| 廊下に出されて | Scenario #134 |
| 籠の鳥 |
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| ディックリッター家 廊下 |
母親のいる部屋から出された男性陣。
リックも、自分の母親のペチコート姿を見てしまっためか、少しばつの悪そうな顔をしていた。
| ■リック To:ALL |
| ええと…とりあえず…どうしましょうか…… |
心なしか、少し途方に暮れているようにも見える。
| ■ケット To:ALL |
|
ホントに猫さん可哀想です……。 なんとしても犯人を捜し出しましょう! |
| ■ザンセール To:リック |
|
そうだな、こういう場合は外を調べるのが基本ってもんでえ。 いくぞ。 |
| ■ヴィタリ To:ザンセール |
| うむ。仕方ない。本当なら部屋の中を調べてみたいが、奥方があの状態ではな。 |
そう、廊下でリック達が話していると。近づいてくる少女の姿が。
| ■少女 To:リック |
|
お兄様、どうかされたんです? …なんか、お母様らしき悲鳴も聞こえたけど…? |
| ■リック To:少女 |
| ああディナ…。大丈夫。母様に怪我はなかったよ。 |
そう言いつつ、ディナと呼んだ少女の頭を撫でます。
| ■ザンセール To:少女、リック |
|
お前こそ随分落ち着いてるじゃねえか。 猫の死体が投げこまれんたんだ。 とりあえず、投げ込んだヤツの足跡が残ってるうちに外をしらべに行くぞ。 |
と、ザンセールは外にでようとした。
| ■リック To:ザンセール |
|
外…? あの部屋に面してるのは中庭ぐらいだけど…… そちらの方面から行こうとしたら、だいぶ遠回りになりますよ? |
ちょっと方向が違うらしい。
| ■ザンセール To:リック |
|
おっとっと。そりゃ失礼。 ところで中庭ってえのは外部のヤツが入ることはできんのかい? |
| ■リック To:ザンセール |
| 園丁に見つからなければ可能かもしれないが…昼間は、多分無理だね。 |
| ■ザンセール To:リック |
| なるほどねぇ… |
などと会話してるザンセールを後目に、
| ■ヴィタリ To:少女&リック |
|
あぁ、すまない。彼の事は気にしないでくれ。 とは言え、確かにザンセールの言う通りだな。 こう言う事は他にも何度か起こっているのかい? |
| ■リック To:ヴィタリ |
|
ああ…。これでもう何度目か……。 最初は… |
ここで。傍らに少女が居た事を思いだし、
| ■リック To:ディナ |
|
ディナ。こちらの方々はね、私が雇った冒険者の方々なんだ。 それで、いま応接室の方でお茶の準備をしてもらってる最中なんだけど……それにあうお菓子、何かないか見繕ってくれないかな? |
どうやら。少女の前で、あまりこの件について話したくないようです。
| ■ディナ To:リック |
| はい。お兄様♪なら、とっておきのお菓子がないか探してきますわ♪ |
軽やかに返事をして、応接室のほうへと向かっていきました。
少女とすれ違いに、こんどは落ち着いた雰囲気の女性が来ました。
| ■家政婦 To:ALL |
| 奥様がまた御倒れになられたと聞きまして……。 |
| ■リック To:家政婦 |
|
ああ…。母様なら中にまだ居ると思う。 で、こちらが雇う事になった冒険者の方々ね。中にも、女性の方がいるから失礼のないように。 |
| ■家政婦 To:リック |
| 畏まりました。 |
そういって、部屋の中へと入っていきました。
| ■マーキュリー To:男性陣 |
| それじゃぁ中庭へ行ってみましょう。 |
| ■ザンセール To:マーキュリー |
| おぅ、いずれにしても調べねえとはじまらねえからな。 |
| ■リック To:ALL |
| では案内しますね。 |
先程ザンセールが走り出したのとはちょうど正反対の方向に、リックは歩きだした。
そのままぐるっと廊下を歩いていき、幾度か角を曲がってすすんで、また曲がって。
いい加減長い廊下に飽きて来た頃、やっと中庭へと出られる所にたどり着いた。
| ディックリッター家 中庭 |
| ■ケット To:ALL |
| うーん、大きな屋敷ですね〜 |
| ■ザンセール |
| 住まいなんざあ、座って半畳、寝て一畳ありゃ十分なのになんだってこんなに広いんだろうなあ。 |
いや。それ多分イーストエンドの言葉だし。
普通のオランの人はしらんて(笑)。
| ■リック To:ALL |
| 先程の部屋に面している所まで案内しましょうか? |
| ■ザンセール To:リック |
|
おぅ、たのまあ。 ついでに庭を管理してるヤツも呼んでくれや。 |
| ■リック To:ザンセール |
|
アレクですね。 ええと… |
当たりを見渡し、庭木の手入れをしていた少年を見つける。
| ■リック To:少年 |
|
ヴィック。アレクを呼んできてくれないか? いまから、母様の衣装部屋の前までいくんだけど、そこに来てくれと。 |
| ■ヴィック To:リック |
|
あ、はいおぼっちゃま。アレクさんですね。 少々お待ちをっ! |
リックに声をかけられた少年は、いちもくさんに駆け出した。
| ■リック To:ザンセール |
| じゃあ、こちらです。 |
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