婦人付近 | Scenario #134 |
籠の鳥 |
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ディックリッター家 衣装部屋 |
男性陣を部屋から追い出したものの。まだ婦人は震えている。
部屋の中には、依然と肉塊が転がっていた。
■リックの母親と思われる女性 |
早く……早くそれをどっかにやってちょうだい!! |
アルテナのマントにつつまれながら、侍女達にそう命令する。
しかし、侍女達もまた、おろおろするばかりだ。
そんな侍女たちの様子を見ていたアルテナは、
■アルテナ To:リックママ |
水漏れの無い袋を貸してもらえるかな。 ワタシが埋葬してこよう。このままでは、かわいそうだからな。 |
ちょっと眉をひそめつつ、近づいて何の死骸かよく見ます。
その肉塊は、多分猫であった生き物…と思われました。
ですが。今となっては見る影もありません。
■アルテナ |
猫か…ったく、たちの悪い。捕まえたら根性をたたきなおしてやる。 |
■侍女その1 To:アルテナ |
ええと……袋というのは、こちらで宜しいのでしょうか…? |
そっと差し出すのは2重にした布袋。多分、すぐには染みだしてはこないだろう。
■アルテナ To:侍女その1 |
ああ、丁寧にありがとう。 |
落ち着かせるために、侍女にとてもやわらかく微笑む。
その後、少し真剣な表情に戻って、そっと布袋で猫の死骸を包んでやる。
■ルフナ To:猫の死骸 |
こんな形で命を落とすなんて…。 チャ・ザさま、どうか安らかな眠りをお与えください…。 |
騒ぎを聞きつけ、家政婦と思しき女性が部屋に。
おろおろする侍女達に掃除をいいつけると、アルテナに向かって、
■家政婦 To:アルテナ |
おぼっちゃまのお雇いになられた冒険者の方とお聞きしております。 奥様は、今の件でお具合が悪くなられましたので、少々お時間をいただけますでしょうか? 具合が宜しくなり次第、今回の依頼の件について、お話をさせていただきたいのですがよろしいでしょうか? |
■アルテナ To:家政婦 |
そうだな。それでは、近くに待機しているので、落ち着いたら話をきかせていただこう。 ああ、そうだ。先ほどの猫は、ここの飼い猫かな?それもわかれば教えてくれ。 それと、もしよければどこかに埋葬してやりたい。庭などを借りて良いかな? |
■家政婦 To:アルテナ |
わかりました。では奥様がお話ができるまで回復なさいましたら、そうさせて戴きます。 当家では、猫は飼育しておりませんので、多分迷い猫かと思います。 あまり目立たぬ所でなければ、園丁に聞いてくだされば、庭をお使いになられても大丈夫かとは思います。 園丁に埋めるための道具などを持ってこさせましょうか? |
■アルテナ To:家政婦 |
ああ、十分だ。花に囲まれたところなら、こやつも喜ぶだろう。 |
■ルフナ To:家政婦 |
すみませんが、どのような経緯でこのような事が起こったのか、部屋の状況を調べたいのですが、調査に長けているメンバーが男性なのです。 奥様は自室かどこか休まるところに移動してもらって、その間ここを調べたいと思うのですが、大丈夫でしょうか? それまでは周りのものに一切触らないようにお願いします。 |
■家政婦 To:ルフナ |
ここには休むためのベットもありませんし。奥様が休まれるとしたら、別室へとお連れいたしますので、調査については大丈夫かと思います。 ですが…… 先程お見受けしたところ、多少粗野な行動をとられそうな方がおられるようですので…「調査」に熱を上げすぎないよう、ご忠告させて戴きます。 この部屋のものに、触らないでおく、という点につきましては大丈夫。そのように侍女達に申しつけておきましょう。 |
■ルフナ To:家政婦 |
あ、あぁ見えても仕事の腕は良いので…(たぶん) こちらからもきちんと言っておきます…(^-^; |
■家政婦 To:ルフナ&アルテナ |
では、奥様を別室へとお連れいたしますので。 部屋には、侍女を一人残しておきますので、何かありましたら侍女に申しつけてください。 |
そう言うと家政婦は、他の部屋へと続く扉より、婦人と共に出ていった。
■アルテナ To:ルフナ |
あやつか……(−−; 心配するな。できる限り抑えておくから。 じゃ、ルフナのしもべ一号を呼んでくる。 |
そうルフナに言い、アルテナは廊下に出た。
しかし、廊下には誰もいなかった。
■ルフナ To:アルテナ |
アルテナさ〜ん、どうですか? って誰もいませんね(^-^; どこ行っちゃったのやら…。 |
■アルテナ To:ルフナ |
ああ、どこをふらついているんだか。 |
ルフナとアルテナが廊下できょろきょろしていると、そこに一人の少女がやってきた。
■ディナ To:アルテナ&ルフナ |
あれ……?お兄様…? 貴方達は、だぁれ? |
きょとんとした表情で少女が尋ねる。
■アルテナ To:ディナ |
お兄様? お主、リック殿の妹か? ワタシはアルテナという。リック殿に雇われた護衛だ。リック殿やワタシの仲間がどこに行ったか知らぬか? |
■ディナ To:アルテナ&ルフナ |
はい。…あ、ええと遅れまして。私、ディエルナ・ディックリッターと申します。以後御見知りおきを(^^ |
優雅に一礼。
ディエルナと名乗る少女。年の頃なら8つか9つ。ちょっとおませさんというか、しっかりとした口調の子である。
■ルフナ To:ディナ |
わたしはルフナ・フォションと言います。 どうぞよろしくお願いします。 |
■ディナ To:アルテナ&ルフナ |
お兄様に頼まれて、お茶のお菓子の準備をしてきましたの(^^ とぉぉ〜っておきのお菓子が見つかったから、急いで知らせに来たんです(^^ |
微妙に、アルテナの質問に答えられてない。
■ルフナ To:ディナ |
(お茶のお菓子?!何て素敵な響き〜♪って仕事仕事) それはとても魅力的ですが、先に調べたい事があるんです。 なので仲間を探してるのですが、どこに行ったか知りませんか? |
■ディナ To:ルフナ |
ええと、私もお兄様に頼まれた事があったので、それが「できました」ってお知らせに来たんですの。 私もお兄様を捜しているのですけど…… |
きょろきょろと、周囲を見ている。
■ルフナ To:ディナ |
ディエルナさんも捜してたんですね(^-^; みんな揃ってどこに行っちゃったんだろう…。あの家政婦さんとかに聞けばわかるかなぁ…。 |
一緒に周囲をきょろきょろ。
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