古代遺跡入口 |
冒険者達は遺跡の入口近くまで移動した。
500年以上前にはそれなりに威容を誇ったであろう建造物も、天井は崩れ、石壁はあちこち剥がれと無惨な姿になっている。
遺跡の中には、何か生物が動いている気配が感じられる。
冒険者達にはまだ気付いていないのだろうか、外に出てくる気配は感じられない。
■リュント To:ALL |
どうする?罠でも張るか? その物音で気づかれては元も子もないから、待ち伏せしておびき出すか?? |
そう話したとき、中の生物が立ち止まった気配を感じた。
もしかするとこちらに気付かれたのかも知れない……。
■ジン To:リュント>ALL |
意外と近くにいるようだな。 気づかれたのなら下手な小細工は効かんかもしれんな・・・ 飛び道具でけしかけておびき出すのはどうだ? あとは・・・火を着けた松明を投げ込んで、中の様子を窺ってみてもいいな。かまわんかな? |
中の生物はまだ立ち止まったままの様である。
先程から気配は動かない。
あるいは今、周囲を警戒しているのかもしれない。
■アビィ To:ALL |
いや、下手に刺激して猛らせないほうがいいかもしれぬ。 私にはこの中は闇ではない、少し様子を見てこようか。 |
■ジン To:アビィ |
気づかれていないなら、それに越したことはないが・・・ |
■ギャルム To:アビィ |
えっ…ひとりで行くのか? (…女の子ひとりを偵察に行かせるなんて、本当なら絶対させないんだが…まぁ、アビィなら大丈夫か…女の子だからなんて言ったら逆に怒りそうだしな…) わかった、頑張れよ。 |
アビィに肩ぽむ。(おい)
■ギャルム To:アビィ |
危なくなったらすぐに叫べよ、いつでも駆けつけられるように準備しておくから。 |
■シャッケル To:アビィ |
ひひひ、まあぬしならば十分可能ぢゃろう。期待しておるぞぃ。 |
■ニアリース To:アビィ |
くれぐれも気を付けてくださいね。 マーファのご加護がありますように。 |
■アビィ To:ALL |
ありがとう、無理はしないつもりだ。 願えるつてには、ありったけの加護を願っておいてくれ。 (匠の神よ、我の技導きたまえ) |
入り口に立ち、慎重に中をうかがうアビィ。あちこち目を走らせた後、戻ってくる。
■アビィ To:ALL |
(小声で) いたぞ、コカトリスだ。 中はそれほど広くないな、人が2人並べるくらいの横幅、6人分くらいの奥行きしかない。 その先はがれきで埋まっている。 コカトリス以外の危険はさしあたってなさそうだが……あの中で戦うのはあまり条件はよくなさそうだ。 |
■ジン To:アビィ、ALL |
じゃあ最初の予定どおり、外で待ち伏せておびき寄せるか。 うまくいけば不意打ちができるかもしれん。 物陰に隠れておいて、入り口近くで物音を立てるとか。 それで出てこなければ、煙で燻し出してもいいな。 |
■リュント To:ALL |
なんなら、俺が囮になっておびき出すか? 出来る事なら表で戦った方がこっちは有利になるだろ? |
■ギャルム To:リュント&ALL |
まぁ、とりあえずは危険の少ない方法から試してみようぜ。 物音を立てて出てきてくれればそれが一番いい。 無理なら煙で燻り出すってのでいいんじゃないか? |
■シャッケル To:ALL |
ふむ。 では、剣を持つ者には入り口から真っ直ぐに少し離れたところに待機してもらい、飛び道具を持つ者は森の入り口のあたりから… |
と、爺ぃは入り口から横のほうを指差した。
■シャッケル To:ALL |
出てきたコカトリスが戦士にたどり着く前に横から射るのはどうぢゃろうな? |
■リュント To:ALL |
それと同時に俺も石つぶてぐらい当てておくかな。 あとは壁役くらいにはなれるだろうに。 |
■アビィ To:ALL |
ヘンルーダがあるとはいえ、直接接敵するより遠回しに攻撃したほうが安全だろう。 だが、万が一の時、戦士の援護も必要かも知れぬな。 わたしは入口近くの壁際にひそむことにしよう。 この距離なら、必要ならすぐ駆けつけることもできるだろう。 |