらだ。
無駄な戦いはしたくないが、交渉できる存在かどうかあやしいな。

■ジン To:アビィ
なるほど。少なくとも物質的なものではないようだな。

■ギャルム To:ALL
ま、化け物なんざどっからでも湧いてくるもんさ…
まだ化け物とは決まってないけどな。
とにかく中に入らなきゃ始まらねぇ。
開けてみるか?

■ニアリース To:ギャルム, ALL
そうですね。
この奥に珠が置いてあった台座がありますし……。
皆さん、気を付けてくださいね。

■ジン To:ニアリース、ALL
ここが台座の部屋か・・・
中のものが物質的な存在でない可能性が高い。
ここはまず、私が魔力の目で中を確認してみよう。

ジンはドアを少しだけ開けて、中を覗いた。
ドアの中はかなり広い部屋になっているようだ。
そして、部屋の中央当たりに……何かが居る。
精霊使いであるジンには分かったが、それはノームである。
しかも正常な状態ではなく所謂”狂った”精霊であるよいうだ。
今はまだ冒険者達に気付いた様子はないが、それも時間の問題だと思われる。
■ジン To:ALL
まずいね。中に居るのは”狂った地霊”だ。
あの状態の精霊と意思疎通するのはかなり難しいだろう。
強行突破して、珠を元の場所にもどすか・・・
それとも、一応コンタクトを取ってみるか?

■リュント To:ジン&ALL
出来れば、消滅させないで、元の世界に戻してやりたいね。
それが無理なら、戦闘に切り替えれば良いかも。
コンタクトは俺がやってみようか?

■ジン To:リュント>ALL
ああ、そうしてくれると助かる。
俺は万が一に備えて「魔剣」の術を準備しておこう。
精霊には通常の武器は効かんからな。
あと、珠を台座に戻す方も同時にやっておかないか?
交渉に失敗しても、台座に珠を戻せば何か変化が起るかもしれん。
危険な役目だが、誰か台座まで珠を戻しに行ってくれないだろうか?
ノームの最初の一撃に耐えられる者でなければなるまいが・・・

■ギャルム To:ジン&ALL
ふーん…
よし、その役はオレがやるよ。
精霊がどのくらい強いのかわからないけど、一撃くらいなら何とかなるだろ。(無知)

■ジン To:ギャルム
すまんな・・・よろしく頼む。

■ギャルム To:ジン>ニアリース
ああ、まかせとけって。(無知)

ニアリースさん、珠を貸してくれ。

■ニアリース To:ギャルム
わかりました。

ニアリースは例の珠を取り出して、ギャルムに渡した。
■ニアリース To:ギャルム
ギャルムさん、お気を付けくださいね。
私は念のために治癒の奇跡を準備していますね。
もし手傷を負ってもすぐに癒しますから、心配しないでくださいね。

■ギャルム To:ニアリース
ああ…やばくなったら逃げてもいいからな。(照笑)

■リュント To:ギャルム&ALL
精霊の気を逸らせるのは俺らに任せてくれ。
俺らは取り合えず、なだれ込んで、取り囲んでから交渉と行くか?

■ニアリース To:リュント, ALL
そうですね。
交渉の余地があれば良いんですけれど……。
まあ、心配しすぎても仕方ありませんし、それで行きましょうか。

■ジン To:リュント, ALL
ああ、ギャルムからノームの注意をそらすなら、人数は多い方がいいだろう。
取り囲むというよりは、散開するという意味合いになるかな?
俺も部屋に入ろう。全体を見渡せねば、効果的に術が使えないからな。

■ギャルム To:ALL
オレはまっすぐ台座まで突っ走るから、ノームの方よろしくな。
じゃ、行くぜ。

扉を開け、部屋に飛び込んだ。

前のページへ 次のページへ


GM:teshima