父親から情報収集 | Scenario #134 |
籠の鳥 |
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ディックリッター家 応接室 |
家政婦が、別のハウスメイドを使いに出したとき。ソファーに座ったデュークにお茶がだされた。
冒険者達に出されているカップよりも、やや上等なものと見えるそのティーカップ。デュークがお茶を一口飲もうとした時……
■デューク |
あちっっっ!!!!! |
突然その取っ手がわれ、カップの中身がデュークのズボンにと降りかかった
■リック To:デューク |
だ、大丈夫ですか父上!?!? |
あわてて駆け寄るリック、メイド達。
幸い、淹れたてのお茶ではなかったので火傷などはなさそうである。
■ザンセール To:デューク |
おぅ、大丈夫かい? ちょいとそのカップみせてくんな。 |
しかし、所詮はスキルがない者。
いくら調べても分かろうはずもない。
■ザンセール To:ヴィタリ |
…わからねえ。おい、ヴィタリよお。なんか分かるか? |
■ヴィタリ To:ザンセール&デューク |
それでは、わたしも見てみよう。 |
というわけで、観察開始。
特にヒビが入っていたわけではなく、カップに何かしらの重量がかかって割れたように見えるが……?
部屋に戻ってきたマーキュリーは事情を飲み込もうとヴィタリ達の後ろからそっとのぞき込む。
■マーキュリー |
(カップが勝手に割れた・・・のかな?) |
■ヴィタリ To:− |
・・・これはどう言う事だ・・・? 何か不可思議な力が・・・。 |
■ルフナ To:ヴィタリ |
不思議な力? カップ使用で出来た傷で偶然割れたわけじゃないって事?うーん、何だろう…? |
■ヴィタリ To:ルフナ |
あぁ。どこか細工をしている訳でもなく、こう、普通にカップを持った時に上から圧力をかけたような・・・。 |
全くもって摩訶不思議。
■アルテナ To:ルフナ |
貸してくれ。見てみよう…おや? |
■ザンセール To:デューク |
あぁ、ところでまたききてえ事があるんだが。 さっき御者のおっつぁんに馬が暴れ出したときの話を聞いたんだけどよ、御者のおっつぁんは「かくかくしかじか(さっき御者から聞いた話をそっくりそのまま述べる)」と言ってたんだけど、それで間違いはないかい? |
■デューク To:ザンセール |
ああ、間違いはない。 もし虚偽の発言をしたのならば、その場で私が異議を唱えるだろうからな。 |
■マーキュリー To:デューク、ALL、アルテナ |
始めまして、同じ冒険者のマーキュリーです。 ちょっと思ったんですけど・・ 精霊魔法や古代語魔法で1連の事件って起こせるんでしょうかね? 細工した帽子箱を運んだり、馬が暴れ出すように細工したり。 僕は魔法の知識は全くないけど、アルテナは精霊を感じたり話したりできるんですよね? カップが割れたときや今は何か感じたりしませんか? |
■アルテナ To:マーキュリー |
そうだな……現在の精霊の状態を見ると……? ん……なぜここにレプラコーンが……? |
どうやら、アルテナの視界に一瞬だけレプラコーンの姿が見えたようです。
■マーキュリー |
れぷらこーん!? って、なんでしたっけ・・ |
■ルフナ To:アルテナ |
レプラコーン??? それってどんな精霊なんですか? |
一同、知らない様子である。
■アルテナ To:ルフナ |
レプラコーンはね、悪戯好きの妖精なんだ。 「ちょっとやんちゃな妖精」としては、なかなか名が通ってる妖精なんだよ。 ただ、その悪戯は…時にとんでもない事を引き起こしたりするらしいけど… |
■ザンセール |
ほ〜ぉ、ちなみにそのレプラコーンってのはどんなことをするんでえ? |
■マーキュリー |
ギターをかき鳴らしてみんなを踊らせたりするんですね、きっと・・うんうん |
■アルテナ To:マーキュリー |
それは違う(−_−; いや、まあ、違わないこともないんだが、あいつは混乱を引き起こす力を持っているんだ。特徴的なのが「フォーゲット」の魔法。 空を駆けるペガサスがこの呪文にかかり、乗せていた英雄を振り落とした伝説を知らないか? 今回の一件に似ている気もするな。 ちなみに、憑かれた人間を正気に戻すには拳による一撃が効果的だ。試してみるか、マーキュリー君? |
何気に拳の関節を鳴らしている。
■マーキュリー To:アルテナ |
優しくしてくださいね(/∇\) |
どうやら正気ではないようだ。
■アルテナ To:マーキュリー |
うあ…((((((((((((’−’ |
多分、レプラコーンが帰り際にマーキュリーに頬ずりでもしたんだろう。
したのかな?いいや、したに違いない。
■ヴィタリ To:- |
いたずら好きな妖精か。となると先ほどの衣装部屋のアレもやはり精霊の力のせいなのだろうか? |
「悪戯」の域であるかどうかは別として。
■ザンセール To:ALL |
ふむふむ、なるほどな。 ってえこたあ、ここでレプコラーンが忘れ魔法をかけたと考えりゃ馬が暴れたのと御者を見て落ち着いたってのも納得できるんじゃねえか。 …って〜と、この屋敷で精霊魔法が使えるヤツを探せば解決だな。早速探そうじゃあねえか。 |
■アルテナ To:ザンセール |
待て。フォーゲットは人間には使えんはずだ。 魔法を完成させるには、両手だけでは足らんのだ。英雄の話でも、魔法を使ったのは妖魔だったはず。 人間が思い通りにフォーゲットを操ろうとするならば、……妖魔を従える必要があるな。 |
■ヴィタリ To:アルテナ |
その妖魔はいつもの精霊魔法のように、人間が使役することができるのかい? |
■アルテナ To:ヴィタリ |
さあ、よくは知らんが… ダークプリーストや魔術師はでろでろでぐちゃぐちゃのゾンビとかを引き連れることができる。妖魔を使役して魔法を使うよう命令することもできると思うぞ。 |
■マーキュリー To:アルテナ |
ねぇアルテナ、精霊に誰かを困らせろとかってお願いすることは可能ですか? 精霊が自分の持ってる能力で悪戯をするなら、結果として術者が使えない魔法も出てくるなんてこともあるかな? |
■アルテナ To:マーキュリー |
命令しだいではできるだろうな。 |
それもこれも、使役次第?
■ザンセール To:ALL |
ところで話の腰を折って悪いがちょいと鍵を作ってた小屋ってのをしらべてみねえか? なんか見つかる可能性もあるかもしれねえぞ? なけりゃないで魔法を使ってるヤツが犯人って可能性がもっと濃くなるしよ。 |
■ヴィタリ To:ザンセール&デューク |
そうだな。なにやらヒトではなく妖魔の仕業のような気もして来たし。 それでだ。デューク殿、先程リック殿から拝見させていただいたが、素晴らしい鍵を作っておられですな。その現場でも何やら事件が起きたとの事。その作業場を少々調べさせていただきたいのだが。 |
■デューク To:ヴィタリ |
ああ構わんよ。 だがあの工房は私しか入れないからな…あまり調査の足しになるかはわからぬがな。 |
快く了承してもらったようです。
■ザンセール To:ヴィタリ |
よし、そうときまりゃもたもたしねえでとっとと行こうぜ。 |
言うが早いか席を立つザンセール。せめて行き先くらい聞こうよう。
■リック To:ALL |
では参りましょう。 父上、宜しいですね? |
リックが先頭となり、案内してくれるようだ。
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